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第八話 花嫁修業は異世界にて
02.愛のために
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「あの、魔女(ファムファタール)を倒した…!?」
麗美の女性が思わず口をあんぐりと開けてしまい、しばし呆然としてしまう。
彼女の名はサリサ。
ヴァーンの民の頭領であり、ヴァイルの姉。見た目的にヒヨリより五歳ほど年上に見えた。
腰まで伸びる艶やかな紫の髪に、華やかな衣装がより彼女の魅力を際立てせるが、前述の驚き顔で普段の高貴な雰囲気は何処へやら。
それも仕方がない。サリサにとって、これまでの人生で一番の驚きだった。
かつて滞在先のアーステイム王国で故郷(ヴァーン国)の陥落を耳にした時よりも、混沌の根源とも称される悪名高き魔女・ファムファタールを討ち果たしたという話しを聞けば、ファムファタールをよく知る者として、とても信じられない内容だった。
「本当なのか?」
と念押しの確認を取るも、ヴァイルは「ああ」と粛然と頷く。
ヨルムンガンド海賊の住処であるヴァーン島に戻ってきたヴァイルたちは、さっそくサリサに、これまでの経緯と顛末を説明した。
ヴァイルが冗談や嘘を言うタイプではないのは重々承知している。ましてや自分を誂(からか)う理由など無い。
サリサは話しを整理して、ヒヨリの方に視線を向けた。
「……なるほどね。やっぱり、ヒヨリをこの世界(ミッドガルニア)に連れてきていたのは、あの魔女(ファムファタール)だった訳ね」
「やっぱり?」
ヒヨリが反応した。
「ある程度は思い当たる節があったからね。他所(よそ)の世界……ましてや異世界から人を転移や召喚させるなんて、人並み外れた力(チカラ)の持ち主でなければ不可能よ。そんな人外めいた力を持つ人物なんて限られるしね。しかし、本当に魔女(ファムファタール)の仕業だったとはね」
ヴァイルたちの船…ヨルムンガンド号よりも、何十倍も大きい巨大な船を飛空させては、自分も浮上させられ連れ去られた。
直接、魔女(ファムファタール)と目の当たりにしたからこそ、その人並外れた能力の凄さ……驚異と脅威を肌どころか骨身に沁みるほど実感した。
あの時の出来事を思い起こして青ざめているヒヨリとは反対に、ヴァイルは強張った表情でサリサを睨んだ。
「あら。何かしら?」
「思い当たっていたのなら話してくれても良かったじゃないのか?」
後の祭りではあるが、知っていたのなら、それなりの準備や対策が取れて、ヒヨリを危険な目に遭わせなくて済んだはずだと思索してしまう。
「不確かな情報を与えた所で余計な混乱を招くだけ。ましてや相手が、あの魔女がわざわざ呼び寄せたというのなら、なおさら慎重にならざるおえないでしょう」
「だけど……」
反論をしようにも、ヴァイルよりも強い睨みを利かせては押し黙らせてしまう。
「それで、ヒヨリ。魔女(ファムファタール)は何故あなたをこの世界に連れてきたのか……その理由か何かを話してなかった?」
飛空船内で魔女(ファムファタール)とした対話で、当然のように訊ねて返ってきた答えは――
「え? えっと……確か、生贄とかなんとか言ってました」
「生贄?」
「なんでも世界の秩序とか保って、救われるとかなんとかで……」
サリサは眉をひそめてしまう。
大業な物言いも然ることながら、この異世界でも生贄という習慣は有るには有るけれど、形式的な儀式を催すぐらいだ。しかし、生身の人間を贄にするなどは時代遅れも甚だしい野蛮な行為。故国であるヴァーン国や神聖アーステイム王国などでは行われていない。
魔女であるが故の儀式の為か――
元王族の出であるサリサでも、そんな意味しか考えられない。
ただの気紛れである可能性の方が高かった。
いや、そうだろう。そうに違いない――
と内心で自問自答で締めくくり、
「てかっ、なにが世界の秩序よ! それを乱しているのは一体誰なのかしらね」
愚かな大義名分の内容に、知ってる限り魔女の悪行を思い返しては思わず憤慨してしまう。
大きく息を吐いて気分を落ち着かせては、まだ怒りは鎮まっていない鋭い目つきでヒヨリに視線を移す。
「それで……これからどうするの、ヒヨリ?」
「わ、私ですか?」
怒られると感じてしまい、思わず身を竦(すく)めてしまう。
「アナタをこの世界に連れてきた元凶(ファムファタール)をアナタたちが倒してしまった。つまりそれは、ヒヨリが元の世界に戻れる手立てを失ったとも言えるわね」
