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エピソード8
我慢の六カ月②
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土曜の朝。前日に買い物を済ませていたので用意が出来たら朝早くに誠くんの家に向かった。朝ごはんを一緒に食べようと考えていたからだ。
(きっと昨夜も遅くてご飯食べてなさそう)
そう思いつつ玄関を開けてリビングに入ったらギョッとした。誠くんが服も着替えずソファに死んだように眠っていたから悲鳴をあげかけた口を手で覆った。
(び、びっくりしたぁ、ていうか大丈夫かな、これ……寝てるだけ?だよね?)
スゥスゥと可愛い寝息を立てる姿に自然と笑みが溢れた。
(かぁ……わいぃ~)
あのブリザードを振り撒く怖い上司が実はこんなに可愛い寝息を立てて子供みたいに眠るとか誰が信じようか。こんな風に何も隠さない誠くんを見れることに幸せを感じつつもなにかかけるものはないかとあたりを見渡す。
(今さらだけど風邪ひくし。寝落ちちゃったのかな。疲れてるだろからちゃんとベットで寝てほしいんだけど)
寝室まで行き毛布を引っ張り出してきて身体にかける。寝息はまだ規則正しく続いたままだ。
(可愛い、やばい、ずっと見てられる)
触りたい――そう思う気持ちは私にだってある。抱き合える幸せ、誠くんが私に触れる手がいつだって優しい、その手に触れられて抱きしめられて愛されて、嫌なことなんかひとつもないんだ。その手を掴み返して私だって抱きしめ返したい、触れあいたい、そう思う気持ちはあるけれど……今日はきちんと話をしようと決めてきた。髪をソッと撫でると切れ目の目がうっすらと開いた。
「……ん」
「あ、ごめん、起こしちゃった?」
視線が定まらない感じの憂いた瞳にドキドキしつつも目を離せない。
「朝ごはん、一緒に食べよ?」
「……ん」
寝ぼけているとか珍しい、疲れてるんだろうなぁと思いながら見ていると誠くんがあくびをしながら起き上がった。
「気づいたら寝てた。ヤバ……頭ボ―ッとする。シャワーしてくる……」
頭を抱えながらお風呂場に消えてしまった。
(……寝ぼけてる姿……レアで好き)
見惚れて余韻に浸りつつも私は急いで朝ごはんの準備に取り掛かることにした。
先日ハワイの番組で見て食べたかったエッグベネディクト。ポーチドエッグを作ってみようかと思ったが色んなレシピを見てもどこか面倒で結局目玉焼きに。半熟に仕上げたらいいかとズボラレシピに変更。トマトのマリネやサラダは準備してきたからあとはスープだけ作ろうと決めてきた。
野菜をたくさん入れたコンソメスープ、少しでも栄養のあるものを食べてもらいたいと思いながらグツグツさせていると冷蔵庫を開ける音に振り向いた。
白い半袖のTシャツをきて下はグレーのスウェット。タオルを頭から被ってミネラルウォーターを口にしている姿にまた見惚れる。
(お風呂上がりの髪の濡れた姿も好きです)
心の中で告白。いちいち好きを実感して見惚れる自分に呆れるけれどカッコいいんだから仕方ない。見ていると目があった。
「……何作ってんの?」
「エッグベネディクト!」
「……なんかまた影響されてるな」
「ハワイ!ハワイ行ったことないけど美味しそうなのいっぱいあるね。いいな、いつか行きたい。ハンバーガーもガーリックシュリンプも美味しそうだったしあとステーッん!」
言葉がそこで飲み込まれた。
(ちょっとちょっとちょっとおぉ!)
歯磨きされたミントの香りと濡れた雫が頬に触れて体がビクリと反応する。
(ここ!だからキッチン!火を付けてる!!)
弄るように手が腰や首筋を這ってくるから身じろぎしようにも徐々に拘束されていく。
「ンあっ、はぁっんんっ」
息継ぎする間もなく降ってくるキスに腰が抜けそうになったところを抱き留められた。
「はぁ、ぁ」
「……目がトロンてなってる」
笑うように言われてカァッと赤くなった。
「ンむんんっ!」
押し付けられた唇から熱い舌がねじ込まれてまた息ができない。逃げる舌を追いかけて絡め取られる。口の中がウネウネと荒らされるようにかき回されて思考回路が途切れはじめる。
(だから!これがダメ!流されるな!私!今日は流されまいと覚悟を決めてきたではないか!)
