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5正直な気持ち(6)
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翌日お葬式が終わり火葬をする。
オレは彩月の手を握り最後の別れをした。
凛「すみません。泊まらせていただいたうえに、家まで送っていただいて。」
彩月父「いいよ!方向が同じなんだから!」
凛「ありがとうございます。」
彩月「またね。」
凛「うん。またね。」
柚月「あっ私もここで降りるからあなたと彩月は先に帰っててくれる!」
彩月父「買い物か何か?」
彩月「?」
柚月「凛ちゃんとお話があるだけだから!」
彩月「凛に?」
柚月「えぇ。だから先に帰ってて!」
凛「?」
彩月「なら私も。」
柚月「彩月がいたら内緒話しにならないでしょ!」
彩月「何話すつもり⁉︎」
柚月「彩月が何歳までおねしょしたぁとか?」
彩月「ちょっと母さん⁉︎」
柚月「フフ。冗談よ!いいから先に帰ってなさい。」
彩月「変なこと言わないでよ!凛も聞かなくていいからね!」
凛「あぁはは……」
彩月父「じゃあ先に帰ってるね!」
柚月「えぇ。」
彩月と父親は先に帰った。
凛「えぇと、話しってなんですか?」
柚月「ん~とりあえず暑いからお邪魔させてもらってもいいかな?」
凛「はぁ…構いませんが…」
柚月「ありがとう。お邪魔します。」
凛「どうぞ。」
柚月「ありがとう。」
凛「それで話しっていうのは?」
柚月「ん~凛ちゃんはどぉやって彩月と仲良くなったの?」
凛「えっと…そぉですねぇ…ちょっとウザめに話しかけ続けて、中学の時の話しをしたんですよ。」
柚月「そぉ…それで純ちゃんと菜奈ちゃんともまた遊ぶようになったの?」
凛「そぉですね…高校入って初めてできた友達が純と菜奈だったんで。」
柚月「そっか…ありがとうね。彩月が今楽しく過ごせてるのは凛ちゃんのおかげね。」
凛「いえ…そんな、私はただほっとけなかっただけで…」
柚月「それでも友達になったのは本当なんだから!」
凛「…はい。」
オレは彩月が楽しく過ごすキッカケを作れたことが嬉しいと思った。
柚月「それで…いつから付き合ってるの?」
凛「えっ?」
まさかの質問に体が硬直する。
柚月「ごめんなさい…昨日の話し聞いちゃって……でも女の子同士で付き合ってるって聞いてビックリして…」
凛「…………最初は…そんなつもりはなかったんです…友達として一緒に過ごすだけでよかった。」
柚月「うん…」
凛「でもいつの間にか彩月を目で追うようになって…菜奈の家に泊まった日に気づいて、ナンパされた時に彩月が腕を捕まれそうになって…反射的に払い除けてました…」
柚月「ナンパ?ナンパされてたの?」
凛「はい…それで文化祭の日にそのナンパした男たちが来ていろいろあったんですけど…その後付き合うことになりました…」
柚月「………そっか…」
凛「…………」
柚月「彩月があそこまで取り乱したのは初めて見たわ。」
凛「?」
柚月「よっぽどあなたの事が好きなのが分かる…」
凛「…………」
柚月「でも簡単には認められない…」
凛「………ですよね…簡単じゃないことは分かってます。」
と柚月の目を見てハッキリと言った。
柚月「………簡単には認められないのは他にも理由があるの。」
凛「……なんですか?」
柚月「あなたの記憶のことよ。」
凛「…………」
(やっぱりか…昨日の話しを聞いてたからそこも聞いてるのは当たり前だ。)
柚月「記憶の話し。あなたにお爺ちゃんの記憶があるのは本当なの?」
凛「………あぁ…」
柚月「………証拠は?」
凛「ない…です。柚月と過ごした思い出話しくらいで…」
柚月は手で顔を隠しショックで何も言えずにいた。
凛「……自分でもダメなことは分かってるんです…」
柚月「ならどぉして!」
凛「彩月が自分の曾孫だって分かったのが一昨日だったんです……もちろん女同士って時点で問題なのもわかってます。でも彩月を好きになって、彩月に好きって言われて、女同士だから!じゃ納得いかない…から。」
柚月「私も女同士だから別れなさい!って言われても納得いかないのは分かる気がする。お爺ちゃんの孫だもの…でも相手は曾孫!何十も下の子なのよ!」
凛「今は同じ歳です。」
柚月「でも!」
凛「今の父親に言われた事があって。精神は年相応になってるんじゃないかって…」
柚月「………それで?」
凛「オレは…私は今は涼川凛です。例え中身が爺さんでも今を生きてるんです。凛として生きると決めたから。今は認められなくても、いつか認めてもらえるように頑張ります!彩月の気持ちを無駄にしないためにも!」
(柚月の気持ちもわかる。普通の反応だ。おかしいのはオレの方だ。でもこればっかりは理屈じゃないんだよ…)
柚月「………帰るわ…聞きたい事はまだあるけど、あまり遅くなるといけないから。」
凛「………」
ガチャ
扉を開けて帰ろうとする。
凛「すみません…」
柚月「謝るなら別れてよ。」
バタン
柚月(信じられない…証拠はない。でも思い出を話されたら認めてしまう…女同士なら珍しくないけど。相手が悪い…)
