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第一話 異世界《ミッドガルニア》は突然に
03.深い海の彼方
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ヒヨリたちの家がある飛芽島へと快適な速度で向かっていくが、予想通り船は荒波に激しく揺れて、快適な航海ではなかった。
これ以上の荒波の漁に出たこともあり、船の揺れには多少慣れた茂だが、絶え間ない上下の揺れで軽い船酔いになってしまい気分が悪くなっていた。
一方ヒヨリは、ケロッと普通にしており、むしろこの揺れを楽しんでいた。
「さ、流石は、ヒヨリちゃん。全然、普通だね……」
「昔から、おじいちゃんやおじさんの船に乗せて貰ったりしていたからね。このぐらいの揺れならヘッチャラですよ」
「それと、やっぱり“海賊”の血を引き継いでいるからもあるのかな?」
何気ない茂の一言に、ヒヨリの表情が曇ってしまった。
ヒヨリの家……若林家のご先祖は、海賊だったのである。南北朝時代から海賊として活動していたらしく、日本近海で貿易に来ていた外国船を襲撃していた。正しく言えば倭寇ではあるが、意味合い的には同じだ。
やがて、戦国時代になると当時の大名に水軍(いわゆる、国お抱えの海軍)として登用されて、活躍したとされる。その褒美として今暮らしている島……飛芽島の領地を与えられた。
それじゃ、若林家はお金持ちなのかと言われたら、そうではない。
時間は流れて、水軍に取り立ててくれた大名が失脚してしまい、連座して若林家も地位や領地を没収されて、水軍から普通の漁師に職替えをしたという。
残ったのは、広いが古い家と海賊(水軍)だったという誇り。現在、飛芽島に残った一族は、親戚が漁師を続け、ヒヨリの家は島に宿泊所が少ないということもあって、広い家を活用して民宿を営んでいる。
ご先祖様が海賊……というのは、自分が男子だったのなら自慢の一つになっていただろう。だが残念ながら花も恥じらう女の子として生まれてしまったのだから、よく男子から「え、海賊なのかよ。うわ、やべー。おい、若林に近づくなよ。殺されるぞ!」と、嘲笑(バカに)されてイヤな思いもした。だから、海賊の血を引いていると言われるのは好きではなかった。
――まあ、あの頃は血気盛んなお年頃でもあったから、そう言った男子とはケンカをして、自分には海賊の血が流れているのを、しばしば実感したけどね。
「もう茂さん。それは言わないでって言ったでしょう」
「ああ、ゴメン。ついね。この波でも平然としているから、やっぱり血なのかなって」
「血というより慣れだと思いますよ。茂さんだって、始めの頃は船酔いがひどかったっておじさんが言ってましたよ」
「それはそうかも知れないけどね。そう言えば、ヒヨリちゃんのおじいちゃんは、台風の日でも平気に船を出したっていう話を聞いたことがあるからね」
「また、おじいちゃんの知らない伝説を知ってしまった……」
とまあ、海賊の末裔だからなのか家族や親戚について破天荒の話しをよく耳にする。こういうのが面白話のネタとなり、若林家の長女であるヒヨリは頭を悩ませるものだった。
「そういえば、また一杯買ったね。何を買ったんだい?」
茂は船内の隅に置かれていた二つのビニール袋に視線を移す。
「ほとんどは千代さんから頼まれた調味料とか食材ですよ」
千代とは、茂の夫人だ。結婚して三年目の若夫婦である。
「なんだ、ウチの分の買い物だったの。ゴメンね、わざわざ」
「大丈夫ですよ。それに千代さんは、もう七ヶ月目でしょう。妊婦さんに本土までの買い物は大変だし。それと、お礼にちゃんと美味しいものをご馳走になりますから」
「千代の手料理なんかで良ければ、いくらでも食べていってよ」
「何言っているんですか。千代さんの料理はとても美味しいんですから、なんか、とは失礼ですよ。私もあんな風に、美味しい料理を作れるようになりたいな」
「でも最近ヒヨリちゃんの料理の腕も上達したよね、千代も褒めていたよ」
「えー、私なんかまだまだですよ」
茂の奥さん―千代は料理上手で、よく料理をご馳走になったり、教えて貰ったりしている。特に関東からやってきたこともあってか、ヒヨリの母親やお婆ちゃんが作る古臭い料理とは違う、言わば洒落た料理に大きな衝撃を受けてから、千代の料理のファンでもあった。
「お婆ちゃんの料理も美味しいけど、やっぱり千代さんが作る都会な料理の方が、断然美味しいんですよ」
