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World1 突き飛ばされて異世界転生したら勇者になってくれと言われたんだが
22話
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「勇者、ここから慎重に行くよ」
「分かった」
「神よ、我が姿を周視より消したまえ、透明化魔法!」
イメージは透明化、ガラスのように全てを透過し、周りから自分の姿を消す。
「よし、ここからは言葉を発したら意味がないからね」
『こんな風に会話するよ』
「な、なんだ。頭に直接語り掛けられてるみたいだ」
『勇者の言う通りよ、今私は、勇者の頭の中に直接語り掛けてる』
「どうやってやるんだ?」
『ピンポンの機能でパーティー内テレパシーってのがある』
そんな機能あったのか。俺はピンポンを取り出し、実際に確かめてみる。
――――――――
・ステータス表示
・依頼クエスト一覧
・パーティー内テレパシー◀
――――――――
「確かにあるな。でも今までこんなのなかったぞ」
『これは誰かとパーティーを組んだ時のみの機能よ。今あたしとあんたは同じクエストを受けてる、だからその機能が表示されて使えるの』
「クエスト?そんなの受けたかな?」
『あんた本気で言ってるの?依頼クエスト一覧見てみなさいよ』
――――――――
《依頼クエスト(進行中)一覧》→過去のクエストを表示する
・【村の周辺を徘徊する魔王軍、魔王軍幹部の討伐】(ステータス:進行中)
――――――――
「なるほど、ロック村長の依頼がクエストって形になってるのか」
「勇者、あんたクエストを受けたことは?」
「一度だけ、スライム討伐のを受けたことがる」
「そう、受けたことがあるなら勝手は分かるでしょ。それじゃ」
『いくわよ』
『急にテレパシーを使いだすな』
『ほら、トロトロしてたらあっという間に日が暮れるわよ』
『へいへい』
俺とクラルテは互いの姿は見えていないが、テレパシー機能を使って、うまい具合に距離感覚を取って、ロック村を囲む森へと足を踏み入れた。
『勇者、ここから慎重に行くわよ。物音の一つも命取りになる』
『分かった、そろそろなのか、お前が魔王軍を見たっていうところは』
『そうね。勇者、前を見て』
クラルテにそう言われ、前を見ると暗いフードに身を包んだ、いかにも魔王軍みたいなのが3人一組ほどで、それがロック村を囲むようにいるのが見えた。
『これが魔王軍か』
『そうよ、気味が悪いでしょ。さっさとやっちゃいましょ』
『そうだな、火鉄砲でも一発ぶち込むか』
『ちょ、勇者、そんなことしたら場所ばれするわよ』
『なんでだ?自分の持ってる武器は相手には見えないんだろ。さっきお前が言ってたじゃないか』
『私が言ったのは武器よ、魔法はその効果が発動した瞬間、火鉄砲だったら火が出現して、即刻身バレするわよ』
『だったら、セビアーソード!』
『セビアーソードって言ったら伝説の剣じゃない!なんで勇者が持ってるのよ』
『まぁ、色々あってな』
『ホントにあなたはいったい何者なの…。さぁ、一気にかたをつけるわよ』
『おう』
俺は、一気に草むらから飛び出し、魔王軍との戦闘に入る。一気にセビアーソードで一組を切ると、そのままのスピードで、二組目を真っ二つにする。
『流石に奴らも気が付いたみたい。気を付けて』
気が付いたと言ってもまだ透明化魔法は解けていない。奴らを倒すには十分すぎる。3組目を切ると、別のグループが草鉄砲を俺めがけて放ってきた。間一髪のところで木の枝へ飛び移り、すぐさまそいつらも切りに行く。
『大丈夫、今草鉄砲がそっちに行ったみたいだけど』
『問題ない。それより敵はあと何人だ』
『パッと見たところあと5組15人のようね』
『了解』
草鉄砲を放ってきたグループを木の枝から回転切りしながらもう一度地上に戻った俺は、飛行魔法を使い、一気にブーストしながら2組を次々に切った。
『勇者、まさか今飛んでるんじゃないでしょうね』
『よく分かったな、もしかして俺の姿見えてる?』
『いや、見えてはないけど、さっきの2組の倒れ方、あれ普通に走ってるんじゃない異常さだったから』
『そりゃどうも』
『まぁ、誉めてるよな、誉めてないようなだけど。勇者、一気にいくよ』
『俺は門側にいる二組をやる。お前は村長宅の裏のあたりにいるグループを狙ってくれ』
『了解したわ』
