30 / 98
日常
ターゲットは木藤花苗
しおりを挟む
まぁ、木藤花苗は花苗の割には待ったく可愛くない。より過ぎな目、染めすぎてバシバシに痛んだ髪、タラコのような唇、デブな体型。
ほんっと醜い。できれば関わりたくないタイプ。ならなぜターゲットにして絡むのか。え、だってさ…
花苗「悠くん!
駅前に新しいカフェできたんだけど今日一緒に行かない?」
身の程わきまえろ…
雛はわざと少し寂しそうな『構って!』とでも言いたそうな顔をして悠の袖をキュッと握った。悠はそんな雛をちらっと見た後フッと小さく笑って言った。
悠「ごめんね。ヒナが妬くから他の人誘ってもらっていいかな?」
こいつはまた誤解されることを…
雛「ごめんね。木藤さん…
今日みんなで遊びに行く約束してるんだ」
雛は申し訳なさそうな顔をして言うと木藤さんは「そう…」と素っ気なく返事をして雛を少し睨んだ後に去っていった。
雛「巻き込むのやめて」
悠「だってターゲットなんでしょ?」
雛「そーだけどね」
そう…今の会話でお気づき頂けただろうか?
ついさっきまで私と悠で喋ってたのにそれをわかって無理やり割り込んでくる。
私よりブスなくせに少しは身の程考えろよ…
しかもあんた楠木先生が好きなんじゃなかったの?ほんっとありえないんだけど…
そんなことを考えてると、担任の九条先生の代わりに2組副担の楠木先生が入ってきた。
楠木先生の紹介を少ししておこう。
楠木 雪斗(Kusunoki Yukito)先生は30代前半の男性教師。担当教科は社会で私たちのクラスで歴史を教えている。
木藤さんをチラッと見ると顔が輝いている。
楠木「じゃあ、始めようか」
木藤さんに少し刺激を与えたくなった雛は楠木先生に馴れ馴れしく話しかけた。
と、言うのも実は楠木先生は雛が小学校の頃から知ってる先生で、過去小等部時代小1、小4、小6の3年間ずっと担任だったのだ。小等部から入るため雛と悠は彼を名前で呼ぶのが普通になっていた。
雛「ねぇ雪斗先生…九条先生は?」
楠木「九条先生は出張だよ。
だから代わりに頼んだってさ」
ちらっと木藤花苗を見ると雛のことを物凄い形相で睨んでいた。やばいよ、あれ…般若みたいwww
まぁでもそうだろうね。
自分の好きな先生が自分が敵対してる人と仲良しなんだから…
雛「へぇ…どーせ体育祭の種目決めだから雪斗先生に丸投げしたんじゃない?」
楠木「まぁ、だろうね。
大方そんな言い方だったし…双葉も元々感づいてたんだろ?どーせ双葉のことだしww」
雛「雪斗先生私のこと知ってるくせに、そんなこと言っちゃう~?ww」
楠木「そりゃ双葉とはかれこれ小等部からの付き合いだからね。双葉に関しては大体わかるww」
雛「当然でしょww
私も雪斗先生のこといろいろ知ってるもん!」
楠木「お互い様な」
悠「それより速く決めよーよ。
雪斗先生下がってていーよ。
ねー、体育委員の蒲田と木藤前出て仕切ったがいいんじゃない?」
蒲田「わ、わかった。
なら体育祭の種目決めていきます!
先生紙もらっていいですか?
えーっと種目だけど…」
何に出ようかなぁ?
