25 / 53
アンディー君のお誕生日
変人王子
しおりを挟む
私の顔を見てジュリエットの顔を見て。
首を傾げるルーカス王子。
パッチリした二重の瞳はグリーン。髪は金髪ベースの茶色。
高貴な顔立ちと言う言葉が似合う。
しかし、やってしまったわぁ。
2人のダンスを止めるためとは言え・・本当に穴があったら入りたいとは正にこれだ。
ただ曲が流れ初めてダンスが始まった。
と・・・とりあえず今、ダンスは止めたわよ。
次でやっぱりジュリエットと王子は踊るのかしら?
王子は溜息をついて一瞬、眉間に皺を寄せたが無表情に戻った。
「えーと?先ずは君。」
ルーカス王子はジュリエットを見た。
「君は私を知っているかもしれないが私は君を知らない。故に踊る気は無いよ。諦めたまえ。」
顔色1つ変えずに王子はそう言った。
「そんな。お願いします。ずっと、私は貴方とお会いしたかったんです。」
ジュリエットは食い下がる。
あーあー。目を潤ませちゃって。攻撃が止まらないわね。
私達の遠巻きに居る男共の顔!
もう俺が誘いますって顔じゃない。
「ちなみに名字は何?」
普通の男ならイチコロの攻撃にもアッサリとした反応だ。
「ホワイトです。ジュリエット・ホワイトと申します。」
ジュリエットは更に両手を胸の前に組んでズイっとまた1歩王子に近付いた。
「知らない。元爵位のある家庭では無いね。では、帰りたまえ。」
見下してる感たっぷりの顔だった。
わー。私もちょっと嫌なタイプだわ。
で、私は何と断られるのかしら?
まあ?ムカつく事言われても仕方ないわね。
「えーと。君は?名前は?」
そう聞かれて自己紹介まだだったと思った。
ちゃんとフルネームで言わないと失礼よねぇ。
「ケンタロウ・アリスガワよ。アリスって呼んでね?」
王子の顔色が変わった。悪い方にじゃなくて。
ある意味良い方?
「じゃあ!アリス!君は男性だよね?私と踊りたいのかい?」
「そうよ。男性だけど心は乙女ですもの。」
もうなる様になれ!!
王子は目をパチパチさせて私の目を見詰めた。
そして、クスクス笑い出す。
「面白い者を見付けたぞ!良い!アリス、私と踊ろうじゃないか!!」
はー???まじか。
面白い者って・・・。
「ちょっ!ちょっと何でそんなオカマと?私を断ってオカマと!?」
ジュリエット・・・。あんた2回もオカマって言ったわね。オカマって呼び方は禁句よお嬢ちゃん。
「その呼び方!失礼な女ね。ふん!悔しい?残念ねぇ。」
「お前とは踊らないと言ったが?さっさと消えろ。」
王子に睨まれてジュリエットは涙目でその場から離れた。
はぁ。疲れた。
しかし、この王子。変人かしら・・。
「アリス!ところで君は留学生かい?外国人みたいだが。ローラン家とはどう言う関係なんだい?」
「あぁ。私はベイリー家に居候しているの。」
王子は結構グイグイと質問してくる。
「ベイリー家か私の弟の婚約者の弟での婚約者の家か。ごちゃごちゃだな。」
「確かにそうですね。」
曲が終わった。
まじで踊るの?!
踊るみたいだわ・・・。
王子は私の手を取り満面の笑みで会場中央へ連れて行く。
言うまでも無く会場にはざわめきが。
目が合ったグレースちゃんだけは嬉しそうだ。
ジュリエットはー?
はいはい。他の男性ゲットしてますね。
あの後、直ぐに誘われた様だ。
同じ場所で踊るのって何か嫌なんだけど仕方ない。
って・・・。
「良く考えたら私、踊れないわ。」
社交ダンスなんてした事ない!
「あははは。大丈夫だ。私に合わせれば良い!」
王子は私の心配はそっちのけで踊る気満々。
本当になんと言うかこの年まで婚約者無しって解るわ。
変人王子だもの。
顔は良いけど。難ありだわ。
ダンスって!!!!
思ったより密着するのね。
久しぶりに・・・男性の手を取り腰を抱かれたわ。
「上手いじゃないか。きちんと踊れているよ。」
耳元で王子がそっと囁く。
近い近い近いぃぃ!
