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第1章

10.師弟関係解消か?

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 今日も朝から魔法の練習が始まった。「炎・氷・雷・闇」は昨日と同様にハクが1度ずつ見本をみせ、俺が【言霊】で真似をすると簡単に習得ができた。それぞれ既にLv5だ。

 次に無属性魔法について教えてもらう事となった。これは属性を付与しない魔法全てをす魔法なので種類がたくさんある。例えば「身体強化」や「ヒール」、「クリーン」など。これもまた【言霊】で習得。

 一応、俺はハクが持っていた魔法を全て習得したことになる。これにて魔法の練習は終了です。って待て待て!まだ異世界に来て4日目だぞ?いくらなんでもはやすぎじゃないか?そう思っていたら先程まで黙っていたハクが、
『あぁー!ミナトは教えがいがないわい、つまらぬ!それに我が長年かけて習得したものも1成功しおってからに…。もう弟子卒業じゃ。』
 そう言って小さくなり、いじけだした。

 それを見た俺は、
 「いやいや、それはハクの教え方がよかったからだよ!ありがとうな。それに、戦闘に関してはまだまだだし、この世界についても分からないことだらけだ。だからこれからもよろしくな、!」と嘘偽りない想いをハクに伝えると、

 『そ、そうかの?ならば仕方がないのぉ~!これからも分からないことがあるならなんでも聞くがよい、このにな!』とハクは照れながら俺の背中をバシバシと叩くのだった。……痛い、痛い(笑)



 ~ステータス~

・名前   
   ミナト (18歳)   人族   Lv.1
・職業   
   ―――
・ユニークスキル
   【言霊】
・スキル   
   火魔法Lv5、水魔法Lv5、地魔法Lv5、風魔法Lv5、無属性魔法Lv5、炎魔法Lv5、氷魔法Lv5、雷魔法Lv5、闇魔法Lv5、言語理解ex、アイテムボックスex、成長・習得速度ex、鑑定Lv7
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