高校は確かもっと種目増えるんだよね~…
長距離出たいな~…
あ、体育祭で木藤さん潰すのもありかも…
悠「ヒナ、何に出る?」
雛「んー…長距離とかなら出たいかなっておもってる。悠と和音は?」
和音「俺と悠は借り物出るよ」
雛「決まったんだ…「女子1000m出たい人ー」あ、はぁい!」
委員長「え?双葉大丈夫なの?」
雛「へーきへーき!」
蒲田「じゃあ双葉ね。後1人ー!」
木藤「ねぇ蒲田…私出ていい?」
蒲田「ん?何に?」
木藤「1000m」
蒲田「あ、いーよ!なら木藤自分で書いといて!」
木藤「わかった」
蒲田「ならあとは、ブロック対抗リレーなんだけど…これクラスから男女1人ずつ出さなきゃいけないんだよね。誰かいない?」
悠「それさ、どーせ誰も出たいって人いるわけないんだから100m走の記録のタイム早い人から埋め込んでいけばいいんじゃない?」
蒲田「確かに…さすが榛名だな」
木藤「でも、それ…男子はいいけど…女子…双葉さんになるよね。双葉さん1000mも出るのに…」
蒲田「双葉どーする?嫌ならブロック対抗代わってもらってもいいけど…それか1000m代わってもらうっていう手もあるけど…」
雛「なんで?私はいいよ。
両方出ても」
蒲田「ほんとに?」
雛「うん。
私走るの好きだし…体力と足には自信あるもん!」
蒲田「そっか…なら双葉お願いしていいかな」
雛「任せて!」
蒲田「ありがとう!
じゃあ、ブロック対抗リレーは1-2からは男子が福沢、女子が双葉で出します!
みんな2人を精一杯応援しような!」
悠「ヒナ、頑張れよ!」
和音「1位とってやれ!」
雛「もとからそのつもり!」
ほんっと醜い。できれば関わりたくないタイプ。ならなぜターゲットにして絡むのか。え、だってさ…
花苗「悠くん!
駅前に新しいカフェできたんだけど今日一緒に行かない?」
身の程わきまえろ…
雛はわざと少し寂しそうな『構って!』とでも言いたそうな顔をして悠の袖をキュッと握った。悠はそんな雛をちらっと見た後フッと小さく笑って言った。
悠「ごめんね。ヒナが妬くから他の人誘ってもらっていいかな?」
こいつはまた誤解されることを…
雛「ごめんね。木藤さん…
今日みんなで遊びに行く約束してるんだ」
雛は申し訳なさそうな顔をして言うと木藤さんは「そう…」と素っ気なく返事をして雛を少し睨んだ後に去っていった。
雛「巻き込むのやめて」
悠「だってターゲットなんでしょ?」
雛「そーだけどね」
そう…今の会話でお気づき頂けただろうか?
ついさっきまで私と悠で喋ってたのにそれをわかって無理やり割り込んでくる。
私よりブスなくせに少しは身の程考えろよ…
しかもあんた楠木先生が好きなんじゃなかったの?ほんっとありえないんだけど…
そんなことを考えてると、担任の九条先生の代わりに2組副担の楠木先生が入ってきた。
楠木先生の紹介を少ししておこう。
楠木 雪斗(Kusunoki Yukito)先生は30代前半の男性教師。担当教科は社会で私たちのクラスで歴史を教えている。
木藤さんをチラッと見ると顔が輝いている。
楠木「じゃあ、始めようか」
木藤さんに少し刺激を与えたくなった雛は楠木先生に馴れ馴れしく話しかけた。
と、言うのも実は楠木先生は雛が小学校の頃から知ってる先生で、過去小等部時代小1、小4、小6の3年間ずっと担任だったのだ。小等部から入るため雛と悠は彼を名前で呼ぶのが普通になっていた。
雛「ねぇ雪斗先生…九条先生は?」
楠木「九条先生は出張だよ。
だから代わりに頼んだってさ」
ちらっと木藤花苗を見ると雛のことを物凄い形相で睨んでいた。やばいよ、あれ…般若みたいwww
まぁでもそうだろうね。
自分の好きな先生が自分が敵対してる人と仲良しなんだから…
雛「へぇ…どーせ体育祭の種目決めだから雪斗先生に丸投げしたんじゃない?」
楠木「まぁ、だろうね。
大方そんな言い方だったし…双葉も元々感づいてたんだろ?どーせ双葉のことだしww」
雛「雪斗先生私のこと知ってるくせに、そんなこと言っちゃう~?ww」
楠木「そりゃ双葉とはかれこれ小等部からの付き合いだからね。双葉に関しては大体わかるww」
雛「当然でしょww
私も雪斗先生のこといろいろ知ってるもん!」
楠木「お互い様な」
悠「それより速く決めよーよ。
雪斗先生下がってていーよ。
ねー、体育委員の蒲田と木藤前出て仕切ったがいいんじゃない?」
蒲田「わ、わかった。
なら体育祭の種目決めていきます!
