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エメラルドドラゴンとの闘い
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困ったな。道中の事だった。エメラルド鉱山は基本的には山である。クエストの移動は基本的には徒歩による移動になる。つまるところは山登りをしなければならない。
会話につまり無言になるのは何かと気まずいだろう。例えこれが一回限りのパーティーになるとしてもだ。
「本日はお日柄がいいですね」
そう、俺は会話を切り出す。
「曇ってますけど」
リズが言う。空は真っ黒に曇っていた。いつ雨が降ってきてもおかしくない。
「し、しまった」
会話が弾まない。会話が終わる。
「立ち入った話をお聞きしてよろしいでしょうか?」
「はい。なんでしょうか?」
シズが言う。
「エメラルドドラゴンの討伐は難度が高いクエストです。白銀の冒険者達でも手を焼くでしょう」
エメラルドドラゴン。ドラゴン種の討伐クエストは基本的に難度が高い。言わばSランク相当のクエストである。白銀がS、金がA、銀がB相当であると換算できる。
その換算からするとエメラルドドラゴンの討伐はSランク相当であると言える。
このパーティー構成からしても些か背伸びをしたクエストであるように思えてならない。
些か勇み足が過ぎるだろう。先日の受付嬢の口ぶりからするに、一度はこのクエストに挑んだ様子が窺える。エメラルドドラゴンと対峙し、そのHPの高さや防御力を確認しているからこそ、男ーーカーネルの口からあのような台詞が出てきたのである。
「借金の返済です」
「借金?」
「はい。父は事業家で大きな事業ですが、その事業で大きな失敗をしてしまって、その失敗を返す為に。怖い借金取りの人が一杯来て。それでお金を早く返さなきゃで、お父さんとお母さんを早く楽にしてあげたくて」
リズは言う。その顔はどこか儚げで悲しげだった。
「なるほど。借金ですか」
俺は言う。この世界にも法律はある。あるにはあるが、元いた世界と一緒だろう。法律はあるが皆が守るわけではない。恐喝や脅しをする人間は実際にいる。取り立て取り立ての場合、債務者にも落ち度があるのだ。債権者が度を過ぎた取り立てをしてしまう事は多々ある事であろう。その結果捕まってしまう者も現れるだろうが。この世界にも自警団はいるし、司法はある。あるにはあるが十分に機能していない面もある。無法地帯のようになっている面もある事だろう。それは俺に関しても言える事ではある。
「リズとシズ、よそ者にあまり余計な事喋るな」
「ご、ごめんなさい、お兄ちゃん」
「もっとろくでもない話をしていろ。リズが10歳の頃までおねしょしてたとか」
「し、してないもん! 9歳の時までだもん!」
リズは言う。
「あっ」
言って気づく。9歳も10歳も大した違いがないと。
「ううっ! 一回だけだもん!」
リズは言う。
「ははっ。お姉ちゃん面白い」
「う、うるさい! シズだって9歳までおねしょしてたくせに!」
「わ、私は8歳だし!」
8歳も9歳も変わらないと思うのだが。
「お喋りはそこまでだ。鉱山についたようだ」
カーネルは言う。
中に入る。
そこにはレアメタルや明らかに高価そうな宝石がそこら中に鏤められていた。
これらを持って帰るだけでもそれなりの金額にはなりそうなものであった。もっとも、生きて帰れたらの話である。ちなみにではあるがこの鉱山は国有地であり、勝手に持って帰ると罰せられる。あくまで冒険者ギルドを介した採掘クエストだとしたら問題はないが。
幸いな事に道中、雑魚モンスターには出会わなかった。俺達は鉱山の洞窟を渡る。
「このクエストは初見ではないですよね?」
俺は聞いた。当然のように俺は初見である。
「ああ。そうだ。初めてじゃねぇ。二回目だ」
そう、カーネルは言った。
「前回はどんな感じだったんですか? 雑魚モンスターは出なかった」
「ああ。そんな感じだった。だからすんなりと奥まで行けたんだ。最奥部にエメラルドドラゴンがいたんだ」
「それでどうなったんですか?」
闘って、倒せたのなら俺がこうしてパーティーに加入している理由はないだろう。負けたのはわかっている。問題はどう負けたのか。一度闘っているのならばモンスターの攻撃パターンや特徴くらいわかるはずだ。
「倒せなかったから撤退したのは勿論結果からわかるとは思うが。攻撃手段は単調だ。爪による攻撃、尻尾(テイル)による攻撃。息吹(ブレス)や魔法はなかったな。主に物理攻撃が主だった」
カーネルは言う。
