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スマホ画面には真凛の名前が表示されていた。
「真凛ちゃんからだ」
「出てみたら?」
「うん」
僕は電話に出る。
「もしもし」
「お兄さん。この間はごめんなさい。変なお願いしてしまって」
「別にいいよ」
「私のこと軽蔑しましたよね。あんなお願いして」
「してないよ」
「ホントですか?」
「ホントだよ」
「お兄さんは優しいですね。だからついつい頼っちゃうんです。何でも頼みを聞いてくれる気がして。駄目ですね。私。もう中学生なのに。子供で」
「中学生ならそれが普通だと思うよ」
「そうでしょうか?」
「そうだよ」
「お兄さんはやっぱり優しいな。美沙希ちゃんが羨ましいです。お兄さんのような兄弟がいて」
「・・・僕は真凛ちゃんを妹のように思ってるよ」
「嬉しいです。ありがとうございます」
「うん」
「私、彼のことを諦めようと思います。今の私ではフラれるだけだから」
「・・・胸が小さいからかい?」
「はい」
「・・・もし真凛ちゃんが今でも僕に協力してほしいと思ってるなら協力するよ」
「えっ?」
「協力するって言ったんだ」
「それは昨日のお願いを聞いてくれるってことですか?」
「うん」
「どうしてお願いを聞いてくれる気になったんですか?」
「真凛ちゃんのことを妹が心配していたんだ。それを見ているうちに協力したほうがいいって気になったんだ」
「美沙希ちゃんが・・・」
「それに僕は真凛ちゃんの力になりたいと本気で思ったんだ。さっきも言った通り真凛ちゃんは僕の妹みたいなものだからね。妹が兄の協力を求めているのに協力しないのは間違っていると思ったんだ。だから協力したいと思ったんだ」
「嬉しいです。ぜひ協力してください」
「わかった」
「実は今日、学校を休んでいるんです。憂鬱で行けなかったんです。だからできれば今日協力してほしいです。そうすれば憂鬱が消えると思うんです」
「わかった。今日協力するよ」
「ありがとうございます。私の家に来てください。今日は両親がいないので」
「わかった。行くよ」
「待ってます」
「うん」
そして電話を切った。
「真凛ちゃんからだ」
「出てみたら?」
「うん」
僕は電話に出る。
「もしもし」
「お兄さん。この間はごめんなさい。変なお願いしてしまって」
「別にいいよ」
「私のこと軽蔑しましたよね。あんなお願いして」
「してないよ」
「ホントですか?」
「ホントだよ」
「お兄さんは優しいですね。だからついつい頼っちゃうんです。何でも頼みを聞いてくれる気がして。駄目ですね。私。もう中学生なのに。子供で」
「中学生ならそれが普通だと思うよ」
「そうでしょうか?」
「そうだよ」
「お兄さんはやっぱり優しいな。美沙希ちゃんが羨ましいです。お兄さんのような兄弟がいて」
「・・・僕は真凛ちゃんを妹のように思ってるよ」
「嬉しいです。ありがとうございます」
「うん」
「私、彼のことを諦めようと思います。今の私ではフラれるだけだから」
「・・・胸が小さいからかい?」
「はい」
「・・・もし真凛ちゃんが今でも僕に協力してほしいと思ってるなら協力するよ」
「えっ?」
「協力するって言ったんだ」
「それは昨日のお願いを聞いてくれるってことですか?」
「うん」
「どうしてお願いを聞いてくれる気になったんですか?」
「真凛ちゃんのことを妹が心配していたんだ。それを見ているうちに協力したほうがいいって気になったんだ」
「美沙希ちゃんが・・・」
「それに僕は真凛ちゃんの力になりたいと本気で思ったんだ。さっきも言った通り真凛ちゃんは僕の妹みたいなものだからね。妹が兄の協力を求めているのに協力しないのは間違っていると思ったんだ。だから協力したいと思ったんだ」
「嬉しいです。ぜひ協力してください」
「わかった」
「実は今日、学校を休んでいるんです。憂鬱で行けなかったんです。だからできれば今日協力してほしいです。そうすれば憂鬱が消えると思うんです」
「わかった。今日協力するよ」
「ありがとうございます。私の家に来てください。今日は両親がいないので」
「わかった。行くよ」
「待ってます」
「うん」
そして電話を切った。
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