無能の烙印を押されパーティーから追放された俺、探知スキルと古代遺物の力で無双する~今更戻って来いと言われてももう遅い~

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女騎士

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「さあアレン君!今日も古代遺物の探索に行くぞ!」
「ああ」
「行きましょう!」
俺とアンジェリカ、ルゥナの三人は探索に行こうとしていた。
すると、

「お待ちください!」

と声をかけられた。見ると、ぴっちりとしたボディースーツ型のインナースーツの上から鎧をまとった銀髪の女騎士がいた。

「誰?」
「ああ、君たちは初対面だったね。彼女はクリスティーナ・アルフォード。僕たちの家に代々仕えてくれている騎士だよ。僕はクリスって呼んでる」
「お嬢様!探索の時は私を連れて行くようにとお願いしましたのに!」
「ごめんごめん」
「…ところであなたたちがお嬢様の新しいお仲間ですか…」
そう言ってジロリと見つめられる。
「はい!私はルゥナと言います!よろしくお願いします!」
元気よく挨拶するルゥナ。
「……ふんっ、まあいいでしょう。では早速向かいましょうか」
そうして俺たちは歩き出した。
「ところで、私はあなたたちをまだ認めたわけじゃありません!」突然そんなことを言ってきた。
「え?なんで?」
「どこの誰とも分からぬ相手にお嬢様の護衛を任せるわけにはいきません」
「手厳しいな」
「ひどいですクリスさん~」」
ルゥナは少し不満そうだ。
「すまないね。彼女はいつもこんな調子なんだ」
アンジェリカが苦笑しつつ言う。「だからあなたたちの名前を教えてください」
「俺はアレンだ」
「私はルゥナです」
「ふむ……。アンジェリカ殿とはどういう関係なのですか?」
「俺はアンジェリカに声をかけられてね」
「私はエルフの森で出会いました」「ほう、なるほど。確かに二人は普通ではないですね」
「どうして分かるんだ?」
「私はお嬢様に幼い頃から剣術や魔術を叩き込んでいます。それで分かります」
「すごいんですね!尊敬しちゃうなぁ」
「そ、それほどでもありませんよ」
なぜか照れるクリスティーナ。
「……ところでなぜ俺のことを睨んでいるんだ?」
「いえ、別になんでもありませんよ?」
「目が怖いんだよ……」
「すみませんでした。つい感情的になってしまいまして……」
「いいよもう。これから一緒に冒険する仲じゃないか」
「はい……」
「ところでクリスティーナさんは何歳なんですか?」
「18歳ですが何か?」
「年上だー!」
ルゥナは驚く。
「お前の方が年下だろうが!」
「あはははは!」
こうして話しているうちにダンジョンに到着した。俺はダンジョンの入り口を探知する。
「このあたりでいいかな」
「うん!」
「そうですね」
「それじゃあ準備しようか」
そう言ってアンジェリカは荷物から装備を取り出す。
俺は魔導ガトリング砲を装備して身構える。
ルゥナも弓を構える。アンジェリカは杖を、クリスは剣を構えた。そして扉を開けた瞬間にモンスターが現れた。
「ゴブリンだ!」
アンジェリカは素早く詠唱を終え魔法を放つ。
「ライトニングボルト!」
雷の矢が放たれゴブリンに命中した。だがあまり効いてないようだ。
俺は魔導ガトリング砲を構え引き金を引く。光線は次々と命中していく。ゴブリンたちは倒れていく。
さらにルゥナも攻撃を加える。
「サンダーアロー!」
電撃を帯びた矢が次々と降り注ぐ。
「ギィイ!!」
ゴブリン達は悲鳴を上げながら倒れる。しかし、奥の方にも気配を感じる。
「まだいるぞ!」
「分かった!」
アンジェリカは詠唱を始める。その間にクリスが敵を斬り伏せる。
「フレイムバースト!」
炎の球が飛んでいきゴブリン達を飲み込む。
「グギャア!?」
断末魔をあげながら燃え尽きていった。
「ふう、なんとかなったね」
「さあ先に進みましょう!」
ルゥナは張り切って進んでいく。
しばらく進むと、そこには大量の板のようなものがあった。
「おお!これは!スマートフォンにタブレット!ノートパソコンまであるぞ!」
「なんだそれ?」
「簡単に言うと遠くにいる人と会話したり、調べ物をしたりできる道具だよ!」
「へぇ……」
「さあみんなで回収しましょう!」

