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②幼少期の記憶
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子供の頃に読んだ絵本の事を思い出す。施設の
図書室の秘密の小部屋にあった絵本。
魔女の事が書いてある絵本だったせいか、
先生達は、きっとこの絵本を隠してしまったのだろう。
つい、数十年前までは魔女もまだまだ身近な存在ではあった。
噂でしか無かったけれど、施設の先生の中にも
『魔女の子孫』
は居る事を、聞いていた。
僕からすれば、少し興味を引かれる話で。
ただ、何となく魔女に関しての記憶がなぜだろう
頭の片隅にある。
この事を、わざわざ誰かに言う事も無かったし
周りの子供にも、大人にも先生にも
魔女に関しては、問う事も無かった。
でも、ずっとずっと。
大人になっても、引っかかり続ける。
まだ、僕が子供の頃に両親は流行り病にかかった。
当時は、家も貧しくて1日1日をなんとか
やり過ごす様な生活だったと記憶している。
両親は働きにも出れなくなって、生活は大きく破綻した。
近所の家も、似た様な有り様で。
細かな記憶は、もうかなり薄れて来ていたけれど
僕は、教会に保護されていた。
優しいシスターさんから、両親の事を告げられた。
小さな子供の僕にも分かってはいた。
居なくなってしまった事だけは、理解できて。
与えられた、温かな食事に柔らかい毛布とベッド。
記憶は、少し飛んで
行き着く先は、孤児院だった。
教会では、これ以上の事は難しいと判断されて
小高い丘の上にある、孤児院に僕は
引き取られた。
初めて乗る馬車に揺られながら、頬を撫でる風の優しさと
春の陽射しが心地よくて、眠ってしまった。
図書室の秘密の小部屋にあった絵本。
魔女の事が書いてある絵本だったせいか、
先生達は、きっとこの絵本を隠してしまったのだろう。
つい、数十年前までは魔女もまだまだ身近な存在ではあった。
噂でしか無かったけれど、施設の先生の中にも
『魔女の子孫』
は居る事を、聞いていた。
僕からすれば、少し興味を引かれる話で。
ただ、何となく魔女に関しての記憶がなぜだろう
頭の片隅にある。
この事を、わざわざ誰かに言う事も無かったし
周りの子供にも、大人にも先生にも
魔女に関しては、問う事も無かった。
でも、ずっとずっと。
大人になっても、引っかかり続ける。
まだ、僕が子供の頃に両親は流行り病にかかった。
当時は、家も貧しくて1日1日をなんとか
やり過ごす様な生活だったと記憶している。
両親は働きにも出れなくなって、生活は大きく破綻した。
近所の家も、似た様な有り様で。
細かな記憶は、もうかなり薄れて来ていたけれど
僕は、教会に保護されていた。
優しいシスターさんから、両親の事を告げられた。
小さな子供の僕にも分かってはいた。
居なくなってしまった事だけは、理解できて。
与えられた、温かな食事に柔らかい毛布とベッド。
記憶は、少し飛んで
行き着く先は、孤児院だった。
教会では、これ以上の事は難しいと判断されて
小高い丘の上にある、孤児院に僕は
引き取られた。
初めて乗る馬車に揺られながら、頬を撫でる風の優しさと
春の陽射しが心地よくて、眠ってしまった。
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