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第十九話
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「ファンタジーですから」
と、エクスカリバーが俺の疑問に答える。なんとも、適当な理由だ。口は、ないよね?
話しやすいように人の姿になってもらった。
「エクスカリバーは剣と、人間の姿のどっちで使ってほしいんだ?」
これは結構大事だと思う。剣か人かじゃ戦略が違ってくる。そこまでのことでもないけど。
「どちらでもいいのですが、強いて言えば剣の方でお願いします。打ち合うと気持ちい・・・ごほん。剣の方になれてますから」
ん?なんかおかしなことを言ったような?気持ちいい?まさか、そんな性癖があるのか?いや、思い違いだろう。ていうか、思い違いであってほしい。
まぁ、とりあえずは剣の方で使おう。二刀流とか、かっこいいわー。黒龍刀とエクスカリバー。触れるだけで切断してしまうような切れ味を誇るからな。
「エクスカリバー。お前ってどんぐらい強いんだ?」
正直、SSSランクであれば最強だろう。しかし、聖竜とかの方が強いかもしれない。そうなると、エクスカリバーに任せっきりでは敗北になるかもしれないからな。
「名付けをされる前は、聖竜というSSSランク最強のお方と同等だと神様が言ってました。しかし、名付けによって差がかなり生まれてしまいました。ステータスでは十倍程度って感じですが、スキルでは圧倒してます」
おう。名付けってそんなすごいのかよ。神様、もうちょい考えてくれよ。
しかし、名付けってのはすごすぎだな。スキルとかにも使えないかな?
『わかりません』
ナビゲーターにも分からないのか。というよりも、久しぶりだな。最近使ってなかったからな!
『・・・・・・』
なにか、言いたそうだな。まぁ、いいか。
しかし、ナビゲーターにも分からないのは危険だ。この世界の分からないことを聞けばほとんどのことが分かるというチート能力が分からないという。とても、危険なこと。やってしまえばスキルが消えるとか、超進化するとか、なにが起こるかも分からない。名付けという行為なのに。
そもそも、名付けというのは、こう成長してほしいとかの意味を込める他に意味がある。それは、魂を繋ぐことだ。どちらかというと、この魂を繋ぐことの方が大事だ。俺はアルトと言う名を両親に貰っている。だから、両親とは血が繋がっていて、魂が繋がってる。もちろん、俺とエクスカリバーもだ。黒龍刀は名付けを俺がしたわけでは無いので、繋がっていない。そもそも、無機物とどう魂を繋げと?あ、剣のエクスカリバーは無機物?でも、鍛冶師と武器は魂が繋がってるともいわれるからな。鍛冶師の魂が強固だと強い武器になるらしいし。
しかし、スキルは魂に刻まれている。繋がっていることよりも、もっと深く。刻まれているスキルに名を与えれば、魂に刻まれていて魂と繋がっているという、不確定な存在になってしまうだろう。
しかし、ものは試しだ。もっとすごい能力になってくれるかもしれない。
まずは火魔法辺りからやってみよう。万が一何かあっても大丈夫なはずだ。
「火魔法。お前の名はファイヤーマジックだ!」
・・・・・・しかし、何も起こらないようだ。おかしい。ちゃんと魔力を込めたのに。
まぁいい。次だ。魔法が無理ならスキルだ。しかもユニークスキルにしよう。とりあえず、魔法の神とナビゲーターは絶対になくてはならないので、やめておこう。
「鑑定。お前の名前はステータスオープンだ」
・・・・・・しかし、何も起こらないようだ。うーむ。スキルに名前を付けるのは無理ってことなのか?仕方ない最後の手段だ。ナビゲーターにしよう。ナビゲーターはしゃべることもできる、他のスキルとは根本的に何かが違うはずだ。
そのため、しっかり名前を考えることにしよう。他のはネーミングセンスが適当すぎた。う~ん・・・・・・?そうだ!
