君と君…オレと私…君と私

SINRA

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9未来へ(7)

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ホテル

凛「ねぇ、お願いがあるんだけど…」

隆弘「どぉしたんだい?」

凛「3人で川の字になって寝たいんだけど…」

香澄「…そぉね…久しぶりに一緒に寝ましょうか。」

隆弘「分かった。3人で寝ようか。」

凛「ありがとう!」

私達は家族3人で川の字に寝た。


凛「えへへ。なんか嬉しいな。」

香澄「昔はよく川の字で寝たものね。」

隆弘「あぁ、凛もまだ小さかったな。」

凛「うん。」

香澄「おやすみ、凛。隆弘。」

隆弘「おやすみ。」

凛「おやすみなさい。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


凛「ママ早く!」

香澄「すぐ行くわ!」

隆弘「凛!慌てると転けるぞ!」

凛「ママ!パパ!ピンクの貝殻!」

香澄「まぁ綺麗ね!」

隆弘「ホントだ。貝殻集めるのかい?」

凛「うん!お城に貝殻つけるの!」

香澄「じゃあまずお山を作ろうか!」

凛「お山じゃなくてお城だよ?」

香澄「そぉよ!お山を作ってから形を整えるの。」

隆弘「バケツに水を入れてくるよ。」

香澄「お願い!じゃあ凛、お砂を集めましょう!」

凛「うん!」

凛「ママ!パパ!大好き!」

香澄「ママも凛の事大好きよ!」

隆弘「パパも大好きだぞ!」

凛「えへへ!」

凛「ママ、パパ。私はここにいるよ!」
両手を胸にあてる。

凛「ずっとママとパパの近くにいるよ!」
香澄と隆弘の腕に抱きついた。

凛「私は、ここにいるから…」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


香澄と隆弘は目を覚ますとスゥーと涙が流れた。

香澄「え?」

隆弘「なんでだろぅ…涙が…」

香澄「懐かしい夢を見たわ…」

隆弘「僕もだよ。凛と3人で海に行った時の夢だった。」

香澄「え⁉︎」

隆弘「ん?」

香澄「私も…海で砂のお城を作った時の夢…」

隆弘「香澄も⁉︎僕もだよ!」

凛「んんおはよう…」

香澄「おはよう。凛は何か夢を見た?」

凛「うん…3人で海に行く夢…3人で海に行った事ないのにね。」

香澄・隆弘「?」

隆弘「何を言ってるんだい?1回3人で海に行ったじゃないか⁉︎」

香澄「そぉよ!3人で砂のお城を作ったわ!」

凛「?ううん…山には行った事あるけど海には行った事ないよ?」

香澄「どぉ言う事?」

隆弘「分からない…」

香澄「じゃあ、北海道に旅行に行った事は?」

凛「うん、覚えてる。私がはぐれて迷子になったんだよね?」

香澄「そぉよ!」

隆弘「じゃあチュウチュウランドに行った事は?」

凛「?なんの事?」

香澄「ふざけているわけじゃないのよね?」

凛「?行った事ないけど…」

香澄「……」
涙が出た。

凛「母さん⁉︎」

香澄「もしかしたら…違うかもしれないけど、凛の中で凛は生きている?」

隆弘「どぉいうこと?」

香澄「海に行った時は砂のお城を作って泳いだけど、凛は『私はここにいるよ!』なんて言わなかったわ…」

隆弘「確かに…僕達の近くにいるって、胸に手を当てるなんて事はしていなかった…」

凛「?何の話しをしてるの?」

香澄「…もしかしたら凛の中にはもぉ1人いるのかもしれない…」

凛「私の中にもぉ1人?」

隆弘「前に凛は双子だったって話した事があるだろ?」

凛「うん…」

隆弘「本当は男の子が助かるはずだったって、でも実際助かったのは女の子だった。」

香澄「2人とも一度は心臓が止まっているの。」

凛「うん。それも聞いた。」

隆弘「凛は海に行った事とチュウチュウランドに行った事はないんだよね?」

凛「うん…」

香澄「凛の中に私達のもう1人の子が生きているのかもしれないわ…」

凛「⁉︎どぉ言うこと?」

隆弘「信二さんの覚えていない時は凛が出ていたんじゃないかってこと…」

凛「……え?」

香澄「もしそうなら、どぉしてその子は出てこないの?」

隆弘「分からない…本当なら死んでいるはずだったから、出てこれないのかもしれない…」

香澄「だから夢でここにいるって教えてくれたの?」

隆弘「多分…3人が同じ夢を見るなんてないだろ…」

香澄「そぉ…よね…」
母さんは私を抱きしめた。

香澄「もしそぉなら、ありがとう。私達のもう1人の子はあなたの中で生きている。本当は双子だもの、あなたも私達の子。体は1つだけど2人の子どもがいるのね。」

凛「私の中にもぉ1人…」

香澄「えぇ。仮説だけどね…」

凛「でもそぉだったら良いね…」

香澄「そぉ信じるわ。あなたはその子を救ってくれたのだから!」

凛「うん…」
(なら私…オレはそろそろ消えるのかもしれないな…)
香澄と隆弘を抱きしめる。

凛「2人の子で良かったよ。」

香澄「何急に?これからも私達の子でしょ?」

隆弘「あぁ!それに彩月ちゃんという娘もできるんだからね!」

凛「うん…」

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