28 / 47
第八話「ピコピコアワー~都市伝説遊戯譚~」
8-1.ピコピコアワー~都市伝説遊戯譚~
しおりを挟む
皆さんこんにちは!四葉署怪奇現象犯罪対策課の『ロボット少女刑事』、牧島真紀奈です!
今日のマキナは四葉駅前をパトロール中なんです。四葉駅はこの辺りでは結構大きな駅なので、駅前もにぎわっているんですが、こういうところにこそ、悪党どもが潜んでいるというものなんですよね!さっきも大通りで悪さをしている幽霊さんをしょっ引きました!
そんなこんなでその辺をグルグルしている訳なんですが。何か面白いことはありませんかね~……。
やややっ!あそこにいるのは『都市伝説キラー』の七生駆人さんに、『もう一人の霊感少女』の綾香栞さんではありませんか!こんなところに一緒にいるとは、アヤしいですね~。早速ちょっかいをかけに行きましょう!
真紀奈が見つけた二人がいたのは、駅からほど近い雑居ビルの一階、ゲームセンターの外に設置されているプライズゲームの台の前。台の中を覗き込んで、一喜一憂している。
「おやおや~。カルトさんにシオリさんじゃあないですか」
「あ、真紀奈ちゃん。パトロール?お疲れ様」
「はいどうも~。お二人はそろってクレーンゲームなんて、むふふ。おデートですか?」
下世話な勘繰りに栞は顔を赤くして、手を体の前で小刻みに振りながら否定した。
「ち、違うよ!近くでバッタリ会って、このぬいぐるみが欲しかったから取ってもらおうと思って」
「カルトさん、こういうの得意なんですか?」
駆人は真紀奈が来てからも、軽く会釈を返した以外は、台の中をにらむばかりである。
「いや、勝手なイメージだよ。あんまりやったことない……。ああ、また駄目だ」
アームは一度は景品のぬいぐるみをひっかけるも、落とし口に到達する前に落としてしまう。
「なるほどなるほど~。ちょっと貸してください」
駆人に場所を代わってもらった真紀奈は、目から赤い光線を出す。横に細く広がった光線は、ぬいぐるみを上から下まで動きながら照らした。
「ふむふむ。このぬいぐるみの重心は……、っと」
やわらかなタッチでコントローラーのボタンを押し、アームを動かすと、ぬいぐるみのど真ん中をアームがつかんだ。そのままに持ち上げると、危なげなくアームは落とし口の上まで動き、ぬいぐるみを離す。
「うわあ。真紀奈ちゃんすごい」
栞は取り出し口から獲得したぬいぐるみを取り出すと、嬉しそうに抱きかかえた。
「ありがとう。真紀奈ちゃん!」
「えへへ~。このくらいお茶の子さいさいですよ」
「ちょっとズルっぽいけど……」
「まあまあ。それより、この後お暇ですか?ちょっと都市伝説検挙に協力していただきたいんですけど~……」
「私は大丈夫だよ。七生クンは?」
「ああ、特に何か目的があってきたわけでもないから……」
「じゃあ、決まりですね。ではこちらへどうぞ~」
真紀奈は二人の手を取って、そのゲームセンターの建物の中に入っていった。
ゲームセンターの入り口付近には、先ほど駆人達がやっていたようなプライズゲームが並び、少し奥の方に入ると、アーケードゲームやメダルゲームがあるエリアだ。しかし、真紀奈は更にズンズンと奥へ進んで行く。
そこには画面の前にレバーとボタンがいくつかついたゲーム機が並んでいた。映っている画面には、画像の粗いタイトルロゴと、ピコピコとしたBGMに効果音。なんともレトロなゲームが並んでいる。
「へえ~。こんなところがあったんだ」
駆人が関心を込めて呟く。
「はい~。それで、やっていただきたいゲームはこれなんですが……」
画面には大きく『KITSUNEBIUSU』とタイトルロゴが表示されている。
――『キツネビウス』。往年の名作縦シューティングゲームだ。高めの難易度と、スコアアタックの奥深さから、多数のゲーマーがこのタイトルに熱中し、社会現象となったほど。家庭用ゲーム機にも移植され、そちらでもかなりの人気を誇り、伝説となっているゲームだ。
