九情承太郎の「この映画を勧めるぜ」

九情承太郎

文字の大きさ
17 / 64
500ページの夢の束

500ページの夢の束 前編 初投稿、覚えていますか?

しおりを挟む
 小説や脚本、漫画等の「自分で作り上げた作品」を投稿もしくは持ち込みをした経験の有る人ならば、殊更に刺さりまくるコメディ映画です。

 何でこういう前置きをするかというと、冒頭での経験が有るかどうかで、観賞中のテンションが全く違ってきますので。
 「スター・トレック」のネタ満載であるとか、ダコタ・ファニングの演技を観たいとかの要因より、「困難を乗り越えて作品を持ち込む若者」という展開に燃えてしまいまして。
 実際に作品を完成させて持ち込みまで実行した経験者ですので、俺。
 先程、WOWOWで観賞し終えて、是非とも、この映画を紹介したくなりました。
 高校生の頃、漫画を描いて都内の出版社まで持ち込みをした過去が脳裏に蘇り、感情移入度が異常に昂まりまして。
 さて、紹介致します。


 ダコタ・ファニングが演じるウェンディは、自閉症の十七歳。自立支援ケアを受ける為に、唯一の家族である姉と別居中。グループホーム生活です。
 横断歩道の渡り方すら危なっかしい常識レベルですが、「スター・トレック」の知識は他のトレッキースター・トレックのファンが畏怖する領域。
 今のウェンディの生き甲斐は、「スター・トレック」の脚本コンテストに応募して、賞金を得る事。
 その賞金があれば、姉夫婦は家を売る必要が無くなるので一緒に住めるという未来予想図を描いていたのですが、面会に来た姉は再び一緒に暮らす案に難色を示し、ウェンディの癇癪が爆発。
 心を落ち着かせようと不貞寝したウェンディが夜七時に目を覚ますと、恐ろしい事態に気付きます。

 今日中に脚本を郵送しないと、コンテストの応募締め切りに間に合わなかった!
 もう夜なのに!

 必死に間に合わせる為の方法を考えるウェンディは、「バスに乗って脚本をロサンゼルスハリウッドの会社に直接持ち込む」作戦を決意。
 夜中の外出は流石にまずいので、翌朝ロサンゼルスへ向けて出発。

 まずはロサンゼルス行きのバスを探す事から。

 そこから!?
 ええ、そのレベルで危なっかしい主人公の一人旅なのです。
 米国だし。
 日本なら、十七歳の美少女が一人旅をしても、あんまり心配しないけど。
 米国だし。
 しかも、ペットの小型犬ピートくんが付いて来てしまいます。
 このピートくん。
 愛くるしいけれど、駄犬です(笑)
 ペナルティが増えている!
 米国だし。


 この先は、作品を観賞してから、進んでね。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

島猫たちのエピソード2025

BIRD
エッセイ・ノンフィクション
「Cat nursery Larimar 」は、ひとりでは生きられない仔猫を預かり、保護者&お世話ボランティア達が協力して育てて里親の元へ送り出す「仔猫の保育所」です。 石垣島は野良猫がとても多い島。 2021年2月22日に設立した保護団体【Cat nursery Larimar(通称ラリマー)】は、自宅では出来ない保護活動を、施設にスペースを借りて頑張るボランティアの集まりです。 「保護して下さい」と言うだけなら、誰にでも出来ます。 でもそれは丸投げで、猫のために何かした内には入りません。 もっと踏み込んで、その猫の医療費やゴハン代などを負担出来る人、譲渡会を手伝える人からの依頼のみ受け付けています。 本作は、ラリマーの保護活動や、石垣島の猫ボランティアについて書いた作品です。 スコア収益は、保護猫たちのゴハンやオヤツの購入に使っています。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

処理中です...