先生紙もらっていいですか?
えーっと種目だけど…」
何に出ようかなぁ?
高校は確かもっと種目増えるんだよね~…
長距離出たいな~…
あ、体育祭で木藤さん潰すのもありかも…
悠「ヒナ、何に出る?」
雛「んー…長距離とかなら出たいかなっておもってる。悠と和音は?」
和音「俺と悠は借り物出るよ」
雛「決まったんだ…「女子1000m出たい人ー」あ、はぁい!」
委員長「え?双葉大丈夫なの?」
雛「へーきへーき!」
蒲田「じゃあ双葉ね。後1人ー!」
木藤「ねぇ蒲田…私出ていい?」
蒲田「ん?何に?」
木藤「1000m」
蒲田「あ、いーよ!なら木藤自分で書いといて!」
木藤「わかった」
蒲田「ならあとは、ブロック対抗リレーなんだけど…これクラスから男女1人ずつ出さなきゃいけないんだよね。誰かいない?」
悠「それさ、どーせ誰も出たいって人いるわけないんだから100m走の記録のタイム早い人から埋め込んでいけばいいんじゃない?」
蒲田「確かに…さすが榛名だな」
木藤「でも、それ…男子はいいけど…女子…双葉さんになるよね。双葉さん1000mも出るのに…」
蒲田「双葉どーする?嫌ならブロック対抗代わってもらってもいいけど…それか1000m代わってもらうっていう手もあるけど…」
雛「なんで?私はいいよ。
両方出ても」
蒲田「ほんとに?」
雛「うん。
私走るの好きだし…体力と足には自信あるもん!」
蒲田「そっか…なら双葉お願いしていいかな」
雛「任せて!」
蒲田「ありがとう!
じゃあ、ブロック対抗リレーは1-2からは男子が福沢、女子が双葉で出します!
みんな2人を精一杯応援しような!」
悠「ヒナ、頑張れよ!」
和音「1位とってやれ!」
雛「もとからそのつもり!」
0
あなたにおすすめの小説
Hand in Hand - 二人で進むフィギュアスケート青春小説
宮 都
青春
幼なじみへの気持ちの変化を自覚できずにいた中2の夏。ライバルとの出会いが、少年を未知のスポーツへと向わせた。
美少女と手に手をとって進むその競技の名は、アイスダンス!!
【2022/6/11完結】
その日僕たちの教室は、朝から転校生が来るという噂に落ち着きをなくしていた。帰国子女らしいという情報も入り、誰もがますます転校生への期待を募らせていた。
そんな中でただ一人、果歩(かほ)だけは違っていた。
「制覇、今日は五時からだから。来てね」
隣の席に座る彼女は大きな瞳を輝かせて、にっこりこちらを覗きこんだ。
担任が一人の生徒とともに教室に入ってきた。みんなの目が一斉にそちらに向かった。それでも果歩だけはずっと僕の方を見ていた。
◇
こんな二人の居場所に現れたアメリカ帰りの転校生。少年はアイスダンスをするという彼に強い焦りを感じ、彼と同じ道に飛び込んでいく……
――小説家になろう、カクヨム(別タイトル)にも掲載――
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
現実とサキュバスのあいだで ――夢で告白した相手が、同居を始めた話
そう
青春
ある日家に突然現れた謎のサキュバスのホルさん!
好感度はMAXなようで流されるがまま主人公はホルさんと日常を過ごします。
ほのぼのラブコメというか日常系小説
オチなどはなく、ただひたすらにまったりします
挿絵や文章にもAIを使用しております。
苦手な方はご注意ください。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる