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1章 アルとの転機
1-7. スキルでできること
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各地のダンジョンを攻略して回ることに決めて、まずはギルドにそのことを報告した。あふれの対応をどうするかを、事前に決めておきたいからだ。
王都ニザナにいれば前回同行した部隊とまた行動することになるだろうが、地方にいた場合、僕たちは誰とどう動けばいいのか。
防災のマイ・タイムラインみたいなものを、ギルドや国と決めておきたい。本当は言われたことだけやればいいんだろうけど、僕は突発事態に弱いのだ。先に流れを教えておいてほしい。必要なら防災訓練に参加してもいいけど、この世界で防災訓練という言葉を聞いたことがない。
ギルドと国で協議してから伝えてくれるということで、それまでは知り合いの冒険者に旅に出ることを告げたり、旅に必要なものを揃えたりしながらダンジョンに潜って、それなりに忙しく過ごした。旅に必要なものといっても、ダンジョン攻略と必要なものはあまり変わらないので、買うのはほとんど食べ物だ。
「旅に出るんだろ、多めに用意してあるよ」
「なかなか来ないから、うちは買ってもらえないのかと思ったよ」
ブランお気に入りの肉料理をまとめて購入して回っているうちに、街中に噂が広がっていたようだ。
旅に出ることが知れ渡った時点で、ブランが常連のお店はすでに準備をしていてくれたので、引き取りの日にちを決めて、当日お金を払って大量の肉料理をアイテムボックスへ入れていく。
ここは王都だけあって、いろいろなものが手に入る。そして僕のアイテムボックスには多分上限がない。
せっかくなので、ゆっくり店を見て回り、服、靴、アクセサリー、食器、クッション、毛布、お布団など、気に入ったものは片っ端から購入した。宿で使ってよかったベッドも、お店を教えてもらって同じものを購入した。
ギルドマスターから呼び出しがあったのは、そろそろ季節が冬へと移り変わる頃だった。
「基本の対応が決まりましたのでお伝えします」
伝えられたのは、まずは最寄りのギルドで指示を受け、そこで指定する領の施設に物資を受け取りに行き、領の部隊が同行して後方支援を行っている街に届ける、というものだった。対応するのは、基本的にそのときいる場所から五日でつけるところだが、前回のフスキのように大規模なあふれが起きた場合は遠くても対応する。
時間がかかったのは全ての領に物資を備蓄・提供させることに対しての領主との調整だった。二百年周期に向けて、国が本気だということだ。ほとんどの領は自分たちも支援を受ける側になるからと賛成したが、一部反対したところもあったらしい。
内容に目を通して、問題はなさそうなので、これをもとに随時改善していくことになった。
「前回領主の娘から食事などに誘われたが、今後は誘わないように伝えてほしい。誘われても受けない。場合によっては自分たちで宿を取る」
「歓迎の行事なども含め、徹底します。こうして事前に行動計画を立てておくのはとても良い案ですので、ギルドでも二百年周期に向けて緊急時の対応の計画を立てることになりました。ユウさん、ありがとうございます」
僕の案だって言ってないのにバレてる。アルは行き当たりばったりでも柔軟に対応できそうだからだろうな。
「もう一つ、お願いされていたものについて、ご用意いたしました」
渡されたのは、付与スキルの使い方の資料だ。
前回、あふれの対応についての相談と同時に、スキルの使い方についての情報が欲しいと伝えた。
アルが、スキルの訓練をすることと、帰ることを諦めることとは違うと言ってくれたので、訓練だけならしてもいいかなと思えるようになった。それで、アイテムボックスについてはおそらく資料はないだろうから、付与についてだけお願いしたのだ。
資料には、使い方のほかに、付与スキルの所有者の名前と所在地も載っていたが、国に一人いるかいないかくらいの少なさだ。集められた情報が少ないので、今後も新しい情報があれば知らせると言われたが、それは断った。
「カイドのギルドのことで、ユウは付与スキルにいい印象がない。今後使うかどうかも分からない。必要になったらまた依頼する」
