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第十八話
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「エクスカリバー、お前はどうやってこっちの世界に来たんだ?」
今日はエクスカリバーのために時間を潰すと決めたので、色々と聞くことにした。
「神様に急に呼び出され、異世界へ行けと言われました」
え、そんだけでこっちの世界に来たの?なんということだ。
「嫌じゃないのか?」
「剣は主に従うだけです。そこに嫌だとかの感情はありません」
エクスカリバーって、けっこう冷たい感じがするんだよな。なんでだろう?
「まぁ、いいや。とりあえず鑑定するから」
「はい、わかりました」
許可を得たので(得なくてもやるけど)心の中で鑑定と念じる。
名前 エクスカリバー ランクSSS
LV1
種族 聖剣
【ステータス】
体力180000
魔力50000
力200000
俊敏100000
防御力500000
【魔法】
火魔法LV10
水魔法LV10
風魔法LV10
土魔法LV10
回復魔法LV10
生活魔法LV10
【スキル】
剣術LV10
格闘術LV10
気配探知LV10
怪力LV10
魔闘法LV10
身体能力強化LV10
状態異常耐性LV10
壁LV10
身代わりLV10
【ユニークスキル】
剣化
全言語理解
無詠唱
同時発動
【称号】
聖剣
異世界の剣
なるほど。魔法は基本の四元素と回復と生活魔法しか使えないようだ。一番気になるのは剣化。これで剣の形態になるのだろう。まさか、ここまで強い剣が2本目とは。黒龍刀とエクスカリバー。これだけで最強じゃん。
「じゃあ、剣の姿になってくれ」
どうせなら剣の強さも確かめよう。絶対に強いはずだからな。
一瞬エクスカリバーが光輝き、美しい聖剣へとなる。相変わらず綺麗だ。またしても、心の中で鑑定と念じる。
エクスカリバー ランク 創世級
スキル
絶対切断 魔法切断 火属性化 水属性化 土属性化 雷属性化 時空間切断 朧化 再生不可能化 永久不変 所有者固定 スキル切断 刺突強化 獄炎纏 氷獄纏 轟雷纏 大地纏 真空波 超音波 火炎砲 水圧砲 雷電砲 大地砲 人化 能力解放
やばい。まじでやばいやつだ。しかし、
「なんで俺の付与したスキルを持ってるんだ?」
思わずエクスカリバーに聞いたが、今は剣だ。ちょっと恥ずかしい。
「ご主人様の付与したのを召喚されたときに習得できるようにしておいたのです。これにより、手間をかける必要がなくなります」
うわぁ!剣がしゃべったぁぁー!ていうか、どうやってしゃべるんだよ。
────────────────────────
とある城の奥
────────────────────────
「あら、お帰りなさい」
真っ黒の闇に沈む城。その一室で一人の黒髪を乱した妖艶な女性が言う。
「お帰りなさいですか。ただいまです」
今度は一人の男が言う。その男は、先程学園を襲った男であった。
「遅かったじゃねぇかぁ!」
一人の赤髪の乱暴そうな男が言う。
「遅かったですか。結構遠かったもので」
怒っているのに、全く気にしてない様子だ。
「そんなこと言わないで。喧嘩しないの。早く結果を教えてちょうだい」
一人の海松色の髪の幼女がなだめる。一見子供にしか見えないが、圧倒的な力を感じてしまう。
ここに集まっているのは悪魔達。しかも、四天王と呼ばれる圧倒的な実力を持つもの達だ。個々の実力はSSSランクを軽く越える。
妖艶な美女はカミラと呼ばれる。赤髪の凶暴な男はグランディと呼ばれる。海松色の髪の幼女はレベカと呼ばれる。そして、もう一人の男は、
「そうね。早く結果を聞きたいわ。アダン」
そう、アルトの家庭教師をしていたアダンだ。アダンは魔法を使い、正体をばれないようにしていた。人間の中には簡単に溶け込むことができたのだ。
「結果ですか。正直、結果を見てはいないのですよ。レッドドラゴンを残しておきましたがね」
「グハハハ!そうか。レッドドラゴン程ならあの魔子でも勝てねぇよなぁ!」
「勝てないですか。そうですね。強大な魔力が生まれたときには驚きましたが、力を使えてないようですからね」
アルトも実力を隠していため、アダンはアルトの実力を知らないのだ。これが、命取りとなってしまうだろう。
「そんなことしないで早く殺しちゃえば良かったじゃん。そんな虫けら」
「虫けらですか。人間というものは長くいる程、情が芽生えるのです。そうなればさらに絶望します」
「確かにそうね。その方が邪神様が復活してくださるものね」
そう、このもの達の目的は邪神の封印を解くこと。封印を解くには魂と、天使の嫌う絶望を与え続けることが必須だ。邪神が復活すれば、この世は混沌に誘われるが、果たしてどうなるやら。
今日はエクスカリバーのために時間を潰すと決めたので、色々と聞くことにした。
「神様に急に呼び出され、異世界へ行けと言われました」
え、そんだけでこっちの世界に来たの?なんということだ。
「嫌じゃないのか?」
「剣は主に従うだけです。そこに嫌だとかの感情はありません」
エクスカリバーって、けっこう冷たい感じがするんだよな。なんでだろう?
