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第41話
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カヤがダ・カンの屋敷に戻ってから5日目の早朝、使用人の男が騒がしいのでアルベルトが不機嫌な顔をして「何事か」と玄関に向かった。
扉を開けると男があわあわと指を差している。
目を向けると、美貌の騎士ヴェルミオンに付き添われた干し草色の外套を着た小柄な若い男が立っていた。
アルベルトを見るとはにかんだようににっこりと笑う。
気がついたら駆け出していたアルベルトに、若い男も駆け寄る。
「ルーポっ!!!」
「アルベルトさん!」
2人は抱擁する。
「もうあなたという人は。
こんなに長い間、音沙汰もなくどこに行っていたのです!
いくらカヤ様で慣れているとはいえ、待たされるのはうんざりですよ」
「すみません。
故郷に帰ったあと、薬草の研究のため遠くまで行っていました」
「それで、怪我は?
意地の悪いひどい目は?
お腹は?」
「今日はまだ朝ご飯を食べていないので、ちょっとお腹が空いています」
「私の知っているルーポはこんなにはっきりとものを言っただろうか」
「はい、それも修行してきました」
笑いながらルーポが答え、アルベルトはたくましくなって帰ってきたルーポが嬉しくて腕に力を込めた。
「ちょっとー、あたしもお腹空いてるんだけどー」
ヴェルミオンがからかうように言うと「それは申し訳ありませんでした、騎士様。うちで朝食を召し上がっていってください」と声がした。
ルーポがアルベルトの身体越しに見ると、扉のそばでロダがゆったりと笑ってルーポに手を振っていた。
「ルーポ」
そして、響くカヤの声。
ルーポは弾かれたようにアルベルトから離れ、カヤの元に走っていく。
「カヤ様ーーーー!!」
飛び込んできたルーポをカヤは抱きしめる。
「おまえ、もういいのか?」
「はい」
「なに言ってるのよ。
あんたは病み上がりも同然なのよ。
この子ったら、カヤの古傷の手当てをするって修行から帰ったばかりなのに頑張りすぎてぶっ倒れちゃったんだから!」
ヴェルミオンの言葉にロダとアルベルトは驚いた。
「カヤ様、その後調子はいかがですか」
「ああ、本格的に身体を動かしてはいないが気分もいいし身体は軽い」
「そうですか、よかった」
ルーポは安堵の息を漏らした。
「ほんと、よかったわ。
じゃ、これ」
ヴェルミオンはカヤに近づいて布に包んだ長いものを渡した。
受け取るとずっしりと重い。
「クラディウスから預かってきたわ。
当面のあんたの剣よ。
すぐに専用のものを打たせるって言ってた」
「剣?」
ロダが呟く。
「そうよ。
修行をしてきたルーポは偉大な薬師様になったの。
で、カヤは騎士としてその護衛に当たることになったのよ。
今日から3日間は準備期間とクラディウスは言っていたけど、実質は休暇ね。
有効に過ごしなさいよ、2人とも」
「兄さん……」
動揺しているロダにカヤは照れ臭そうにうなずいた。
傭兵を辞め、騎士として戻ってきた兄が怪我を理由に騎士を辞めたのを目の当たりにしてきたロダとアルベルトにとって、喜びがこみ上げてきた。
「ねーえー、あたし、夜勤明けでお腹空いてるんだけど」
「はいはい」とアルベルトが上機嫌で返事をし、急いで使用人に指示を出すために館に入った。
ロダがヴェルミオンをエスコートし、カヤはルーポと手を繋いで館に入った。
厨房は突然の早朝の来客で大忙しだったが、ルーポの帰還を知り、とにかく急いで朝食の支度をした。
4人で囲むテーブルは騒がしかった。
興奮気味な喜びに溢れる会話に給仕をしている使用人も顔がほころぶ。
ルーポも席に着き、野菜の入ったコンソメスープを飲んだ。
「うぐっ」
妙な声がして、そこにいた者は驚き口をつぐみ何事かと殺気立って一斉にルーポを見た。
そのルーポは。
「うぐっ、うぐっ、うぐっ。
お、おいしいです……
ほんとに、おいし…い」
と、泣きながらスープを飲み込んでいた。
全員、気が抜けた。
「なんですか、ルーポ。
泣くか食べるか、どちらかにしなさい」
