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1章
ある縛りと勝てない敵
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頭がズキズキと痛む。あの神(ジジイ)の都合で変な場所に送ると言われた時は前世(?)に引き続き最悪な人生を歩む事となっていただろう。
・・・前世は酷かった。部長や課長、同僚は全くといっていいほど働いていないにも関わらず綺麗に昇進していくが、俺はそいつ等の尻拭い、仕事を押し付けられ間に合わなかったらキレられる。しかも労働時間も就活の時に話していた時間と違い、定時に帰れるとかなんとか書いてたが、実際の時間は7時に出社 18時が定時だが25時まで残業。そのくせ給料は10万届くか届かないか。保険?なにそれ美味しいの?労働局にも相談できず一人で抱え込んで本格的に過労で死ぬのでは・・・と毎日考えていた。
社会の闇を軽く説明したが、元々の話から凄く脱線したので話を戻す。この世界に来るときにどんな武器を達人のように使いこなすことが出来るチート(?)を手に入れた。
特に自分の身を案じることは殆ど無いといっていいだろう。そう思い、いつの間にか閉じていた瞼を開くと、
世界が違った。
ここだけ見ると当たり前だろ! と突っ込みが飛んでくる所だろうが本当に世界・・・というより、視界が違った。小学生の頃の体育がふっと鮮明に蘇る。その記憶は、クラスの中心の野郎に続いて逆立ちして歩いているという変な記憶だった。だが、その記憶の視界と、今見ている視界と同じ感覚を持つ。逆立ちの時の視界と特に何も足が吊られていたりしない今の視界が同じなら・・・視界が上下逆転している事になる。が、上下が違うなんて大した障害とは思わない。(この時までは)
取りあえず今何処にいる?そこが分かると次の行動も移し易いので周囲を見回す。
・・・上下逆転キツい。天井からクローゼットや机が生えているもんだから、まるで重力が反対になっているように見えて違和感を痛いほど感じた。取りあえず今いる場所はしっかりとした木のような材質で出来た小屋だった。如何にも生活感溢れるので人は居るはず。この部屋に一つだけ存在している窓を見ると、あの戦いが行われていた場所はビル街らしい。空からビルが生えていてその隙間からモクモクと黒煙が遠くからでも判別出来るほど舞い上がっている。
ここは神は平行世界とかなんとか言っていた。ならばここは日本と殆ど変わりが無いという事だろうか?もしそうと仮定するなら意外とヌルゲーかも知れない。興奮が心から湧き上がっていると、扉が大きな音を立てて壊れた。皆無な運動神経を最大限使い反射的に扉の近くから離れる。扉を破った主はクマだった。見るからに凶暴そうで今すぐに喰われそうなガッチリとした体をまじまじと眺めながら考えた。近くには護身用らしき短刀。キタコレ!と思いっきり短刀をクマの目に突き立てる。怯んでいる隙に喉に突き立てる。普通は刃が通らないところだろうが、チートを有した俺に敵は無い!突き立てた短刀を引き抜くと、クマは一発で仰向けに倒れ込んだ。あれ?敵なしじゃね?と、思っていた。
・・・一番の敵は、視点が慣れない為によるジェットコースターに似たような酔いだった。
・・・前世は酷かった。部長や課長、同僚は全くといっていいほど働いていないにも関わらず綺麗に昇進していくが、俺はそいつ等の尻拭い、仕事を押し付けられ間に合わなかったらキレられる。しかも労働時間も就活の時に話していた時間と違い、定時に帰れるとかなんとか書いてたが、実際の時間は7時に出社 18時が定時だが25時まで残業。そのくせ給料は10万届くか届かないか。保険?なにそれ美味しいの?労働局にも相談できず一人で抱え込んで本格的に過労で死ぬのでは・・・と毎日考えていた。
社会の闇を軽く説明したが、元々の話から凄く脱線したので話を戻す。この世界に来るときにどんな武器を達人のように使いこなすことが出来るチート(?)を手に入れた。
特に自分の身を案じることは殆ど無いといっていいだろう。そう思い、いつの間にか閉じていた瞼を開くと、
世界が違った。
ここだけ見ると当たり前だろ! と突っ込みが飛んでくる所だろうが本当に世界・・・というより、視界が違った。小学生の頃の体育がふっと鮮明に蘇る。その記憶は、クラスの中心の野郎に続いて逆立ちして歩いているという変な記憶だった。だが、その記憶の視界と、今見ている視界と同じ感覚を持つ。逆立ちの時の視界と特に何も足が吊られていたりしない今の視界が同じなら・・・視界が上下逆転している事になる。が、上下が違うなんて大した障害とは思わない。(この時までは)
取りあえず今何処にいる?そこが分かると次の行動も移し易いので周囲を見回す。
・・・上下逆転キツい。天井からクローゼットや机が生えているもんだから、まるで重力が反対になっているように見えて違和感を痛いほど感じた。取りあえず今いる場所はしっかりとした木のような材質で出来た小屋だった。如何にも生活感溢れるので人は居るはず。この部屋に一つだけ存在している窓を見ると、あの戦いが行われていた場所はビル街らしい。空からビルが生えていてその隙間からモクモクと黒煙が遠くからでも判別出来るほど舞い上がっている。
ここは神は平行世界とかなんとか言っていた。ならばここは日本と殆ど変わりが無いという事だろうか?もしそうと仮定するなら意外とヌルゲーかも知れない。興奮が心から湧き上がっていると、扉が大きな音を立てて壊れた。皆無な運動神経を最大限使い反射的に扉の近くから離れる。扉を破った主はクマだった。見るからに凶暴そうで今すぐに喰われそうなガッチリとした体をまじまじと眺めながら考えた。近くには護身用らしき短刀。キタコレ!と思いっきり短刀をクマの目に突き立てる。怯んでいる隙に喉に突き立てる。普通は刃が通らないところだろうが、チートを有した俺に敵は無い!突き立てた短刀を引き抜くと、クマは一発で仰向けに倒れ込んだ。あれ?敵なしじゃね?と、思っていた。
・・・一番の敵は、視点が慣れない為によるジェットコースターに似たような酔いだった。
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