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9未来へ(2)
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カタン
凛・柚月「⁉︎」
先生「ご家族の方ですか?」
柚月「はい!彩月は?彩月は無事なんですか⁉︎」
先生「手は尽くしましたが、後は彼女次第になります。」
柚月「そんな…」
凛「彩月…」
病室に移り彩月の手を握り目覚めるのを祈った。
朝方、柚月に学校に連絡する様に言われ私は山本先生に連絡をした。精神的にも休んだ方が良いと言われ、私は学校を休み彩月の側にいた。
深夜疲れてしまったのだろう。椅子に座って眠っていた柚月はふと目を覚ますと。
ベットで眠る凛の頭を撫でる彩月の姿があった。
柚月「彩月⁉︎」
彩月は人差し指を口につけると。
彩月?「しー。」
そのまま凛に話しかけた。
彩月?「ごめんね。先に逝ってしまって。」
柚月「?」
彩月?「柚月、こっちへおいで。」
柚月「・・・?」
(彩月じゃ…ない?)
柚月は彩月に何かが取り憑いたのかとも思ったが、何故か落ち着いていた。
柚月「彩月…なの?」
彩月は首を横に振る。
柚月「…誰…なの?」
彩月は手を差し出した。
彩月?「おいで、柚月。」
柚月は恐る恐る近づき手を握った。
するとそのまま彩月は柚月を抱きしめた。
彩月?「不思議ね、透華を抱きしめることも出来なかったのに…先に柚月を抱きしめる日が来るなんて。何が起こるか分からないわね。」
柚月(透華って、お母さん?じゃあ今抱きしめているのって…)
彩月?「私が願ってしまったからかしら…柚月の子として産まれたの。ただ信二ともぉ一度人生を歩みたかったの…」
柚月(……お婆ちゃんはお母さんを産んでそのまま他界したって聞いたけど…お爺ちゃんとは会って5年しか一緒に居られなかったのよね…)
柚月「彩月もお爺ちゃんと同じで記憶を持っているって事?」
彩月は首を振る。
彩月?「安心して、彩月と私は別々の意思を持っているの。私は出てくるつもりはなかったのだけど、彩月がこの状態だから出てきてしまっただけ。私はもぉすぐ逝くわ。」
柚月「待って!もぉ少しだけ!もぉ少しだけで良いからこのままで…」
彩月?「あら、随分と甘えん坊なこと。」
彩月は柚月の頭を撫でる。
彩月?「柚月、お願いがあるの。」
柚月「何?」
彩月?「これを、その時が来たら信二に…いえ、凛に渡して。」
柚月「メモ?」
彩月?「えぇ、信二と私の結婚指輪が多分まだそこにあるから。」
柚月「…分かったわ。お婆ちゃんの事は?」
彩月は首を横に振る。
彩月?「彩月の未来をよろしくね。」
凛の頭を撫でた。
彩月?「信二、愛しているわ。」
凛の頬にキスをした。
彩月?「彩月はもぉすぐ目覚めるわ。私がちゃんと連れて来るから安心して。」
そぉ言うと彩月は眠りについた。
朝、目が覚めると自分の眠っていた椅子で寝ていた事に気がつく。
柚月(夢…?)
夢かと思ったが右手にはメモが握られていた。
凛・柚月「⁉︎」
先生「ご家族の方ですか?」
柚月「はい!彩月は?彩月は無事なんですか⁉︎」
先生「手は尽くしましたが、後は彼女次第になります。」
柚月「そんな…」
凛「彩月…」
病室に移り彩月の手を握り目覚めるのを祈った。
朝方、柚月に学校に連絡する様に言われ私は山本先生に連絡をした。精神的にも休んだ方が良いと言われ、私は学校を休み彩月の側にいた。
深夜疲れてしまったのだろう。椅子に座って眠っていた柚月はふと目を覚ますと。
ベットで眠る凛の頭を撫でる彩月の姿があった。
柚月「彩月⁉︎」
彩月は人差し指を口につけると。
彩月?「しー。」
そのまま凛に話しかけた。
彩月?「ごめんね。先に逝ってしまって。」
柚月「?」
彩月?「柚月、こっちへおいで。」
柚月「・・・?」
(彩月じゃ…ない?)
柚月は彩月に何かが取り憑いたのかとも思ったが、何故か落ち着いていた。
柚月「彩月…なの?」
彩月は首を横に振る。
柚月「…誰…なの?」
彩月は手を差し出した。
彩月?「おいで、柚月。」
柚月は恐る恐る近づき手を握った。
するとそのまま彩月は柚月を抱きしめた。
彩月?「不思議ね、透華を抱きしめることも出来なかったのに…先に柚月を抱きしめる日が来るなんて。何が起こるか分からないわね。」
柚月(透華って、お母さん?じゃあ今抱きしめているのって…)
彩月?「私が願ってしまったからかしら…柚月の子として産まれたの。ただ信二ともぉ一度人生を歩みたかったの…」
柚月(……お婆ちゃんはお母さんを産んでそのまま他界したって聞いたけど…お爺ちゃんとは会って5年しか一緒に居られなかったのよね…)
柚月「彩月もお爺ちゃんと同じで記憶を持っているって事?」
彩月は首を振る。
彩月?「安心して、彩月と私は別々の意思を持っているの。私は出てくるつもりはなかったのだけど、彩月がこの状態だから出てきてしまっただけ。私はもぉすぐ逝くわ。」
柚月「待って!もぉ少しだけ!もぉ少しだけで良いからこのままで…」
彩月?「あら、随分と甘えん坊なこと。」
彩月は柚月の頭を撫でる。
彩月?「柚月、お願いがあるの。」
柚月「何?」
彩月?「これを、その時が来たら信二に…いえ、凛に渡して。」
柚月「メモ?」
彩月?「えぇ、信二と私の結婚指輪が多分まだそこにあるから。」
柚月「…分かったわ。お婆ちゃんの事は?」
彩月は首を横に振る。
彩月?「彩月の未来をよろしくね。」
凛の頭を撫でた。
彩月?「信二、愛しているわ。」
凛の頬にキスをした。
彩月?「彩月はもぉすぐ目覚めるわ。私がちゃんと連れて来るから安心して。」
そぉ言うと彩月は眠りについた。
朝、目が覚めると自分の眠っていた椅子で寝ていた事に気がつく。
柚月(夢…?)
夢かと思ったが右手にはメモが握られていた。
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