アルベルトの声が飛ぶ。
「は、はい……、うぐっ」
しかしルーポの涙は止まらない。
「ほ、本当に、ここに帰ってきたんだ、な、と、んぐっ、お、思って……」
「……」
「僕、メリニャにか、帰ってきた、ぐっ、けど、実感がわかない、まま、倒れ、うぐっ、ちゃっ……て。
ここで、な、懐かしい、味……スープ……んっ。
やっ…やっと、帰ってきた……
僕、帰ってき……」
「……」
「お、おいしい……です」
カヤが大きな声で愉快そうに笑った。
他の者も泣き笑いをしながら、食事をした。
誰もがルーポの帰還を喜んでいた。
午前中は屋敷の使用人に挨拶をしたい、とルーポが言うのでそうした。
ルーポは屋敷中を回った。
使用人たちと手を取り合い、嬉し泣きをし笑った。
ルーポはずっと「故郷に戻り遠いところに薬草の研究に行っていた」と話した。
誰も「どこへ」とは聞かなかった。
緘口令が敷かれたのを知っているし、騎士や政治に関わる主人たちには言えないことがあるので余計な詮索はしない、と教育されていた。
ルーポは穏やかに会話をすることができた。
特に厨房では今朝の泣きながらのスープに料理長を始め皆、感極まって泣き出す者が多かった。
ルーポもつられて泣いた。
3日間屋敷に滞在すると知ると「他で食事をしないでくださいよ。腕によりをかけてご用意いたします」と料理長が言い、ルーポは嬉しそうに「はい」と言った。
カヤとロダ、そしてアルベルトはずっとルーポについて回った。
少しでもルーポの話を多く聞きたかったからだ。
早めの昼食を取ると、ロダがルーポとカヤを2人きりにしてくれた。
急にそうなるとお互いに戸惑ってしまったが、ルーポが庭が見たいと言い、2人は手を繋いでよく手入れされている庭に行った。
かつてデボラ嬢をエスコートしたカヤに対し、どうしようもない思いを抱いてしまったのをルーポはよく覚えている。
なんだかそれに張り合うようになったかもしれない、と思いながらルーポは歩く。
「もうバラも終わりだぞ」というカヤの言葉通りだったが、それでもまだ立派に咲いている花もあった。
植物に囲まれ、ルーポは深呼吸をした。
はぁぁっと大きく息を吐く。
そしてうっとりと笑った。
「エトコリアは魔法と花の街と称されているくらい、植物がたくさんありました。
僕が暮らしたところは森のそばだったし。
久しぶりに植物に囲まれたー」
「そうか」
短く返事をしたカヤは眩しそうにルーポを眺めた。
相変わらずそばかすが散った顔に大きな淡い空色の目をしていたが、雰囲気が随分変わっていた。
透明感が増した、というのだろうか。
時々、この世界の者なのかわからなくなるような、不思議な印象を与える若者になっていた。
儚く見えるのに、存在感はしっかりあった。
艶やかな肌に健康そうな笑顔。
背は伸び、きゅっと締まったしなやかな肢体。
「ルーポ、おまえ」
「はい?」
「美しくなったな」
それを聞いてルーポはおかしそうに笑った。
「毎日のように温泉に入っていたせいかな。
でも、中身はあまり変わっていない気がします」
「泣き虫なところはそのまま、だな」
「もう言わないでください」
朝のスープのことが恥ずかしくなってルーポは真っ赤になってそっぽを向く。
「嬉しかったんだよ、皆。
ここがおまえの大事な場所だったとわかって。
俺も嬉しかった」
庭の中央に来たとき、カヤが立ち止まった。
ルーポが小首をかしげてカヤを見上げた。
「ルーポ、抱きしめてもいいか」
カヤの言葉にルーポは照れながら、それでもしっかりとした声で「はい」と返事をし両腕を広げた。
背中にカヤの太い腕が回り、引き寄せられる。
ルーポも腕を回し、カヤのシャツの背中を握り込んだ。
ああ
言葉にならない声が漏れる。
幸せで切なくなり、目を閉じる。
カヤも無言で抱きしめる。
本当に、僕は、カヤ様のところに帰ってきたんだ。
ルーポもぐっと腕に力を入れる。
「カヤ様」
「ん?」
「僕はこれから新しい家を建てます」
「あ?ああ」
「そ、そこは2人で暮らせるくらいの大きさにしようとおおお思っています」
「………」
「ぼ、僕と一緒に住んでくれませんか」
「………っぷ」
「あ、あれ?」
「…………く………くくっ」
「なんで?!