僕はカイドのギルドで、武器への付与をしていた。そのことはモクリークのギルドも把握しているはずだ。けれど、頼まれても僕はやりたくない。だから、アルが予防線を張ってくれた。
「ユウのアイテムボックスについてだ。物資を準備する部隊とギルドに周知してほしい」
「これは、かなり貴重な情報ですが……」
資料をもらった代わりに、僕のアイテムボックススキルについてまとめた資料を渡した。
けれど、付与スキルの資料との交換では、価値が釣り合わないらしい。すでに知られている情報だと思うけど、希少スキルの情報にはそんなに価値があるのか。
――手に触れたものを収納できる。
――蓋がなくても、箱に入っているものは一箱として収納できる。荷物を詰めた馬車の荷台も収納できる。
――袋は口が開いていても、袋ごと収納できる。
――アイテムボックス内は時間停止している。
――アイテムボックスに収納できる上限は分からない。一度に収納できる量の上限も分からない。
――生き物、モンスターは収納できない。
――遺体の収納はしない。
毎回説明するのがめんどくさいことを伝えておこうというくらいのノリなので、大した価値などない。
「荷物ごと馬車を収納できるのは、現地で積み込む手間が省けるので良いですね。これはできるか、という質問があった場合、ギルドでまとめてからお聞きしても構いませんか?」
「全てに回答すると保証はしないが」
今回この資料をまとめるにあたって、アイテムボックスで何ができるのかを、検証した。資料のためというより、何ができるのか、何ができないのか把握するためだ。
調べたいことのリストを作って、一つずつ試した。一度に収納できるものの範囲、液体、気体は収納できるのか、量の上限はあるのか、魔法は収納できるのか、モンスターは収納できるのか、出す場所に制限はあるのか、などなど。
順番に試して、マルバツをつけていると、夏休みの自由研究をやっている気分になったよ。
それで分かったことは、僕が認識して触れられるものが収納できる、ということだ。固体の場合は一塊と認識しているもの、空気や水の場合は僕がこの辺りと思ったところまでが収納できる。地面に固定されているものは収納できない。
周りにある空気は収納できるかな? なんてふと思ってやってみたら、できてしまった。おそらく真空に近い状態になったところへ周りから流れ込んだ空気のせいで風が発生して、けっこう大変なことになって、ブランとアルに怒られた。よく考えると危険な状態だった気がする。
魔法の収納は、僕が魔法に触るということが危険なので、そもそも検証の許可が出なかった。ブランが魔法で出した氷は収納できたけど、アルの火魔法は触らせてもらえなかった。過保護発動である。
この検証で一番の収穫は、床の部分もあるテントであれば、中に寝袋や椅子を置いたままで収納でき、そのままの状態で出せることが分かったことだ。ダンジョンのセーフティーエリアで、プリセット状態でテントを出せるのはとても楽ちんだ。
土台に固定されていなければ、建物も収納できるので、水回りの問題が解決すれば、持ち運びの家も夢ではないだろう。
宿に戻ってから、もらった資料をアルと一緒に読んでいるが、付与スキルは、そもそも持っている人が少ないのもあって、資料も詳しくない。
分かったのは、付与魔法の上位互換で、付与魔法に加え、付与魔法ではできない魔力を内包しないものへの付与もできることが特徴だということ。だいたいの武器は魔力を内包した素材で作られているので、武器への付与は付与魔法でもできる。けれど、特殊な素材でつくられたもの以外、例えば普通の布は魔力をほとんど内包しないので、付与魔法で付与はできない。
付与魔法の資料も付けられていたので、まずは付与魔法を伸ばすところからだ。
「付与魔法は魔法スキルだから、魔力操作の訓練が必要だな」
「魔力操作って?」
「魔法を使うために最初に行う訓練だ。俺もやったから教えられる」
魔力操作、これぞファンタジーだ! と意気込んで訓練を開始した。
始める前は、転移者特典で楽勝なんじゃないかと思ったけど、全くできなかった。むしろ知識が邪魔している気がする。そもそも魔力ってどこの臓器に溜められてるの? 血管通って移動するの? などと頭で考えてしまって、取っ掛かりもつかめない。
落ち込む僕に、最初はみんなできないんだ、俺もそうだった、とアル先生が励ましてくれる。根を詰めても仕方がないので、毎日少しずつ訓練していこう。次の街を出るまでにはできるようになりたいなあ。