俺は一度森から抜け、大空へと上昇した。どんどん地上が遠くなっていき、村もものすごく小さく見える。
「よし、行くか」
俺は一気に急降下し、風を身にまとう。地面すれすれのところで切り返し、もう一度森へと入る。最後の二組もきれいに殺ることができた。
『よくやったわね。お疲れ様』
『なぁ、今の中に魔王軍の幹部はいたのか?』
『言われてみればそうね、いなかったと思うわ。いま殺ったのはみんな雑魚だったんじゃない?』
『お前、今の手下たちのほかに魔王軍の幹部らしき奴の姿見たりしてないか?』
『一度だけ、森の奥の洞穴に手下たちが入っていくのを見たことがある。もしかしたらそこに大将みたいなのがいるのかも』
『クラルテ、すまないがそこに案内してくれ』
『了解したわ』
―――――――――
『あの洞穴が、さっきの雑魚たちが出入りしてたって言ったあれよ』
『確かに少し物々しい雰囲気があるな』
崖の切り立つ岩壁にひっそりと開いている洞穴。ラノベではダンジョン入り口とか、竜の住処とかになってそうな感じだ。
『一応調べとくか索敵魔法』
『どう、なにかいる?』
索敵魔法を展開すると、洞穴の中に無数の反応があった。
『確かにこの洞穴の中にいるらしい。それも相当数だ』
『一度火鉄砲でも撃っとく?』
『いいのか?さっきお前は敵に身バレするからダメだって』
『今敵の目はない。だから撃っても問題ないはずよ』
『分かった火鉄砲』
俺は洞穴めがけて火鉄砲をお見舞いした。あれが入ってきたら中で逃げ場はまずないだろう。
『今無詠唱で発動した?ホントあんたってすごいのね』
『索敵魔法。敵はみんな死んだかな』
『そう、それはよかった』
「索敵魔法、石鉄砲」
「勇者、後ろよ!」
「何だと、火鉄砲!」
ものすごい爆発音と共に、衝撃波が周りへと伝わる。木々はその衝撃を物語るように大きく揺れている。
「勇者、大丈夫‼」
「あぁ、危機一髪だった。でも誰なんだあいつは」
俺は石鉄砲が飛んできた方を見ながらクラルテに問った。
「あれは、魔王軍幹部」
========
========
「岩魔法の使い手、ロックよ」
「分かった」
「神よ、我が姿を周視より消したまえ、透明化魔法!」
イメージは透明化、ガラスのように全てを透過し、周りから自分の姿を消す。
「よし、ここからは言葉を発したら意味がないからね」
『こんな風に会話するよ』
「な、なんだ。頭に直接語り掛けられてるみたいだ」
『勇者の言う通りよ、今私は、勇者の頭の中に直接語り掛けてる』
「どうやってやるんだ?」
『ピンポンの機能でパーティー内テレパシーってのがある』
そんな機能あったのか。俺はピンポンを取り出し、実際に確かめてみる。
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・ステータス表示
・依頼クエスト一覧
・パーティー内テレパシー◀
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「確かにあるな。でも今までこんなのなかったぞ」
『これは誰かとパーティーを組んだ時のみの機能よ。今あたしとあんたは同じクエストを受けてる、だからその機能が表示されて使えるの』
「クエスト?そんなの受けたかな?」
『あんた本気で言ってるの?依頼クエスト一覧見てみなさいよ』
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《依頼クエスト(進行中)一覧》→過去のクエストを表示する
・【村の周辺を徘徊する魔王軍、魔王軍幹部の討伐】(ステータス:進行中)
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「なるほど、ロック村長の依頼がクエストって形になってるのか」
「勇者、あんたクエストを受けたことは?」
「一度だけ、スライム討伐のを受けたことがる」
「そう、受けたことがあるなら勝手は分かるでしょ。それじゃ」
『いくわよ』
『急にテレパシーを使いだすな』
『ほら、トロトロしてたらあっという間に日が暮れるわよ』
『へいへい』
俺とクラルテは互いの姿は見えていないが、テレパシー機能を使って、うまい具合に距離感覚を取って、ロック村を囲む森へと足を踏み入れた。
『勇者、ここから慎重に行くわよ。物音の一つも命取りになる』
『分かった、そろそろなのか、お前が魔王軍を見たっていうところは』