とは云え、魔女(ファムファタール)が生きていたとしても、従順に地球に戻してくれる訳がないのは、直接対峙したヒヨリならずも、サリサも窺い知れた。
地球に戻れない……故郷に戻れないという不幸を身を持って知ったサリサにとって、ヒヨリが思ったよりは落ち込んでいないように見受けられた。
「あっ、それは……」
ヒヨリは、はにかみながらヴァイルの方に顔を向けると、あの“約束”が頭の中で呼び起こされ、頬に火が灯るように薄紅色に染まってしまった。
改まってサリサに返答する。
「アルフニルブ国のクローリアーナ様から教えて貰いました。元の世界に戻れる方法の一つとして……九偉神の宝を全て集めたら、どんな願いも叶えられると」
「九偉神の宝を……? それを探すというの?」
「はい。ヴァイルがその九偉神の宝を探して、地球に……元の世界に戻してくれると約束してくれましたから」
「はっ!? どういうことヴァイル?」
サリサは呆気にとられつつ、真偽を確認するためにヴァイルを睨みつける。
「ああ、約束した」
「また安易に約束なんかして! 九偉神の宝を探すなんて不可能よ」
「不可能じゃない。九偉神の宝を全て集めた先例もある。それに、既に一つはクローリアーナ様から拝借いただける約束を取り次いでいる。それにシュイットが持っているカールスナウトも貸してくれるだろうし、既に二つは確保しているようなものだ。あと七つだ」
簡単に七つだと言い放つが、どれほど困難なのかは、この世界の住人であるヴァイルやサリサも充分理解している。
子供のお使いの如く簡単に達成できるものではない。
これまで九偉神の宝を見つけたものは、後の勇者や英雄などと言い伝えられる偉大な人物ばかり。いや、見つけたからこそ、偉大な人物だと名声を得たのだろう。
基本的に弟のヴァイルに対しては放任主義ではあるが、ヨルムンガンド海賊……そしてヴァーン国の統領としては故国復興に精を出して欲しいというのが本音だ。ヴァイルも再興という使命を自覚してくれていると考えてくれていると思うが――
異世界の住人(ヒヨリ)を嫁に迎え入れたいとウツツを抜かすのも結構だが、少々……どころではなく、ヒヨリに入れ込んで過ぎているのが気に掛かった。
「ヴァイル。ヨルムンガンド海賊団の頭目である前に、ヴァーン国の王…ヴァイリークの血を引いているのよ。その血を引く者として、自国のことをないがしろにしてはいない?」
「そんなことはない」
「だったら、九偉神の宝を見つけて願うのは、ヴァーン国の復興でも良いじゃないのかしら?」
「そんな願いに頼らなくとも復興ぐらい実現できるさ。その為にアーステイム王国の犬のように忠誠を尽くして、それなりに成果や信を得ている。それが証拠にシュイットを預けてくれたのが何よりも証明だろう」
ヴァーン国の復興の為……侵攻し占領してきたガンダリア帝国に立ち向かうには、アーステイム王国や他の諸国の協力が必須である。
ヴァイルも、そこは理解してくれているようだが……だからこそヒヨリに寵愛(ちょうあい)し過ぎている……ましてや、その為に九偉神の宝を探索するのは、危ういと感じるのは仕方なかった。
お互いの本意(エゴ)が衝突し合い、憤ろしさの感情が漂う空気に肌はピリピリと感じる。
「あ、あの……」
ヴァイルの背後に佇んでいるヒヨリだったが、まるで二人の間に立っているようで、針のむしろに座る気持ちに苛まれた。
自分が原因で、ヴァイルとサリサが険悪な雰囲気を醸し出しているのには、嫌でも感じ取ってしまう。
だからこそ、嵐が過ぎ去るのを黙って見守っていられなかった。
――パァーン
と、大げさに手を叩いては自分に注目を集めた。
「そ、そうだ。サリサさん、約束してましたよね。アルフニルブ国から戻ってきたら美味しい物をご馳走しますって。それじゃ、さっと作ってきますから、ちょっと待っててください。それにアルフニルブ国から戻ってきてここに直行したから、汚(よご)れて汚(きたな)いですから、一旦お風呂とかに入って奇麗にした方が良いでしょう。ほら行こうヴァイル」
ヒヨリはヴァイルの背中を押して部屋の出入り口へと向かおうとする。
「ちょっ、待ち……」
サリサが呼び止めようとしたが、
――グゥゥゥッッッ
盛大にヴァイルの腹の虫が鳴り響いた。
ヒヨリは笑みを浮かべては、
「という訳で、お腹が空いていたら良い話しが出来ませんよ。それじゃ、パッパッと作ってきますから、サリサさんはちょっと待っていてくださいね!」
そう言い放つと、ヒヨリとヴァイルは退室したのであった。
「……まあ良いわ。少し休憩としましょうか」