「それを聞いたら千代も喜ぶよ。そうだ、ヒヨリちゃん。もう中学三年生だろう。進学の方は決めたりしているのかい?」
「う~ん、これといってまだですね」
飛芽島には中学校までしかなく、高校は本土に行かなければならない。
つまり、毎日連絡船に乗って通わなければいけなくなり、その分、登校時間が早まるのには億劫になってしまう。
だったら、寮がある学校に行という選択肢もあるが、未だ、どの高校に行くかの進学や、自分が何をしたいのかの進路も決めていなかった。
「やっぱり、そうなもんだよな。俺も中学三年生の時は、将来なにがしたいか決めきれず、周りに流されて普通科の学校に行ったからからな。もしあの時、漁業を学べる水産課のある高校にでも進学しておけばなと、今になって後悔しているよ」
「そういえば茂さんはなんで漁師になろうと思ったの? 都会で働く方が良いでしょう?」
「ん~。元々、海なし県で生まれたから海に憧れはあったんだよ。で、社会の荒波に揉まれる内に、揉まれるら海の方がいいやと思っていたら、移住制度を見つけてね。でも、移住しよう決めた時は千代に猛反対されたけど」
「そうですね。たまに、千代さんからその辺りの愚痴を聞いたことがありますね」
「まあね。でも今は島暮らしにも慣れて、島の人たちもヒヨリちゃんも良い人ばかりだし。なによりご飯が上手いのが良いよね!」
茂の明るい笑みに、ヒヨリは微妙な気分になってしまう。
狭い島暮らしに多少なりとも嫌気や不満を感じている。だが、茂のように他所の人が島の良い部分に喜びを感じている。
まだ、自分の年齢では分からない気持ちなのだろう。
「将来か……。何をやりたいかは無いけど、千代さんみたいに料理が上手の素敵な奥さんになりたいかな」
「それを聞いたら、千代は泣いて喜ぶ……うおっ!」
話しの最中で、一段と高い波で大きく揺れた瞬間、「ガガガンッ!」と鈍重な音が底面から響くと共に、船体が激しい振動を襲った。
体験したことが無い、おかしな揺れだった。
何かに“ぶつかった”と思ったのもつかの間、また大きな音と振動が襲い、船体はバランスを崩し……船が転覆してしまった。
船室に海水が凄まじい勢いで入ってくる。
茂は先ほどの衝撃で転倒してしまい頭を打って気を失ってしまっていた。
「茂さん! 起きて! しっかりして!」
突然の最悪な出来事。ヒヨリは自然と茂の元へ行き、身体を揺さぶったが目を覚ます気配はない。どっちにしろ、このままここにいては命の危機だ。
「早く外に出ないと……」
勢いよく船内は浸水している。この状況から船が沈没しているのには間違いない。
千代から頼まれて買った物々が散乱しているが、それらを拾ったり貴重品を持ち出せる余裕はない。もとより命よりも貴重なものはない。
二人ともきちんと救命胴衣を着ている。
船内の三分の二以上は浸水しただろうか。ヒヨリは大きく息を吸い込み、茂の鼻と口を塞ぎつつ身体を引っ張って船外へ出た。
当然のごとく海の中。茂の船……日摘丸の大部分が浸かっている姿が見えた。
ヒヨリは水泳に堪能だった。島暮らしだったのもあり、幼い時は四六時中、泳ぎ遊んでいたからだ。急な海の中でも平常でいられた。
海中は上下が分からない。だから、なおさら慌ててはいけない。出来る限り落ち着き払い、救命胴衣の浮力に身を任せ――ゆっくりと浮いていくのを実感した。
向かう場所が判明したのならば、一秒でも早く地上の空気を求めて、足をバタつかせようとした時だった。
――えっ?
何かに足を掴まれる感触がした。
すぐ足元を見ると、巨大な影が見えた。
その影から、いくつものの触手が生え伸びており、その内の一本がヒヨリの足を絡めているのだ。
――ちょっと!
ヒヨリは足を力強くバタつかせるものの、触手は外れない。
そして巨大な影は海底へと潜っていく。ヒヨリを引き連れて。
――なんなのこれ? ごぼっ、息が……。
抱えていた茂の身体から手を離してしまい、徐々に遠ざかっていく。
救命胴衣の浮力は、溺れる者は藁をも掴むのと同様だった。どんどん暗い深海へと沈んでいく。
辺りが暗くなっていくのとシンクロするようにヒヨリの意識が喪失し始めた――が、最後の力を振り絞って、力一杯もがき足掻いた。
すると思い掛けなく、触手が外れたのだ。
千載一遇――ふと見えた浮かぶ泡……自分が吐いた息で出来た気泡だ。泡は上昇するもの。上昇の先には海面がある。ヒヨリは泡を追いかけた。
海中が次第に明るくなっていく。海面まで、もう少しだと思った。だけど肺の酸素が既に空っぽで、苦しさも極点に達していた。堪え所だ。
――もう、少し……っ!