『そうね。勇者、前を見て』
クラルテにそう言われ、前を見ると暗いフードに身を包んだ、いかにも魔王軍みたいなのが3人一組ほどで、それがロック村を囲むようにいるのが見えた。
『これが魔王軍か』
『そうよ、気味が悪いでしょ。さっさとやっちゃいましょ』
『そうだな、火鉄砲でも一発ぶち込むか』
『ちょ、勇者、そんなことしたら場所ばれするわよ』
『なんでだ?自分の持ってる武器は相手には見えないんだろ。さっきお前が言ってたじゃないか』
『私が言ったのは武器よ、魔法はその効果が発動した瞬間、火鉄砲だったら火が出現して、即刻身バレするわよ』
『だったら、セビアーソード!』
『セビアーソードって言ったら伝説の剣じゃない!なんで勇者が持ってるのよ』
『まぁ、色々あってな』
『ホントにあなたはいったい何者なの…。さぁ、一気にかたをつけるわよ』
『おう』
俺は、一気に草むらから飛び出し、魔王軍との戦闘に入る。一気にセビアーソードで一組を切ると、そのままのスピードで、二組目を真っ二つにする。
『流石に奴らも気が付いたみたい。気を付けて』
気が付いたと言ってもまだ透明化魔法は解けていない。奴らを倒すには十分すぎる。3組目を切ると、別のグループが草鉄砲を俺めがけて放ってきた。間一髪のところで木の枝へ飛び移り、すぐさまそいつらも切りに行く。
『大丈夫、今草鉄砲がそっちに行ったみたいだけど』
『問題ない。それより敵はあと何人だ』
『パッと見たところあと5組15人のようね』
『了解』
草鉄砲を放ってきたグループを木の枝から回転切りしながらもう一度地上に戻った俺は、飛行魔法を使い、一気にブーストしながら2組を次々に切った。
『勇者、まさか今飛んでるんじゃないでしょうね』
『よく分かったな、もしかして俺の姿見えてる?』
『いや、見えてはないけど、さっきの2組の倒れ方、あれ普通に走ってるんじゃない異常さだったから』
『そりゃどうも』
『まぁ、誉めてるよな、誉めてないようなだけど。勇者、一気にいくよ』
『俺は門側にいる二組をやる。お前は村長宅の裏のあたりにいるグループを狙ってくれ』
『了解したわ』
俺は一度森から抜け、大空へと上昇した。どんどん地上が遠くなっていき、村もものすごく小さく見える。
「よし、行くか」
俺は一気に急降下し、風を身にまとう。地面すれすれのところで切り返し、もう一度森へと入る。最後の二組もきれいに殺ることができた。
『よくやったわね。お疲れ様』
『なぁ、今の中に魔王軍の幹部はいたのか?』
『言われてみればそうね、いなかったと思うわ。いま殺ったのはみんな雑魚だったんじゃない?』
『お前、今の手下たちのほかに魔王軍の幹部らしき奴の姿見たりしてないか?』
『一度だけ、森の奥の洞穴に手下たちが入っていくのを見たことがある。もしかしたらそこに大将みたいなのがいるのかも』
『クラルテ、すまないがそこに案内してくれ』
『了解したわ』
―――――――――
『あの洞穴が、さっきの雑魚たちが出入りしてたって言ったあれよ』
『確かに少し物々しい雰囲気があるな』
崖の切り立つ岩壁にひっそりと開いている洞穴。ラノベではダンジョン入り口とか、竜の住処とかになってそうな感じだ。
『一応調べとくか索敵魔法』
『どう、なにかいる?』
索敵魔法を展開すると、洞穴の中に無数の反応があった。
『確かにこの洞穴の中にいるらしい。それも相当数だ』
『一度火鉄砲でも撃っとく?』
『いいのか?さっきお前は敵に身バレするからダメだって』
『今敵の目はない。だから撃っても問題ないはずよ』
『分かった火鉄砲』
俺は洞穴めがけて火鉄砲をお見舞いした。あれが入ってきたら中で逃げ場はまずないだろう。
『今無詠唱で発動した?ホントあんたってすごいのね』
『索敵魔法。敵はみんな死んだかな』
『そう、それはよかった』
「索敵魔法、石鉄砲」
「勇者、後ろよ!」
「何だと、火鉄砲!」
ものすごい爆発音と共に、衝撃波が周りへと伝わる。木々はその衝撃を物語るように大きく揺れている。
「勇者、大丈夫‼」
「あぁ、危機一髪だった。でも誰なんだあいつは」
俺は石鉄砲が飛んできた方を見ながらクラルテに問った。
「あれは、魔王軍幹部」
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「岩魔法の使い手、ロックよ」
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