『彩月「好き…なの!大…好き…なの!」』
柚月「困ったものね…」
柚月はこれからの事を考え頭を抱えながら帰った。
オレは彩月の手を握り最後の別れをした。
凛「すみません。泊まらせていただいたうえに、家まで送っていただいて。」
彩月父「いいよ!方向が同じなんだから!」
凛「ありがとうございます。」
彩月「またね。」
凛「うん。またね。」
柚月「あっ私もここで降りるからあなたと彩月は先に帰っててくれる!」
彩月父「買い物か何か?」
彩月「?」
柚月「凛ちゃんとお話があるだけだから!」
彩月「凛に?」
柚月「えぇ。だから先に帰ってて!」
凛「?」
彩月「なら私も。」
柚月「彩月がいたら内緒話しにならないでしょ!」
彩月「何話すつもり⁉︎」
柚月「彩月が何歳までおねしょしたぁとか?」
彩月「ちょっと母さん⁉︎」
柚月「フフ。冗談よ!いいから先に帰ってなさい。」
彩月「変なこと言わないでよ!凛も聞かなくていいからね!」
凛「あぁはは……」
彩月父「じゃあ先に帰ってるね!」
柚月「えぇ。」
彩月と父親は先に帰った。
凛「えぇと、話しってなんですか?」
柚月「ん~とりあえず暑いからお邪魔させてもらってもいいかな?」
凛「はぁ…構いませんが…」
柚月「ありがとう。お邪魔します。」
凛「どうぞ。」
柚月「ありがとう。」
凛「それで話しっていうのは?」
柚月「ん~凛ちゃんはどぉやって彩月と仲良くなったの?」
凛「えっと…そぉですねぇ…ちょっとウザめに話しかけ続けて、中学の時の話しをしたんですよ。」
柚月「そぉ…それで純ちゃんと菜奈ちゃんともまた遊ぶようになったの?」
凛「そぉですね…高校入って初めてできた友達が純と菜奈だったんで。」
柚月「そっか…ありがとうね。彩月が今楽しく過ごせてるのは凛ちゃんのおかげね。」
凛「いえ…そんな、私はただほっとけなかっただけで…」
柚月「それでも友達になったのは本当なんだから!」
凛「…はい。」
オレは彩月が楽しく過ごすキッカケを作れたことが嬉しいと思った。
柚月「それで…いつから付き合ってるの?」
凛「えっ?」
まさかの質問に体が硬直する。
柚月「ごめんなさい…昨日の話し聞いちゃって……でも女の子同士で付き合ってるって聞いてビックリして…」
凛「…………最初は…そんなつもりはなかったんです…友達として一緒に過ごすだけでよかった。」
柚月「うん…」
凛「でもいつの間にか彩月を目で追うようになって…菜奈の家に泊まった日に気づいて、ナンパされた時に彩月が腕を捕まれそうになって…反射的に払い除けてました…」
柚月「ナンパ?ナンパされてたの?」
凛「はい…それで文化祭の日にそのナンパした男たちが来ていろいろあったんですけど…その後付き合うことになりました…」
柚月「………そっか…」
凛「…………」
柚月「彩月があそこまで取り乱したのは初めて見たわ。」
凛「?」
柚月「よっぽどあなたの事が好きなのが分かる…」
凛「…………」
柚月「でも簡単には認められない…」
凛「………ですよね…簡単じゃないことは分かってます。」
と柚月の目を見てハッキリと言った。
柚月「………簡単には認められないのは他にも理由があるの。」
凛「……なんですか?」
柚月「あなたの記憶のことよ。」
凛「…………」
(やっぱりか…昨日の話しを聞いてたからそこも聞いてるのは当たり前だ。)
柚月「記憶の話し。あなたにお爺ちゃんの記憶があるのは本当なの?」
凛「………あぁ…」
柚月「………証拠は?」
凛「ない…です。柚月と過ごした思い出話しくらいで…」
柚月は手で顔を隠しショックで何も言えずにいた。
凛「……自分でもダメなことは分かってるんです…」
柚月「ならどぉして!」
凛「彩月が自分の曾孫だって分かったのが一昨日だったんです……もちろん女同士って時点で問題なのもわかってます。でも彩月を好きになって、彩月に好きって言われて、女同士だから!じゃ納得いかない…から。」
柚月「私も女同士だから別れなさい!って言われても納得いかないのは分かる気がする。お爺ちゃんの孫だもの…でも相手は曾孫!何十も下の子なのよ!」
凛「今は同じ歳です。」
柚月「でも!」
凛「今の父親に言われた事があって。精神は年相応になってるんじゃないかって…」
柚月「………それで?」
凛「オレは…私は今は涼川凛です。例え中身が爺さんでも今を生きてるんです。凛として生きると決めたから。今は認められなくても、いつか認めてもらえるように頑張ります!彩月の気持ちを無駄にしないためにも!」
(柚月の気持ちもわかる。普通の反応だ。おかしいのはオレの方だ。でもこればっかりは理屈じゃないんだよ…)
柚月「………帰るわ…聞きたい事はまだあるけど、あまり遅くなるといけないから。」
凛「………」
ガチャ
扉を開けて帰ろうとする。
凛「すみません…」
柚月「謝るなら別れてよ。」
バタン
柚月(信じられない…証拠はない。でも思い出を話されたら認めてしまう…女同士なら珍しくないけど。相手が悪い…)
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