桜が散るまで

莉逢

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その後

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あの後僕達は僕の家に来ていた。あの現場から香澄の家が遠かったため、急遽僕の家に来ることになった。というかアレ見られてないよね?アレっていうのは……そう、君の余命はこれくらいだよーって書いてある書類だ。香澄を家に入れて数分して僕も家に入ったので見られた可能性がある。だから念の為聞いてみることにした。
「なぁ香澄、僕の家に来てからなにか見たりしたか?」
「え?なに?何も無かったけどそれがどうかしたの?」
「知らないならいいんだ」
この反応を見る限り見られてはいないようなのでひとまず安心だ。そう心の中で呟いていると、突然僕のスマホが鳴り出した。
「真冬のスマホに着信なんて珍しいこともあるもんだね」
もしかしなくともこいつ今馬鹿にしたよね?絶対したよね?そう思いつつ僕は電話に出た。
「……もしもし」
「あっその声は部員A!ちゃんと出てんだね、電話」
「そりゃ部長からの着信ですからね」
「まぁ安否確認のために電話してんだ。さっき君の家の近くでビルが倒壊したらしくてね、怪我はない?」
「大丈夫ですよ。あと部長、少し頼み事がありまして」
「ん?なんだい?」
「春休み、部員のメンバーで旅行に行きたいと思いまして」
「なんでよりによって春休みなんだい?私たちが退部する前の夏休みで良くない?」
「それは……その……」
「まぁ言えないことなら言わなくていいよ。私はオッケーだし、他の部員達には自分から許可を取りに言ってくれよ?」
「それくらい自分でしますよ……。」
そう言って、電話を切った。
「春休み、旅行行くの?」
「まぁそうだな。僕と部長は行くって言ってるし、あとはお前と残りの部員達に許可取りに行くだけだ」
「私は大丈夫だよ~」
「だろうな」
少なくともこいつはこういうと思った。時計を見てみるともう午後8時を回っていた。
「そろそろ帰った方が良くないか?こんな夜遅くまで女の子が男の家にいたらなんか誤解されそうだからな」
「わかった!また学校でねー」
そう言って帰宅する香澄。さて、僕も明日のために寝るか。そう思いつつ、僕は睡魔に身を任せるのだった。
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