君と君…オレと私…君と私

8 思い出作り（4）

凛「お疲れ様！」

委員長「お疲れ様じゃないよ…なんだよこの話し！」

純「めちゃくちゃすぎて面白くないだろ！」

凛「えっダメ？」

委員長「いやもぉ終わったからいいよ！」

彩月「最悪のストーリーね…」

凛「あれ？純と菜奈良い感じになってないの？」

彩月「ならないでしょ…」

凛「劇やった意味‼︎」

純「そんな事だろうと思ったよ！」

凛「えっ！バレてた？」

菜奈「バレバレ！もぉそんな事しなくてもいいのに…」

純「あぁオレたちのペースがあるからな！」

凛「えぇぇぇえ…」

彩月「余計なお世話だったみたいね。」

純「ぷっあはは！でもありがとう！この後菜奈と回る予定なんだ。頑張ってくるよ！」

凛「うん…頑張れ！」

菜奈「もぉ…」

彩月「凛なりに応援したかったみたいね。」

菜奈「うん。正直純ちゃんのことまだ好きなのか分からないけど、せっかくの文化祭だから楽しんでくるね！」

彩月「えぇ。純なら大丈夫よ。辛抱強いから。」

菜奈「うん！ありがとう！」

委員長「まぁとりあえず、劇は終わったから後は各々で学祭を楽しみましょう！」

みんな「おー‼︎」

凛「彩月どこ行く？」

彩月「そぉね、お腹空いたから何か食べて回らない？」

凛「うん！あっそぉそぉ！今年は射的もあるみたいだよ！」

彩月「そぉなの？なら途中で射的しないといけないわね！」

凛「彩月の腕がどれほど上がってるか見ものだね！笑」

彩月「小さいやつなら当たるようになったんだからね！」

凛「ホントにぃ？笑」

彩月「ホントに！笑」

純「オレたちはどぉする？」

菜奈「ん～クレープあったからクレープ食べたいかな！」

純「じゃあ外か！行こう！」

菜奈「うん！」

純「喫茶店にお化け屋敷、展示もあるんだな。」

菜奈「うん。」

純「あれ？あそこお菓子作りだってさ！後で行ってみるか？」

菜奈「ホントだ！」

純「菜奈はお菓子作りも好きだもんな！」

菜奈「うん！料理も好き！」

純「好きな事が仕事に出来るって幸せな事だと思うけどな。」

菜奈「えっ？」

純「まだ迷ってるんだろ？進路。」

菜奈「…やっぱり分かっちゃう？」

純「分かるよ。趣味を仕事にする事はそんな悪い事じゃないと思うぞ。」

菜奈「…うん。」

純「専門学校でも良いから行ってみてさ、卒業して仕事してみてそれで違うと思ったらまた探してみても良いんじゃないかな？」

菜奈「でも、途中から他の仕事ってなかなか見つからないんじゃないかなって、不安があるんだ…」

純「なら幅広く行けるように、大学に行ってみるとか。料理はバイトとかで学ぶのもアリじゃないかな？」

菜奈「うん…」

純「…大学に行って探すのもアリだよ。そしたらまだ将来の事を考える時間ができるし。」

菜奈「うん…」

純「焦らせてるな…」

菜奈「えっ？」

純「菜奈が料理してる時、ホントに楽しそうでさ。しかも美味しいし！」

菜奈「何急に？」

純「その…料理してイキイキしてる菜奈が1番好きなんだ。」

菜奈「えっ⁉︎何急に⁉︎」

純「だから、料理はやめないでほしいんだ！」

菜奈「えっ…と、うん…料理はやめないよ。」

純「…そっか…なら良いんだけど…」

菜奈「ふふっ、もぉ何言ってるんだか。」

純「はは…」

菜奈「でもありがとう。もぉ少し考えてみるね！」

純「うん。あっクレープの屋台見つけた！何にする？」

菜奈「ん～私はチョコストロベリーにしようかな！純ちゃんは何にするの？」

純「オレはチョコバナナにしようかな！」

菜奈「じゃあチョコストロベリーとチョコバナナください！」

生徒「はぁい！今から作るからちょっと待ってねぇ！」

純「それにしても色々な屋台があるな！」

菜奈「うん。体育館ではこの後手品とかバンドやるみたいだね！」

純「後で覗こうぜ！ゆっくりするのも良いし！」

菜奈「そぉだね！」

生徒「お待たせしました！400円です！」

純「ありがとう！」

菜奈「ありがとう！」

純「どこか座る？ジュース買ってくるけど！」

菜奈「じゃあ私は座るとこ探してくるね！」

純「お願い！ストレートでいい？」

菜奈「うん！ありがとう！」

ジュースを買い菜奈の元へと戻った。
純「どこだぁ？人多すぎだろ…」

菜奈「純ちゃん！こっち！」

純「あぁ！お待たせ！」

菜奈「ありがとぉ！」

純「うまっ！」

菜奈「あまぁい！美味しいね！」

純「あぁ！やっぱり気分も美味しさの一つなんだろうな！」

菜奈「うん！雰囲気で美味しくなるから料理の不思議だよね！」

純「でもお祭りならやっぱり綿飴とか焼きそばじゃねぇ？」

菜奈「リンゴ飴とかたこ焼きとか？」　

純「そぉそぉ！やっぱり祭りは屋台が大事だよな！」

菜奈「食べ物ばっかり！笑」

純「へへ！笑」