手を、足を、必死に動かして、ついに海面からヒヨリは勢い良く顔を出すと――
これ以上の荒波の漁に出たこともあり、船の揺れには多少慣れた茂だが、絶え間ない上下の揺れで軽い船酔いになってしまい気分が悪くなっていた。
一方ヒヨリは、ケロッと普通にしており、むしろこの揺れを楽しんでいた。
「さ、流石は、ヒヨリちゃん。全然、普通だね……」
「昔から、おじいちゃんやおじさんの船に乗せて貰ったりしていたからね。このぐらいの揺れならヘッチャラですよ」
「それと、やっぱり“海賊”の血を引き継いでいるからもあるのかな?」
何気ない茂の一言に、ヒヨリの表情が曇ってしまった。
ヒヨリの家……若林家のご先祖は、海賊だったのである。南北朝時代から海賊として活動していたらしく、日本近海で貿易に来ていた外国船を襲撃していた。正しく言えば倭寇ではあるが、意味合い的には同じだ。
やがて、戦国時代になると当時の大名に水軍(いわゆる、国お抱えの海軍)として登用されて、活躍したとされる。その褒美として今暮らしている島……飛芽島の領地を与えられた。
それじゃ、若林家はお金持ちなのかと言われたら、そうではない。
時間は流れて、水軍に取り立ててくれた大名が失脚してしまい、連座して若林家も地位や領地を没収されて、水軍から普通の漁師に職替えをしたという。
残ったのは、広いが古い家と海賊(水軍)だったという誇り。現在、飛芽島に残った一族は、親戚が漁師を続け、ヒヨリの家は島に宿泊所が少ないということもあって、広い家を活用して民宿を営んでいる。
ご先祖様が海賊……というのは、自分が男子だったのなら自慢の一つになっていただろう。だが残念ながら花も恥じらう女の子として生まれてしまったのだから、よく男子から「え、海賊なのかよ。うわ、やべー。おい、若林に近づくなよ。殺されるぞ!」と、嘲笑(バカに)されてイヤな思いもした。だから、海賊の血を引いていると言われるのは好きではなかった。
――まあ、あの頃は血気盛んなお年頃でもあったから、そう言った男子とはケンカをして、自分には海賊の血が流れているのを、しばしば実感したけどね。
「もう茂さん。それは言わないでって言ったでしょう」
「ああ、ゴメン。ついね。この波でも平然としているから、やっぱり血なのかなって」
「血というより慣れだと思いますよ。茂さんだって、始めの頃は船酔いがひどかったっておじさんが言ってましたよ」
「それはそうかも知れないけどね。そう言えば、ヒヨリちゃんのおじいちゃんは、台風の日でも平気に船を出したっていう話を聞いたことがあるからね」
「また、おじいちゃんの知らない伝説を知ってしまった……」
とまあ、海賊の末裔だからなのか家族や親戚について破天荒の話しをよく耳にする。こういうのが面白話のネタとなり、若林家の長女であるヒヨリは頭を悩ませるものだった。
「そういえば、また一杯買ったね。何を買ったんだい?」
茂は船内の隅に置かれていた二つのビニール袋に視線を移す。
「ほとんどは千代さんから頼まれた調味料とか食材ですよ」
千代とは、茂の夫人だ。結婚して三年目の若夫婦である。
「なんだ、ウチの分の買い物だったの。ゴメンね、わざわざ」
「大丈夫ですよ。それに千代さんは、もう七ヶ月目でしょう。妊婦さんに本土までの買い物は大変だし。それと、お礼にちゃんと美味しいものをご馳走になりますから」
「千代の手料理なんかで良ければ、いくらでも食べていってよ」
「何言っているんですか。千代さんの料理はとても美味しいんですから、なんか、とは失礼ですよ。私もあんな風に、美味しい料理を作れるようになりたいな」
「でも最近ヒヨリちゃんの料理の腕も上達したよね、千代も褒めていたよ」
「えー、私なんかまだまだですよ」
茂の奥さん―千代は料理上手で、よく料理をご馳走になったり、教えて貰ったりしている。特に関東からやってきたこともあってか、ヒヨリの母親やお婆ちゃんが作る古臭い料理とは違う、言わば洒落た料理に大きな衝撃を受けてから、千代の料理のファンでもあった。
「お婆ちゃんの料理も美味しいけど、やっぱり千代さんが作る都会な料理の方が、断然美味しいんですよ」
「それを聞いたら千代も喜ぶよ。そうだ、ヒヨリちゃん。もう中学三年生だろう。進学の方は決めたりしているのかい?」
「う~ん、これといってまだですね」
飛芽島には中学校までしかなく、高校は本土に行かなければならない。