「そうですか」
俺は考え込む。
「とにかくHPと防御力が高くて、それがやっかいだった。俺の攻撃とリズの魔法では削りきれなかったんだ」
「そうですか。それで前衛として俺を」
「ああ。そうなるな」
カーネルは言った。
そうこう言っているうちに最奥部まで到達した。無数のエメラルドが鏤められた壁があると最初に思った。緑色の光沢が目に眩しい程だった。
全身をエメラルドで出来たドラゴン。それがエメラルドドラゴンだった。実際のところは宝石ではないのだろう。エメラルドに似た硬質な鉱物、と言えるかもしれない。本物のエメラルドだとしたらこいつを倒して非合法で売った方が利潤としてはいいくらいだった。
実際のところは皮膚が異様に硬い竜(ドラゴン)と思って差し支えがない。
息吹や魔法などの攻撃手段が乏しい変わりに防御力が高いのだろう。通常のドラゴン、一般的な火を吹くイメージの奴だ。それとどちらが都合が良いかはパーティー構成などの相性による事だろう。
ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
安眠を邪魔されたエメラルドドラゴンは大層不機嫌な様子だった。
地響きがする程の大音声で悲鳴をあげる。
「……シズ!」
シズは神官(プリースト)だ。神官は自身が仕える神に祈りを捧げる事で様々な補助魔法及び回復魔法を行使する。現状はHPが全快の状態なので当然のように発動させる魔法は補助魔法だ。
シズは攻撃力及び防御力向上の補助魔法を発動させる。スクルトとバイキルトみたいなものだ。簡単に言えば。
俺も狂戦士(ベルセルク)の職業スキルを発動させる。効果は前言った通りである。大体。 ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
再度の砲口の後、エメラルドドラゴンは攻撃を仕掛けてくる。その攻撃は強力ではあるが単純であり読みやすいものであった。
カーネルは自慢の巨大盾を持ってその攻撃を受け止めた。
「今だ! リズ!」
「はい! 兄さん!」
魔術師であるリズは魔法を発動させた。発動させたのは火炎球である。ファイアーボールである。ドラクエで言うとメラミみたいな程度の立ち位置である。
燃えさかる火炎魔法がエメラルドドラゴンに襲いかかる。
エメラルドドラゴンは怯んだ。怯んだが、それでも大したダメージではない。
その怯んだ隙が重要なのだ。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
狂戦士(ベルセルク)として狂(及び強)化されている俺の斬馬刀による剣舞が行われる。肉体の限界を超えた動きは「痛覚遮断」スキルが働いているが故に行える所業だった。
「すごい……」
見ていたリズは見入る。
「ああ、こいつは想像以上だな。あいつは銀等級じゃねぇ。俺以上。いや、白銀(プラチナ)まであるレベルの攻撃力だな」
カーネルはそう称えた。
息を尽かせぬ連続攻撃にエメラルドドラゴンのHPがガンガン削られていくのを確認できた。赤ゲージになる。
大抵、この手のボスモンスターは切り札を隠し持っているものだった。
尻尾による回し蹴りのような、言うならば回し尻尾が放たれる。飛べばいいのだが、戦士系ですらない姉妹にとっては困難だろう。
「くっそっ! この野郎!」
結果、盾を持ったカーネルは二人を庇う。
「ぐっ、ぐあああああああああああああああああああ!」
カーネルは吹き飛ばされ、壁にぶつかった。
「「お兄ちゃん!」」
姉妹は心配して声を出す。
「上出来だ!」
必殺技後のノックバックは大きい。そしてエメラルドドラゴンのHPは赤ゲージだ。
俺も必殺技を出す。とはいえシンプルなものだ。ただのハイジャンプから一回転しての切り下ろしである。シンプルにして効果は抜群だった。エメラルドドラゴンとはいえ弱点の頭
部に攻撃を当てられてはひとたまりもないだろう。
グガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
エメラルドドラゴンは断末魔のような声をあげて、地面に伏せる。
ウィンドウ画面にクエストコンプリートの表示が出る。
「やった!」
二人は歓喜の声をあげる。
「……お兄ちゃん! すぐに回復魔法を」
シズは動く。カーネルは瀕死の状態なのだ。ターゲットを倒したとはいえ予断ならない。
しかし、俺は兄(カーネル)を想う妹(シズ)の気持ちをいとも容易く、踏みにじった。
「な、何を!」
俺はシズを押し倒した。
「な、何をしているんですか! お兄ちゃんを早く助けないと!」
