君と君…オレと私…君と私

SINRA

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5正直な気持ち(2)

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彩月の家

彩月母「彩月?明日お婆ちゃんの家に行く準備は出来た?」

彩月「えぇ、もぉできてるわ!」

彩月父「柚月、オレの服知らないか?」

彩月母「さっきお風呂場に持って行ってたでしょ!」

彩月父「あぁそぉだった!」

ジリリリリ ジリリリリと電話の音が鳴る。

彩月母「はい!もしもし蒼崎です。…っえ?…はい…はい…わかりました…すぐ向かいます。」

彩月「母さん?どぉしたの?」

彩月母「…お婆ちゃんが倒れたって…病院から…」

彩月父「えぇ⁉︎」

彩月「お婆ちゃんが⁉︎」

彩月母「わからないけど一緒にいた子が救急車を呼んでくれたみたい…」

彩月(お婆ちゃん…!)


そして病院に着き病室に向かうと。
病室の前で祈る様に座る子がいた。

彩月「凛…?」

その声に顔をあげるとそこには彩月がいた。

凛「彩月?」

彩月「どぉして凛がここに?」

彩月母「彩月?」
凛がここにいる理由も気になるが今はお婆ちゃんの心配が勝り病室に入った。

凛「………まさか…⁉︎」
お婆さんのいる病室に入る理由は一つしかない。彩月がお婆さんの孫ということだ。

凛「……そぉか…これか…」
彩月はダメと思った…


病室

彩月母「お母さん⁉︎」

彩月父「お義母さん⁉︎」

彩月「お婆ちゃん⁉︎」

お婆ちゃん「あら…心配…させたねぇ…」

彩月母「本当よ!びっくりしたんだから!」

お婆ちゃん「彩月…学校はどぉだい?」

彩月「楽しいよ…!」

お婆ちゃん「1人で…いること…ないかい…?」

彩月「うん…!友達とよく遊んでる…!」

お婆ちゃん「そぉかい…いらぬ心配…だったかねぇ…」

彩月「…?」

お婆ちゃん「彩月に…会わせたい…子がいてねぇ…」

彩月「私に?」

お婆ちゃん「良い子なのよ…」

彩月母「前にお母さんが言ってた子?」

お婆ちゃん「そぉなの…今年は…来てくれてね…」

彩月父「じゃあその子が病院に連絡してくれたのか⁉︎」

彩月母「そぉみたいね…」

彩月「……っ⁉︎凛⁉︎」

お婆ちゃん「知ってるのかい…?」

彩月「うん!凛のおかげで私は今友達といれるから!」

お婆ちゃん「そぉだったのね…凛ちゃんは…良い子でしょ…」

彩月「うん…!」

お婆ちゃん「良かったわ…」

お婆ちゃんは目を瞑る。

彩月母「その凛ちゃんって子にお礼を言わないとね。」

彩月「うん…!」

彩月母「じゃあ今日お母さんは凛ちゃんといたのね⁉︎」

お婆ちゃん「…………」

彩月「お婆ちゃん?」

お婆ちゃん「…………」

彩月母「お母さん?お母さん⁉︎」

彩月父「お義母さん⁉︎」

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