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永久の木
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「――一柚季」
聞き覚えのある声だった。俺は声がした方向――永久の木の向こう側に視線を飛ばした。
永久の木の背後から、足音が一つし、一人の少女が姿を現した。
「……秋、何でお前こんなところに」
現れたのは、秋紅葉だった。彼女は無表情のまま、俺に言う。
「単刀直入に問う。一柚希。一彼方を救出を願うか」
問われた内容よりも俺は気になることが一つあった。それを問い詰める。
「覚えているのか、お前は。あいつと関係の薄いお前が、彼方を」
「肯定。しかし関係は深い。一彼方と私は、契りを交わした仲。つまり、関係はとてつもなく深いものだ」
「ど、どういうことだ。どういう契りを交わしたんだ」
秋は自分の隣にそびえる永久の木を指差して、
「想いの契りを交わした。私は一彼方の想いを叶えた張本人。全ての元凶が私」
「は? お前が元凶? 馬鹿馬鹿しい。じゃあ何だ、お前は、お前自身が永久の木とでも言うつもりか?」
「首肯」
こくりと秋は頷いてから、
「私こそ、永久の木」
「そんな冗談に付き合ってられねえよ」
「事実。私は永久の木。願いを叶える存在。思い出せ、一柚季。貴方は、私がありえないことをしていることを一つ知っている」
「ありえないことだって……?」
聞き返すと、秋は首を縦に振ってからこう言った。
「十二月十日から以前、貴方の隣の席は不在。誰もいなかった」
「ちょっと待て、待ってくれ……」
思い当たる節があった。あったのだ。そうだ、俺の隣はずっと誰もいなかった。でも、十二月十一日、あの日秋に声をかけられたが俺はあの時そんなありえないことを認知することが出来た。
それはなぜだ。理由は至極簡単、あの時の俺は隣に誰かの席があるとわかっていたからだ。その前日の俺は隣には誰もいなかったとわかっていたはずなのに、次の日には誰かがいるとわかっていた。
つまり、十二月十日の俺と、十二月十一日の俺の記憶は全く異なるものだということだ。
「……頭が痛い」
自分でも何が何だかわからなくなっていた。だがそれは当たり前だろう。何しろ、隣に人はいなかったはずなのに、人はいたと記憶を書き換えられていたのだから。
いや、これは書き換えるというよりも上書きしたと表現した方がいいのかもしれない。誰かが十日の俺の記憶を上書きして、十一日の記憶を全く別物にした。
その誰かとは誰なのか。いや、すでに解は出ている。目前にいる、秋紅葉だ。
「……人間なんかにこんな芸当は出来やしねえ。出来るとしたら人間でない何かだ。秋、お前は一体何者だ」
「私は、永久の木。人々の想いを叶える、魔法の木」
「じゃあ、つまり、お前が彼方を吸収してるって解釈してもいいのか?」
問い質すと、てっきり頷くかと思っていたが秋は首を横に振った。
「否定。私は永久の木。しかし、私は永久の木の反対組織。簡略的に言うと、内部で起きた反乱者。つまり、私は永久の木であって永久の木でない。私は、この永久の木を桜にさせないためにこうやってここに立っている。全ては、桜へ昇華させないために」
「昇華させないために? ってことは永久の木が桜になったら何か悪いことでも起きるのか」
「……これまでの永久の木はかなり強力な想いでなければ叶えることが出来なかった。それは永久の木がまだ未熟だから。でも、もしも。もしも想いが強くなくてもその想いが叶ってしまったら。冗談半分で想って、それが叶って、現実と化したら、どうなる」
「……そうか、もしもお調子者の誰かが世界を破滅させてくれだなんて想ったら問答無用で世界が破滅してしまう。だから、想いを何でも平等に叶えてしまう桜に昇華させる前に、お前は止めようとしているのか」
「そう」
正直まだ頭がついていかないが、何とか理解は出来そうだ。
「ここからが本題。貴方も聞きたいはず、なぜ一彼方が永久の木に吸収されてしまっているのか」
「ああ、どうしてなんだ」
「突飛すぎる話。それでも、貴方はついてこられるか」
「もう十分突飛だ。そんなことよりも教えてくれ、彼方がなぜ吸収されているのかを」
「了承。……世界は、この世界だけでなく無限大に存在している。数字では表わせられないほど大量に。そしてそれらはこの世界から見れば『もしもの世界』。もしもこうであるならば、つまりはイフの世界」
「パラレルワールドって奴か」
曖昧にしか覚えてはいないが多分これで合っているはずだ。
「結論から言う。一彼方はこの世界とは違う世界で生まれた。そう、それは――」
「わかっている。彼方は、そうなんだな。……遠江光が交通事故で死ななかった世界で生まれたんだな」
「そう。彼女は貴方が遠江光を助けた未来で生まれた『もしもの世界』の貴方の娘」
「だがよ、『もしもの世界』ってことは永久の木がないっていう世界も少なからずあるんじゃねえのか」
「それはない。何しろ、この永久の木は様々な世界の『中心』だから。だからこそ存在し続ける。平たく言えば、世界は永久の木を中心にして動いている。永久の木がなくなったら、世界は動かない」
「おいおい、スケールがでか過ぎんだろうが……」
「事実」
「わかってるよ。わかってるから、続けてくれ」
促すと、秋は無表情のまま説明を続けた。
「世界の中心であるこの永久の木が桜になれば、どの世界、どの時代の永久の木も全て等しく桜となる。そうなれば間違いなく世界は滅びる。想いを何でもかんでも叶えてしまって、世界はいつしか滅びてしまう」
その時、秋が初めて表情を変えた。それは憤怒だった。歯を食い縛って手を握り締めている。
「そして、永久の木が桜へと昇華する方法、それは人の想いを集めること。人の想い、つまりは死んだ人間にもそれは適応される」
……じゃあまさか、あの墓場でのあの言葉は、光の想いが永久の木から届き、叶えられたからなのか。あの時も一枚だけだったが桜の花びらがあった。
「でも、そんなことをしていても一向に想いは溜まらなかった。だから永久の木は一つの考えを出した。……それは」
少し言い淀んだが、秋は俺の瞳をしっかりと見据えて言った。
「想いの結晶体である人間を自らに取り込むこと。そうすることで桜へと昇華しようとした」
「なっ……!?」
「しかし取り込むには必ずしも永久の木とリンクしなければならない。すなわち、それは契り。そして永久の木は最も想いの力が強かった一彼方の願いを叶えた。しかし、永久の木はわざと一彼方を一彼方が生まれない世界に連れてきた。全ては、自らに取り込むため。消えた瞬間に吸収することで、桜に昇華しようとしている」
現在進行形で今も永久の木は彼方の粒子を吸収し、桜へと変化していっている。
「じゃあどうすりゃこれを止められるんだ、わかるんだろ秋!」
「わかっている。答えは単純」
秋は俺に指をピッと指してから、こう告げた。
「貴方が過去に行って、遠江光を助け出せばいい。そうすれば一彼方が生まれてくる世界となって、一彼方が消えなかった世界になり、桜への昇華を止めることが出来る」
「……光を、助ける……か」
「はっきり言って、確率はかなり低い。世界の運命を変えるということはそれほど難しいことだから。でも、もうそれしか方法はない。桜を止める方法は、それだけしかない」
「…………」
「問おう、一柚季。貴方にその覚悟があるか、世界を救う覚悟があるか」
「……はっ」
秋のその設問を俺は鼻で笑った。
「世界なんてもんはどうだっていい。でも、俺は彼方を助ける。約束したから助けるんだ。……覚悟なんてもんは出来てる。秋……どうすれば過去に行ける。どうすればいいんだ」
「……了解した。一柚季、こちらに」
手招きされたので、俺はそちらに向かった。
「手を合わせて」
両手を掲げてそう言われたので、俺もその両手に自分の両手を合わせる。
「いい?」
「ああ、大丈夫だ」
首肯してそう言ったその瞬間。
唇に、温かな感触。思わず目を見開く。そこには目を閉じて俺に唇を当てつけている秋紅葉の姿があった。
「ッ!?!?!?」
直後だった。頭はぐわんぐわんと揺れて、意識が朦朧とした。地に足が浮いていない、浮いているような感覚だった。
そんな時、ふと秋の声が聞こえた。
『ちなみに、学園のあの変人っぷりは演技。してやられた?』
嘘!? と聞き返したかったが、もう口に感覚がなくて言葉に発することが出来なかった。
心中心底思った。
――してやられた……!
聞き覚えのある声だった。俺は声がした方向――永久の木の向こう側に視線を飛ばした。
永久の木の背後から、足音が一つし、一人の少女が姿を現した。
「……秋、何でお前こんなところに」
現れたのは、秋紅葉だった。彼女は無表情のまま、俺に言う。
「単刀直入に問う。一柚希。一彼方を救出を願うか」
問われた内容よりも俺は気になることが一つあった。それを問い詰める。
「覚えているのか、お前は。あいつと関係の薄いお前が、彼方を」
「肯定。しかし関係は深い。一彼方と私は、契りを交わした仲。つまり、関係はとてつもなく深いものだ」
「ど、どういうことだ。どういう契りを交わしたんだ」
秋は自分の隣にそびえる永久の木を指差して、
「想いの契りを交わした。私は一彼方の想いを叶えた張本人。全ての元凶が私」
「は? お前が元凶? 馬鹿馬鹿しい。じゃあ何だ、お前は、お前自身が永久の木とでも言うつもりか?」
「首肯」
こくりと秋は頷いてから、
「私こそ、永久の木」
「そんな冗談に付き合ってられねえよ」
「事実。私は永久の木。願いを叶える存在。思い出せ、一柚季。貴方は、私がありえないことをしていることを一つ知っている」
「ありえないことだって……?」
聞き返すと、秋は首を縦に振ってからこう言った。
「十二月十日から以前、貴方の隣の席は不在。誰もいなかった」
「ちょっと待て、待ってくれ……」
思い当たる節があった。あったのだ。そうだ、俺の隣はずっと誰もいなかった。でも、十二月十一日、あの日秋に声をかけられたが俺はあの時そんなありえないことを認知することが出来た。
それはなぜだ。理由は至極簡単、あの時の俺は隣に誰かの席があるとわかっていたからだ。その前日の俺は隣には誰もいなかったとわかっていたはずなのに、次の日には誰かがいるとわかっていた。
つまり、十二月十日の俺と、十二月十一日の俺の記憶は全く異なるものだということだ。
「……頭が痛い」
自分でも何が何だかわからなくなっていた。だがそれは当たり前だろう。何しろ、隣に人はいなかったはずなのに、人はいたと記憶を書き換えられていたのだから。
いや、これは書き換えるというよりも上書きしたと表現した方がいいのかもしれない。誰かが十日の俺の記憶を上書きして、十一日の記憶を全く別物にした。
その誰かとは誰なのか。いや、すでに解は出ている。目前にいる、秋紅葉だ。
「……人間なんかにこんな芸当は出来やしねえ。出来るとしたら人間でない何かだ。秋、お前は一体何者だ」
「私は、永久の木。人々の想いを叶える、魔法の木」
「じゃあ、つまり、お前が彼方を吸収してるって解釈してもいいのか?」
問い質すと、てっきり頷くかと思っていたが秋は首を横に振った。
「否定。私は永久の木。しかし、私は永久の木の反対組織。簡略的に言うと、内部で起きた反乱者。つまり、私は永久の木であって永久の木でない。私は、この永久の木を桜にさせないためにこうやってここに立っている。全ては、桜へ昇華させないために」
「昇華させないために? ってことは永久の木が桜になったら何か悪いことでも起きるのか」
「……これまでの永久の木はかなり強力な想いでなければ叶えることが出来なかった。それは永久の木がまだ未熟だから。でも、もしも。もしも想いが強くなくてもその想いが叶ってしまったら。冗談半分で想って、それが叶って、現実と化したら、どうなる」
「……そうか、もしもお調子者の誰かが世界を破滅させてくれだなんて想ったら問答無用で世界が破滅してしまう。だから、想いを何でも平等に叶えてしまう桜に昇華させる前に、お前は止めようとしているのか」
「そう」
正直まだ頭がついていかないが、何とか理解は出来そうだ。
「ここからが本題。貴方も聞きたいはず、なぜ一彼方が永久の木に吸収されてしまっているのか」
「ああ、どうしてなんだ」
「突飛すぎる話。それでも、貴方はついてこられるか」
「もう十分突飛だ。そんなことよりも教えてくれ、彼方がなぜ吸収されているのかを」
「了承。……世界は、この世界だけでなく無限大に存在している。数字では表わせられないほど大量に。そしてそれらはこの世界から見れば『もしもの世界』。もしもこうであるならば、つまりはイフの世界」