独り残されたサリサは頬に手を当てては、ヒヨリたちが戻ってくるまで今後について少し考えを巡らせた。
麗美の女性が思わず口をあんぐりと開けてしまい、しばし呆然としてしまう。
彼女の名はサリサ。
ヴァーンの民の頭領であり、ヴァイルの姉。見た目的にヒヨリより五歳ほど年上に見えた。
腰まで伸びる艶やかな紫の髪に、華やかな衣装がより彼女の魅力を際立てせるが、前述の驚き顔で普段の高貴な雰囲気は何処へやら。
それも仕方がない。サリサにとって、これまでの人生で一番の驚きだった。
かつて滞在先のアーステイム王国で故郷(ヴァーン国)の陥落を耳にした時よりも、混沌の根源とも称される悪名高き魔女・ファムファタールを討ち果たしたという話しを聞けば、ファムファタールをよく知る者として、とても信じられない内容だった。
「本当なのか?」
と念押しの確認を取るも、ヴァイルは「ああ」と粛然と頷く。
ヨルムンガンド海賊の住処であるヴァーン島に戻ってきたヴァイルたちは、さっそくサリサに、これまでの経緯と顛末を説明した。
ヴァイルが冗談や嘘を言うタイプではないのは重々承知している。ましてや自分を誂(からか)う理由など無い。
サリサは話しを整理して、ヒヨリの方に視線を向けた。
「……なるほどね。やっぱり、ヒヨリをこの世界(ミッドガルニア)に連れてきていたのは、あの魔女(ファムファタール)だった訳ね」
「やっぱり?」
ヒヨリが反応した。
「ある程度は思い当たる節があったからね。他所(よそ)の世界……ましてや異世界から人を転移や召喚させるなんて、人並み外れた力(チカラ)の持ち主でなければ不可能よ。そんな人外めいた力を持つ人物なんて限られるしね。しかし、本当に魔女(ファムファタール)の仕業だったとはね」
ヴァイルたちの船…ヨルムンガンド号よりも、何十倍も大きい巨大な船を飛空させては、自分も浮上させられ連れ去られた。
直接、魔女(ファムファタール)と目の当たりにしたからこそ、その人並外れた能力の凄さ……驚異と脅威を肌どころか骨身に沁みるほど実感した。
あの時の出来事を思い起こして青ざめているヒヨリとは反対に、ヴァイルは強張った表情でサリサを睨んだ。
「あら。何かしら?」
「思い当たっていたのなら話してくれても良かったじゃないのか?」
後の祭りではあるが、知っていたのなら、それなりの準備や対策が取れて、ヒヨリを危険な目に遭わせなくて済んだはずだと思索してしまう。
「不確かな情報を与えた所で余計な混乱を招くだけ。ましてや相手が、あの魔女がわざわざ呼び寄せたというのなら、なおさら慎重にならざるおえないでしょう」
「だけど……」
反論をしようにも、ヴァイルよりも強い睨みを利かせては押し黙らせてしまう。
「それで、ヒヨリ。魔女(ファムファタール)は何故あなたをこの世界に連れてきたのか……その理由か何かを話してなかった?」
飛空船内で魔女(ファムファタール)とした対話で、当然のように訊ねて返ってきた答えは――
「え? えっと……確か、生贄とかなんとか言ってました」
「生贄?」
「なんでも世界の秩序とか保って、救われるとかなんとかで……」
サリサは眉をひそめてしまう。
大業な物言いも然ることながら、この異世界でも生贄という習慣は有るには有るけれど、形式的な儀式を催すぐらいだ。しかし、生身の人間を贄にするなどは時代遅れも甚だしい野蛮な行為。故国であるヴァーン国や神聖アーステイム王国などでは行われていない。
魔女であるが故の儀式の為か――
元王族の出であるサリサでも、そんな意味しか考えられない。
ただの気紛れである可能性の方が高かった。
いや、そうだろう。そうに違いない――
と内心で自問自答で締めくくり、
「てかっ、なにが世界の秩序よ! それを乱しているのは一体誰なのかしらね」
愚かな大義名分の内容に、知ってる限り魔女の悪行を思い返しては思わず憤慨してしまう。
大きく息を吐いて気分を落ち着かせては、まだ怒りは鎮まっていない鋭い目つきでヒヨリに視線を移す。
「それで……これからどうするの、ヒヨリ?」
「わ、私ですか?」
怒られると感じてしまい、思わず身を竦(すく)めてしまう。
「アナタをこの世界に連れてきた元凶(ファムファタール)をアナタたちが倒してしまった。つまりそれは、ヒヨリが元の世界に戻れる手立てを失ったとも言えるわね」
とは云え、魔女(ファムファタール)が生きていたとしても、従順に地球に戻してくれる訳がないのは、直接対峙したヒヨリならずも、サリサも窺い知れた。