真紀奈に促され、駆人はそのゲーム機の前の席に着いた。硬貨を投入口にいれたら、ゲームスタートだ。
「とりあえず、普通にやればいいのかな?」
「はい~。もう少ししたら出てきますんで」
駆人は見事なレバーさばきで自分の操る戦闘機を動かし、敵キャラクターに弾丸を打ち込み、倒してゆく。
「七生クン、これやったことあるの?」
「いや。でもシューティングゲームの基本的なところは同じだから最初の方のステージなら……」
言葉通りにスイスイとステージ1を突破した。
「で、どこまでやればいいの?」
「ステージ2の~、あ!もうそろそろですね。きました!」
ゲームの進む方向、画面上部から、板のようなグラフィックの障害物が流れてくる。
「その障害物は無敵のはずなんですが、自機の攻撃を256発当てると壊れる。という都市伝説があるんですよ」
「にひゃく……。まあ、やってみるけど」
レバーを動かし、さっき出てきたものは一度避け、次のタイミングで出てきた障害物の真ん前に陣取る。あとはボタンを連打するだけだ。
「でやああああああああ!」
なかなかのスピードで攻撃ボタンを連打する。しかし、障害物は一向に壊れる気配を見せず、遂には自機と衝突し、チャレンジミスとなってしまった。
「む、無理だろ……」
「そうですね~。カルトさんの連打もなかなかでしたが、今のは30発でした」
「今のも十分早い連打に見えたけど……」
「そもそも障害物が出現してから、一番下で構えている自機に当たるまで五秒ほどでしょうか。更にこのゲームが30FPSだとしても、一回攻撃するにはボタンを押して、放して、という入力が必要になるわけですから、秒間15発が限度です。つまり15発×五秒、75発しかシステム上当てられないわけですねえ」
「ちょ、ちょっと良く分からないんだけど」
込み入った説明に、栞は理解がついていかないように目を回している。
「ま、つまりこの都市伝説は全くのでたらめってことですねえ」
真紀奈はまるで予想していたかのように言い放つと、コンテニュー画面のキツネビウスの筐体を後にして次に遊ぶゲームを物色し始めた。
「あ、じゃあこちらのゲームにしましょう」
真紀奈が目を付けた筐体のタイトルは『カイキタンZ』。左右から迫りくる敵を次々に倒しながら先へ進むアクションゲームだ。
「あんまり見たことないなあ。どんな都市伝説なんだ?」
「ええとですねえ。なんでも26週すると、敵のグラフィックがヒロインのものに変わるんだとか~」
「……、それは興味深いけど、初めてのゲームを26週は厳しいかな……」
「ですよね~。じゃあ今回は私がやります」
今度は真紀奈が席に着く。硬貨を入れてゲームスタート。道着を着たプレイヤーキャラクターが中心に表示され、画面の左右から襲ってくる敵をパンチやキックで撃退する。一定距離を移動すれば、ボスが出てきて、更にそいつを倒せばステージクリアだ。
『周回』をするには更にそれを何ステージも繰り返す必要がある。
「え、これってすっごく時間かからない?」
「かかりますねえ。あ、じゃあお二人は他のゲームで何か都市伝説の気配を感じたらそれをやってみてください。こちらが問題のところまで行ったら呼びますから~」
というわけで、『カイキタンZ』は真紀奈に任せて、二人はゲームセンター内を回ってみることにした。
今日のマキナは四葉駅前をパトロール中なんです。四葉駅はこの辺りでは結構大きな駅なので、駅前もにぎわっているんですが、こういうところにこそ、悪党どもが潜んでいるというものなんですよね!さっきも大通りで悪さをしている幽霊さんをしょっ引きました!
そんなこんなでその辺をグルグルしている訳なんですが。何か面白いことはありませんかね~……。
やややっ!あそこにいるのは『都市伝説キラー』の七生駆人さんに、『もう一人の霊感少女』の綾香栞さんではありませんか!こんなところに一緒にいるとは、アヤしいですね~。早速ちょっかいをかけに行きましょう!