腕をギュッと掴むとくちびるがフッと離された。
「ん……はぁ、ん」
口と口を糸が伝ってそれを視界に入れたらまた体が反応した。掴む腕の力に異変を感じたのか誠くんが伺うように聞いてきた。
「……痛いんだけど」
「ぁ……痛く、してるの!」
「なんで?」
「ちょっと……はぁ、今日はお話があって!」
息切れしかける自分が情け無いけれど誠くんはなんとか動きを止めてくれた。
「話?」
首を傾げて可愛いいな!と思っても負けない!
「あのね、最近ずっと思ってたの、だけど。その……」
モゴモゴし出した私に誠くんがため息をつく。
「それ後じゃダメ?」
ぎゅっと抱きしめながら首筋に吸いつかれて悲鳴をあげた。
「きゃ!いい、今じゃないとだめ!てか、今このことだから!」
「え?」
(濡れ髪で熱っぽい瞳で覗き込むように見られてドキドキする……じゃなくて!)
「エッチ!しすぎと思う!」
「……」
黙られてしまった。
―――
真っ赤な顔をして言われた言葉に脳内がすぐに理解できなかった。
(シャワー浴びたけどまだ寝ぼけてるな……)
「……そぉ?」
とりあえずそう返すと千夏の顔がまた赤くなる。
「しすぎでしょ?じ、自覚ないの?」
(してないとは思わないけど、しすぎてるとも思わない)
「……それで?」
言いたいことは他にもあったけどとりあえず飲み込んだ。千夏の言い分を聞いてみることにする。
「それで、えっと。ちょっと考えてほしいん、です」
(考える、とは)
その思考を察知したのか続けてくる。
「とりあえず、場所!どこでもしようとするのやめてほしい、の」
「場所?」
「まさに今でしょ?ここ、キッチン、そういうことする場所じゃないですよね?ここは料理するところ」
「……はぁ」
あまり響いてない俺に千夏の顔がピクッと歪む。
「明るい時間もどうかと思うの」
「……ええ?」
なんか言うこと言うことに呆れ気味の俺の返答に千夏の顔がますます歪んできた。
「私、結構真面目にお願いしてるんですけど」
「今はダメってこと?」
「ダメです。もう少し、その、健全に節度を持って過ごしたいんですけど」
(健全……)
「ちょっと……控えてほしいの」
「……」
言葉が出てこない俺は、付き合い始めた頃を思い出していた。あの時は飽きられたくないという意味で言っていた。その心配はもう絶対ないはずなのに。
「嫌とかじゃ、ないんだけど……その、そんなにしなくても……いいかと」
昨日まで事業部に感じていた気持ちがそのまま俺に返ってきてるみたいだな、と思う。千夏の言い分は何となく理解するものの俺の気持ちと噛み合うかと言われると否。でもここで俺が気持ちを言ったところで多分千夏は納得しないわけで――意見が絶対に嚙み合わない気がする。
(結局健全ってなんだ?)
千夏の求めてることの真意がいまいち掴めない。
(嫌ではないけど?控えろと?夜にベッドでしてくださいってこと?でも控えろてことはするなってこと?そんなにしなくてもいい、と言うのはする気はない?)
「誠くん?」
沈黙した俺に千夏が不安気に声をかけてくる。
(ダメだ、なんかめんどくさくなってきたな。しかもこれ、絶対千夏譲らないよな)
「わかりました」
「え?」
「とりあえず腹減ったから食いたい」
顎で出来上がってるものを指すと千夏がハッとした。
「あ、うん、用意するね」
溜まったストレスはまだ溜まり続けている。そのストレスが変な風に捩れた。
(千夏が言うならそれに乗ってやろう)
本音は今すぐ押し倒したいけれど、言い出したのは千夏の方だ。
(自分から言わせてやるよ)
千夏に当たるのは筋違いだけれど、躍起になった。セックスに関しては常にいいなりだった千夏のはじめての抵抗に俺も意地になってしまった。
(きっと昨夜も遅くてご飯食べてなさそう)
そう思いつつ玄関を開けてリビングに入ったらギョッとした。誠くんが服も着替えずソファに死んだように眠っていたから悲鳴をあげかけた口を手で覆った。
(び、びっくりしたぁ、ていうか大丈夫かな、これ……寝てるだけ?だよね?)
