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エピソード10
誠のリクエスト⑥
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突然のプロポーズ。
クリスマス、ふたりで過ごす夜にまさかこんなこと予測できるわけない。
「もう俺さ、千夏がいないと無理」
そんな言葉を手を握って言うなんて卑怯だ。
「俺と結婚して」
絡まりあうゆびさきに、涙が止まらない。
この手が好きで、このゆびさきに触れられるだけでいつも何度でも胸をときめかせてきた。
「ふっ、うっぅ……えっ、ううっ」
なにか言いたいけど言葉に出来ない。
涙でボロボロになった顔を真っ直ぐ見つめてくれる瞳が優しすぎた。それにまた泣けてくる。
「泣きすぎだろ」
笑われても無視する。泣くなと言う方が無理だ。
「――うっぅぅ」
「泣き止んで?千夏」
無理、そう思って首を横にブンブン振った。
「返事もらえないってこと?」
「ちあうぅっ」
咄嗟に言い返すと吹き出されて、見上げたらめちゃくちゃ優しい顔して笑ってるんだ、泣くに決まっている。
「わっ、わたしもっ……ぅっ、誠くんがいなきゃ、むりっ……いっしょに、ぃたいよぉっ」
絶対ブサイクな顔をしてるに決まっている。泣きじゃくって鼻水も出てる。可愛く返事もできなくて自分のダメさにゲンナリするけど、取り繕う島もない。笑うのも怒るのも泣くのも全部見せてきた。嬉しいことも悲しいこともいつも共有してくれた。
そんな人とこれから生きていける未来があるのだと、そんな幸せなことが私にやってくるなんて思ってもみなかったから――。
「……嘘みたい」
「噓じゃないよ。嘘にすんなよ」
「夢みたい」
「……夢だったらそれは叶う夢だな」
「……え」
涙をそっと親指の腹ですくわれて、そのまま頬を包まれる。
「千夏が”うん”って言ってくれたらさ、俺が叶えてやれるから」
誠くんは、私にたくさんのものをくれたけど、夢まで叶えてくれる人だったのか。どうしよう、こんな奇跡あるのかな。クリスマスに願ったことはいっぱいあったんだよ?それでもそれらは全部どうしたって夢みたいなことだったのに。
「誠くんと……結婚できるの?」
「俺がしたいの」
「私と……本当に結婚してくれるの?」
「……千夏を幸せにする、そう言いたいしそのつもり。だけど……俺が幸せなんだよ、お前と一緒にいて。だから俺と結婚してよ、千夏」
(そんなの……私だってそうなのに)
「私で誠くんを幸せに出来るなら……ずっとそばにいる」
「うん」
「ずっと……そばにいさせて」
腕を伸ばしたらその手を引き寄せられて誠くんの胸の中に飛び込んだ。ぎゅっと抱きしめられて、その胸の中で溢れ出てくる涙を止められない。
「千夏、結婚しよ?」
「……はいっ」
誠くんの腕の中で夢みたいな言葉に私は涙をこぼして返事したんだ。
「え!結婚?!」
そう叫んで口を慌てて塞いだなべちゃん。
「ご、ごめん。思わず」
「驚くよね、私が一番驚いてる」
「うそーぉ!めっちゃいいじゃん!うそー!羨ましい!クリスマスにプロポーズってなに?!狙ってんの?」
いいなぁ~と心底羨ましそうになべちゃんが言うから苦笑い。それは私も思ったことだ。
(クリスマスにプロポーズ……やりすぎ案件。しかも狙った感じもなくサラッとするのなんなんだろう)
「うちの彼氏もそれくらい言って欲しいわ。もう二年も付き合ってんのに」
チッ、と舌打ちするから吹き出した。
「本音はさ、まだ一年も付き合ってないから本当にいいの?って思うんだけど。でも同棲ってどうしても抵抗があって……ごめんね、なべちゃんのことどうこう言う気はないんだよ?」
カップルによっていろんな過ごし方はあるし二人の自由だ。否定する気なんかさらさらない。これは私の個人的主観の話である。
「いや、わかるよ、それ。もうね、今さら結婚?みたいになっちゃうわけよ。付き合いたてはさ、同棲とかテンションあがっちゃって喜んじゃうんだけど、生活してたらもうダラダラするじゃん?結婚の踏ん切り全然つかんもんね。だからプロポーズもしてくんないんだよ」