真紀奈が見つけた二人がいたのは、駅からほど近い雑居ビルの一階、ゲームセンターの外に設置されているプライズゲームの台の前。台の中を覗き込んで、一喜一憂している。
「おやおや~。カルトさんにシオリさんじゃあないですか」
「あ、真紀奈ちゃん。パトロール?お疲れ様」
「はいどうも~。お二人はそろってクレーンゲームなんて、むふふ。おデートですか?」
下世話な勘繰りに栞は顔を赤くして、手を体の前で小刻みに振りながら否定した。
「ち、違うよ!近くでバッタリ会って、このぬいぐるみが欲しかったから取ってもらおうと思って」
「カルトさん、こういうの得意なんですか?」
駆人は真紀奈が来てからも、軽く会釈を返した以外は、台の中をにらむばかりである。
「いや、勝手なイメージだよ。あんまりやったことない……。ああ、また駄目だ」
アームは一度は景品のぬいぐるみをひっかけるも、落とし口に到達する前に落としてしまう。
「なるほどなるほど~。ちょっと貸してください」
駆人に場所を代わってもらった真紀奈は、目から赤い光線を出す。横に細く広がった光線は、ぬいぐるみを上から下まで動きながら照らした。
「ふむふむ。このぬいぐるみの重心は……、っと」
やわらかなタッチでコントローラーのボタンを押し、アームを動かすと、ぬいぐるみのど真ん中をアームがつかんだ。そのままに持ち上げると、危なげなくアームは落とし口の上まで動き、ぬいぐるみを離す。
「うわあ。真紀奈ちゃんすごい」
栞は取り出し口から獲得したぬいぐるみを取り出すと、嬉しそうに抱きかかえた。
「ありがとう。真紀奈ちゃん!」
「えへへ~。このくらいお茶の子さいさいですよ」
「ちょっとズルっぽいけど……」
「まあまあ。それより、この後お暇ですか?ちょっと都市伝説検挙に協力していただきたいんですけど~……」
「私は大丈夫だよ。七生クンは?」
「ああ、特に何か目的があってきたわけでもないから……」
「じゃあ、決まりですね。ではこちらへどうぞ~」
真紀奈は二人の手を取って、そのゲームセンターの建物の中に入っていった。
ゲームセンターの入り口付近には、先ほど駆人達がやっていたようなプライズゲームが並び、少し奥の方に入ると、アーケードゲームやメダルゲームがあるエリアだ。しかし、真紀奈は更にズンズンと奥へ進んで行く。
そこには画面の前にレバーとボタンがいくつかついたゲーム機が並んでいた。映っている画面には、画像の粗いタイトルロゴと、ピコピコとしたBGMに効果音。なんともレトロなゲームが並んでいる。
「へえ~。こんなところがあったんだ」
駆人が関心を込めて呟く。
「はい~。それで、やっていただきたいゲームはこれなんですが……」
画面には大きく『KITSUNEBIUSU』とタイトルロゴが表示されている。
――『キツネビウス』。往年の名作縦シューティングゲームだ。高めの難易度と、スコアアタックの奥深さから、多数のゲーマーがこのタイトルに熱中し、社会現象となったほど。家庭用ゲーム機にも移植され、そちらでもかなりの人気を誇り、伝説となっているゲームだ。
真紀奈に促され、駆人はそのゲーム機の前の席に着いた。硬貨を投入口にいれたら、ゲームスタートだ。
「とりあえず、普通にやればいいのかな?」
「はい~。もう少ししたら出てきますんで」
駆人は見事なレバーさばきで自分の操る戦闘機を動かし、敵キャラクターに弾丸を打ち込み、倒してゆく。
「七生クン、これやったことあるの?」
「いや。でもシューティングゲームの基本的なところは同じだから最初の方のステージなら……」
言葉通りにスイスイとステージ1を突破した。
「で、どこまでやればいいの?」
「ステージ2の~、あ!もうそろそろですね。きました!」
ゲームの進む方向、画面上部から、板のようなグラフィックの障害物が流れてくる。
「その障害物は無敵のはずなんですが、自機の攻撃を256発当てると壊れる。という都市伝説があるんですよ」
