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ポンコツ王女と作戦会議(4)
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――で、要するに。
アデライトは前世、『日本』という国で生まれ育った。
日本では『乙女ゲーム』呼ばれる遊びが流行していて、前世のアデライトはすっかりのめり込んでいたのである。
ゲームの内容は、聖女オレリアを主人公とし、疑似恋愛を楽しむというもの。
恋の相手は『攻略対象』と呼ばれる、無数の魅力的な男性たちだ。
ちなみにこのゲームには年齢制限が付いている。
少々際どい表現が出てくるため、十五歳未満は遊ぶのを禁じられていた。
そんな乙女ゲームの舞台となっているのが、まさにここ。
私たちの住む世界なのである。
「――ということでよろしいでしょうか」
「やっと理解したわね」
少し前までの不機嫌も消え、アデライトは「ふふん」と満足げに鼻を鳴らした。
どうやら彼女は、私の理解を得られたことが嬉しくて仕方がないらしい。
一見すると近寄りがたい怜悧な美貌に、隠しきれない笑みが浮かんでいる。
「そのゲームだけど、今はもうほぼ終盤なの。基本的には、魔王を倒すまでの二年間がメインで、そこで誰と恋愛するかが決まるのね」
言いながら、アデライトは紙を引っ張り出してさらさらと『攻略対象』の文字を書く。
「この恋愛相手――攻略対象は、お兄様と旅の仲間たち。それから旅先で会う吟遊詩人に、盗賊に、悪徳詐欺商人。あとは魔族に寝返った裏切り者と、魔王の幹部である半魔族が一人」
彼女は続けて、紙の上に登場人物の名前を書いていく。
旅の仲間の剣士クロード、賢者のマリユス。吟遊詩人に、盗賊に、悪徳――――。
「悪人ばっかじゃないですか!」
「それがかっこいいのよ! 女の子は悪に憧れるものなのよ!」
「ええ……?」
そういうもの……だろうか?
少しだけ自分に当てはめて考えるけど、さすがに盗賊みたいな犯罪者はご遠慮したいと思ってしまう。
それよりはやはり、正義の味方の方が格好いいし憧れる。
たとえば、勇者みたいな――――いや、いや!
「わ、私は特に憧れません! 悪にも、せ、正義にも、別に……」
言い訳にするように口にすれば、アデライトがキッと私を睨みつけた。
「いいじゃない! だいたい、悪人にも理由があるのよ。みんな、根はいい人って設定で!」
「せ、設定……?」
どうやら地雷を踏んでしまったらしい。
こちらが怯むほどの勢いに、私は思わず身を引いた。
だけどアデライトは、ずい、とテーブルに身を乗り出してくる。
「盗賊は義賊なのよ! 悪い領主に搾取されている町の人たちを助けるために、金持ちからだけお金を盗むの。商人はだまし取られた親の形見を取り返すためにお金が必要で、裏切り者はたった一人の妹を魔物狩りの人間たちに殺されて復讐を誓ったのよ。半魔族はずっと迫害されてきたから、人間を恨まざるを得なかったの!」
――な、なるほど……?
アデライトに気圧されながらも、攻略対象の事情には納得する。
たしかに、根っからの悪人というわけではなさそうだ――が。
――あれ?
なんだか、聞き覚えのある内容がいくつかある。
「……魔物狩りって、五、六年前くらいにアデライト様が予言されていませんでした? 『ラヴァン地方にある町で、魔物狩りと称した略奪がある』とおっしゃって、離宮から兵を派遣されましたよね?」
ラヴァン地方は、国の辺境にある平和な土地だ。
争いとは無縁のはずの土地で、そんな惨劇など起こるはずがない――と周囲は笑ったものだ。
だが、あまりに熱心なアデライトの様子に、王妃殿下は半信半疑のまま、『念のために』と離宮の兵を送り出した。
その結果は、アデライトが予言した通り。
魔物狩りを名目として町に入った警備兵たちが、住民たちを襲い略奪を始めたのだ。
町の被害を防ぐことが出来たのは、アデライトの言葉通りに、離宮の兵を送ったからだ。
この一件以降、アデライトの予言能力は広く知られることになったのである。
「もしかして、あの件は……」
この、攻略対象に関連する事件だったのではないだろうか。
尋ねるようにアデライトを窺い見れば、彼女はてらいなく頷いた。
「そうよ。攻略対象を減らすとお兄様ルートの確率を上げることになっちゃうけど……。でも、放っておけないじゃない! この国で、略奪なんて!」
悪いことなんてしていないのに、アデライトは言い訳でもするようにそう言った。
ツン、と顔を逸らしてしまったが――他にも、気になるところがある。
