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続 2章 新たな日々
12-9. オークションの準備
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アイテムボックス放出品のオークションは、偉い人たちのいろいろな調整の結果、ドガイで開かれることになった。
この国で開催すると、リネに会えるかもしれないと他の国の王族も来る可能性があるらしい。二百年周期に入ったこの国に他国の王族が集まって、もしその滞在中にあふれが起きてしまえば、安全を保障しきれない。それで、ドガイの王宮で開催してもらえるように王様がお願いしたらしい。教会のオークションだけど、他国に高性能な武器を売ることになるので、ほぼ国の行事にもなるんだとか。
お願いされたドガイとしても、警備とかいろいろ大変だけど、アルの出身国としてのアピールができる絶好のチャンスなので、引き受けてもらえたそうだ。
モクリークでは、それに先立ってモクリークの貴族と商会に限ってオークションを行う。
けれどまずは、オークションの品の目録を作る必要がある。
ギルドの鑑定師が目録を作ることになるけど、とにかく量が多い。まずは、全ての放出ドロップ品を並べることになった。何をどちらのオークションに出すのか、会場に何をどうやって並べれば効率が良いのか、そもそもどれくらいの大きさの会場が必要なのか、そこから確認だ。
案内された教会の会議室には、日々顔を合わせる司祭様や助祭様に加えて、見知ったメンバーがいた。
「武器の仕分けのために、リリアンダに手伝いを頼みました」
「よお。お陰で中央教会のこんなところに入れてもらえてラッキーだよ」
ギルドマスターがリリアンダの五人に依頼を出して、お手伝いに連れてきていた。
アイテムボックスにはブランに鑑定してもらって、ランク別に入れてあるけれど、ブランが鑑定できることはギルドにも教会にも言っていないので、全てのランクの剣がごちゃまぜに入っていると思われているのかもしれない。まあ、このメンバーなら知られても困る事態にはならないだろう。
指定された部屋に、指定されたものを出していく。出すだけでも半日かかった。一番大きな部屋には、武器だ。
「すげえあるな」
「気に入った剣があったら、とっちゃっていいですよ。一本くらいバレませんから」
「いやいや、ここ教会だからな。そんなことしたら、神罰が下るわ」
「神様はそんな細かいところまで見てませんよ」
僕たちの会話に、司祭様たちも笑っている。まあ実はすぐ隣に神様がいるから、大丈夫なんだけどね。
「では、ギルドの買取価格をご寄付いただければ、お譲りしますよ」
「え? いいんですか?」
「ユウさんのお知り合いのようですから、特別に。神も友情には寛容なご処置をくださるでしょう」
「では、人間の対策として、表向きはギルドが買い取ったものを売ったことにしておきましょう」
盾や魔法使い用の杖もあるから、一人に一つずつ欲しいものを探すことに決めたリリアンダの五人は、それぞれ予算が足りるか心配している。
ときどき剣を振ってみたりもしながら、武器を仕分けしているのを、僕はブランと一緒に部屋の隅から見ていた。拾ったのは僕なのに、危ないからと触らせてもらえなかったのであって、サボったわけじゃない。
しかも、翌日からは、全部アイテムボックスから出してしまえばもうやることもないので、来なくていいと言われてしまった。多分ブランがいると、司祭様たちが緊張してしまうからなのだろう。僕たちの近くにいて、ブランの存在に慣れている人たちばかりじゃないので、ブランに対して緊張しているのが僕にも伝わってきていた。
本当は、ドロップ品に詳しい冒険者をたくさん呼ぶ方が効率はいいけれど、教会の内部という場所と、価値があるものが多すぎるために信用あるパーティーにしか任せられず、リリアンダ以外のパーティーを参加させていないらしい。そのために、教会の司祭様や助祭様が駆り出されてしまっている。
作業は続いているけど、僕はいつもの日々に戻ったところで、アルがダンジョンから戻ってきた。
