魔王倒すのにチートは貰ったけど縛り付きなんて聞いてません!

ただのアニメ好き

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プロローグ

神?ふざけてるの?

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あー、あー、聞こえてるだろうか。聞こえているなら私に関わっていた人々全員に申し上げます。今まで苦労かけてきました。それもお終いです。神とかいう存在に変な場所に連れて行かれたのでそっちで生活していきます。親不孝者ですみません。 まゆ海翔かいと

ここまで書いた文章の意味を知るには約30分前に遡る。

~30分前~
「おお、目覚めたか勇者の卵よ。」
重い瞼を無理に開いて目に飛び込んできたのは見るからに長寿の爺ちゃんだった。サンタのような真っ白い髭を生やし顔には深くシワが刻み込まれているという人が立っている。まあ、容姿についてには焦点を当てずに、耳に飛び込んできた意味不明な言葉について考察しよう。なに?勇者の卵?なにそれ美味しいの?あっ美味しいのか~・・・この爺さんボケたな。
「馬鹿にしてんのかこの温室育ちの引きこもりが。お前が主な原因でこの日本が悪くなってんだよ引きこもり。神に向かってそんな事を言っていいのかな~?その気になればお前くらい簡単に調理して食うことだってできんだぞコラ」
こいつ・・・心を読んだ!?出来る!
冗談はさておき、やっぱりこのジジイはボケが回ってきたらしい。神?いるわけないだろ。俺の引きこもりという事もテキトーに言ったら当たったんやろうな。口が悪いことは少々いただけないが。
「ちょっとばかし灸を据えてやるよ。水ぶっかけろ。」
灸に水とはこれいかに。火を消してしまったら元も子もないだろ。やっぱりこいつボケてる。・・・なんて考えていた時期が私にもありました。上から何も無いのに急に洪水クラスの水がぶっかけられて服がぐっしょり濡れたと思ったらお笑いでしか見たことがないアホみたいに大きいタライが脳に直接ダメージを与えにきた。
「フォッフォッフォッ。これがワシの力じゃ。思い知ったか。」
・・・こいつに仕返ししたい。
「まあ、漫才なんてしている暇はないんだよ。取りあえずお前みたいに引きこもりの役に立たないガキは不運な事に殺しました。ざまあ。心配だが新しい世界に連れて行ってお前は世界に蔓延る魔王と魔物を倒して貰う。are you ok?」
返事はno。こいつは何をいっているんだ?俺が死んだ?魔王?やっぱボケが回った末期のジジイだ!駄目だこりゃ。HAHAHA!
「よし、現実を飲み込むことが出来ていない親のスネを齧る穀粒しには現実を見せてやるしかない。これが年長ものとしての役目だ。30秒間魔王が支配する世界に転送させてやる。3.2.1.GO!」
意味不明なカウントダウンが終わり次第視界は閃光をまともに食らったように真っ白に包まれた。


・・・どーこだ。薄い膜のようなものに包まれている俺は世界で起きている惨状を呼吸も忘れるほど食いるように目に焼き付けていた。見るからに魔物と言わんばかりの格好をした老人のような奴は手を捻るだけで赤黒い炎のようなもの生み出し、対抗しようとしている古典的な軍に向かって投げつけた。一瞬にして向かった炎に為すすべも無く、軍は簡単に崩壊した。


「これが世界の現状だ。質問はあるか?」
ふっと意識がもとの連れ去られた場所に帰ってくる。お帰り意識。
「まずはあの世界の概要について説明してくれ。今すぐに簡単にまとめろ。」
「簡単に説明も何も魔王に征服されたの。あの世界は。因みにあの世界は・・・平行世界パラレルワールドって信じるか?その一種だ。基本的には世界の仕組みは同じじゃが、もともと存在していた世界と決定的に違うところは魔王とあう存在が居るか居ないかに依存する。一つの選択が変わるとその先の未来だって変わる。そのが積み重なって出来た世界があの世界じゃ。ここまではいいかの?」
必死で神(ジジイ)の言動をまとめ、無い知識をフル動員して考える。・・・・・・・・・何とか理解は追い付いた。
「んで、この世界を貴様が救ってくれ。一応他にもエリートを何人か手配してあるので安心するといい。」
エリートの周りから助けられてお荷物扱いされるのは嫌だ。
「ちっ、仕方ねえ。何でも武器が使いこなせるチートをやるよ。有り難く受け取るんだな。」
何だこいつ。露骨に舌打ちされたがまあ、いいや。チート貰えるなら話は別だ。さあ、心機一転頑張りましょう!
「はっ。こいつ馬鹿だな。普通に生きていても頭可哀想で周りから哀れな視線送られてたんだろうな。殺して良かったわ~」
・・・こいつは殺しておこう。
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