スゥスゥと可愛い寝息を立てる姿に自然と笑みが溢れた。
(かぁ……わいぃ~)
あのブリザードを振り撒く怖い上司が実はこんなに可愛い寝息を立てて子供みたいに眠るとか誰が信じようか。こんな風に何も隠さない誠くんを見れることに幸せを感じつつもなにかかけるものはないかとあたりを見渡す。
(今さらだけど風邪ひくし。寝落ちちゃったのかな。疲れてるだろからちゃんとベットで寝てほしいんだけど)
寝室まで行き毛布を引っ張り出してきて身体にかける。寝息はまだ規則正しく続いたままだ。
(可愛い、やばい、ずっと見てられる)
触りたい――そう思う気持ちは私にだってある。抱き合える幸せ、誠くんが私に触れる手がいつだって優しい、その手に触れられて抱きしめられて愛されて、嫌なことなんかひとつもないんだ。その手を掴み返して私だって抱きしめ返したい、触れあいたい、そう思う気持ちはあるけれど……今日はきちんと話をしようと決めてきた。髪をソッと撫でると切れ目の目がうっすらと開いた。
「……ん」
「あ、ごめん、起こしちゃった?」
視線が定まらない感じの憂いた瞳にドキドキしつつも目を離せない。
「朝ごはん、一緒に食べよ?」
「……ん」
寝ぼけているとか珍しい、疲れてるんだろうなぁと思いながら見ていると誠くんがあくびをしながら起き上がった。
「気づいたら寝てた。ヤバ……頭ボ―ッとする。シャワーしてくる……」
頭を抱えながらお風呂場に消えてしまった。
(……寝ぼけてる姿……レアで好き)
見惚れて余韻に浸りつつも私は急いで朝ごはんの準備に取り掛かることにした。
先日ハワイの番組で見て食べたかったエッグベネディクト。ポーチドエッグを作ってみようかと思ったが色んなレシピを見てもどこか面倒で結局目玉焼きに。半熟に仕上げたらいいかとズボラレシピに変更。トマトのマリネやサラダは準備してきたからあとはスープだけ作ろうと決めてきた。
野菜をたくさん入れたコンソメスープ、少しでも栄養のあるものを食べてもらいたいと思いながらグツグツさせていると冷蔵庫を開ける音に振り向いた。
白い半袖のTシャツをきて下はグレーのスウェット。タオルを頭から被ってミネラルウォーターを口にしている姿にまた見惚れる。
(お風呂上がりの髪の濡れた姿も好きです)
心の中で告白。いちいち好きを実感して見惚れる自分に呆れるけれどカッコいいんだから仕方ない。見ていると目があった。
「……何作ってんの?」
「エッグベネディクト!」
「……なんかまた影響されてるな」
「ハワイ!ハワイ行ったことないけど美味しそうなのいっぱいあるね。いいな、いつか行きたい。ハンバーガーもガーリックシュリンプも美味しそうだったしあとステーッん!」
言葉がそこで飲み込まれた。
(ちょっとちょっとちょっとおぉ!)
歯磨きされたミントの香りと濡れた雫が頬に触れて体がビクリと反応する。
(ここ!だからキッチン!火を付けてる!!)
弄るように手が腰や首筋を這ってくるから身じろぎしようにも徐々に拘束されていく。
「ンあっ、はぁっんんっ」
息継ぎする間もなく降ってくるキスに腰が抜けそうになったところを抱き留められた。
「はぁ、ぁ」
「……目がトロンてなってる」
笑うように言われてカァッと赤くなった。
「ンむんんっ!」
押し付けられた唇から熱い舌がねじ込まれてまた息ができない。逃げる舌を追いかけて絡め取られる。口の中がウネウネと荒らされるようにかき回されて思考回路が途切れはじめる。
(だから!これがダメ!流されるな!私!今日は流されまいと覚悟を決めてきたではないか!)
