王道じゃなくて悪かったな

夏休み編

2. 海だぁぁぁぁ！！！

　青い空、白い砂浜、きらめく水面…


　そうっ、海に来たぜ、みんなっ！！！

　え？セックスはって？いやいや、うん。まあ、こちらの事情だ。


　そんなことよりも今日のメンツをご紹介しよう！

　まーずは生徒会だ！全員来てるぞっ！！

　そして俺と圭ちゃん！それから俺の親衛隊幹部たち！

　そして舞台はここっ！朔蘭ちゃんちのプライベートビーチでぇーす！

　ひゅーひゅー！パチパチ！ぱふぱふ！

　今日は目一杯楽しもうぜおめーらっ！


「何してんの。おら、お前も手伝え。」

「圭ちゃんおかんみ増してるよね。」

「誰がおかんだ。」

「ずっと思ってたんだが、佐藤に対する信頼度が高すぎないか？」

「あ、彩雅。圭ちゃんはカラダの関係がないのに仲良くしてくれてるからねー。あと、面倒見がいい！」

「えっ！？佐藤は響也のおちんちんを知らないのかっ！？」

「やめて、会長様からそんな言葉聞きたくない。ほんとやめて。」


　あっは、圭ちゃんってばダメージすごい受けてる！

　彩雅も、俺のおちんちんを知らないって何ww

　だめだ、笑いが止まんねーww


「響也くん、何を笑ってるんですか？それより、泳ぎましょう？」

「ん、そだね。圭ちゃん、俺行ってくる！」

「うーい、準備運動忘れんなよー。」

「やっぱりオカンじゃん！！」


　言い逃げしながら朔蘭ちゃんと準備運動して海に入る。

　程よく冷たい海水に、海に来たなぁって実感する。

　だが俺はまだ知らない。朔蘭ちゃんがとんでもない計画を立てていたことを。

　さらに俺は気づかない。朔蘭ちゃんの息子にとんでもなくやばいモノが装着されていることを。

　そして俺は後悔する。朔蘭ちゃんと二人・・で海に入ったことを…！！