「アル、リネ、お帰り」
『ユウ、元気~?』
「元気だよ。アル、リリアンダがドロップ品の選別のお手伝いに来てるよ」
「着替えたら会いに行こう。リネ、一緒に来てくれるか?」
『仕方ないなあ。アルの頼みだから行ってあげるよ』
少しずつ、リネとアルが打ち解けて仲良くなっている気がする。前は教会にアルを送り届けたらどこかに行ってしまっていたけど、今はどんなダンジョンに行ったか、アルと一緒に僕に話をしてくれる。今回も強いモンスターがいなくてつまらなかったらしいけど、リネやブランが楽しめる相手ってほとんどいないと思う。
アルとリネと一緒に、数日ぶりに顔を出したドロップ品部屋は、きれいに整理されてドロップ品が並べられていた。
「久しぶりだな」
「よ、よお、アレックス。その鳥は、その」
「ああ。神獣ヴィゾーヴニルだ。リネ、彼らはリリアンダ。ここで長く活動している冒険者だ」
『ダンジョンで会ったときは、美味しいものちょうだいね~』
「も、もちろんです」
リネの挨拶がリネらしい。リリアンダのみんなが膝をつこうとしたところに声をかけられて、中腰であたふたしている。分かるよ、その気持ち。不意打ちでこられるとそうなるよね。
ライダーズは、商会の護衛の途中にリネが急に現れて、ご飯がほしいと言われたと、先日のあふれの対応のときに教えてくれた。獣道にも気安く接しているようだし、アルの友達と認識した冒険者に対しては警戒しないようだ。
「グァリネ様、おかえりなさいませ」
『これ、新しい貢ぎ物?』
「これはユウさんがアイテムボックスに入れていらっしゃったドロップ品です」
『へえ。よさそうなのがあったら、もらってもいい?』
「もちろんです」
ちょうど部屋に現れたチルダム司教様がリネに挨拶をしたけど、リネは並べられたドロップ品のほうに興味が移ったようで、剣をそばでじっくりと見るために、机に移動した。机の上に並べられた剣には、ギルドの鑑定師が鑑定したランクを書いた紙が貼られている。リリアンダはそれを長さ順に並べて、箱に詰める作業をしているらしい。
あんな感じだから気にするな、というアルの言葉に、リリアンダのみんなは、戸惑いながらも膝をつくのをやめて、剣以外のものの作業に戻った。
この国で開催すると、リネに会えるかもしれないと他の国の王族も来る可能性があるらしい。二百年周期に入ったこの国に他国の王族が集まって、もしその滞在中にあふれが起きてしまえば、安全を保障しきれない。それで、ドガイの王宮で開催してもらえるように王様がお願いしたらしい。教会のオークションだけど、他国に高性能な武器を売ることになるので、ほぼ国の行事にもなるんだとか。
お願いされたドガイとしても、警備とかいろいろ大変だけど、アルの出身国としてのアピールができる絶好のチャンスなので、引き受けてもらえたそうだ。
モクリークでは、それに先立ってモクリークの貴族と商会に限ってオークションを行う。
けれどまずは、オークションの品の目録を作る必要がある。
ギルドの鑑定師が目録を作ることになるけど、とにかく量が多い。まずは、全ての放出ドロップ品を並べることになった。何をどちらのオークションに出すのか、会場に何をどうやって並べれば効率が良いのか、そもそもどれくらいの大きさの会場が必要なのか、そこから確認だ。
案内された教会の会議室には、日々顔を合わせる司祭様や助祭様に加えて、見知ったメンバーがいた。
「武器の仕分けのために、リリアンダに手伝いを頼みました」
「よお。お陰で中央教会のこんなところに入れてもらえてラッキーだよ」
ギルドマスターがリリアンダの五人に依頼を出して、お手伝いに連れてきていた。
アイテムボックスにはブランに鑑定してもらって、ランク別に入れてあるけれど、ブランが鑑定できることはギルドにも教会にも言っていないので、全てのランクの剣がごちゃまぜに入っていると思われているのかもしれない。まあ、このメンバーなら知られても困る事態にはならないだろう。
指定された部屋に、指定されたものを出していく。出すだけでも半日かかった。一番大きな部屋には、武器だ。
「すげえあるな」