「ブラン、コツとかないの?」
『知らん。魔力など意識したことがない』
ここに本物のチートがいた。悔しいのでもふもふの刑に処す。もふもふもふもふ。
王都ニザナにいれば前回同行した部隊とまた行動することになるだろうが、地方にいた場合、僕たちは誰とどう動けばいいのか。
防災のマイ・タイムラインみたいなものを、ギルドや国と決めておきたい。本当は言われたことだけやればいいんだろうけど、僕は突発事態に弱いのだ。先に流れを教えておいてほしい。必要なら防災訓練に参加してもいいけど、この世界で防災訓練という言葉を聞いたことがない。
ギルドと国で協議してから伝えてくれるということで、それまでは知り合いの冒険者に旅に出ることを告げたり、旅に必要なものを揃えたりしながらダンジョンに潜って、それなりに忙しく過ごした。旅に必要なものといっても、ダンジョン攻略と必要なものはあまり変わらないので、買うのはほとんど食べ物だ。
「旅に出るんだろ、多めに用意してあるよ」
「なかなか来ないから、うちは買ってもらえないのかと思ったよ」
ブランお気に入りの肉料理をまとめて購入して回っているうちに、街中に噂が広がっていたようだ。
旅に出ることが知れ渡った時点で、ブランが常連のお店はすでに準備をしていてくれたので、引き取りの日にちを決めて、当日お金を払って大量の肉料理をアイテムボックスへ入れていく。
ここは王都だけあって、いろいろなものが手に入る。そして僕のアイテムボックスには多分上限がない。
せっかくなので、ゆっくり店を見て回り、服、靴、アクセサリー、食器、クッション、毛布、お布団など、気に入ったものは片っ端から購入した。宿で使ってよかったベッドも、お店を教えてもらって同じものを購入した。
ギルドマスターから呼び出しがあったのは、そろそろ季節が冬へと移り変わる頃だった。
「基本の対応が決まりましたのでお伝えします」
伝えられたのは、まずは最寄りのギルドで指示を受け、そこで指定する領の施設に物資を受け取りに行き、領の部隊が同行して後方支援を行っている街に届ける、というものだった。対応するのは、基本的にそのときいる場所から五日でつけるところだが、前回のフスキのように大規模なあふれが起きた場合は遠くても対応する。
時間がかかったのは全ての領に物資を備蓄・提供させることに対しての領主との調整だった。二百年周期に向けて、国が本気だということだ。ほとんどの領は自分たちも支援を受ける側になるからと賛成したが、一部反対したところもあったらしい。
内容に目を通して、問題はなさそうなので、これをもとに随時改善していくことになった。
「前回領主の娘から食事などに誘われたが、今後は誘わないように伝えてほしい。誘われても受けない。場合によっては自分たちで宿を取る」
「歓迎の行事なども含め、徹底します。こうして事前に行動計画を立てておくのはとても良い案ですので、ギルドでも二百年周期に向けて緊急時の対応の計画を立てることになりました。ユウさん、ありがとうございます」
僕の案だって言ってないのにバレてる。アルは行き当たりばったりでも柔軟に対応できそうだからだろうな。
「もう一つ、お願いされていたものについて、ご用意いたしました」
渡されたのは、付与スキルの使い方の資料だ。
前回、あふれの対応についての相談と同時に、スキルの使い方についての情報が欲しいと伝えた。
アルが、スキルの訓練をすることと、帰ることを諦めることとは違うと言ってくれたので、訓練だけならしてもいいかなと思えるようになった。それで、アイテムボックスについてはおそらく資料はないだろうから、付与についてだけお願いしたのだ。
資料には、使い方のほかに、付与スキルの所有者の名前と所在地も載っていたが、国に一人いるかいないかくらいの少なさだ。集められた情報が少ないので、今後も新しい情報があれば知らせると言われたが、それは断った。
「カイドのギルドのことで、ユウは付与スキルにいい印象がない。今後使うかどうかも分からない。必要になったらまた依頼する」
僕はカイドのギルドで、武器への付与をしていた。そのことはモクリークのギルドも把握しているはずだ。けれど、頼まれても僕はやりたくない。だから、アルが予防線を張ってくれた。
「ユウのアイテムボックスについてだ。物資を準備する部隊とギルドに周知してほしい」