そういうものか、と聞いていて思う。私はどちらかと言うと同棲で嫌われたらもう別れるしかないと思うから怖くて出来ないビビりなだけなんだけど、は言いそびれてしまう。
「いいなぁ。じゃあすぐ籍とかいれちゃうの?」
「うーん、まだよくわかんないんだけど。今仕事忙しすぎるからすぐにどうこうってことはないと思うんだけど」
同棲を拒んだ私の気持ちは受け入れてくれたけど、結婚するんだからと半同棲を提案された。そう言っても週末だけは誠くんのウチで過ごすという今とあまり変わらない暮らしなんだけど。私の住むアパートの更新が一カ月後だから、それまでは行き来しつつ契約切れと同時に越してこいと半ば命令で決められてしまった。
「仕事できる人はさ~決断も段取りも早いね。うらやまー」
確かに仕事で忙しいはずなのに頭の中に私とのことまで考えてくれるのは申し訳なくなる。
「急がなくても全然いいんだけどね」
今で十分幸せだし、そう思う気持ちをなべちゃんに一喝された。
「あまい!久世さんモテるんだから!あんな優良物件そうそうないんだからさっさと籍入れなきゃダメ!もう、すぐ籍入れよ!そうしよ!」
なべちゃんと笑い合いながら言葉にするほど現実味が起きてくる。これが夢じゃないんだ、それを実感して頬が緩む。
――千夏が”うん”って言ってくれたらさ、俺が叶えてやれるから
誠くんのくれた言葉が耳に残って離れない。私は今、これ以上ないほどの幸せを感じていた。
―――
結婚すると伝えたら高宮がビールを噴いた。
「おい、吐くな」
「いきなり言うからだろ!」
店員を呼んでおしぼりをもらおうと店の中に視線を這わせたら食いついてくる高宮がいる。
「マジ?もう決めたの?プロポーズしちゃったわけ?」
「しちゃったねぇ」
「うそうそ、マジか。抜け駆けじゃん」
「抜け駆けぇ?なんも抜け駆けてねぇ。お前そもそも付き合ったとこだろ。てか、腕離せ、邪魔」
「それはそうなんだけどさ、えー、マジー。なんでこんな口悪いやつが先結婚すんのー」
(ほっとけ)
そんな高宮にもつい最近彼女ができた。とりあえず乾杯、と高宮が不貞腐れつつもグラスを再度カツンと当ててきた。
「どういうくだりでそうなったわけ?参考までに聞かせて」
ほとんど興味だろ、と思ったけどもうそこは突っ込むのも面倒だった。こいつはきっと一生聞いてきそうだから。
「なんだろな。同棲持ちかけたら断られたってのがキッカケかな」
「断られてる、ふふ……おもろ。それで?」
「同棲するなら結婚したい派なんだと。まぁあいつらしい考えというか、妙に納得はできたんだけど」
「真面目そうだもんなぁ、菱田ちゃん。部屋にどんどん自分の私物置いて侵食して逃げ場なくさせるような女っぽくはないな」
高宮の意見に納得しすぎて笑えてきた。家に千夏の私物は確かに増えたけれど未だに最低限の物しか置かれていない。
「俺の中で同棲ってもう結婚が視野に入ってたしそう言うならすればいいなと思っただけ」
「なるほどなぁ。付き合ってどれくらいだっけ?」
「……八、九ヶ月?一年は経ってない」
「そんなもんでまぁだいたいの目安はつけられるよな。一年付き合ったからってその数ヶ月どう違うかって話だし、そもそもお前ら付き合う時間どうこうより接触時間普通に考えて長すぎじゃん。毎日職場で会って週末べったり過ごしてんだろ?濃すぎる」
「それな」
単純に家族より一緒に過ごしている気がする。
千夏は結婚なんか早いのではと躊躇っていたけど、高宮の意見で男的には適正な目安だと安心した。
「仕事してる姿も見てたらもう迷うところないわなー。時間どうこうの話じゃないな、それ」
「そー」
「職場ってめんどくせぇって思いがちだけど、案外決めやすくていいよな」
高宮が納得したように言う。そう遠くない未来に高宮も多分結婚を決めるだろう。
本社から移動して来て一年半くらいが過ぎた。
その年月は千夏と出会った月日でもある。上司と部下として出会ったときには想像もできなかった。
部下として信頼して、人として惹かれて、一線を越えてから彼女が可愛くて仕方がない。
これからの未来に千夏がいる。
