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本編
第5話_出動_2
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突如場所を移された巨木達はどよめき立ったが、すぐセイバー達へ焦点を合わせ、根をうねらせながら接近し始めた。
すぐさま葉月――『セイバーエピドート』が、斧槍の装具『雷嵐』をひと振りし、暴風の防護壁を造り上げる。
巨木らは自らの枝をねじり切ると槍のように構え、一斉にセイバー達へ浴びせかける。
しかしエピドートの厚い風の前に跳ね返され、上空へ巻き上げられ粉々に飛び散っていく。
「弱点属性は、多分『炎』だろうな。相性バッチリだぜ」
そして暴風壁から勢い良く飛び出した烈――『セイバーロードナイト』は、両手に構えた太刀の装具『紅蓮』に炎をまとわせ、巨木の群れめがけて勢いよく放つ。
ブーメランのように弧を描きながら巨木の太い幹を両断し、同時に炎が着火して、密集する可燃物に瞬く間に延焼していく。
その間、エピドートの後方に立っていた蒼矢――『セイバーアズライト』は、短剣の装具『水面』を両眼の前に構え、『索敵』し続けていた。
弱点属性は、特に考察の必要もなく『火炎』と推測がつく。
あと探るべきは、弱点部位…つまり、急所である。
もはや山火事のようになっている巨木の異形達は、のたうち回りながらもわずかに残る防衛本能から、弱点を探るアズライトへの攻撃に焦点を絞ろうとしていた。
燃え残っている根を、地中からまっすぐアズライトの真下へ伸ばしていく。
「! アズライト、そこから離れるんだ!」
地の揺れに気付いたエピドートが叫んだが、ほぼ同時にアズライトの足元が盛り上がり、垂直に噴き出た無数の根が彼を襲う。
「っく…」
空中に絡め捕られ、硬い根に全身を締め上げられるアズライトの顔が苦痛に歪む。
「…アズライト!!」
「ロード、動くな!」
アズライトの窮地に、思わず前方から戻ろうとするロードナイトを、エピドートが鋭く制する。
すぐさま葉月――『セイバーエピドート』が、斧槍の装具『雷嵐』をひと振りし、暴風の防護壁を造り上げる。
巨木らは自らの枝をねじり切ると槍のように構え、一斉にセイバー達へ浴びせかける。
しかしエピドートの厚い風の前に跳ね返され、上空へ巻き上げられ粉々に飛び散っていく。
「弱点属性は、多分『炎』だろうな。相性バッチリだぜ」
そして暴風壁から勢い良く飛び出した烈――『セイバーロードナイト』は、両手に構えた太刀の装具『紅蓮』に炎をまとわせ、巨木の群れめがけて勢いよく放つ。
ブーメランのように弧を描きながら巨木の太い幹を両断し、同時に炎が着火して、密集する可燃物に瞬く間に延焼していく。
その間、エピドートの後方に立っていた蒼矢――『セイバーアズライト』は、短剣の装具『水面』を両眼の前に構え、『索敵』し続けていた。
弱点属性は、特に考察の必要もなく『火炎』と推測がつく。
あと探るべきは、弱点部位…つまり、急所である。
もはや山火事のようになっている巨木の異形達は、のたうち回りながらもわずかに残る防衛本能から、弱点を探るアズライトへの攻撃に焦点を絞ろうとしていた。
燃え残っている根を、地中からまっすぐアズライトの真下へ伸ばしていく。
「! アズライト、そこから離れるんだ!」
地の揺れに気付いたエピドートが叫んだが、ほぼ同時にアズライトの足元が盛り上がり、垂直に噴き出た無数の根が彼を襲う。
「っく…」
空中に絡め捕られ、硬い根に全身を締め上げられるアズライトの顔が苦痛に歪む。
「…アズライト!!」
「ロード、動くな!」
アズライトの窮地に、思わず前方から戻ろうとするロードナイトを、エピドートが鋭く制する。
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