「ナビゲーター。お前は俺にいろんなアイデアをくれる。だからお前の名前は〝イデア〟だ!」
その瞬間、俺の魂になにか、強い衝撃が走る。魂なんて、どこにあるかは分からない。だけどこれは、魂になにかされているとしか言いようがない感じだ。
『ナビゲーターがイデアへと進化します。進化により能力の統合を行います』
ナビゲーターとは違うもっと無機質な声、スキルの獲得などを伝える、通称世界の声が聞こえた。
完全に他のスキルとは違った。きっとナビゲーター、いや、イデアは特別なスキルだったんだろう。どのスキルをも越えるほど。
『進化と統合を完了しました。イデアを獲得しました』
どうやら終わったようだ。獲得した瞬間、スーッと頭が冴え渡ってきた。ナビゲーターは情報を司っている能力だったからだろうな。ステータスを確認してみよう。
名前 アルト・エルドラント 15歳
LV28
種族 人間だと思われるもの
【ステータス】
体力2900000
魔力∞
力1500000
俊敏1000000
防御力3500000
【魔法】
火魔法LV10
水魔法LV10
風魔法LV10
土魔法LV10
雷魔法LV10
光魔法LV10
闇魔法LV10
無属性魔法LV10
回復魔法LV10
時空間魔法LV10
付与魔法LV10
召喚魔法LV10
生活魔法LV10
【スキル】
鑑定LV10
剣術LV10
格闘術LV10
投擲術LV10
錬金術LV10
気配探知LV10
隠密LV10
料理LV10
裁縫LV10
細工LV10
鍛冶LV10
【ユニークスキル】
魔法の神
アイテムボックス
【オリジナルスキル】
イデア
【称号】
全属性の魔法を習得せしもの
スキルの王
人間卒業
神に愛されしもの
ビーニアス王立学園生徒
おお!【オリジナルスキル】というのが追加されてるな。【ユニークスキル】のところに鑑定がないから統合したのだろう。イデアとはどのような能力なのか。
イデア
スキルという壁を越えた自我を持つオリジナルのスキル。
この世界の隠蔽されていない情報を完全に把握することができる。また、鑑定を発動することができる。さらに、未来をある程度予測することが可能。並列思考を擬似的に作り出すことや、所有者のもうひとつの思考となることが可能。
なんかもう、すごいとしか言いようがない。ナビゲーターの時ですらかなり有能だったのにさらに進化するなんて。もう滅茶苦茶だ。オリジナルスキルってのは所有者が一人しかいない完全に新しいスキルという事らしい。
こんだけの能力を持ってたら世界最強を名乗ってもいいんじゃないかな。エクスカリバーも強いけど俺には勝てないし。まぁ、剣でも眺めてのんびりできればいいな。
と、エクスカリバーが俺の疑問に答える。なんとも、適当な理由だ。口は、ないよね?
話しやすいように人の姿になってもらった。
「エクスカリバーは剣と、人間の姿のどっちで使ってほしいんだ?」
これは結構大事だと思う。剣か人かじゃ戦略が違ってくる。そこまでのことでもないけど。
「どちらでもいいのですが、強いて言えば剣の方でお願いします。打ち合うと気持ちい・・・ごほん。剣の方になれてますから」
ん?なんかおかしなことを言ったような?気持ちいい?まさか、そんな性癖があるのか?いや、思い違いだろう。ていうか、思い違いであってほしい。
まぁ、とりあえずは剣の方で使おう。二刀流とか、かっこいいわー。黒龍刀とエクスカリバー。触れるだけで切断してしまうような切れ味を誇るからな。
「エクスカリバー。お前ってどんぐらい強いんだ?」
正直、SSSランクであれば最強だろう。しかし、聖竜とかの方が強いかもしれない。そうなると、エクスカリバーに任せっきりでは敗北になるかもしれないからな。
「名付けをされる前は、聖竜というSSSランク最強のお方と同等だと神様が言ってました。しかし、名付けによって差がかなり生まれてしまいました。ステータスでは十倍程度って感じですが、スキルでは圧倒してます」
おう。名付けってそんなすごいのかよ。神様、もうちょい考えてくれよ。
しかし、名付けってのはすごすぎだな。スキルとかにも使えないかな?
『わかりません』
ナビゲーターにも分からないのか。というよりも、久しぶりだな。最近使ってなかったからな!