千夏が俺のそばで笑っていてくれるなら何でもできそうな気がしていた。
~Fin~
クリスマス、ふたりで過ごす夜にまさかこんなこと予測できるわけない。
「もう俺さ、千夏がいないと無理」
そんな言葉を手を握って言うなんて卑怯だ。
「俺と結婚して」
絡まりあうゆびさきに、涙が止まらない。
この手が好きで、このゆびさきに触れられるだけでいつも何度でも胸をときめかせてきた。
「ふっ、うっぅ……えっ、ううっ」
なにか言いたいけど言葉に出来ない。
涙でボロボロになった顔を真っ直ぐ見つめてくれる瞳が優しすぎた。それにまた泣けてくる。
「泣きすぎだろ」
笑われても無視する。泣くなと言う方が無理だ。
「――うっぅぅ」
「泣き止んで?千夏」
無理、そう思って首を横にブンブン振った。
「返事もらえないってこと?」
「ちあうぅっ」
咄嗟に言い返すと吹き出されて、見上げたらめちゃくちゃ優しい顔して笑ってるんだ、泣くに決まっている。
「わっ、わたしもっ……ぅっ、誠くんがいなきゃ、むりっ……いっしょに、ぃたいよぉっ」
絶対ブサイクな顔をしてるに決まっている。泣きじゃくって鼻水も出てる。可愛く返事もできなくて自分のダメさにゲンナリするけど、取り繕う島もない。笑うのも怒るのも泣くのも全部見せてきた。嬉しいことも悲しいこともいつも共有してくれた。
そんな人とこれから生きていける未来があるのだと、そんな幸せなことが私にやってくるなんて思ってもみなかったから――。
「……嘘みたい」
「噓じゃないよ。嘘にすんなよ」
「夢みたい」
「……夢だったらそれは叶う夢だな」
「……え」
涙をそっと親指の腹ですくわれて、そのまま頬を包まれる。
「千夏が”うん”って言ってくれたらさ、俺が叶えてやれるから」
誠くんは、私にたくさんのものをくれたけど、夢まで叶えてくれる人だったのか。どうしよう、こんな奇跡あるのかな。クリスマスに願ったことはいっぱいあったんだよ?それでもそれらは全部どうしたって夢みたいなことだったのに。
「誠くんと……結婚できるの?」
「俺がしたいの」
「私と……本当に結婚してくれるの?」
「……千夏を幸せにする、そう言いたいしそのつもり。だけど……俺が幸せなんだよ、お前と一緒にいて。だから俺と結婚してよ、千夏」
(そんなの……私だってそうなのに)
「私で誠くんを幸せに出来るなら……ずっとそばにいる」
「うん」
「ずっと……そばにいさせて」
腕を伸ばしたらその手を引き寄せられて誠くんの胸の中に飛び込んだ。ぎゅっと抱きしめられて、その胸の中で溢れ出てくる涙を止められない。
「千夏、結婚しよ?」
「……はいっ」
誠くんの腕の中で夢みたいな言葉に私は涙をこぼして返事したんだ。
「え!結婚?!」
そう叫んで口を慌てて塞いだなべちゃん。
「ご、ごめん。思わず」
「驚くよね、私が一番驚いてる」
「うそーぉ!めっちゃいいじゃん!うそー!羨ましい!クリスマスにプロポーズってなに?!狙ってんの?」
いいなぁ~と心底羨ましそうになべちゃんが言うから苦笑い。それは私も思ったことだ。
(クリスマスにプロポーズ……やりすぎ案件。しかも狙った感じもなくサラッとするのなんなんだろう)
「うちの彼氏もそれくらい言って欲しいわ。もう二年も付き合ってんのに」
チッ、と舌打ちするから吹き出した。
「本音はさ、まだ一年も付き合ってないから本当にいいの?って思うんだけど。でも同棲ってどうしても抵抗があって……ごめんね、なべちゃんのことどうこう言う気はないんだよ?」
カップルによっていろんな過ごし方はあるし二人の自由だ。否定する気なんかさらさらない。これは私の個人的主観の話である。
「いや、わかるよ、それ。もうね、今さら結婚?みたいになっちゃうわけよ。付き合いたてはさ、同棲とかテンションあがっちゃって喜んじゃうんだけど、生活してたらもうダラダラするじゃん?結婚の踏ん切り全然つかんもんね。だからプロポーズもしてくんないんだよ」
そういうものか、と聞いていて思う。私はどちらかと言うと同棲で嫌われたらもう別れるしかないと思うから怖くて出来ないビビりなだけなんだけど、は言いそびれてしまう。