腕をギュッと掴むとくちびるがフッと離された。
「ん……はぁ、ん」
口と口を糸が伝ってそれを視界に入れたらまた体が反応した。掴む腕の力に異変を感じたのか誠くんが伺うように聞いてきた。
「……痛いんだけど」
「ぁ……痛く、してるの!」
「なんで?」
「ちょっと……はぁ、今日はお話があって!」
息切れしかける自分が情け無いけれど誠くんはなんとか動きを止めてくれた。
「話?」
首を傾げて可愛いいな!と思っても負けない!
「あのね、最近ずっと思ってたの、だけど。その……」
モゴモゴし出した私に誠くんがため息をつく。
「それ後じゃダメ?」
ぎゅっと抱きしめながら首筋に吸いつかれて悲鳴をあげた。
「きゃ!いい、今じゃないとだめ!てか、今このことだから!」
「え?」
(濡れ髪で熱っぽい瞳で覗き込むように見られてドキドキする……じゃなくて!)
「エッチ!しすぎと思う!」
「……」
黙られてしまった。
―――
真っ赤な顔をして言われた言葉に脳内がすぐに理解できなかった。
(シャワー浴びたけどまだ寝ぼけてるな……)
「……そぉ?」
とりあえずそう返すと千夏の顔がまた赤くなる。
「しすぎでしょ?じ、自覚ないの?」
(してないとは思わないけど、しすぎてるとも思わない)
「……それで?」
言いたいことは他にもあったけどとりあえず飲み込んだ。千夏の言い分を聞いてみることにする。
「それで、えっと。ちょっと考えてほしいん、です」
(考える、とは)
その思考を察知したのか続けてくる。
「とりあえず、場所!どこでもしようとするのやめてほしい、の」
「場所?」
「まさに今でしょ?ここ、キッチン、そういうことする場所じゃないですよね?ここは料理するところ」
「……はぁ」
あまり響いてない俺に千夏の顔がピクッと歪む。
「明るい時間もどうかと思うの」
「……ええ?」
なんか言うこと言うことに呆れ気味の俺の返答に千夏の顔がますます歪んできた。
「私、結構真面目にお願いしてるんですけど」
「今はダメってこと?」
「ダメです。もう少し、その、健全に節度を持って過ごしたいんですけど」
(健全……)
「ちょっと……控えてほしいの」
「……」
言葉が出てこない俺は、付き合い始めた頃を思い出していた。あの時は飽きられたくないという意味で言っていた。その心配はもう絶対ないはずなのに。
「嫌とかじゃ、ないんだけど……その、そんなにしなくても……いいかと」
昨日まで事業部に感じていた気持ちがそのまま俺に返ってきてるみたいだな、と思う。千夏の言い分は何となく理解するものの俺の気持ちと噛み合うかと言われると否。でもここで俺が気持ちを言ったところで多分千夏は納得しないわけで――意見が絶対に嚙み合わない気がする。
(結局健全ってなんだ?)
千夏の求めてることの真意がいまいち掴めない。
(嫌ではないけど?控えろと?夜にベッドでしてくださいってこと?でも控えろてことはするなってこと?そんなにしなくてもいい、と言うのはする気はない?)
「誠くん?」
沈黙した俺に千夏が不安気に声をかけてくる。
(ダメだ、なんかめんどくさくなってきたな。しかもこれ、絶対千夏譲らないよな)
「わかりました」
「え?」
「とりあえず腹減ったから食いたい」
顎で出来上がってるものを指すと千夏がハッとした。
「あ、うん、用意するね」
溜まったストレスはまだ溜まり続けている。そのストレスが変な風に捩れた。
(千夏が言うならそれに乗ってやろう)
本音は今すぐ押し倒したいけれど、言い出したのは千夏の方だ。
(自分から言わせてやるよ)
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