どうしてカヤ様、笑っているんです?」
「おまえ、かわいいだけじゃなくてカッコいいのな」
「は?」
「ルーポの家に俺も一緒に住んでもいいか」
「は、はいっ。
もちろんです!」
「じゃあ、キスしてもいいか」
「ええ、もちろ……え」
気づいたときには唇を塞がれていた。
ルーポがエトコリアからメリニャに帰り、7日以上も経ってやっと抱き合い、キスをした。
扉を開けると男があわあわと指を差している。
目を向けると、美貌の騎士ヴェルミオンに付き添われた干し草色の外套を着た小柄な若い男が立っていた。
アルベルトを見るとはにかんだようににっこりと笑う。
気がついたら駆け出していたアルベルトに、若い男も駆け寄る。
「ルーポっ!!!」
「アルベルトさん!」
2人は抱擁する。
「もうあなたという人は。
こんなに長い間、音沙汰もなくどこに行っていたのです!
いくらカヤ様で慣れているとはいえ、待たされるのはうんざりですよ」
「すみません。
故郷に帰ったあと、薬草の研究のため遠くまで行っていました」
「それで、怪我は?
意地の悪いひどい目は?
お腹は?」
「今日はまだ朝ご飯を食べていないので、ちょっとお腹が空いています」
「私の知っているルーポはこんなにはっきりとものを言っただろうか」
「はい、それも修行してきました」
笑いながらルーポが答え、アルベルトはたくましくなって帰ってきたルーポが嬉しくて腕に力を込めた。
「ちょっとー、あたしもお腹空いてるんだけどー」
ヴェルミオンがからかうように言うと「それは申し訳ありませんでした、騎士様。うちで朝食を召し上がっていってください」と声がした。
ルーポがアルベルトの身体越しに見ると、扉のそばでロダがゆったりと笑ってルーポに手を振っていた。
「ルーポ」
そして、響くカヤの声。
ルーポは弾かれたようにアルベルトから離れ、カヤの元に走っていく。
「カヤ様ーーーー!!」
飛び込んできたルーポをカヤは抱きしめる。
「おまえ、もういいのか?」
「はい」
「なに言ってるのよ。
あんたは病み上がりも同然なのよ。
この子ったら、カヤの古傷の手当てをするって修行から帰ったばかりなのに頑張りすぎてぶっ倒れちゃったんだから!」
ヴェルミオンの言葉にロダとアルベルトは驚いた。
「カヤ様、その後調子はいかがですか」
「ああ、本格的に身体を動かしてはいないが気分もいいし身体は軽い」
「そうですか、よかった」
ルーポは安堵の息を漏らした。
「ほんと、よかったわ。
じゃ、これ」
ヴェルミオンはカヤに近づいて布に包んだ長いものを渡した。
受け取るとずっしりと重い。
「クラディウスから預かってきたわ。
当面のあんたの剣よ。
すぐに専用のものを打たせるって言ってた」
「剣?」
ロダが呟く。
「そうよ。
修行をしてきたルーポは偉大な薬師様になったの。
で、カヤは騎士としてその護衛に当たることになったのよ。
今日から3日間は準備期間とクラディウスは言っていたけど、実質は休暇ね。
有効に過ごしなさいよ、2人とも」
「兄さん……」
動揺しているロダにカヤは照れ臭そうにうなずいた。
傭兵を辞め、騎士として戻ってきた兄が怪我を理由に騎士を辞めたのを目の当たりにしてきたロダとアルベルトにとって、喜びがこみ上げてきた。
「ねーえー、あたし、夜勤明けでお腹空いてるんだけど」
「はいはい」とアルベルトが上機嫌で返事をし、急いで使用人に指示を出すために館に入った。
ロダがヴェルミオンをエスコートし、カヤはルーポと手を繋いで館に入った。
厨房は突然の早朝の来客で大忙しだったが、ルーポの帰還を知り、とにかく急いで朝食の支度をした。
4人で囲むテーブルは騒がしかった。
興奮気味な喜びに溢れる会話に給仕をしている使用人も顔がほころぶ。
ルーポも席に着き、野菜の入ったコンソメスープを飲んだ。
「うぐっ」
妙な声がして、そこにいた者は驚き口をつぐみ何事かと殺気立って一斉にルーポを見た。
そのルーポは。
「うぐっ、うぐっ、うぐっ。
お、おいしいです……
ほんとに、おいし…い」
と、泣きながらスープを飲み込んでいた。
全員、気が抜けた。
「なんですか、ルーポ。
泣くか食べるか、どちらかにしなさい」
アルベルトの声が飛ぶ。
「は、はい……、うぐっ」
しかしルーポの涙は止まらない。
「ほ、本当に、ここに帰ってきたんだ、な、と、んぐっ、お、思って……」
「……」
「僕、メリニャにか、帰ってきた、ぐっ、けど、実感がわかない、まま、倒れ、うぐっ、ちゃっ……て。