「いいなぁ。じゃあすぐ籍とかいれちゃうの?」
「うーん、まだよくわかんないんだけど。今仕事忙しすぎるからすぐにどうこうってことはないと思うんだけど」
同棲を拒んだ私の気持ちは受け入れてくれたけど、結婚するんだからと半同棲を提案された。そう言っても週末だけは誠くんのウチで過ごすという今とあまり変わらない暮らしなんだけど。私の住むアパートの更新が一カ月後だから、それまでは行き来しつつ契約切れと同時に越してこいと半ば命令で決められてしまった。
「仕事できる人はさ~決断も段取りも早いね。うらやまー」
確かに仕事で忙しいはずなのに頭の中に私とのことまで考えてくれるのは申し訳なくなる。
「急がなくても全然いいんだけどね」
今で十分幸せだし、そう思う気持ちをなべちゃんに一喝された。
「あまい!久世さんモテるんだから!あんな優良物件そうそうないんだからさっさと籍入れなきゃダメ!もう、すぐ籍入れよ!そうしよ!」
なべちゃんと笑い合いながら言葉にするほど現実味が起きてくる。これが夢じゃないんだ、それを実感して頬が緩む。
――千夏が”うん”って言ってくれたらさ、俺が叶えてやれるから
誠くんのくれた言葉が耳に残って離れない。私は今、これ以上ないほどの幸せを感じていた。
―――
結婚すると伝えたら高宮がビールを噴いた。
「おい、吐くな」
「いきなり言うからだろ!」
店員を呼んでおしぼりをもらおうと店の中に視線を這わせたら食いついてくる高宮がいる。
「マジ?もう決めたの?プロポーズしちゃったわけ?」
「しちゃったねぇ」
「うそうそ、マジか。抜け駆けじゃん」
「抜け駆けぇ?なんも抜け駆けてねぇ。お前そもそも付き合ったとこだろ。てか、腕離せ、邪魔」
「それはそうなんだけどさ、えー、マジー。なんでこんな口悪いやつが先結婚すんのー」
(ほっとけ)
そんな高宮にもつい最近彼女ができた。とりあえず乾杯、と高宮が不貞腐れつつもグラスを再度カツンと当ててきた。
「どういうくだりでそうなったわけ?参考までに聞かせて」
ほとんど興味だろ、と思ったけどもうそこは突っ込むのも面倒だった。こいつはきっと一生聞いてきそうだから。
「なんだろな。同棲持ちかけたら断られたってのがキッカケかな」
「断られてる、ふふ……おもろ。それで?」
「同棲するなら結婚したい派なんだと。まぁあいつらしい考えというか、妙に納得はできたんだけど」
「真面目そうだもんなぁ、菱田ちゃん。部屋にどんどん自分の私物置いて侵食して逃げ場なくさせるような女っぽくはないな」
高宮の意見に納得しすぎて笑えてきた。家に千夏の私物は確かに増えたけれど未だに最低限の物しか置かれていない。
「俺の中で同棲ってもう結婚が視野に入ってたしそう言うならすればいいなと思っただけ」
「なるほどなぁ。付き合ってどれくらいだっけ?」
「……八、九ヶ月?一年は経ってない」
「そんなもんでまぁだいたいの目安はつけられるよな。一年付き合ったからってその数ヶ月どう違うかって話だし、そもそもお前ら付き合う時間どうこうより接触時間普通に考えて長すぎじゃん。毎日職場で会って週末べったり過ごしてんだろ?濃すぎる」
「それな」
単純に家族より一緒に過ごしている気がする。
千夏は結婚なんか早いのではと躊躇っていたけど、高宮の意見で男的には適正な目安だと安心した。
「仕事してる姿も見てたらもう迷うところないわなー。時間どうこうの話じゃないな、それ」
「そー」
「職場ってめんどくせぇって思いがちだけど、案外決めやすくていいよな」
高宮が納得したように言う。そう遠くない未来に高宮も多分結婚を決めるだろう。
本社から移動して来て一年半くらいが過ぎた。
その年月は千夏と出会った月日でもある。上司と部下として出会ったときには想像もできなかった。
部下として信頼して、人として惹かれて、一線を越えてから彼女が可愛くて仕方がない。
これからの未来に千夏がいる。
千夏が俺のそばで笑っていてくれるなら何でもできそうな気がしていた。
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