「ルーカス王子って。変わってますよね。」
「変わってるか?そうだね。私にそんな発言をする貴方に益々興味が湧いたよ。」
嫌味通じないわー。
「男と踊ったのは初めてだ。見てみろ。会場の好奇の目とざわつき。」
今にも吹き出しそうな顔でそれは嬉しそう。
「変人王子・・・。」
もう、どうとでもなれ。
「あはははは。変人。確かに!」
曲が終わり。一応、拍手はされた。
ダンスタイムは程なくして終わりジュリエットは目当ての男性とは踊れないという。無事に任務達成した。
そして、私はルーカス王子に何故か気に入られると言う形で誕生日パーティーはお開きとなったのであった。
首を傾げるルーカス王子。
パッチリした二重の瞳はグリーン。髪は金髪ベースの茶色。
高貴な顔立ちと言う言葉が似合う。
しかし、やってしまったわぁ。
2人のダンスを止めるためとは言え・・本当に穴があったら入りたいとは正にこれだ。
ただ曲が流れ初めてダンスが始まった。
と・・・とりあえず今、ダンスは止めたわよ。
次でやっぱりジュリエットと王子は踊るのかしら?
王子は溜息をついて一瞬、眉間に皺を寄せたが無表情に戻った。
「えーと?先ずは君。」
ルーカス王子はジュリエットを見た。
「君は私を知っているかもしれないが私は君を知らない。故に踊る気は無いよ。諦めたまえ。」
顔色1つ変えずに王子はそう言った。
「そんな。お願いします。ずっと、私は貴方とお会いしたかったんです。」
ジュリエットは食い下がる。
あーあー。目を潤ませちゃって。攻撃が止まらないわね。
私達の遠巻きに居る男共の顔!
もう俺が誘いますって顔じゃない。
「ちなみに名字は何?」
普通の男ならイチコロの攻撃にもアッサリとした反応だ。
「ホワイトです。ジュリエット・ホワイトと申します。」
ジュリエットは更に両手を胸の前に組んでズイっとまた1歩王子に近付いた。
「知らない。元爵位のある家庭では無いね。では、帰りたまえ。」
見下してる感たっぷりの顔だった。
わー。私もちょっと嫌なタイプだわ。
で、私は何と断られるのかしら?
まあ?ムカつく事言われても仕方ないわね。
「えーと。君は?名前は?」
そう聞かれて自己紹介まだだったと思った。
ちゃんとフルネームで言わないと失礼よねぇ。
「ケンタロウ・アリスガワよ。アリスって呼んでね?」
王子の顔色が変わった。悪い方にじゃなくて。
ある意味良い方?
「じゃあ!アリス!君は男性だよね?私と踊りたいのかい?」
「そうよ。男性だけど心は乙女ですもの。」
もうなる様になれ!!
王子は目をパチパチさせて私の目を見詰めた。
そして、クスクス笑い出す。
「面白い者を見付けたぞ!良い!アリス、私と踊ろうじゃないか!!」
はー???まじか。
面白い者って・・・。
「ちょっ!ちょっと何でそんなオカマと?私を断ってオカマと!?」
ジュリエット・・・。あんた2回もオカマって言ったわね。オカマって呼び方は禁句よお嬢ちゃん。
「その呼び方!失礼な女ね。ふん!悔しい?残念ねぇ。」
「お前とは踊らないと言ったが?さっさと消えろ。」
王子に睨まれてジュリエットは涙目でその場から離れた。
はぁ。疲れた。
しかし、この王子。変人かしら・・。
「アリス!ところで君は留学生かい?外国人みたいだが。ローラン家とはどう言う関係なんだい?」
「あぁ。私はベイリー家に居候しているの。」
王子は結構グイグイと質問してくる。
「ベイリー家か私の弟の婚約者の弟での婚約者の家か。ごちゃごちゃだな。」
「確かにそうですね。」
曲が終わった。
まじで踊るの?!
踊るみたいだわ・・・。
王子は私の手を取り満面の笑みで会場中央へ連れて行く。
言うまでも無く会場にはざわめきが。
目が合ったグレースちゃんだけは嬉しそうだ。
ジュリエットはー?
はいはい。他の男性ゲットしてますね。
あの後、直ぐに誘われた様だ。
同じ場所で踊るのって何か嫌なんだけど仕方ない。
って・・・。
「良く考えたら私、踊れないわ。」
社交ダンスなんてした事ない!
「あははは。大丈夫だ。私に合わせれば良い!」
王子は私の心配はそっちのけで踊る気満々。
本当になんと言うかこの年まで婚約者無しって解るわ。
変人王子だもの。
顔は良いけど。難ありだわ。
ダンスって!!!!
