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第二章「魔法学園の劣等生 入学編」
第64話「天真爛漫少女タニア ①」
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「やあ。ノゾミンお困りのようだね」
マヤたちと別れてすぐにタニアに捕まった。
まるで、オレが一人になるのを待ち構えていたかのようだ。
みんなはそれぞれに作業に向かってもらっている。
オレは一人中央の時計塔の周囲を散策しようとしていたところだった。システィーナは一緒に行きたがっていたが、次の講義があるとかで泣く泣く不参加。ちょっと濃厚なキスをしてあげたからご機嫌ではあったけど。それを見た他の女の子達からせがまれて結局全員とキスしまくりました。
それからの散策。今は講義がなく、時間的に余裕があった。
しかし、今設置することはできない。
設置箇所は上部。マザーさんの計算では時計の文字盤の裏側あたりがいいということだった。
時計塔の周囲をウロウロとする。
その間にもマザーさんの力で緻密な測定が行われていた。
入り口は下の一箇所だけ。しかし、時計の文字盤にはメンテナンス用の非常口がある。そこにはカギはなく簡単な栓がしてあるだけ。
そこから侵入すれば大丈夫そうだ。
そう思った時にタニアに声をかけられたのだった。
しかし、何だ。そのノゾミンって?
運んで、戦って、増えて、そして食べられる。ひょうたん型の動植物かオレは?
「こんなところで一人でいると、変な人に襲われちゃうぞ」
オレを襲うような馬鹿があのアホ貴族以外にいるとは思えないが、確かに塔の周囲をグルグルと一人で歩いている姿はちょっと……いや、かなり不審者だった。
「そうだな。迂闊だった。有り難う。では、来世で会いませう!」
「ちょっと待ったー!」
すこやかに別れようとしたオレをタニアは盛大に引き止めた。どこまでもオーバーな娘だ。
「ノゾミン。周囲を見てなにか気づかないかな?」
そう言われてオレははたと気づく。
周囲にはかなりの人がいた。
つまり……
「みんな暇なのか?」
「暇なわけあるか~い!」
ツッコまれました。
「説明しよう。ここは魔法学園でも有名なデートスポットなのであ~る!」
「ナンデスと!」
だから全員の目が厳しいのか。それぞれのべンチや壁際、木陰等に男と女、女と女、男と男のカップルがやけに多い。
そこに一人の男がフラフラしていれば確かに邪魔だろう。
「ノゾミン、君の気持ちはよ~く分かるよ!」
うんうんとタニアは腕を組んで大きく頷いた。
「バカップルのイチャつきを見ながら、自らを慰める。嗚呼、楽しからずや!」
何をのたまっているんだこの変態娘!
変な言葉を叫ぶな。
メッチャ注目されとるがな!
「ちょっと! こっち来い!」
オレはタニアの腕を引いて建物の裏に引き込んだ。
だああぁぁん!
「タニア! 頼むから静かにしてくれ! いや、して下さい」
タニアはびっくりしたように首を縦に振った。
「分かった……大きい声は出さないから。乱暴しないで」
「はい?」
そこには女の子を建物の影に引き入れ、息を荒くしながら腕を抑え込み、壁ドンしながら騒ぐなと脅す男の姿があった……オレだった。
「ボクその……ノゾミンが望むなら何でもするから!」
キラリン!
オレの瞳が怪しく光る。
ほほう。「何でも」するとおっしゃりましたな。
年端もいかぬ小娘が、気軽に「何でも」などと口にするとは……ここは、拙者が「世の中の厳しさ」というものを教えてあげなければなりませぬなぁ。
「……本当に何でもするんだな?」
「うん。そうだよ。私にできることなら……この身体でできることなら、ノゾミンの望むままに何だってしてあげるんだから」
なんでこの娘はこんなにキラキラした目で、凄いことを言えるんだろう。
「じゃあ、とにかく騒がないでくれ」
「分かったよ。声を上げないようにすればいいんだね? 騒がないように下着を脱がして口に突っ込んだりしないの?」
「あと動くな」
「拘束プレイだね! 縄とか使う? もしかして……目隠しも!?」
「なんでこんな昼間から、目立つ場所でハードなプレイをしないといけないんだよ」
「え~っ、エロゲの定番でしょ。ヒロインの少女を陵辱する主人公!見た目は平凡、中身は鬼畜! その名は、鬼畜野郎ノゾミン!」
いやいや、それはないから。
「今忙しい」
「えーっ、そんなこと言わないで。そんな事だと可愛い彼女を寝取られちゃうぞ」
可愛い彼女……マヤやアープル、ミーシャにあんな、そしてシスティーナの顔が浮かんだ。いや、ローズやミャン、ニャンも可愛かったな。
「もしも~し、その回想にボクが入っていないよ!」
「気のせいだろ」
「いやいや、こんなに魅力的な美少女が目の前にいるんだよ。襲わなきゃ損ですぜダンナ」
タニアが抱きついてきた。
ポヨンとした胸の圧力がオレを襲う。
いかん。流されるな。
落ち着け、オレの聖剣エクスカリパー!