つまり、毎日連絡船に乗って通わなければいけなくなり、その分、登校時間が早まるのには億劫になってしまう。
だったら、寮がある学校に行という選択肢もあるが、未だ、どの高校に行くかの進学や、自分が何をしたいのかの進路も決めていなかった。
「やっぱり、そうなもんだよな。俺も中学三年生の時は、将来なにがしたいか決めきれず、周りに流されて普通科の学校に行ったからからな。もしあの時、漁業を学べる水産課のある高校にでも進学しておけばなと、今になって後悔しているよ」
「そういえば茂さんはなんで漁師になろうと思ったの? 都会で働く方が良いでしょう?」
「ん~。元々、海なし県で生まれたから海に憧れはあったんだよ。で、社会の荒波に揉まれる内に、揉まれるら海の方がいいやと思っていたら、移住制度を見つけてね。でも、移住しよう決めた時は千代に猛反対されたけど」
「そうですね。たまに、千代さんからその辺りの愚痴を聞いたことがありますね」
「まあね。でも今は島暮らしにも慣れて、島の人たちもヒヨリちゃんも良い人ばかりだし。なによりご飯が上手いのが良いよね!」
茂の明るい笑みに、ヒヨリは微妙な気分になってしまう。
狭い島暮らしに多少なりとも嫌気や不満を感じている。だが、茂のように他所の人が島の良い部分に喜びを感じている。
まだ、自分の年齢では分からない気持ちなのだろう。
「将来か……。何をやりたいかは無いけど、千代さんみたいに料理が上手の素敵な奥さんになりたいかな」
「それを聞いたら、千代は泣いて喜ぶ……うおっ!」
話しの最中で、一段と高い波で大きく揺れた瞬間、「ガガガンッ!」と鈍重な音が底面から響くと共に、船体が激しい振動を襲った。
体験したことが無い、おかしな揺れだった。
何かに“ぶつかった”と思ったのもつかの間、また大きな音と振動が襲い、船体はバランスを崩し……船が転覆してしまった。
船室に海水が凄まじい勢いで入ってくる。
茂は先ほどの衝撃で転倒してしまい頭を打って気を失ってしまっていた。
「茂さん! 起きて! しっかりして!」
突然の最悪な出来事。ヒヨリは自然と茂の元へ行き、身体を揺さぶったが目を覚ます気配はない。どっちにしろ、このままここにいては命の危機だ。
「早く外に出ないと……」
勢いよく船内は浸水している。この状況から船が沈没しているのには間違いない。
千代から頼まれて買った物々が散乱しているが、それらを拾ったり貴重品を持ち出せる余裕はない。もとより命よりも貴重なものはない。
二人ともきちんと救命胴衣を着ている。
船内の三分の二以上は浸水しただろうか。ヒヨリは大きく息を吸い込み、茂の鼻と口を塞ぎつつ身体を引っ張って船外へ出た。
当然のごとく海の中。茂の船……日摘丸の大部分が浸かっている姿が見えた。
ヒヨリは水泳に堪能だった。島暮らしだったのもあり、幼い時は四六時中、泳ぎ遊んでいたからだ。急な海の中でも平常でいられた。
海中は上下が分からない。だから、なおさら慌ててはいけない。出来る限り落ち着き払い、救命胴衣の浮力に身を任せ――ゆっくりと浮いていくのを実感した。
向かう場所が判明したのならば、一秒でも早く地上の空気を求めて、足をバタつかせようとした時だった。
――えっ?
何かに足を掴まれる感触がした。
すぐ足元を見ると、巨大な影が見えた。
その影から、いくつものの触手が生え伸びており、その内の一本がヒヨリの足を絡めているのだ。
――ちょっと!
ヒヨリは足を力強くバタつかせるものの、触手は外れない。
そして巨大な影は海底へと潜っていく。ヒヨリを引き連れて。
――なんなのこれ? ごぼっ、息が……。
抱えていた茂の身体から手を離してしまい、徐々に遠ざかっていく。
救命胴衣の浮力は、溺れる者は藁をも掴むのと同様だった。どんどん暗い深海へと沈んでいく。
辺りが暗くなっていくのとシンクロするようにヒヨリの意識が喪失し始めた――が、最後の力を振り絞って、力一杯もがき足掻いた。
すると思い掛けなく、触手が外れたのだ。
千載一遇――ふと見えた浮かぶ泡……自分が吐いた息で出来た気泡だ。泡は上昇するもの。上昇の先には海面がある。ヒヨリは泡を追いかけた。
海中が次第に明るくなっていく。海面まで、もう少しだと思った。だけど肺の酸素が既に空っぽで、苦しさも極点に達していた。堪え所だ。
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