君と君…オレと私…君と私

SINRA

文字の大きさ
上 下
6 / 62

2家族(2)

しおりを挟む
翌日

学校

凛「おはよぉ!」

菜奈「おはよう!」

蒼崎「おはよう。」

凛「あれ?純はまだ?」

蒼崎「そろそろ来る頃じゃない?」

純「おはよ!」

菜奈「またギリギリだね。笑」

純「間に合ったからいいんだよ!」

先生「はーい、席につけぇ。」

HRが始まり1時限目が終わった。

生徒A「ねぇ聞いた?昨日帰り道に学校の道訪ねる男の人!」

生徒B「聞いた!聞いた!色んな人に聞いてたみたい!」

生徒C「怪しいよね!この学校一本道だから迷う事ないのに!」

純「聞いたか?今の話し!」

菜奈「えぇ、昨日の人の事かな?」

凛「えっ何の話し?」

菜奈「昨日凛ちゃんが帰った後男の人に学校までの道のりを尋ねられたんだ。」

凛「うん。」

菜奈「公園から学校まで真っ直ぐ行けば着くはずだから迷うわけないと思ったんだけど。」

純「他の生徒にも聞いてたみたいだな。」

凛「?そんな人いたの?」

純「流石に迷わねぇだろ。」

菜奈「やっぱり怪しい人だったのかな?」

凛「それは怪しいね…菜奈も蒼崎さんも、気をつけてね。」

純「おい!何でそこでオレが入ってねぇんだよ!」

凛「だって純は陸上やってるんだから逃げ切れるでしょ!笑」

純「まぁな!叫びながら逃げる!笑」

蒼崎「・・・」

凛「蒼崎さんどぉしたの?」

蒼崎「いえ…昨日の人誰かに似てる気がしてたから…」

菜奈「もしかして指名手配の紙に載ってたとか?」

蒼崎「いやそういうのとは…」

純「マジかよ!ヤベェじゃん!」

凛「えっ?マジで?」

蒼崎「ちょっとは落ち着きなさい!」
蒼崎さんは珍しく説教みたいに言った。

蒼崎「そぉいうのとは違うって言ってるでしょ。」

純「なんだぁ…焦ったじゃねぇか。」

凛「まぁまた現れたら先生にでも言えばいいんじゃない?」

そして放課後

純「帰ろうぜ!」

凛「ごめん!今日バイトなんだ。」
と手を合わせた。

菜奈「そっか。バイト頑張ってね!」

凛「ありがとう!」

そぉ言って、裏門からバイト先に向かった。

翌朝


凛「おはよう!」

菜奈「凛ちゃん!」

凛「菜奈おはよ!どぉしたの慌てて?」

生徒A「昨日も出たんだって!例の男!」

凛「えっ?」

生徒B「それで校門から出てくる生徒を見てたんだって!」

凛「えぇ?変質者?」

生徒C「それでね生徒が少なくなってきて男の人が声をかけてきて涼川凛って子知らないかって聞いてきたの!」

凛「私⁉︎なんで私?」

菜奈「わからない…でも凛ちゃんを探してたってことは狙いは凛ちゃんだよ!」

凛「マジか…⁉︎まぁでも大丈夫でしょ!笑」

純「おはよう!どぉしたんだ?」

菜奈「昨日もあの男の人校門前のところにいたみたい!」

純「マジか!いよいよ怪しいな!」

菜奈「それでね!その男の人凛ちゃんを探してたみたいで…」

純「えっ?凛を何で⁉︎」

菜奈「分からない…でも凛ちゃんが狙いなのかな?」
慌てて言う。

純「マジで⁉︎凛危ねぇじゃん!先生に言うか?」

凛「いいよ!大袈裟だなぁ!」

菜奈「でも、心配だよ!」

凛「大丈夫だって。」

菜奈「ならいいけど…」


お昼休み


オレは蒼崎さんと飲み物を買いに自動販売機に来た。

蒼崎「涼川さん、誰か心当たりないの?眼鏡かけてて暗めの茶髪の男性。」

凛「眼鏡かけてて暗めの茶髪ぅ?ん~こっちに知り合いはいないと思うんだけどなぁ…」

蒼崎「そぉ。なら違うのかしら…」

凛「ん~眼鏡かけてないしなぁ」

蒼崎「何か言った?」

凛「ううん。なんでもない!」

そう話しながらオレたちは教室に戻ると教室はその男の話で持ちきりになってた。

生徒A「ねぇ、涼川さん本当に心当たりないの?」

凛「ん~さっきも蒼崎さんと話してたんだけどこっちに知り合いがいないから…」

生徒A「そっかぁ…」

凛「その人どんな感じだったの?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Aさんの話

「私たちが帰る時はまだ生徒もいっぱいいて、その中でも金髪で短髪の人…涼川さんみたいな人に声をかけようとしてやめてた。」

Bさんの話

「私たちが帰る時は人も少なくなってて、そしたらポケットに手を入れて鞄の中とか何かを慌てて探しててすっごく怪しかったよ!私達より後に帰ってた子が涼川さんの事聞いてきたって…」

Cさんの話

「私は結構早めに帰ったんだけどその人ハンカチで汗を拭いながらハァハァ言ってたぁ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

凛「・・・・怪しすぎる…」
(えぇっ‼︎めちゃくちゃ怪しすぎるじゃん!オレにそんな知り合いいないし!)

菜奈「ねぇやっぱり先生達に相談しない…?」

純「その方がいいって!」

蒼崎「……先生に相談はするとして、私達も出来るだけ気をつけないとね…」

純「そぉだな。」

HR

先生「あぁ最近不審者がこの辺に目撃されているのはみんな知っているな?
話しを聞くと特に金髪で短髪の子を狙っている節がある!だが、他の生徒も狙われている可能性もあるから人の多い道を帰るなり、3人以上で帰るなりして対策をする事!」
「涼川は私と職員室にこい。」 

凛「はい。分かりました。」


[校内]

純「凛、そろそろ話し終わったかなぁ?」

菜奈「どぉだろう。職員室行ってみる?」

蒼崎「そぉね。行ってみましょう。」

教室を出る純と菜奈

蒼崎も帰る支度をした。

生徒A「蒼崎さん涼川さんと帰るんだよね?」

蒼崎「えぇ。」

生徒B「なら蒼崎さん達も気をつけてね…」

蒼崎「…そぉね。そぉするわ。ありがとう。」

純「彩月いくぞぉ!」 

廊下で彩月を待ちながら窓の外を眺めると。

菜奈「あれ凛ちゃんじゃない?公園なんか行ってどぉしたんだろぅ。」

純「どぉしたんだ?」

菜奈「凛ちゃんが公園に行ってってあれ…あの人って前に道を聞いてきた人じゃない?」

純「?ホントだ!あの時の男じゃねぇか!」

菜奈「凛ちゃんを探しにきたのかな?」
不安に焦る菜奈

純「何で1人で公園なんか行ってんだよ凛!」

公園に凛が近づくと男も凛に近寄った。

純「やばいんじゃないか⁉︎」

男は凛に話しかける。

純「凛が危ねぇ!」

純と菜奈は急いで裏の公園に向かった。

教室から出てきた蒼崎は2人が慌てて行くのを見て

蒼崎「ちょっと!」
しおりを挟む

処理中です...