「これは、かなり貴重な情報ですが……」
資料をもらった代わりに、僕のアイテムボックススキルについてまとめた資料を渡した。
けれど、付与スキルの資料との交換では、価値が釣り合わないらしい。すでに知られている情報だと思うけど、希少スキルの情報にはそんなに価値があるのか。
――手に触れたものを収納できる。
――蓋がなくても、箱に入っているものは一箱として収納できる。荷物を詰めた馬車の荷台も収納できる。
――袋は口が開いていても、袋ごと収納できる。
――アイテムボックス内は時間停止している。
――アイテムボックスに収納できる上限は分からない。一度に収納できる量の上限も分からない。
――生き物、モンスターは収納できない。
――遺体の収納はしない。
毎回説明するのがめんどくさいことを伝えておこうというくらいのノリなので、大した価値などない。
「荷物ごと馬車を収納できるのは、現地で積み込む手間が省けるので良いですね。これはできるか、という質問があった場合、ギルドでまとめてからお聞きしても構いませんか?」
「全てに回答すると保証はしないが」
今回この資料をまとめるにあたって、アイテムボックスで何ができるのかを、検証した。資料のためというより、何ができるのか、何ができないのか把握するためだ。
調べたいことのリストを作って、一つずつ試した。一度に収納できるものの範囲、液体、気体は収納できるのか、量の上限はあるのか、魔法は収納できるのか、モンスターは収納できるのか、出す場所に制限はあるのか、などなど。
順番に試して、マルバツをつけていると、夏休みの自由研究をやっている気分になったよ。
それで分かったことは、僕が認識して触れられるものが収納できる、ということだ。固体の場合は一塊と認識しているもの、空気や水の場合は僕がこの辺りと思ったところまでが収納できる。地面に固定されているものは収納できない。
周りにある空気は収納できるかな? なんてふと思ってやってみたら、できてしまった。おそらく真空に近い状態になったところへ周りから流れ込んだ空気のせいで風が発生して、けっこう大変なことになって、ブランとアルに怒られた。よく考えると危険な状態だった気がする。
魔法の収納は、僕が魔法に触るということが危険なので、そもそも検証の許可が出なかった。ブランが魔法で出した氷は収納できたけど、アルの火魔法は触らせてもらえなかった。過保護発動である。
この検証で一番の収穫は、床の部分もあるテントであれば、中に寝袋や椅子を置いたままで収納でき、そのままの状態で出せることが分かったことだ。ダンジョンのセーフティーエリアで、プリセット状態でテントを出せるのはとても楽ちんだ。
土台に固定されていなければ、建物も収納できるので、水回りの問題が解決すれば、持ち運びの家も夢ではないだろう。
宿に戻ってから、もらった資料をアルと一緒に読んでいるが、付与スキルは、そもそも持っている人が少ないのもあって、資料も詳しくない。
分かったのは、付与魔法の上位互換で、付与魔法に加え、付与魔法ではできない魔力を内包しないものへの付与もできることが特徴だということ。だいたいの武器は魔力を内包した素材で作られているので、武器への付与は付与魔法でもできる。けれど、特殊な素材でつくられたもの以外、例えば普通の布は魔力をほとんど内包しないので、付与魔法で付与はできない。
付与魔法の資料も付けられていたので、まずは付与魔法を伸ばすところからだ。
「付与魔法は魔法スキルだから、魔力操作の訓練が必要だな」
「魔力操作って?」
「魔法を使うために最初に行う訓練だ。俺もやったから教えられる」
魔力操作、これぞファンタジーだ! と意気込んで訓練を開始した。
始める前は、転移者特典で楽勝なんじゃないかと思ったけど、全くできなかった。むしろ知識が邪魔している気がする。そもそも魔力ってどこの臓器に溜められてるの? 血管通って移動するの? などと頭で考えてしまって、取っ掛かりもつかめない。
落ち込む僕に、最初はみんなできないんだ、俺もそうだった、とアル先生が励ましてくれる。根を詰めても仕方がないので、毎日少しずつ訓練していこう。次の街を出るまでにはできるようになりたいなあ。
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