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26 異変
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まだ火がくすぶる中、カナ達は街の中を歩き城を目指した。
「街の人は避難したようね」
リエリーはよほどショックだったのか終始無言で歩く。
城に着くとすぐさま王室へ向かった、中は荒らされていて中央には砕けた石像が二体あった。
「リエリー?」
「はっ・・はは・・嘘じゃ・・嘘だと言ってくれ~~」
リエリーは頭を抱えて叫びだした、目には涙を浮かべ崩れ落ちる。
「リエリーしっかりして!」
「うゎ~~~~!」
砕けた石像はリエリーの父と母だった、目の前の現実とそれを拒む心がリエリーの自我を壊し始める、リエリーは倒れて気を失った。
「リエリー!リエリー!起きて」
リエリーの鮮やかな赤い髪は根元から銀色に変わっていった、しばらく時間がたちリエリーは目を覚ました。
「大丈夫?」
「あぁ、大丈夫じゃ」
「髪の色が・・」
「はは・・父上譲りの赤髪が母上と同じ銀髪になっただけじゃ」
2人はなぜクリスタが襲われたのか手がかりを探した、王室の左奥には大きな書斎が有り、中へ入ると机には一冊の本が置いてあった、本の題名は「炎の神と神命の石」リエリーは地下にある炎の神殿を思い出した。
「カナよこの城の地下には神殿があるのじゃ」
「えっ・・初めて聞いたわ」
「今から行こう」
2人は炎の神殿へ向かった、長い階段を下り神殿の中心へ行くとココも荒らされていた。
「リエリー、奥に部屋があるわ」
奥の部屋に入ると石の祭壇が有り2人は隅々まで調べた、祭壇の一部分がボタンのようになっていた。
「なんじゃこれは?」
「待って、押したらモンスターとか出るんじゃない?」
「えっ・・もう押してしまったのじゃ」
石が動く音がして、モンスターが出てくるかもしれないと思い2人はアタフタしたが、祭壇の一部が開いただけだった、中には1枚の手紙が有りリエリーはそれを読んだ。
リエリー様、この手紙を読んでいる頃は国が危うい状況なのかもしれません、この手紙を持って森の賢者ヴァリエッタ様の所へ行ってください。
「何て書いてあったの?」
「ヴァリエッタの所へ行けと書いてあった、何でじゃ?何が起きておる」
その頃、クロス達は忍びの里の長と食事をしていた。
「いゃ~この郷土料理美味しいですね」
「クロスさん肉ばっか食べないで野菜も食べてください」
「クロス君と言ったかな、これは大猪鹿鍋と言ってこの辺じゃよく食べるんじゃよ」
3人で鍋を囲んでいると1人の女性が入ってきた、その人は黒いショートカットで黒地に蝶の絵が入った着物を着ていた。
「あらあらカゲトラ君、久しぶりの鍋は美味しい?」
「姉さん」
「姉さん?お姉ちゃんでしょ」
「お・・お姉ちゃん・・久しぶりです」
クロスはツバキの「姉さん?お姉ちゃんでしょ」の時の目が今にも人を殺しそうな目だったことにビビり箸を落としてしまった。
「カゲトラ君、明日の朝、裏の滝に来てね」
「は・・はい」
こうして、カゲトラの鬼門制御の修行が始まった。
「あれっ・・俺は何しようかな」
カゲトラの修行中、クロスは時間を持て余していた。
「街の人は避難したようね」
リエリーはよほどショックだったのか終始無言で歩く。
城に着くとすぐさま王室へ向かった、中は荒らされていて中央には砕けた石像が二体あった。
「リエリー?」
「はっ・・はは・・嘘じゃ・・嘘だと言ってくれ~~」
リエリーは頭を抱えて叫びだした、目には涙を浮かべ崩れ落ちる。
「リエリーしっかりして!」
「うゎ~~~~!」
砕けた石像はリエリーの父と母だった、目の前の現実とそれを拒む心がリエリーの自我を壊し始める、リエリーは倒れて気を失った。
「リエリー!リエリー!起きて」
リエリーの鮮やかな赤い髪は根元から銀色に変わっていった、しばらく時間がたちリエリーは目を覚ました。
「大丈夫?」
「あぁ、大丈夫じゃ」
「髪の色が・・」
「はは・・父上譲りの赤髪が母上と同じ銀髪になっただけじゃ」
2人はなぜクリスタが襲われたのか手がかりを探した、王室の左奥には大きな書斎が有り、中へ入ると机には一冊の本が置いてあった、本の題名は「炎の神と神命の石」リエリーは地下にある炎の神殿を思い出した。
「カナよこの城の地下には神殿があるのじゃ」
「えっ・・初めて聞いたわ」
「今から行こう」
2人は炎の神殿へ向かった、長い階段を下り神殿の中心へ行くとココも荒らされていた。
「リエリー、奥に部屋があるわ」
奥の部屋に入ると石の祭壇が有り2人は隅々まで調べた、祭壇の一部分がボタンのようになっていた。
「なんじゃこれは?」
「待って、押したらモンスターとか出るんじゃない?」
「えっ・・もう押してしまったのじゃ」
石が動く音がして、モンスターが出てくるかもしれないと思い2人はアタフタしたが、祭壇の一部が開いただけだった、中には1枚の手紙が有りリエリーはそれを読んだ。
リエリー様、この手紙を読んでいる頃は国が危うい状況なのかもしれません、この手紙を持って森の賢者ヴァリエッタ様の所へ行ってください。
「何て書いてあったの?」
「ヴァリエッタの所へ行けと書いてあった、何でじゃ?何が起きておる」
その頃、クロス達は忍びの里の長と食事をしていた。
「いゃ~この郷土料理美味しいですね」
「クロスさん肉ばっか食べないで野菜も食べてください」
「クロス君と言ったかな、これは大猪鹿鍋と言ってこの辺じゃよく食べるんじゃよ」
3人で鍋を囲んでいると1人の女性が入ってきた、その人は黒いショートカットで黒地に蝶の絵が入った着物を着ていた。
「あらあらカゲトラ君、久しぶりの鍋は美味しい?」
「姉さん」
「姉さん?お姉ちゃんでしょ」
「お・・お姉ちゃん・・久しぶりです」
クロスはツバキの「姉さん?お姉ちゃんでしょ」の時の目が今にも人を殺しそうな目だったことにビビり箸を落としてしまった。
「カゲトラ君、明日の朝、裏の滝に来てね」
「は・・はい」
こうして、カゲトラの鬼門制御の修行が始まった。
「あれっ・・俺は何しようかな」
カゲトラの修行中、クロスは時間を持て余していた。
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