「気に入った剣があったら、とっちゃっていいですよ。一本くらいバレませんから」
「いやいや、ここ教会だからな。そんなことしたら、神罰が下るわ」
「神様はそんな細かいところまで見てませんよ」
僕たちの会話に、司祭様たちも笑っている。まあ実はすぐ隣に神様がいるから、大丈夫なんだけどね。
「では、ギルドの買取価格をご寄付いただければ、お譲りしますよ」
「え? いいんですか?」
「ユウさんのお知り合いのようですから、特別に。神も友情には寛容なご処置をくださるでしょう」
「では、人間の対策として、表向きはギルドが買い取ったものを売ったことにしておきましょう」
盾や魔法使い用の杖もあるから、一人に一つずつ欲しいものを探すことに決めたリリアンダの五人は、それぞれ予算が足りるか心配している。
ときどき剣を振ってみたりもしながら、武器を仕分けしているのを、僕はブランと一緒に部屋の隅から見ていた。拾ったのは僕なのに、危ないからと触らせてもらえなかったのであって、サボったわけじゃない。
しかも、翌日からは、全部アイテムボックスから出してしまえばもうやることもないので、来なくていいと言われてしまった。多分ブランがいると、司祭様たちが緊張してしまうからなのだろう。僕たちの近くにいて、ブランの存在に慣れている人たちばかりじゃないので、ブランに対して緊張しているのが僕にも伝わってきていた。
本当は、ドロップ品に詳しい冒険者をたくさん呼ぶ方が効率はいいけれど、教会の内部という場所と、価値があるものが多すぎるために信用あるパーティーにしか任せられず、リリアンダ以外のパーティーを参加させていないらしい。そのために、教会の司祭様や助祭様が駆り出されてしまっている。
作業は続いているけど、僕はいつもの日々に戻ったところで、アルがダンジョンから戻ってきた。
「アル、リネ、お帰り」
『ユウ、元気~?』
「元気だよ。アル、リリアンダがドロップ品の選別のお手伝いに来てるよ」
「着替えたら会いに行こう。リネ、一緒に来てくれるか?」
『仕方ないなあ。アルの頼みだから行ってあげるよ』
少しずつ、リネとアルが打ち解けて仲良くなっている気がする。前は教会にアルを送り届けたらどこかに行ってしまっていたけど、今はどんなダンジョンに行ったか、アルと一緒に僕に話をしてくれる。今回も強いモンスターがいなくてつまらなかったらしいけど、リネやブランが楽しめる相手ってほとんどいないと思う。
アルとリネと一緒に、数日ぶりに顔を出したドロップ品部屋は、きれいに整理されてドロップ品が並べられていた。
「久しぶりだな」
「よ、よお、アレックス。その鳥は、その」
「ああ。神獣ヴィゾーヴニルだ。リネ、彼らはリリアンダ。ここで長く活動している冒険者だ」
『ダンジョンで会ったときは、美味しいものちょうだいね~』
「も、もちろんです」
リネの挨拶がリネらしい。リリアンダのみんなが膝をつこうとしたところに声をかけられて、中腰であたふたしている。分かるよ、その気持ち。不意打ちでこられるとそうなるよね。
ライダーズは、商会の護衛の途中にリネが急に現れて、ご飯がほしいと言われたと、先日のあふれの対応のときに教えてくれた。獣道にも気安く接しているようだし、アルの友達と認識した冒険者に対しては警戒しないようだ。
「グァリネ様、おかえりなさいませ」
『これ、新しい貢ぎ物?』
「これはユウさんがアイテムボックスに入れていらっしゃったドロップ品です」
『へえ。よさそうなのがあったら、もらってもいい?』
「もちろんです」
ちょうど部屋に現れたチルダム司教様がリネに挨拶をしたけど、リネは並べられたドロップ品のほうに興味が移ったようで、剣をそばでじっくりと見るために、机に移動した。机の上に並べられた剣には、ギルドの鑑定師が鑑定したランクを書いた紙が貼られている。リリアンダはそれを長さ順に並べて、箱に詰める作業をしているらしい。
あんな感じだから気にするな、というアルの言葉に、リリアンダのみんなは、戸惑いながらも膝をつくのをやめて、剣以外のものの作業に戻った。
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