【セックス&マジック】 魔法の発達した未開拓惑星に到着しました!スキル【魅了】で女の子たちをくわしく調査♡します

須賀和弥

文字の大きさ
388 / 406
第四章「カルネアデス編」

 第94.5話  062メザイヤ編「作戦開始 ②」

しおりを挟む
 闇夜に紛れてオレたちは移動する。
 目的はガルハン卿の手下たちの潜伏場所だ。
 そこは一見すると普通の民家だった。
 他の二か所も前もって下見したが、普通の雑貨屋や果物屋であった。
 オレたちは民家の家を包囲している。
 オレたちは総勢で二十名。
 他の場所はアマンダ団長と、ダンベル副団長が指揮している。
 
「静かですね……」

 ミネルバが隣で囁く。
 確かに静かだ。いつもならば二、三人の不寝番がいるはずなのだが、その気配もない。

「ノゾミ……なんだか焦げ臭くないか?」

 ――まさか!

(報告。目標の建物に生命反応なし、内部より熱源を感知しました)

 オレは建物の影から飛び出した。

「ノゾミ!」

 飛び出すオレをミネルバが慌てたように制止するがそれどころじゃない。

「放火だ!奴ら証拠隠滅をするつもりだ!」

 こんな時に水魔法がないのが悔やまれる。
 民家は油がまかれていたのか瞬く間に火に包まれていった。

「まさか……こんなことが……」

 敵が一枚上手だったと言わざるを得ない。オレたちの襲撃を知り先に手を打ってきたのだ。

「くぞっ!」

 オレの身体であればこれくらいの炎であれば問題ない。中にあるであろう極秘資料を少しでも収集しておかなければ――

(警告。内部に高エネルギー反応!)

 ドゴゴゴゴゴ――ン!

 オレの目の前で民家が炎を拭き上げながら爆散した。

「爆薬か!」

 爆発の炎が周囲に飛び散る。

(警告。爆発は三か所で起こっています。周辺への被害甚大)

 ――なんてことだ……

 遠方――闇がオレンジ色に照らされている。

「消火作業を!」

 ミネルバが叫ぶまでもなく周囲で騎士たちが動いた。

「人命救出を最優先だ。急げ!」

 土魔法【障壁】

 オレはなおも燃え続ける民家を土壁で覆った。周囲の助けもあり火はそれほど広がってはいない。

 ――おかしい。
 
 敵は用意周到に準備していた。情報が漏れていたとしか思えない。
 恐らくは地下下水道への通路も塞がれているだろう。
 
 ――騎士団の中にスパイがいる?

 あまり考えたくはないが……その可能性が高いだろう。
 しかし、この作戦は極秘裏に今日の昼にオレがアマンダ団長、ダンベル副団長、そしてミネルバの三人のみ。他の団員に対しても実行する寸前まで作戦の詳細は伝えていない。
 短い期間とはいえ三人は信用に値する人物だとオレは踏んでいた。
 
 ――どうして計画がバレた?
 
 ここまで強硬な手段で妨害があるとは思わなかった。完全にオレの落ち度だ。

(報告。個体名「ノルン」と「リベラ」の生体反応の乱れを検知)

(報告。騎士団詰所が襲撃されています)

 マザーさんの報告にオレは一瞬にして青ざめた。
 そうだ。今回は騎士団の総力戦に近い。少数精鋭とはいえ、かなりの数の騎士たちがこの作戦に参加している。
 敵にとって今が千載一遇のチャンスではないだろうか。

(報告。騎士団詰所までの最短ルートを表示します)

 ――そんな時間はない!

 オレは両腕に魔方陣を構築する。ナノマシンの身体だからこそできるオレだけのオリジナル魔方陣だ。
 
 ――右腕に風魔法。
 ――左腕に火魔法。
 
 風魔法・火魔法合成魔法【爆裂】

 爆風と共にオレの身体が吹き飛ばされる。この魔法世界に未だ飛行魔法は存在しない。
 爆風を用いた魔法が今のオレにできる最大限の事だった。
 試行錯誤中の【飛行するための魔法】はあることはあるのだが――今のオレにできる最速の移動手段がこれだった。

 ――頼む!間に合ってくれ!

 オレは祈るような気持ちで騎士団詰所に向かっていった。
 
 
しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end**

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...