地球に戻れない……故郷に戻れないという不幸を身を持って知ったサリサにとって、ヒヨリが思ったよりは落ち込んでいないように見受けられた。
「あっ、それは……」
ヒヨリは、はにかみながらヴァイルの方に顔を向けると、あの“約束”が頭の中で呼び起こされ、頬に火が灯るように薄紅色に染まってしまった。
改まってサリサに返答する。
「アルフニルブ国のクローリアーナ様から教えて貰いました。元の世界に戻れる方法の一つとして……九偉神の宝を全て集めたら、どんな願いも叶えられると」
「九偉神の宝を……? それを探すというの?」
「はい。ヴァイルがその九偉神の宝を探して、地球に……元の世界に戻してくれると約束してくれましたから」
「はっ!? どういうことヴァイル?」
サリサは呆気にとられつつ、真偽を確認するためにヴァイルを睨みつける。
「ああ、約束した」
「また安易に約束なんかして! 九偉神の宝を探すなんて不可能よ」
「不可能じゃない。九偉神の宝を全て集めた先例もある。それに、既に一つはクローリアーナ様から拝借いただける約束を取り次いでいる。それにシュイットが持っているカールスナウトも貸してくれるだろうし、既に二つは確保しているようなものだ。あと七つだ」
簡単に七つだと言い放つが、どれほど困難なのかは、この世界の住人であるヴァイルやサリサも充分理解している。
子供のお使いの如く簡単に達成できるものではない。
これまで九偉神の宝を見つけたものは、後の勇者や英雄などと言い伝えられる偉大な人物ばかり。いや、見つけたからこそ、偉大な人物だと名声を得たのだろう。
基本的に弟のヴァイルに対しては放任主義ではあるが、ヨルムンガンド海賊……そしてヴァーン国の統領としては故国復興に精を出して欲しいというのが本音だ。ヴァイルも再興という使命を自覚してくれていると考えてくれていると思うが――
異世界の住人(ヒヨリ)を嫁に迎え入れたいとウツツを抜かすのも結構だが、少々……どころではなく、ヒヨリに入れ込んで過ぎているのが気に掛かった。
「ヴァイル。ヨルムンガンド海賊団の頭目である前に、ヴァーン国の王…ヴァイリークの血を引いているのよ。その血を引く者として、自国のことをないがしろにしてはいない?」
「そんなことはない」
「だったら、九偉神の宝を見つけて願うのは、ヴァーン国の復興でも良いじゃないのかしら?」
「そんな願いに頼らなくとも復興ぐらい実現できるさ。その為にアーステイム王国の犬のように忠誠を尽くして、それなりに成果や信を得ている。それが証拠にシュイットを預けてくれたのが何よりも証明だろう」
ヴァーン国の復興の為……侵攻し占領してきたガンダリア帝国に立ち向かうには、アーステイム王国や他の諸国の協力が必須である。
ヴァイルも、そこは理解してくれているようだが……だからこそヒヨリに寵愛(ちょうあい)し過ぎている……ましてや、その為に九偉神の宝を探索するのは、危ういと感じるのは仕方なかった。
お互いの本意(エゴ)が衝突し合い、憤ろしさの感情が漂う空気に肌はピリピリと感じる。
「あ、あの……」
ヴァイルの背後に佇んでいるヒヨリだったが、まるで二人の間に立っているようで、針のむしろに座る気持ちに苛まれた。
自分が原因で、ヴァイルとサリサが険悪な雰囲気を醸し出しているのには、嫌でも感じ取ってしまう。
だからこそ、嵐が過ぎ去るのを黙って見守っていられなかった。
――パァーン
と、大げさに手を叩いては自分に注目を集めた。
「そ、そうだ。サリサさん、約束してましたよね。アルフニルブ国から戻ってきたら美味しい物をご馳走しますって。それじゃ、さっと作ってきますから、ちょっと待っててください。それにアルフニルブ国から戻ってきてここに直行したから、汚(よご)れて汚(きたな)いですから、一旦お風呂とかに入って奇麗にした方が良いでしょう。ほら行こうヴァイル」
ヒヨリはヴァイルの背中を押して部屋の出入り口へと向かおうとする。
「ちょっ、待ち……」
サリサが呼び止めようとしたが、
――グゥゥゥッッッ
盛大にヴァイルの腹の虫が鳴り響いた。
ヒヨリは笑みを浮かべては、
「という訳で、お腹が空いていたら良い話しが出来ませんよ。それじゃ、パッパッと作ってきますから、サリサさんはちょっと待っていてくださいね!」
そう言い放つと、ヒヨリとヴァイルは退室したのであった。
「……まあ良いわ。少し休憩としましょうか」
独り残されたサリサは頬に手を当てては、ヒヨリたちが戻ってくるまで今後について少し考えを巡らせた。
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