「盗賊についてですが……たしか四年前、不祥事が発覚した領主がいましたよね?」
「だって、飢え死にする領民がたくさんいたのよ! 知っていて無視しろっていうの!?」
「じゃ、商人は」
「形見を取り返したし、最初にだまし取った悪徳商人の方も捕まえておいたわよ!」
「半魔族」
「半魔族たちが暮らす町に引っ越しさせたわ。当たり前じゃない――ってなによその顔! なんで笑うのよ!!」
怒ったようなアデライトの言葉に、私は思わず自分の頬を撫でる。
笑ったつもりはないけど、ついつい表情が緩んでしまったらしい。
物言いがきつく、すぐに癇癪を起すアデライトは、幼い頃はよく誤解されていたものだ。
だけど本当はただ不器用なだけで、心根の優しい子であることは、今ではすっかり知れ渡っている。
今だって、怒っているわけではなく、単なる照れ隠しなのだ。
「も、もう! 話を戻すわよ! 乙女ゲームの本編の話よ!」
私の視線を振り切るように頭を振ると、アデライトは改めて紙の上に目を落とした。
筆を取って『イベント』と書き記し、矢印であれやこれやとつないでいく。
「このゲームでは、旅の間に好感度を上げてイベントを起こすの。好感度とイベントの内容で、ストーリーが変わっていくわ。誰と恋人になるかはイベント次第。それに、エンディングにもかかわってくるの」
続けて、丸と点でできたアンリらしい顔を描く。かわいい。
「オレリアは、お兄様を恋人とするルートを取っていたわ。さっきも言ったけど、お兄様ルートだと、バッドエンド以外は確実に私が処刑されるの。よりによって、お兄様の手で!」
お兄様、と言いながら、アデライトはアンリの顔から矢印を伸ばす。
矢印の先に描くのは――ギロチンだ。
一気に血なまぐさくなる。
「お兄様ルートの私は、オレリアを亡き者にしようと画策するの。わざと危険な目にあわせたり、人を使って襲ったり、魔族と接触したり。魔王を倒して城に戻った後は、直接対決のイベントがあるわ。このときにお兄様に真相が知られて、もはや妹ではないと断罪されるのよ」
アンリの横に、泣き顔の丸い顔が描き加えられる。やはりかわいらしいけれど、アデライトの顔は真剣だ。
「このイベントだけは、絶対に止めないといけないわ! そのためにも、絶対にバッドエンドにしないといけないの!」
乙女ゲームとは、男性と恋愛をするゲーム。
そのゲームのバッドエンドとは、恋が実らないこと――とは、アデライトから聞いたばかり。
ならば、これからアデライトがするべきことは――。
「ミシェルとお兄様をくっつけて、オレリアとの婚約を阻止することよ!」
ということ、らしい。
アデライトは前世、『日本』という国で生まれ育った。
日本では『乙女ゲーム』呼ばれる遊びが流行していて、前世のアデライトはすっかりのめり込んでいたのである。
ゲームの内容は、聖女オレリアを主人公とし、疑似恋愛を楽しむというもの。
恋の相手は『攻略対象』と呼ばれる、無数の魅力的な男性たちだ。
ちなみにこのゲームには年齢制限が付いている。
少々際どい表現が出てくるため、十五歳未満は遊ぶのを禁じられていた。
そんな乙女ゲームの舞台となっているのが、まさにここ。
私たちの住む世界なのである。
「――ということでよろしいでしょうか」
「やっと理解したわね」
少し前までの不機嫌も消え、アデライトは「ふふん」と満足げに鼻を鳴らした。
どうやら彼女は、私の理解を得られたことが嬉しくて仕方がないらしい。
一見すると近寄りがたい怜悧な美貌に、隠しきれない笑みが浮かんでいる。
「そのゲームだけど、今はもうほぼ終盤なの。基本的には、魔王を倒すまでの二年間がメインで、そこで誰と恋愛するかが決まるのね」
言いながら、アデライトは紙を引っ張り出してさらさらと『攻略対象』の文字を書く。
「この恋愛相手――攻略対象は、お兄様と旅の仲間たち。それから旅先で会う吟遊詩人に、盗賊に、悪徳詐欺商人。あとは魔族に寝返った裏切り者と、魔王の幹部である半魔族が一人」
彼女は続けて、紙の上に登場人物の名前を書いていく。
旅の仲間の剣士クロード、賢者のマリユス。吟遊詩人に、盗賊に、悪徳――――。
「悪人ばっかじゃないですか!」
「それがかっこいいのよ! 女の子は悪に憧れるものなのよ!」
「ええ……?」
そういうもの……だろうか?
少しだけ自分に当てはめて考えるけど、さすがに盗賊みたいな犯罪者はご遠慮したいと思ってしまう。
それよりはやはり、正義の味方の方が格好いいし憧れる。
たとえば、勇者みたいな――――いや、いや!
