【セックス&マジック】 魔法の発達した未開拓惑星に到着しました!スキル【魅了】で女の子たちをくわしく調査♡します

須賀和弥

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第四章「カルネアデス編」

 第94.5話  061メザイヤ編「作戦開始 ①」

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 応接室にアマンダ団長、ダンベル副団長、ミネルバ補佐官の三人、そしてオレを含めた四人が集まっていた。

「この三か所に私服の騎士団を向かわせる」

 オレの言葉にアマンダ団長が「なんだ?」と首を傾げた。
 オレたちの目の前にはこの街の詳細な地図が二枚置かれていた。

「ノゾミ殿……一つ質問してよろしいか?」

 ダンベル副団長が律義に手を上げて質問してきた。

「はい、ダンベル君。質問を許可しよう」

「ダンベル君?」

 ダンベル副団長が首を傾げる。他の二人も同様だった。
 ちょっと茶目っ気を出しただけなのに――冷たい反応にオレは悲しくなった。

「一枚は街の地図たというのは分かるのですが……もう一枚は?」

 おおっと、説明を忘れていた。そうだよな。一番大切なことを言わないままに説明を開始するところだった。

「これは、この街の地下下水道の地図だ」

「……………………は?」

 オレの言葉を聞いた途端、三人の目の色が変わった。

「ち、ちょっと待て! 今、【この街の地下下水道の地図】と言ったか!」

 血相を変えてアマンダ団長。そりゃ驚くだろう。
 この街の地下下水道の地図は今回マザーさんにスキャンしてもらったデータを基にオレの手で描き上げたものだ。いくら地図を描くためとはいえ自分の身体が勝手に動くのは気味が悪かった。できれば二度とご免だというのが正直な気持ちだったのだが。

(確認。以後、こちらからの遠隔操作を拒否しますか?)

 ちょっと不機嫌そうなマザーさんの声。
 嫌だなぁ、マザーさん。
 冗談ですよ。冗談!
 今後とも、我がノゾミ商事をごひいきによろしくお願いいたします!
 いつかまた必要になるかも知れない。
 マザーさんとは今後もより良い関係を続けていきたいものだ。

「この地図をいったいどうやって?」

 アマンダ団長が鋭い視線で聞いてくる。

「えーっと、ノーコメントで……」

 オレは冷や汗をかきながら答えた、

「ほほう。私との濃密な夜をご希望か?」

 髪をかき上げながらアマンダ団長がオレに迫る。
 美しい女性からのお誘いなのに――なぜだろう。武者震いが止まらない――いや、これはそもそも武者震いなのか?
 ま、まさか……百戦錬磨のこのオレが臆しているというのか……!?

「いや、遠慮しておきます……」

「そうか……」

 おや、ちょっと残念そうに見えるのは気のせいか?

「まあ、冒険者に詮索はご法度だからな」

 何とか見逃してくれたようだ。
 オレは小さくため息をついた。

「それで、この地図が正しいとしてどうするのだ?」

 アマンダ団長はすぐに本題を切り出す。
 
「この三か所……ここが最近騎士団周辺を監視していた者たちの隠れ家になっている場所だ」

「「!?」」

「それは本当なのですか?」

 ミネルバが期待のこもった目で訊いてくる。
 
「間違いない」

 オレは断言した。
 間違いない……ですよねマザーさん。

(確認。間違いありません)

「そして、この三か所が地下下水道に繋がっていることも確認している」

 オレの言葉に感動したようにミネルバが立ち上がった。

「いったいいつの間に……はっ!まさかここ数日ダラダラと過ごしていたのはそのためなのですね!」

 いや違う。

「敵を欺くためにはまず味方から……そうなのですね!」

 断じて違う。
 
 まあ、ダラダラしていたのは認めよう。でも、それにはちゃんと理由があった。
 オレたちが館から帰還してからしばらくして、騎士団の詰め所周辺に不審な人影を発見した。それは全くの偶然だった。
 そうミネルバとちょっと飲みに行ってイチャイチャしようとか……その途中にオレたちの様子を観察する者の姿を確認したのだ。
 気になってマザーさんに確認してもらったらビンゴ。騎士団の詰め所は複数の者たちによって監視されていたのだ。
 あとは数日間ここから動かずにマザーさんに周囲を警戒してもらっていた――とそういうわけだ。

「武闘大会までにこのあたりの拠点をつぶしておきたい」

 暇だから、他にすることがないからといったそんな理由からではない。
 正直、デートの邪魔なのだ。いちいち監視されていたらイチャイチャできないし、ノルンとデートとかできないだろ!
 だからオレは決断した。
 機は熟したのである。

「今夜、この拠点を一斉に検挙するんだ!」
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