「まぁ、いいや。とりあえず鑑定するから」
「はい、わかりました」
許可を得たので(得なくてもやるけど)心の中で鑑定と念じる。
名前 エクスカリバー ランクSSS
LV1
種族 聖剣
【ステータス】
体力180000
魔力50000
力200000
俊敏100000
防御力500000
【魔法】
火魔法LV10
水魔法LV10
風魔法LV10
土魔法LV10
回復魔法LV10
生活魔法LV10
【スキル】
剣術LV10
格闘術LV10
気配探知LV10
怪力LV10
魔闘法LV10
身体能力強化LV10
状態異常耐性LV10
壁LV10
身代わりLV10
【ユニークスキル】
剣化
全言語理解
無詠唱
同時発動
【称号】
聖剣
異世界の剣
なるほど。魔法は基本の四元素と回復と生活魔法しか使えないようだ。一番気になるのは剣化。これで剣の形態になるのだろう。まさか、ここまで強い剣が2本目とは。黒龍刀とエクスカリバー。これだけで最強じゃん。
「じゃあ、剣の姿になってくれ」
どうせなら剣の強さも確かめよう。絶対に強いはずだからな。
一瞬エクスカリバーが光輝き、美しい聖剣へとなる。相変わらず綺麗だ。またしても、心の中で鑑定と念じる。
エクスカリバー ランク 創世級
スキル
絶対切断 魔法切断 火属性化 水属性化 土属性化 雷属性化 時空間切断 朧化 再生不可能化 永久不変 所有者固定 スキル切断 刺突強化 獄炎纏 氷獄纏 轟雷纏 大地纏 真空波 超音波 火炎砲 水圧砲 雷電砲 大地砲 人化 能力解放
やばい。まじでやばいやつだ。しかし、
「なんで俺の付与したスキルを持ってるんだ?」
思わずエクスカリバーに聞いたが、今は剣だ。ちょっと恥ずかしい。
「ご主人様の付与したのを召喚されたときに習得できるようにしておいたのです。これにより、手間をかける必要がなくなります」
うわぁ!剣がしゃべったぁぁー!ていうか、どうやってしゃべるんだよ。
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とある城の奥
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「あら、お帰りなさい」
真っ黒の闇に沈む城。その一室で一人の黒髪を乱した妖艶な女性が言う。
「お帰りなさいですか。ただいまです」
今度は一人の男が言う。その男は、先程学園を襲った男であった。
「遅かったじゃねぇかぁ!」
一人の赤髪の乱暴そうな男が言う。
「遅かったですか。結構遠かったもので」
怒っているのに、全く気にしてない様子だ。
「そんなこと言わないで。喧嘩しないの。早く結果を教えてちょうだい」
一人の海松色の髪の幼女がなだめる。一見子供にしか見えないが、圧倒的な力を感じてしまう。
ここに集まっているのは悪魔達。しかも、四天王と呼ばれる圧倒的な実力を持つもの達だ。個々の実力はSSSランクを軽く越える。
妖艶な美女はカミラと呼ばれる。赤髪の凶暴な男はグランディと呼ばれる。海松色の髪の幼女はレベカと呼ばれる。そして、もう一人の男は、
「そうね。早く結果を聞きたいわ。アダン」
そう、アルトの家庭教師をしていたアダンだ。アダンは魔法を使い、正体をばれないようにしていた。人間の中には簡単に溶け込むことができたのだ。
「結果ですか。正直、結果を見てはいないのですよ。レッドドラゴンを残しておきましたがね」
「グハハハ!そうか。レッドドラゴン程ならあの魔子でも勝てねぇよなぁ!」
「勝てないですか。そうですね。強大な魔力が生まれたときには驚きましたが、力を使えてないようですからね」
アルトも実力を隠していため、アダンはアルトの実力を知らないのだ。これが、命取りとなってしまうだろう。
「そんなことしないで早く殺しちゃえば良かったじゃん。そんな虫けら」
「虫けらですか。人間というものは長くいる程、情が芽生えるのです。そうなればさらに絶望します」
「確かにそうね。その方が邪神様が復活してくださるものね」
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