「にひゃく……。まあ、やってみるけど」
レバーを動かし、さっき出てきたものは一度避け、次のタイミングで出てきた障害物の真ん前に陣取る。あとはボタンを連打するだけだ。
「でやああああああああ!」
なかなかのスピードで攻撃ボタンを連打する。しかし、障害物は一向に壊れる気配を見せず、遂には自機と衝突し、チャレンジミスとなってしまった。
「む、無理だろ……」
「そうですね~。カルトさんの連打もなかなかでしたが、今のは30発でした」
「今のも十分早い連打に見えたけど……」
「そもそも障害物が出現してから、一番下で構えている自機に当たるまで五秒ほどでしょうか。更にこのゲームが30FPSだとしても、一回攻撃するにはボタンを押して、放して、という入力が必要になるわけですから、秒間15発が限度です。つまり15発×五秒、75発しかシステム上当てられないわけですねえ」
「ちょ、ちょっと良く分からないんだけど」
込み入った説明に、栞は理解がついていかないように目を回している。
「ま、つまりこの都市伝説は全くのでたらめってことですねえ」
真紀奈はまるで予想していたかのように言い放つと、コンテニュー画面のキツネビウスの筐体を後にして次に遊ぶゲームを物色し始めた。
「あ、じゃあこちらのゲームにしましょう」
真紀奈が目を付けた筐体のタイトルは『カイキタンZ』。左右から迫りくる敵を次々に倒しながら先へ進むアクションゲームだ。
「あんまり見たことないなあ。どんな都市伝説なんだ?」
「ええとですねえ。なんでも26週すると、敵のグラフィックがヒロインのものに変わるんだとか~」
「……、それは興味深いけど、初めてのゲームを26週は厳しいかな……」
「ですよね~。じゃあ今回は私がやります」
今度は真紀奈が席に着く。硬貨を入れてゲームスタート。道着を着たプレイヤーキャラクターが中心に表示され、画面の左右から襲ってくる敵をパンチやキックで撃退する。一定距離を移動すれば、ボスが出てきて、更にそいつを倒せばステージクリアだ。
『周回』をするには更にそれを何ステージも繰り返す必要がある。
「え、これってすっごく時間かからない?」
「かかりますねえ。あ、じゃあお二人は他のゲームで何か都市伝説の気配を感じたらそれをやってみてください。こちらが問題のところまで行ったら呼びますから~」
というわけで、『カイキタンZ』は真紀奈に任せて、二人はゲームセンター内を回ってみることにした。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
異世界ランドへようこそ
来栖とむ
ファンタジー
都内から車で1時間半。奥多摩の山中に突如現れた、話題の新名所――「奥多摩異世界ランド」。
中世ヨーロッパ風の街並みと、ダンジョンや魔王城を完全再現した異世界体験型レジャーパークだ。
26歳・無職の佐伯雄一は、ここで“冒険者A”のバイトを始める。
勇者を導くNPC役として、剣を振るい、魔物に襲われ、時にはイベントを盛り上げる毎日。
同僚には、美人なギルド受付のサーミャ、エルフの弓使いフラーラ、ポンコツ騎士メリーナなど、魅力的な“登場人物”が勢ぞろい。
――しかしある日、「魔王が逃げた」という衝撃の知らせが入る。
「体格が似てるから」という理由で、雄一は急遽、魔王役の代役を任されることに。
だが、演技を終えた後、案内された扉の先にあったのは……本物の異世界だった!
経営者は魔族、同僚はガチの魔物。
魔王城で始まる、まさかの「異世界勤務」生活!
やがて魔王の後継問題に巻き込まれ、スタンピードも発生(?)の裏で、フラーラとの恋が動き出す――。
笑えて、トキメいて、ちょっと泣ける。
現代×異世界×職場コメディ、開園!
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる