王道じゃなくて悪かったな

学院生活 前学期編

7. 俺って割とコネがあんのよ

　朔蘭ちゃん、コワイ。を学んだところで説明しようか、俺が学園に来た経緯プラスαを！


　まず俺と奏多の関係？からか。

　俺と奏多は元々従兄弟ってのは話したな？そんでもって俺の童貞を掻っ攫ったのもこいつ。

　まあそっから俺はヤリチン生活を始めたわけで、この辺の理由は想像に任せるわ。
　そんでヤリチンに成り下がった俺は遊びまくって親に勘当されちゃったの。

　ひどいよね？パパ活とか援交とかで貰ったお小遣いで自分に必要なもの揃えてたし、前の高校も特待生入学で授業費用も学校側が八割負担してくれてたのに、親には出て行けって言われたわけ。

　ま、出て行けって言われた直後にここの理事長から呼び出しがあって、愚痴ったのよ。

　そしたらトントン拍子に話が進んで今ココにいるわけ。

　おーけー？

　因みに理事長はパパの1人。一番性欲が強くて金払いがいい人だったよ。

　成績は不正なんかする方が面倒なくらい良かったし、俺がここに入れば好きな時に抱いてもらえるって考えたらしくてさ。
　何が何でもここにいれたかったぽいよ。

　あ？朔蘭ちゃんとの関係？んー、ヒミツ。




「響也と言ったか。少し、話がしたい。2人で。」

「カイチョーさんが、俺と？いいけど、日は改めていい？俺今日疲れちった。」

「わかった。明日の放課後、時間が空いていれば俺の部屋に来てくれ。君のカードで通れるようにしておく。」

「うい、りょーかい。じゃあ俺帰るわ。奏多、頼むから騒ぎ立てんじゃねーぞ？」

「むぅ～、分かってるよ～。それより今度ご飯作りに来てね！」

「気が向いたらな。」

「き、響也くん、ゆっくり休んでくださいね。」

「ん、朔蘭ちゃんもね。」


　気づけば夕方近いし、早めに風呂入って寝るか。