【R18】選択肢のある世界 ~エッチな選択肢は好きですか?~

赤い翼

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「ホントに重くない?」

「全然重くないですよ」

「そう言われると少し複雑な気持ちになるよ。子供のように軽いって言われてる気がして」

「自虐的過ぎますよ。里菜先輩は立派なレディーですよ」

「それは光くんがロリコンに目覚めたからそう思うんだよ。普通の男性はそう思わないよ」

「僕はさっきの男と同類ってことですか?」

「全然違うよ。全然違う。少なくとも私の中では全然違う。だってもし光くんにさっきの男みたいなことされたら、私、興奮しちゃうと思うもん」

「里菜先輩・・・変態ですか?」

「女の子はね、好きな男性の前では変態になれるんだよ」

「そうなんですか?」

「そうなのよ。考えてみて。普通の女の子が昼休みの屋上で後輩にパンツ脱がさせると思う?」

「思いません」

「でしょ。あれが女の子は好きな男性の前では変態になれるって証拠よ。もちろん、男の子もね」

「僕は里菜先輩にさっきの男みたいことしませんよ」

「残念。期待してたのに」

「僕は警察に捕まりたくないので」

「それにしても本物の変態に遭遇するとは思わなかったわ。私、こんな容姿してるから痴漢もされたことないのに。世の中には物好きな男性がいるものね」

「そうですね」

「でも光くんも物好きよね。私みたいなチンチクリンに興奮するなんて。今も興奮してるし」

僕の背中には、ほのかな膨らみを帯びた先輩の胸が押し付けられている。そして僕の両手は、先輩の太腿を支えている。そして僕の首は、先輩の吐息を感じている。そんな状態で興奮するのは当然だ。興奮しなかったらロリコンじゃない。

「仕方ないじゃないですか。里菜先輩のせいで目覚めちゃったんですから」

「うん。ごめんね。でも嬉しい。光くんが私に興奮してくれて。胸の膨らみなんてほとんどないのに」

「それがいいんです」

「変態」

「里菜先輩もね」

「私たちって似てるね」
里菜先輩は笑う。

「そうですね」
僕も笑う。

「ねえ、光くん」

「なんですか?」

「子供の頃、光くんにおんぶされてるときね、私、光くんと同い年って言ったんだ。どうしてそんな嘘を言ったと思う?」

「わかりません」

「恥ずかしいと思ったからなの。年上なのに迷子になって泣いておんぶされるなんてね。だから嘘を言ったの。ごめんね」

「別にいいですよ」

「年上に見えないから?」

「違いますよ」

「ふふ」里菜先輩は笑う。「でもね、恥ずかしいという理由だけで嘘を言ったわけじゃないの。同い年のほうが仲良くなれると思ったの。年下だと思われると妹のように思われてしまう。でも同い年なら友達のように仲良くなれると思ったの。友達のように仲良くなれれば恋人同士にもなれる可能性が高くなると思ったの。だから同い年だって嘘をついたの」

「すごいですね。5歳の女の子がそんなことを考えるなんて」

「意識的にそう考えたわけじゃないわ。当時の私にそんな思考力はないもの。この考えは私が小学生のときに考えて辿りついた答えよ。でもね、私は自分のその考えが正解だって思ってる」

「いずれにしても里菜先輩はすごいですよ」

「ありがと」里菜先輩は言う。「光くんに嘘ついたことを正直に話したのは嫌われたくなかったからなの。あのときの記憶を思い出して嘘がバレて嫌われるかもしれない。そう思ったから正直に話したの」

「そんなことくらいで嫌いになったりしないですよ」

「うん。わかってる。光くんならそんなことくらいで嫌いになったりしないってわかってる。でもね、恋する女の子はね、わかっていても不安になってしまうことがあるの。ほら、相思相愛のカップルなのに、私のこと好き?って確認する女の子っているでしょ?」

「はい」

「あれはね、不安があるからなの。どんなに愛し合っていてもね、恋する女の子には不安があるの。どれだけ男性のことを信じていてもね。だから確認してしまうの」

「・・・」

「女の子ってそういう面倒くさい生き物なのよ」

「勉強になります」

「うん。今、学んだことを自分の恋愛に活かしなさい」

「はい」
僕はうなずく。

「素直でよろしい。ご褒美として頭を撫でてあげます」
里菜先輩は僕の頭を撫でてくれる。

子供の頃、母に頭を撫でられたことを思い出した。里菜先輩の撫で方は母と同じように優しくて温かみがあった。懐かしさを感じて、泣きたいような気持ちになった。
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