幼馴染達がチート過ぎて、自分は影が薄い凡人(無自覚)です!?

祁季みのる

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【本編】

EPISODE 13:動き出した歯車

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 次の日となり、フィロソフィーとリーオは自分達の町へと帰る準備を広場でしていた所にオズワルドとトネリコが歩いてくる。


「もう、帰るのですか?師匠」

「そうだなー、アッチの連中が色々と騒がしくなる前に戻らないと色々と面倒臭いからね。それに、此方も“色々と事情”があるんだ」

「事情、ですか」

「どうやら、彼処の土地は何かの干渉なのか不安定な“歪”が出来ているっぽくてな?その解明をしながらも、解決させている最中なんだ」

「何かが、起きていると……?」

「あぁ、世界が融合した事によるモノなのは確かだろうけど」


 苦笑いを浮かべながらのトネリコと泣いているフィロソフィーを見ていたリーオは、目を細めてから何かを考えては一冊の小さな手帳をオズワルドに手渡す。


「これは?」

「“世界統一政府機関”が現在、“桜花浪漫”の帝都へと進軍を開始しようとしている情報だ」

「!?、“桜花浪漫”の帝都は“旧関西地方”にある“旧京都県”でしたね。何故、“世界統一政府機関”が其処を?」

「それは、とある巷の話では“対立説”が出ているらしくてねー……。本格的に潰すためなのか、はたまた“別の理由”なのかもな」

「………」


 オズワルドは手渡された手帳を眺めて“本当に、彼処は馬鹿が多いな”と思いながらも、トネリコがフィロソフィーを宥めている所にリーオがフィロソフィーを猫掴みするような持ち方をしていた。


「ほーら、迷惑でしょー」

「うぅ、折角の女の子の“お友達”ぃぃ」

「帰ればミネルバが居るでしょ」

「いや、彼女は“普通の女の子”じゃあらんやんけっ!!」

「はいはい。じゃあ、何か手伝いが必要になったら連絡して」

「はい、わかりました」


 リーオは軽くフィロソフィーを引き摺りながら扉の奥へと行き、扉を閉めるとフィロソフィーは何処となく寂しそうにしていた。


「何、そんなに……」

「何となくなんやけど、トネリコちゃんはボクと似た感覚を感じてしもうて心地よかったんや」

「!?、そうなんだねー」

「だから、ちょっと離れて寂しくなっただけや……うん」


 リーオはフィロソフィーの発言で、トネリコの存在はフィロソフィーと同じ“特異点”だと気付いては何とも言えない気持ちになっていた。

 そんな2人が戻ってきたのをミネルバは見つけて、慌てて2人へと駆け寄っては慌てた感じで話をしていた。


「リーオくん、ファロちゃん!お二人に、お客様なのだ!ジャックくんが、臨戦態勢でいるのだ!!」

「え!?」

「はぁ?(俺らに、客って……。客というのは、居ないと思うんだけど?さっきの連中は、距離があるから此処へと来れないと思うし)フィロは、俺の後ろに居てね」

「う、うんっ??」


 ミネルバの案内で町の入り口と辿り着くと、町の入り口にてジャックが殺気を出して何時でも動けるようにしていた。

 その前には、必死にジャックを説得している金色の髪色をした背中ぐらいロングポニーテールで黄緑色の瞳色をした切れ長なツリ目をしているエルフの男性と、頭を下げている何処となく見覚えがある黒紫色をしたロングウルフカットで尻尾を三つ編みにしており、切れ長なキツめのツリ目をした暗めの青緑色の瞳をしている凄く背の高い青年がいた。


「頼みます。彼はラムダは、その人に伝えたい事があるのです」

「それは、出来ない」

「頼むっ、このままじゃいけないと思うんだ!!“人工的な特異点”の企みを停めるには、“本当の特異点”が必要なんだ!!」


 リーオはラムダの“本当の特異点”という言葉に、無意識だが凄い速さでラムダの背後に来ては刀で斬りつけようとしたが、ジャックがリーオの刀を素手で掴んでは止めていた。


「止めるなよ、シュヴァルツ」

「一応、客人だ。フィロの事で、頭にきているのだろうけど落ち着けリーオ」

「邪魔をするなら、お前も切り捨てるよ?」

「とりあえず、落ち着け。彼らは、そういう理由で此処へと来たんじゃない。今、この世界の異変について知っているからこそ伝えるために此処へと来たんだ」

「……」


 リーオがジャックに言われてラムダ達の方を軽く睨んでから刀で収めると、フィロソフィーは不思議そうにしながらも駆け寄ってくる。


「リーオ、急にどうしたんや」

「フィロ」

「!!、アンタが“フィロソフィー”なんだな!?」

「へ!?あ、うん??」

「アンタに伝えないといけないと、そう思って此処まで来たんだ。自分達がしてきた事は、絶対に赦されるとは思っていないっ……だけど、今起きている事を伝えないと“後悔”する」


 ラムダはフィロソフィーに、世界統一政府機関で起きている事を全て話をするとフィロソフィーは悲痛な表情をしていた。


「クーロンさんは、そんな状態になっておるんやね」

「ふーん……」

「“人工的な特異点”に、どうやら“操作”されているらしくて」

「それは、納得出来る部分はあります。クーロン議長もマロン議長、シャルロッテ議長も酷い方々ではなかった。本当に、人々を救うために奮闘していたのは間近で見ていたので知っています」





NeXT
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