「わ、私は特に憧れません! 悪にも、せ、正義にも、別に……」
言い訳にするように口にすれば、アデライトがキッと私を睨みつけた。
「いいじゃない! だいたい、悪人にも理由があるのよ。みんな、根はいい人って設定で!」
「せ、設定……?」
どうやら地雷を踏んでしまったらしい。
こちらが怯むほどの勢いに、私は思わず身を引いた。
だけどアデライトは、ずい、とテーブルに身を乗り出してくる。
「盗賊は義賊なのよ! 悪い領主に搾取されている町の人たちを助けるために、金持ちからだけお金を盗むの。商人はだまし取られた親の形見を取り返すためにお金が必要で、裏切り者はたった一人の妹を魔物狩りの人間たちに殺されて復讐を誓ったのよ。半魔族はずっと迫害されてきたから、人間を恨まざるを得なかったの!」
――な、なるほど……?
アデライトに気圧されながらも、攻略対象の事情には納得する。
たしかに、根っからの悪人というわけではなさそうだ――が。
――あれ?
なんだか、聞き覚えのある内容がいくつかある。
「……魔物狩りって、五、六年前くらいにアデライト様が予言されていませんでした? 『ラヴァン地方にある町で、魔物狩りと称した略奪がある』とおっしゃって、離宮から兵を派遣されましたよね?」
ラヴァン地方は、国の辺境にある平和な土地だ。
争いとは無縁のはずの土地で、そんな惨劇など起こるはずがない――と周囲は笑ったものだ。
だが、あまりに熱心なアデライトの様子に、王妃殿下は半信半疑のまま、『念のために』と離宮の兵を送り出した。
その結果は、アデライトが予言した通り。
魔物狩りを名目として町に入った警備兵たちが、住民たちを襲い略奪を始めたのだ。
町の被害を防ぐことが出来たのは、アデライトの言葉通りに、離宮の兵を送ったからだ。
この一件以降、アデライトの予言能力は広く知られることになったのである。
「もしかして、あの件は……」
この、攻略対象に関連する事件だったのではないだろうか。
尋ねるようにアデライトを窺い見れば、彼女はてらいなく頷いた。
「そうよ。攻略対象を減らすとお兄様ルートの確率を上げることになっちゃうけど……。でも、放っておけないじゃない! この国で、略奪なんて!」
悪いことなんてしていないのに、アデライトは言い訳でもするようにそう言った。
ツン、と顔を逸らしてしまったが――他にも、気になるところがある。
「盗賊についてですが……たしか四年前、不祥事が発覚した領主がいましたよね?」
「だって、飢え死にする領民がたくさんいたのよ! 知っていて無視しろっていうの!?」
「じゃ、商人は」
「形見を取り返したし、最初にだまし取った悪徳商人の方も捕まえておいたわよ!」
「半魔族」
「半魔族たちが暮らす町に引っ越しさせたわ。当たり前じゃない――ってなによその顔! なんで笑うのよ!!」
怒ったようなアデライトの言葉に、私は思わず自分の頬を撫でる。
笑ったつもりはないけど、ついつい表情が緩んでしまったらしい。
物言いがきつく、すぐに癇癪を起すアデライトは、幼い頃はよく誤解されていたものだ。
だけど本当はただ不器用なだけで、心根の優しい子であることは、今ではすっかり知れ渡っている。
今だって、怒っているわけではなく、単なる照れ隠しなのだ。
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私の視線を振り切るように頭を振ると、アデライトは改めて紙の上に目を落とした。
筆を取って『イベント』と書き記し、矢印であれやこれやとつないでいく。
「このゲームでは、旅の間に好感度を上げてイベントを起こすの。好感度とイベントの内容で、ストーリーが変わっていくわ。誰と恋人になるかはイベント次第。それに、エンディングにもかかわってくるの」
続けて、丸と点でできたアンリらしい顔を描く。かわいい。
「オレリアは、お兄様を恋人とするルートを取っていたわ。さっきも言ったけど、お兄様ルートだと、バッドエンド以外は確実に私が処刑されるの。よりによって、お兄様の手で!」
お兄様、と言いながら、アデライトはアンリの顔から矢印を伸ばす。
矢印の先に描くのは――ギロチンだ。
一気に血なまぐさくなる。
「お兄様ルートの私は、オレリアを亡き者にしようと画策するの。わざと危険な目にあわせたり、人を使って襲ったり、魔族と接触したり。魔王を倒して城に戻った後は、直接対決のイベントがあるわ。このときにお兄様に真相が知られて、もはや妹ではないと断罪されるのよ」
アンリの横に、泣き顔の丸い顔が描き加えられる。やはりかわいらしいけれど、アデライトの顔は真剣だ。
「このイベントだけは、絶対に止めないといけないわ! そのためにも、絶対にバッドエンドにしないといけないの!」
乙女ゲームとは、男性と恋愛をするゲーム。
そのゲームのバッドエンドとは、恋が実らないこと――とは、アデライトから聞いたばかり。
ならば、これからアデライトがするべきことは――。
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