思ったより密着するのね。
久しぶりに・・・男性の手を取り腰を抱かれたわ。
「上手いじゃないか。きちんと踊れているよ。」
耳元で王子がそっと囁く。
近い近い近いぃぃ!
「ルーカス王子って。変わってますよね。」
「変わってるか?そうだね。私にそんな発言をする貴方に益々興味が湧いたよ。」
嫌味通じないわー。
「男と踊ったのは初めてだ。見てみろ。会場の好奇の目とざわつき。」
今にも吹き出しそうな顔でそれは嬉しそう。
「変人王子・・・。」
もう、どうとでもなれ。
「あはははは。変人。確かに!」
曲が終わり。一応、拍手はされた。
ダンスタイムは程なくして終わりジュリエットは目当ての男性とは踊れないという。無事に任務達成した。
そして、私はルーカス王子に何故か気に入られると言う形で誕生日パーティーはお開きとなったのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪役令嬢だとわかったので身を引こうとしたところ、何故か溺愛されました。
香取鞠里
恋愛
公爵令嬢のマリエッタは、皇太子妃候補として育てられてきた。
皇太子殿下との仲はまずまずだったが、ある日、伝説の女神として現れたサクラに皇太子妃の座を奪われてしまう。
さらには、サクラの陰謀により、マリエッタは反逆罪により国外追放されて、のたれ死んでしまう。
しかし、死んだと思っていたのに、気づけばサクラが現れる二年前の16歳のある日の朝に戻っていた。
それは避けなければと別の行き方を探るが、なぜか殿下に一度目の人生の時以上に溺愛されてしまい……!?
踏み台(王女)にも事情はある
mios
恋愛
戒律の厳しい修道院に王女が送られた。
聖女ビアンカに魔物をけしかけた罪で投獄され、処刑を免れた結果のことだ。
王女が居なくなって平和になった筈、なのだがそれから何故か原因不明の不調が蔓延し始めて……原因究明の為、王女の元婚約者が調査に乗り出した。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
英雄魔術師様とのシークレットベビーが天才で隠し通すのが大変です
氷雨そら
恋愛
――この魔石の意味がわからないほど子どもじゃない。
英雄魔術師カナンが遠征する直前、フィアーナと交わした一夜で授かった愛娘シェリア。フィアーナは、シェリアがカナンの娘であることを隠し、守るために王都を離れ遠い北の地で魔石を鑑定しながら暮らしていた。けれど、シェリアが三歳を迎えた日、彼女を取り囲む全ての属性の魔石が光る。彼女は父と同じ、全属性の魔力持ちだったのだ。これは、シークレットベビーを育てながら、健気に逞しく生きてきたヒロインが、天才魔術師様と天才愛娘に翻弄されながらも溺愛される幸せいっぱいハートフルストーリー。小説家になろうにも投稿しています。
悪役令嬢のビフォーアフター
すけさん
恋愛
婚約者に断罪され修道院に行く途中に山賊に襲われた悪役令嬢だが、何故か死ぬことはなく、気がつくと断罪から3年前の自分に逆行していた。
腹黒ヒロインと戦う逆行の転生悪役令嬢カナ!
とりあえずダイエットしなきゃ!
そんな中、
あれ?婚約者も何か昔と態度が違う気がするんだけど・・・
そんな私に新たに出会いが!!
婚約者さん何気に嫉妬してない?
なんか、異世界行ったら愛重めの溺愛してくる奴らに囲われた
いに。
恋愛
"佐久良 麗"
これが私の名前。
名前の"麗"(れい)は綺麗に真っ直ぐ育ちますようになんて思いでつけられた、、、らしい。
両親は他界
好きなものも特にない
将来の夢なんてない
好きな人なんてもっといない
本当になにも持っていない。
0(れい)な人間。
これを見越してつけたの?なんてそんなことは言わないがそれ程になにもない人生。
そんな人生だったはずだ。
「ここ、、どこ?」
瞬きをしただけ、ただそれだけで世界が変わってしまった。
_______________....
「レイ、何をしている早くいくぞ」
「れーいちゃん!僕が抱っこしてあげよっか?」
「いや、れいちゃんは俺と手を繋ぐんだもんねー?」
「、、茶番か。あ、おいそこの段差気をつけろ」
えっと……?
なんか気づいたら周り囲まれてるんですけどなにが起こったんだろう?
※ただ主人公が愛でられる物語です
※シリアスたまにあり
※周りめちゃ愛重い溺愛ルート確です
※ど素人作品です、温かい目で見てください
どうぞよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる