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第二章 ギルドの試験

アンデン城下町

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暗闇のなかを歩いていた、ずっとずっと…このままでよかったんだと思ったずっとずっと…
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「ほら、早く、もういくわよ」
一人の少女の声が聞こえた
「はいはい」
それに答える青年の声
「もーー今日はギルドの試験なんだから、早くしてよ‼」
「そんなに急がなくても俺達はすぐにつくだろ」
「だーめ、今日は歩いていくんだから」
「えー」
夜刻は、妹、神風との会話を済ませると、準備に移った
「いままでお世話になりました」
「いいのよ、それよりも試験頑張ってね」
と、パン屋の店員との会話を済ませると
「それじゃ、いってきます」
ギルドの試験のある城下町に向かった
「ねえ、少し寄り道しようよ」
「だめだ、真っ直ぐアンデン城下町だったけ、そこにいくぞ」
神風はムーとでも言うように、ほうを膨らませたが、諦めたのか夜刻についていった
....
「つっいたー♪」
「案外早かったな」
二人は城門の前にたっていると、門番が…
「お前たちは何者だ」
「俺達は、ギルドの試験を受けに来た、これが証明書だ」
そういって、夜刻は門番に街でもらった証明書を見せた
「うむ、たしかにうけたまわった、入れ」
「門番さん、頑張ってね♪」
神風の笑顔で励まされて、門番は少し顔を赤らめた
「お前、それ無意識か?」
「え、なんのこと?」
「…いや、なんでもない」
アンデン城下町
「わぁーすごく広いね、さっきの街とは大違いだよ」
「そうだな」
アンデン城下町は夜刻達のいた街とは大違いで、広く、人がたくさんいて賑わっていた
「まずは…この国のギルドにいくぞ」
「わぁ~綺麗なペンダントですね、なんe」
「さっさといくぞ」
「はーなーしーてーよー」
夜刻が神風の服をつかみ、強制的に連れていった
「ここが、ギルドだな…」
「…………」
「悪かったって、今度なにか買ってやるから機嫌なおしてくれよ」
「じゃあ今度ペンダント買ってね」
「……分かったよ」
夜刻達はギルドのなかへと入った
「えーと、受け付け場所は…あった」
夜刻は受け付け員に話しかけた
「えーと、それでは証明書のほうを見せてください」
夜刻は証明書を見せた
「はい、あとはこれをギルド司令官に渡すだけです、頑張ってきてください」
そういって受け付け員は夜刻に判子のついた証明書を返した
夜刻達はギルド司令官のところに行き証明書を渡した
「お、ちょうどよかったな、もうすぐ始まるからな、そこらへんに座ってまっておけ」
そういって司令官は、証明書をもち何処かへ去っていった
放送が入った
「連絡です、ギルド試験を受ける人はアンデン城下町の外に来てください、連絡を終わります」
夜刻達は早々にアンデン城下町の外に出た…
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