悪役令嬢の専属メイクさんになったアリスねーさんの話

美浪

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文化祭

悪役令嬢達の団結

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昼食後の図書室で司書さんと仲良くなってしまった。
話が面白くて良い子だったわ。

最近の流行りとかを聞いていると何となくだけどちょっとコンセプトが決まってきた。

さっき学食で会った子達の言う様に各学年の交流が殆ど無い。
部活が存在しないのだ。

交流は親戚関係や家柄である程度は存在する。この前のアンディー君の誕生日パーティーとかみたいな。


ゲーム世界だから?

普通の学校とは違いすぎる。
でも、ジュリエットは他の学年の男の子にも色目使っているのよねー。
狡い子だわ。

放課後にやっと連絡が来た。

この前と同じ空き教室だ。

「お待たせー。」
扉を開けると全員集合していた。

「ごめんね。放課後になってしまって。」
グレースちゃんがすまなさそうに謝ったけど。
「良いわよ。お陰で情報もゲットしたし。」

学食での2年生女子の話を3人にしてあげた。

「確かに2年生や1年生の事は知らない事が多いですわね。」
ジャスミンちゃんは納得した様に頷いた。
「年下男子にも手を出しているのにはびっくりですわ!有り得ない!」
ジェニファーちゃんは御立腹。

「そう言えば私も去年はその場で誰に投票するか決めましたわ!」
ケイトちゃんは大きく頷いた。

「アリスねーさん。ジュリエットは他の学年の女子にも嫌われているの?」
「多分、全員には浸透していないでしょうね?でも、可能性は高いわ。」
そう言うとグレースちゃんは腕組みして悩み始めた。

「グレース様に聞いたけど女性票って案は良いと思うわ。」
その話は済ませたのね。皆、賛成してくれていた。

「問題は1人に集める事よね?」
「そうなのよ。」

1番悩む所。

「3年生は何とかなるわ。優勝はグレース様にしましょう。」
ジャスミンちゃんはニヤっと悪そうな笑みを浮かべた。

「そうね。譲りますわ。で、ジャスミン様?どうするの?」
「私もそれで良いですわ。」
自分が優勝したい!って言うかと思っていたけど。皆、そこは団結して1人に絞る事にすると言う。

「私なの?!え?」
グレースちゃんだけはこの話は知らなかったみたい。

「アリスさんが付いているし。1番、ジュリエットの被害者はグレース様ですしね?」
ジャスミンちゃんが焦るグレースちゃんを宥める様に微笑んだ。

「私の友人票をグレース様に投票する様にお願いしますわ。皆様もそうしたら少し確定票が出来ますわよ。」
ジャスミンちゃん、やるわねぇ。
それは私も考えたけどやってくれるか説得だと思っていたわ。

「それは簡単ですわね。なるべく他の女生徒も根回ししましょう。」
ジェニファーちゃんもニヤっと悪そうな微笑み。
「3年生の女子はジュリエットが嫌いだからもっと票は固まりますわね!」
ケイトちゃんは気合いの入った顔をしていて。

何だか団結してきたわね。

「あの!ありがとう!」
グレースちゃんが頭を下げると3人は当然と言った顔をした。

「やるなら完全勝利しなさいよ。」
ジェニファーちゃんがプレッシャーを与える様にグレースちゃんを見詰めた。

「私!頑張りますわ!」
グレースちゃんが真剣な表情を見せる。

「じゃあ、私の意見を言うわね。」
4人の悪役令嬢は私を見詰めた。

「女子ウケするタイプは2パターン!」
「先ずはカッコイイ女!もう1つは親しみのある女っ気の無い女!でも、これは一朝一夕には行かないと思う。」

で!?何!!?と興味津々で食いつかれる。

「これにはアンディー君の協力が必要なんだけどねぇ。頼めるかしら?」

「アンディーの協力?」
グレースちゃんは少し不安そう。

「衣装は私が決めるの。アンディー君とグレースちゃん2人とも。納得してくれるかしら?私から話しても良いわよ。」
この前、アンディー君には会ったし、王子とダンスしたからすっかり顔も知れてるだろう。

「じゃあ、詳しくは!アンディー君の前で話すわね?」

「えー!!」
グレースちゃん以外の御令嬢はちょっと不満みたいだけど。

「これは前もってバレるより当日に見た方がインパクトあるのよ。」
そう言うと何とか納得してくれた。

「善は急げね?」
明日から皆で女性票の根回し開始。

私はアンディー君と合う事になった。
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