君と君…オレと私…君と私

SINRA

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夏休みが終わり二度目の体育祭

純「今年はクラス別れたからな!勝たせてもらうぜ!凛!」

凛「それはこっちのセリフ!」

菜奈「2人とも燃えてるねぇ!」

彩月「そぉね。熱苦しいから離れていましょ。」

菜奈「そぉだね…苦笑」

彩月「あれから純とはどぉなの?」

菜奈「ん~なんかいつも通りなんだよね。思い過ごしだったのかな?」

彩月「そぉ。」
(決心したわりには動かないのね。凛はどぉするのかしら。)

障害物、パン食い競争、玉入れなど、午前の競技が終わってお昼を食べた後、純は彩月に話があると言って教室に向かった。

菜奈「あれ純ちゃんと彩月ちゃんは?」

凛「トイレかなんかじゃないかな?」

少し前

純「凛、彩月に謝ろうと思う。」

凛「おぉ…急だね。体育祭終わってからでも良かったんじゃない?」

純「まぁな。でもちゃんと謝って体育祭勝って勢いに乗りたいから。」

凛「そっか。わかった!でも手加減しないから負けて勢いに乗れるかわからないよ!笑」

純「⁉︎…上等!」



教室

彩月「何話って?」

純「そのなんだ……ごめん!」

彩月「⁉︎」
(びっくりした…昔の事とは思ってたけど…)

純「その、オレ…菜奈の事が…す…好きに…なって…同性なんてって思ってたのに、自分が同性を…いや好きな人が出来て、昔彩月に言ったこと思い返して…彩月の事傷つけたって分かって…」

彩月「………」

純「最初から否定して、ちゃんと聞いてあげなくてごめん…」
彩月は頭を深く下げる純を見て

彩月「………あれは友達として好きって意味よ。」

純「えっ⁉︎」

彩月「私が純の事好きと思ってたの?とんだ自惚れね…」

純「えっだって、あの後から彩月は」

彩月「友達ですらないのかってショックだっただけよ…」

純「……えっ…そぉ…なの…?」

彩月「……… 」
彩月は机に手を当て

彩月「嘘よ…ちょっと意地悪したかっただけ…」

純「えっ?」

彩月「あの時は純の事が好きだった…他の男の子よりカッコよくてヒーローみたいだって。」

純「………」

彩月「でもその想い全部を否定されてショックで仕方なかった…だから意地悪してみたの。」

純「彩月……」

彩月「もぉいいわ。吹っ切れてるから。凛のおかげでね。」

純「そっか…凛は凄いな…」

彩月「菜奈に告白するんでしょ。盛大に振られるといいわ!」

純「えっ⁉︎」

チラッと純を見て
彩月「はぁ…冗談よ。成功してもしなくても私たちは友達でしょ?今まで通りでいられるわよ。」

純「⁉︎あぁ頑張るよ!」



凛「おかえり!」

彩月「ただいま。」

菜奈「どこ行ってたの?」

彩月「タオルを取りに行ってたの。」

菜奈「純ちゃんも?」

純「オレはジュースを買いに!」

菜奈「そぉなんだ?」

そして午後の競技が始まった。

純「負けねぇよ!」

凛「それはこっちのセリフだって言ったでしょ!」

純「菜奈!」

凛「彩月!」

パシンとバトンを受け取り全力で走る。

パァン

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