「パラレルワールドって奴か」
曖昧にしか覚えてはいないが多分これで合っているはずだ。
「結論から言う。一彼方はこの世界とは違う世界で生まれた。そう、それは――」
「わかっている。彼方は、そうなんだな。……遠江光が交通事故で死ななかった世界で生まれたんだな」
「そう。彼女は貴方が遠江光を助けた未来で生まれた『もしもの世界』の貴方の娘」
「だがよ、『もしもの世界』ってことは永久の木がないっていう世界も少なからずあるんじゃねえのか」
「それはない。何しろ、この永久の木は様々な世界の『中心』だから。だからこそ存在し続ける。平たく言えば、世界は永久の木を中心にして動いている。永久の木がなくなったら、世界は動かない」
「おいおい、スケールがでか過ぎんだろうが……」
「事実」
「わかってるよ。わかってるから、続けてくれ」
促すと、秋は無表情のまま説明を続けた。
「世界の中心であるこの永久の木が桜になれば、どの世界、どの時代の永久の木も全て等しく桜となる。そうなれば間違いなく世界は滅びる。想いを何でもかんでも叶えてしまって、世界はいつしか滅びてしまう」
その時、秋が初めて表情を変えた。それは憤怒だった。歯を食い縛って手を握り締めている。
「そして、永久の木が桜へと昇華する方法、それは人の想いを集めること。人の想い、つまりは死んだ人間にもそれは適応される」
……じゃあまさか、あの墓場でのあの言葉は、光の想いが永久の木から届き、叶えられたからなのか。あの時も一枚だけだったが桜の花びらがあった。
「でも、そんなことをしていても一向に想いは溜まらなかった。だから永久の木は一つの考えを出した。……それは」
少し言い淀んだが、秋は俺の瞳をしっかりと見据えて言った。
「想いの結晶体である人間を自らに取り込むこと。そうすることで桜へと昇華しようとした」
「なっ……!?」
「しかし取り込むには必ずしも永久の木とリンクしなければならない。すなわち、それは契り。そして永久の木は最も想いの力が強かった一彼方の願いを叶えた。しかし、永久の木はわざと一彼方を一彼方が生まれない世界に連れてきた。全ては、自らに取り込むため。消えた瞬間に吸収することで、桜に昇華しようとしている」
現在進行形で今も永久の木は彼方の粒子を吸収し、桜へと変化していっている。
「じゃあどうすりゃこれを止められるんだ、わかるんだろ秋!」
「わかっている。答えは単純」
秋は俺に指をピッと指してから、こう告げた。
「貴方が過去に行って、遠江光を助け出せばいい。そうすれば一彼方が生まれてくる世界となって、一彼方が消えなかった世界になり、桜への昇華を止めることが出来る」
「……光を、助ける……か」
「はっきり言って、確率はかなり低い。世界の運命を変えるということはそれほど難しいことだから。でも、もうそれしか方法はない。桜を止める方法は、それだけしかない」
「…………」
「問おう、一柚季。貴方にその覚悟があるか、世界を救う覚悟があるか」
「……はっ」
秋のその設問を俺は鼻で笑った。
「世界なんてもんはどうだっていい。でも、俺は彼方を助ける。約束したから助けるんだ。……覚悟なんてもんは出来てる。秋……どうすれば過去に行ける。どうすればいいんだ」
「……了解した。一柚季、こちらに」
手招きされたので、俺はそちらに向かった。
「手を合わせて」
両手を掲げてそう言われたので、俺もその両手に自分の両手を合わせる。
「いい?」
「ああ、大丈夫だ」
首肯してそう言ったその瞬間。
唇に、温かな感触。思わず目を見開く。そこには目を閉じて俺に唇を当てつけている秋紅葉の姿があった。
「ッ!?!?!?」
直後だった。頭はぐわんぐわんと揺れて、意識が朦朧とした。地に足が浮いていない、浮いているような感覚だった。
そんな時、ふと秋の声が聞こえた。
『ちなみに、学園のあの変人っぷりは演技。してやられた?』
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