そして多くの古代遺物を回収し、外に出た。
しかし

「へへへ…やっと出てきたな」
「待ち伏せしてたかいがあったぜ!」
盗賊たちが待ち伏せしていた。

「つけられていたとは!不覚です!」
「仕方がない。やるしかないね」
そう言ってアンジェリカは呪文を唱え始める。クリスとルゥナは戦闘態勢に入る。
「お前貴族のお嬢様だろ?攫えば身代金がガッポガッポ手に入るぜ!」
「その前に楽しもうぜ!」
下種な笑いを上げる盗賊たち。
「やめなさい!卑怯者ども!」
ルゥナが叫ぶ。
「うるせえ!死ねえ!」
襲いかかる男。しかし、ルウナの放った矢に阻まれる。
「チッ!」
男は舌打ちをする。「おい!こいつら強いぞ!どうする!」
焦る男たち。
「クソッ!こうなりゃアレを使うか!」
そう言って盗賊のリーダーが金属の筒を投げつけてきた。筒から煙が噴き出す。
「ゴホッゴホッ体から力が…」
アンジェリカやルゥナが倒れ伏す。
「お嬢様!」
「おっと。そこまでだぜ」
クリスが取り押さえられる。
「くっ……離しなさい!」
必死に抵抗するクリス。
「ククク…高い金出して買った魔導阻害弾の効果は十分だな!」
「ああ。あれを使えば魔術師も魔導具も使えなくなるからな!」
「さて!まずはお前から味見させてもらうか」
そう言って盗賊たちはクリスの鎧を脱がし、インナースーツのみにする。
黒いインナースーツはクリスのボディラインを強調し、尻や豊かな胸の形が露わになる。
「うひょ~いい身体してんじゃねぇか」
「堪んねー」
「やめて……」
クリスの顔は青ざめる。
「早速味見を…」
盗賊がクリスの胸に手を伸ばす。その時、

ドオン!

と銃声が響き、男の頭に風穴があいた。

「何だ!」
「魔導具は封じたはず!」
盗賊たちが振り返ると、そこには白銀のマグナムリボルバーを二挺拳銃で構えたアレンがいた。「よう。助けに来たぜ」
「お前……どうやって!」
「説明してもしょうがない。とりあえずお前らを片付けるか」
アレンはリボルバーを発砲する。盗賊たちは次々に倒れていく。
「ば、化け物だ!」
「逃げるぞ!」
「逃すかよ!」
そう言ってアレンはスナイパーライフルを取り出すと、盗賊たちの頭を撃ち抜いていく。
「ぎゃあ!」
「ぐえぇ!」
次々と倒れていく盗賊たち。
「これで終わりかな」
そう言ってアレンは辺りを見渡す。
「お嬢様!」
クリスがアンジェリカに駆けよる。

「大丈夫ですか!?」
「うん……ありがとう……」
「良かったです……」
ほっとするクリス。
「ふう…助かりました…」
ルゥナも無事のようだ。
そしてクリスはアレンに向き直る。
「あなたのおかげで助かりました。今までのご無礼をお許しください」
「いや、別に気にしないけど」
するとクリスは深々とお辞儀をした。
「この恩は必ず返します!」
「だから気にしなくて良いって」
「いえ!それでは私の気がすみません!」
「気持ちだけで十分だ」
「そうですか…あなたにも謝罪します。ご無礼をお許しください」
そういってクリスは今度はルゥナに頭を下げる。「あ、はい。私は全然気にしてないですよ」
「ありがとうございます。ところで相談なのですが、私も仲間に加えてください!身勝手な話ではありますが」「え?」
「お願いいたします!」
クリスは再び深くお辞儀をする。
「うーん……」
悩むルゥナ。
「まあ、いいんじゃないか?戦力は多い方がいいだろう」
「そうですね。一緒に行きましょう!」
「感謝します!」
こうしてクリスがパーティーに加わった。
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