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26. 学校内で仲間割れ?
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シズをモフっていたらいつの間にか寝ていた…朝気づいたらシズと一緒に床で寝ていた。体は…痛くない!学生の体ってスゴイ!って思っていると、クロエが目を覚ました。
「お、おはよう。」
「ん、おはよ、昨日は疲れてたっぽいね。ご飯の時間になったから起こそうとしたけど一向に起きなかったもん。」
「えっ、そうなの?ごめん!」
と手を合わせる。
「大丈夫だって …まぁその日のメニューはパンサーラビットのラビットシチューとワニドリのステーキだったけどね。」
と意地悪そうにクロエは笑った。パンサーラビットもワニドリもいたって普通の魔物で、どちらもこの王都の横にあるリベリア大草原で出現する個体だ。しかし、肉質が柔らかく、とても美味しいのでナギエの大好物のメニューとなっている。その為、ショックが大きい。逃した魚は大きいではなくて逃した晩餐は美味しいだ。食べ物の話で昨日の夜から何も食べてないお腹の中の虫が盛んに食う服を訴えてくる。今日は授業は無く、身体測定や適正診断などの測定イベントの日だ。特にステータスは自分と神官の人しか見れないし、アリア領の最高司祭さんはこの国でも相当権限が強い人なので僕のステータスはきっと隠してくれるだろう。と思い、さっさと着替えていると、部屋にノックが響き、
「クロエ~、ナギエ~、朝飯食いに行くぞ~」
とルイトの声がした。
「待って~今出るから!」
と言ってブレザーのボタンを全て止める。スカートを履き、ホックを止め、念のためにスパッツを履いておく、最後に鏡を見る。寝癖…ついてない、制服のリボン…オッケー、笑顔…100点満点…よし、バッチリ!
「じゃあダイヤ、行ってきます。シズのこと頼んだよ。何かあったら私に思念飛ばしてね。」
「わかりました。それでは、行ってらっしゃいませ、ナギエ様。」
「うん、クロエ行こう!」
と僕はドアを開けてルイトと合流し、学校食堂へと向かった。
ちなみにステーキは無理だったが、スープは昨日の夜に引き続きラビットシチューだった。
そうして僕らは朝ごはんを美味しく平らげ、学校に行き、自分達のクラスへと別れた。
クラスについて初めに僕が感じたのは違和感だった。何かこう…場の空気がギスギスしているような、そんな感じがした。
「ねぇねぇメイ、なんでこんなギスギスした空間ができてるの?」
と聞くとメイの代わりにリーナが、
「あのね、実は昨日の夜夕食後に3組のジーラル君だっけ?がやっぱりこの校舎に平民は要らないって言い出してね。その日ナギちゃんがこの学年唯一の白魔道士だったってこともあって平民出の人や、平民に肩入れしていたり、平民を大切にしている家柄の人たちがブチギレしちゃって、平民派と貴族派。それとどちらにも属さない中立派に分かれているの。」
と答え、
「あとさ、これなんか先生にも伝染してるっぽいんだよ。」
とメイが教えてくれる。
「マジ?それって学校が3等分されてるって理解でオッケー?」
「それで合ってるぞ。」
とメイから正解の丸をもらう。
「おい、そこ!さっさと席につけ!チッ…これだから平民は…」
と先生から雷が落とされる…この先生貴族派か…この先どうなるんだろうな…
と思いながらHRを受けるもう少しで学園祭か。何も起きないと良いなぁなんて思った。………人はこれをフラグというがね。
「お、おはよう。」
「ん、おはよ、昨日は疲れてたっぽいね。ご飯の時間になったから起こそうとしたけど一向に起きなかったもん。」
「えっ、そうなの?ごめん!」
と手を合わせる。
「大丈夫だって …まぁその日のメニューはパンサーラビットのラビットシチューとワニドリのステーキだったけどね。」
と意地悪そうにクロエは笑った。パンサーラビットもワニドリもいたって普通の魔物で、どちらもこの王都の横にあるリベリア大草原で出現する個体だ。しかし、肉質が柔らかく、とても美味しいのでナギエの大好物のメニューとなっている。その為、ショックが大きい。逃した魚は大きいではなくて逃した晩餐は美味しいだ。食べ物の話で昨日の夜から何も食べてないお腹の中の虫が盛んに食う服を訴えてくる。今日は授業は無く、身体測定や適正診断などの測定イベントの日だ。特にステータスは自分と神官の人しか見れないし、アリア領の最高司祭さんはこの国でも相当権限が強い人なので僕のステータスはきっと隠してくれるだろう。と思い、さっさと着替えていると、部屋にノックが響き、
「クロエ~、ナギエ~、朝飯食いに行くぞ~」
とルイトの声がした。
「待って~今出るから!」
と言ってブレザーのボタンを全て止める。スカートを履き、ホックを止め、念のためにスパッツを履いておく、最後に鏡を見る。寝癖…ついてない、制服のリボン…オッケー、笑顔…100点満点…よし、バッチリ!
「じゃあダイヤ、行ってきます。シズのこと頼んだよ。何かあったら私に思念飛ばしてね。」
「わかりました。それでは、行ってらっしゃいませ、ナギエ様。」
「うん、クロエ行こう!」
と僕はドアを開けてルイトと合流し、学校食堂へと向かった。
ちなみにステーキは無理だったが、スープは昨日の夜に引き続きラビットシチューだった。
そうして僕らは朝ごはんを美味しく平らげ、学校に行き、自分達のクラスへと別れた。
クラスについて初めに僕が感じたのは違和感だった。何かこう…場の空気がギスギスしているような、そんな感じがした。
「ねぇねぇメイ、なんでこんなギスギスした空間ができてるの?」
と聞くとメイの代わりにリーナが、
「あのね、実は昨日の夜夕食後に3組のジーラル君だっけ?がやっぱりこの校舎に平民は要らないって言い出してね。その日ナギちゃんがこの学年唯一の白魔道士だったってこともあって平民出の人や、平民に肩入れしていたり、平民を大切にしている家柄の人たちがブチギレしちゃって、平民派と貴族派。それとどちらにも属さない中立派に分かれているの。」
と答え、
「あとさ、これなんか先生にも伝染してるっぽいんだよ。」
とメイが教えてくれる。
「マジ?それって学校が3等分されてるって理解でオッケー?」
「それで合ってるぞ。」
とメイから正解の丸をもらう。
「おい、そこ!さっさと席につけ!チッ…これだから平民は…」
と先生から雷が落とされる…この先生貴族派か…この先どうなるんだろうな…
と思いながらHRを受けるもう少しで学園祭か。何も起きないと良いなぁなんて思った。………人はこれをフラグというがね。
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