ここで、な、懐かしい、味……スープ……んっ。
やっ…やっと、帰ってきた……
僕、帰ってき……」
「……」
「お、おいしい……です」
カヤが大きな声で愉快そうに笑った。
他の者も泣き笑いをしながら、食事をした。
誰もがルーポの帰還を喜んでいた。
午前中は屋敷の使用人に挨拶をしたい、とルーポが言うのでそうした。
ルーポは屋敷中を回った。
使用人たちと手を取り合い、嬉し泣きをし笑った。
ルーポはずっと「故郷に戻り遠いところに薬草の研究に行っていた」と話した。
誰も「どこへ」とは聞かなかった。
緘口令が敷かれたのを知っているし、騎士や政治に関わる主人たちには言えないことがあるので余計な詮索はしない、と教育されていた。
ルーポは穏やかに会話をすることができた。
特に厨房では今朝の泣きながらのスープに料理長を始め皆、感極まって泣き出す者が多かった。
ルーポもつられて泣いた。
3日間屋敷に滞在すると知ると「他で食事をしないでくださいよ。腕によりをかけてご用意いたします」と料理長が言い、ルーポは嬉しそうに「はい」と言った。
カヤとロダ、そしてアルベルトはずっとルーポについて回った。
少しでもルーポの話を多く聞きたかったからだ。
早めの昼食を取ると、ロダがルーポとカヤを2人きりにしてくれた。
急にそうなるとお互いに戸惑ってしまったが、ルーポが庭が見たいと言い、2人は手を繋いでよく手入れされている庭に行った。
かつてデボラ嬢をエスコートしたカヤに対し、どうしようもない思いを抱いてしまったのをルーポはよく覚えている。
なんだかそれに張り合うようになったかもしれない、と思いながらルーポは歩く。
「もうバラも終わりだぞ」というカヤの言葉通りだったが、それでもまだ立派に咲いている花もあった。
植物に囲まれ、ルーポは深呼吸をした。
はぁぁっと大きく息を吐く。
そしてうっとりと笑った。
「エトコリアは魔法と花の街と称されているくらい、植物がたくさんありました。
僕が暮らしたところは森のそばだったし。
久しぶりに植物に囲まれたー」
「そうか」
短く返事をしたカヤは眩しそうにルーポを眺めた。
相変わらずそばかすが散った顔に大きな淡い空色の目をしていたが、雰囲気が随分変わっていた。
透明感が増した、というのだろうか。
時々、この世界の者なのかわからなくなるような、不思議な印象を与える若者になっていた。
儚く見えるのに、存在感はしっかりあった。
艶やかな肌に健康そうな笑顔。
背は伸び、きゅっと締まったしなやかな肢体。
「ルーポ、おまえ」
「はい?」
「美しくなったな」
それを聞いてルーポはおかしそうに笑った。
「毎日のように温泉に入っていたせいかな。
でも、中身はあまり変わっていない気がします」
「泣き虫なところはそのまま、だな」
「もう言わないでください」
朝のスープのことが恥ずかしくなってルーポは真っ赤になってそっぽを向く。
「嬉しかったんだよ、皆。
ここがおまえの大事な場所だったとわかって。
俺も嬉しかった」
庭の中央に来たとき、カヤが立ち止まった。
ルーポが小首をかしげてカヤを見上げた。
「ルーポ、抱きしめてもいいか」
カヤの言葉にルーポは照れながら、それでもしっかりとした声で「はい」と返事をし両腕を広げた。
背中にカヤの太い腕が回り、引き寄せられる。
ルーポも腕を回し、カヤのシャツの背中を握り込んだ。
ああ
言葉にならない声が漏れる。
幸せで切なくなり、目を閉じる。
カヤも無言で抱きしめる。
本当に、僕は、カヤ様のところに帰ってきたんだ。
ルーポもぐっと腕に力を入れる。
「カヤ様」
「ん?」
「僕はこれから新しい家を建てます」
「あ?ああ」
「そ、そこは2人で暮らせるくらいの大きさにしようとおおお思っています」
「………」
「ぼ、僕と一緒に住んでくれませんか」
「………っぷ」
「あ、あれ?」
「…………く………くくっ」
「なんで?!
どうしてカヤ様、笑っているんです?」
「おまえ、かわいいだけじゃなくてカッコいいのな」
「は?」
「ルーポの家に俺も一緒に住んでもいいか」
「は、はいっ。
もちろんです!」
「じゃあ、キスしてもいいか」
「ええ、もちろ……え」
気づいたときには唇を塞がれていた。
ルーポがエトコリアからメリニャに帰り、7日以上も経ってやっと抱き合い、キスをした。
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