『・・・・・・』
なにか、言いたそうだな。まぁ、いいか。
しかし、ナビゲーターにも分からないのは危険だ。この世界の分からないことを聞けばほとんどのことが分かるというチート能力が分からないという。とても、危険なこと。やってしまえばスキルが消えるとか、超進化するとか、なにが起こるかも分からない。名付けという行為なのに。
そもそも、名付けというのは、こう成長してほしいとかの意味を込める他に意味がある。それは、魂を繋ぐことだ。どちらかというと、この魂を繋ぐことの方が大事だ。俺はアルトと言う名を両親に貰っている。だから、両親とは血が繋がっていて、魂が繋がってる。もちろん、俺とエクスカリバーもだ。黒龍刀は名付けを俺がしたわけでは無いので、繋がっていない。そもそも、無機物とどう魂を繋げと?あ、剣のエクスカリバーは無機物?でも、鍛冶師と武器は魂が繋がってるともいわれるからな。鍛冶師の魂が強固だと強い武器になるらしいし。
しかし、スキルは魂に刻まれている。繋がっていることよりも、もっと深く。刻まれているスキルに名を与えれば、魂に刻まれていて魂と繋がっているという、不確定な存在になってしまうだろう。
しかし、ものは試しだ。もっとすごい能力になってくれるかもしれない。
まずは火魔法辺りからやってみよう。万が一何かあっても大丈夫なはずだ。
「火魔法。お前の名はファイヤーマジックだ!」
・・・・・・しかし、何も起こらないようだ。おかしい。ちゃんと魔力を込めたのに。
まぁいい。次だ。魔法が無理ならスキルだ。しかもユニークスキルにしよう。とりあえず、魔法の神とナビゲーターは絶対になくてはならないので、やめておこう。
「鑑定。お前の名前はステータスオープンだ」
・・・・・・しかし、何も起こらないようだ。うーむ。スキルに名前を付けるのは無理ってことなのか?仕方ない最後の手段だ。ナビゲーターにしよう。ナビゲーターはしゃべることもできる、他のスキルとは根本的に何かが違うはずだ。
そのため、しっかり名前を考えることにしよう。他のはネーミングセンスが適当すぎた。う~ん・・・・・・?そうだ!
「ナビゲーター。お前は俺にいろんなアイデアをくれる。だからお前の名前は〝イデア〟だ!」
その瞬間、俺の魂になにか、強い衝撃が走る。魂なんて、どこにあるかは分からない。だけどこれは、魂になにかされているとしか言いようがない感じだ。
『ナビゲーターがイデアへと進化します。進化により能力の統合を行います』
ナビゲーターとは違うもっと無機質な声、スキルの獲得などを伝える、通称世界の声が聞こえた。
完全に他のスキルとは違った。きっとナビゲーター、いや、イデアは特別なスキルだったんだろう。どのスキルをも越えるほど。
『進化と統合を完了しました。イデアを獲得しました』
どうやら終わったようだ。獲得した瞬間、スーッと頭が冴え渡ってきた。ナビゲーターは情報を司っている能力だったからだろうな。ステータスを確認してみよう。
名前 アルト・エルドラント 15歳
LV28
種族 人間だと思われるもの
【ステータス】
体力2900000
魔力∞
力1500000
俊敏1000000
防御力3500000
【魔法】
火魔法LV10
水魔法LV10
風魔法LV10
土魔法LV10
雷魔法LV10
光魔法LV10
闇魔法LV10
無属性魔法LV10
回復魔法LV10
時空間魔法LV10
付与魔法LV10
召喚魔法LV10
生活魔法LV10
【スキル】
鑑定LV10
剣術LV10
格闘術LV10
投擲術LV10
錬金術LV10
気配探知LV10
隠密LV10
料理LV10
裁縫LV10
細工LV10
鍛冶LV10
【ユニークスキル】
魔法の神
アイテムボックス
【オリジナルスキル】
イデア
【称号】
全属性の魔法を習得せしもの
スキルの王
人間卒業
神に愛されしもの
ビーニアス王立学園生徒
おお!【オリジナルスキル】というのが追加されてるな。【ユニークスキル】のところに鑑定がないから統合したのだろう。イデアとはどのような能力なのか。
イデア
スキルという壁を越えた自我を持つオリジナルのスキル。
この世界の隠蔽されていない情報を完全に把握することができる。また、鑑定を発動することができる。さらに、未来をある程度予測することが可能。並列思考を擬似的に作り出すことや、所有者のもうひとつの思考となることが可能。
なんかもう、すごいとしか言いようがない。ナビゲーターの時ですらかなり有能だったのにさらに進化するなんて。もう滅茶苦茶だ。オリジナルスキルってのは所有者が一人しかいない完全に新しいスキルという事らしい。
こんだけの能力を持ってたら世界最強を名乗ってもいいんじゃないかな。エクスカリバーも強いけど俺には勝てないし。まぁ、剣でも眺めてのんびりできればいいな。
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