「もう、ここをこんなに腫らして……♡」
タニアの白い手が、いつの間にかオレの聖剣をズボンの上から撫で始めていた。
「ねぇ、一回でいいからボクを抱いてよ」
唇が重なる。
タニアはオレの手を引き。彼女の胸に当てさせた。
トクトクトクと早い鼓動。
「ねえ、感じるかい」
タニアは舌を絡めてきた。胸の鼓動がさらに早まる。
「あの戦闘を見た時から……ボクの胸の鼓動はずっとこうなんだ」
タニアの瞳がオレを見つめる。
「君のミルクでボクの中を満たしてくれないかな?」
マヤたちと別れてすぐにタニアに捕まった。
まるで、オレが一人になるのを待ち構えていたかのようだ。
みんなはそれぞれに作業に向かってもらっている。
オレは一人中央の時計塔の周囲を散策しようとしていたところだった。システィーナは一緒に行きたがっていたが、次の講義があるとかで泣く泣く不参加。ちょっと濃厚なキスをしてあげたからご機嫌ではあったけど。それを見た他の女の子達からせがまれて結局全員とキスしまくりました。
それからの散策。今は講義がなく、時間的に余裕があった。
しかし、今設置することはできない。
設置箇所は上部。マザーさんの計算では時計の文字盤の裏側あたりがいいということだった。
時計塔の周囲をウロウロとする。
その間にもマザーさんの力で緻密な測定が行われていた。
入り口は下の一箇所だけ。しかし、時計の文字盤にはメンテナンス用の非常口がある。そこにはカギはなく簡単な栓がしてあるだけ。
そこから侵入すれば大丈夫そうだ。
そう思った時にタニアに声をかけられたのだった。
しかし、何だ。そのノゾミンって?
運んで、戦って、増えて、そして食べられる。ひょうたん型の動植物かオレは?
「こんなところで一人でいると、変な人に襲われちゃうぞ」
オレを襲うような馬鹿があのアホ貴族以外にいるとは思えないが、確かに塔の周囲をグルグルと一人で歩いている姿はちょっと……いや、かなり不審者だった。
「そうだな。迂闊だった。有り難う。では、来世で会いませう!」
「ちょっと待ったー!」
すこやかに別れようとしたオレをタニアは盛大に引き止めた。どこまでもオーバーな娘だ。
「ノゾミン。周囲を見てなにか気づかないかな?」
そう言われてオレははたと気づく。
周囲にはかなりの人がいた。
つまり……
「みんな暇なのか?」
「暇なわけあるか~い!」
ツッコまれました。
「説明しよう。ここは魔法学園でも有名なデートスポットなのであ~る!」
「ナンデスと!」
だから全員の目が厳しいのか。それぞれのべンチや壁際、木陰等に男と女、女と女、男と男のカップルがやけに多い。
そこに一人の男がフラフラしていれば確かに邪魔だろう。
「ノゾミン、君の気持ちはよ~く分かるよ!」
うんうんとタニアは腕を組んで大きく頷いた。
「バカップルのイチャつきを見ながら、自らを慰める。嗚呼、楽しからずや!」
何をのたまっているんだこの変態娘!
変な言葉を叫ぶな。
メッチャ注目されとるがな!
「ちょっと! こっち来い!」
オレはタニアの腕を引いて建物の裏に引き込んだ。
だああぁぁん!
「タニア! 頼むから静かにしてくれ! いや、して下さい」
タニアはびっくりしたように首を縦に振った。
「分かった……大きい声は出さないから。乱暴しないで」
「はい?」
そこには女の子を建物の影に引き入れ、息を荒くしながら腕を抑え込み、壁ドンしながら騒ぐなと脅す男の姿があった……オレだった。
「ボクその……ノゾミンが望むなら何でもするから!」
キラリン!
オレの瞳が怪しく光る。
ほほう。「何でも」するとおっしゃりましたな。
年端もいかぬ小娘が、気軽に「何でも」などと口にするとは……ここは、拙者が「世の中の厳しさ」というものを教えてあげなければなりませぬなぁ。
「……本当に何でもするんだな?」
「うん。そうだよ。私にできることなら……この身体でできることなら、ノゾミンの望むままに何だってしてあげるんだから」
なんでこの娘はこんなにキラキラした目で、凄いことを言えるんだろう。
「じゃあ、とにかく騒がないでくれ」
「分かったよ。声を上げないようにすればいいんだね? 騒がないように下着を脱がして口に突っ込んだりしないの?」
「あと動くな」
「拘束プレイだね! 縄とか使う? もしかして……目隠しも!?」
「なんでこんな昼間から、目立つ場所でハードなプレイをしないといけないんだよ」
「え~っ、エロゲの定番でしょ。ヒロインの少女を陵辱する主人公!見た目は平凡、中身は鬼畜! その名は、鬼畜野郎ノゾミン!」
いやいや、それはないから。
「今忙しい」
「えーっ、そんなこと言わないで。そんな事だと可愛い彼女を寝取られちゃうぞ」
可愛い彼女……マヤやアープル、ミーシャにあんな、そしてシスティーナの顔が浮かんだ。いや、ローズやミャン、ニャンも可愛かったな。
「もしも~し、その回想にボクが入っていないよ!」
「気のせいだろ」
「いやいや、こんなに魅力的な美少女が目の前にいるんだよ。襲わなきゃ損ですぜダンナ」
タニアが抱きついてきた。
ポヨンとした胸の圧力がオレを襲う。
いかん。流されるな。
落ち着け、オレの聖剣エクスカリパー!
「もう、ここをこんなに腫らして……♡」
タニアの白い手が、いつの間にかオレの聖剣をズボンの上から撫で始めていた。
「ねぇ、一回でいいからボクを抱いてよ」
唇が重なる。
タニアはオレの手を引き。彼女の胸に当てさせた。
トクトクトクと早い鼓動。
「ねえ、感じるかい」
タニアは舌を絡めてきた。胸の鼓動がさらに早まる。
「あの戦闘を見た時から……ボクの胸の鼓動はずっとこうなんだ」
タニアの瞳がオレを見つめる。
「君のミルクでボクの中を満たしてくれないかな?」
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