「て、てめぇ……シズに何をしやがる」
ボロボロのカーネルは言う。
「シズを離せ!」
魔法攻撃でもなく、物理攻撃である為、リズの攻撃は俺には一切効かなかった。魔法攻撃を撃てばシズにも当たってしまうのだろう。
もはや理性が崩壊している俺は戦士ではなく一匹の獣である。
そのまま、兄と双子の姉に見て貰えばいいさ。純潔を散らされるところを。
会話につまり無言になるのは何かと気まずいだろう。例えこれが一回限りのパーティーになるとしてもだ。
「本日はお日柄がいいですね」
そう、俺は会話を切り出す。
「曇ってますけど」
リズが言う。空は真っ黒に曇っていた。いつ雨が降ってきてもおかしくない。
「し、しまった」
会話が弾まない。会話が終わる。
「立ち入った話をお聞きしてよろしいでしょうか?」
「はい。なんでしょうか?」
シズが言う。
「エメラルドドラゴンの討伐は難度が高いクエストです。白銀の冒険者達でも手を焼くでしょう」
エメラルドドラゴン。ドラゴン種の討伐クエストは基本的に難度が高い。言わばSランク相当のクエストである。白銀がS、金がA、銀がB相当であると換算できる。
その換算からするとエメラルドドラゴンの討伐はSランク相当であると言える。
このパーティー構成からしても些か背伸びをしたクエストであるように思えてならない。
些か勇み足が過ぎるだろう。先日の受付嬢の口ぶりからするに、一度はこのクエストに挑んだ様子が窺える。エメラルドドラゴンと対峙し、そのHPの高さや防御力を確認しているからこそ、男ーーカーネルの口からあのような台詞が出てきたのである。
「借金の返済です」
「借金?」
「はい。父は事業家で大きな事業ですが、その事業で大きな失敗をしてしまって、その失敗を返す為に。怖い借金取りの人が一杯来て。それでお金を早く返さなきゃで、お父さんとお母さんを早く楽にしてあげたくて」
リズは言う。その顔はどこか儚げで悲しげだった。
「なるほど。借金ですか」
俺は言う。この世界にも法律はある。あるにはあるが、元いた世界と一緒だろう。法律はあるが皆が守るわけではない。恐喝や脅しをする人間は実際にいる。取り立て取り立ての場合、債務者にも落ち度があるのだ。債権者が度を過ぎた取り立てをしてしまう事は多々ある事であろう。その結果捕まってしまう者も現れるだろうが。この世界にも自警団はいるし、司法はある。あるにはあるが十分に機能していない面もある。無法地帯のようになっている面もある事だろう。それは俺に関しても言える事ではある。
「リズとシズ、よそ者にあまり余計な事喋るな」
「ご、ごめんなさい、お兄ちゃん」
「もっとろくでもない話をしていろ。リズが10歳の頃までおねしょしてたとか」
「し、してないもん! 9歳の時までだもん!」
リズは言う。
「あっ」
言って気づく。9歳も10歳も大した違いがないと。
「ううっ! 一回だけだもん!」
リズは言う。
「ははっ。お姉ちゃん面白い」
「う、うるさい! シズだって9歳までおねしょしてたくせに!」
「わ、私は8歳だし!」
8歳も9歳も変わらないと思うのだが。
「お喋りはそこまでだ。鉱山についたようだ」
カーネルは言う。
中に入る。
そこにはレアメタルや明らかに高価そうな宝石がそこら中に鏤められていた。
これらを持って帰るだけでもそれなりの金額にはなりそうなものであった。もっとも、生きて帰れたらの話である。ちなみにではあるがこの鉱山は国有地であり、勝手に持って帰ると罰せられる。あくまで冒険者ギルドを介した採掘クエストだとしたら問題はないが。
幸いな事に道中、雑魚モンスターには出会わなかった。俺達は鉱山の洞窟を渡る。
「このクエストは初見ではないですよね?」
俺は聞いた。当然のように俺は初見である。
「ああ。そうだ。初めてじゃねぇ。二回目だ」
そう、カーネルは言った。
「前回はどんな感じだったんですか? 雑魚モンスターは出なかった」
「ああ。そんな感じだった。だからすんなりと奥まで行けたんだ。最奥部にエメラルドドラゴンがいたんだ」
「それでどうなったんですか?」
闘って、倒せたのなら俺がこうしてパーティーに加入している理由はないだろう。負けたのはわかっている。問題はどう負けたのか。一度闘っているのならばモンスターの攻撃パターンや特徴くらいわかるはずだ。
「倒せなかったから撤退したのは勿論結果からわかるとは思うが。攻撃手段は単調だ。爪による攻撃、尻尾(テイル)による攻撃。息吹(ブレス)や魔法はなかったな。主に物理攻撃が主だった」
カーネルは言う。
「そうですか」
俺は考え込む。
「とにかくHPと防御力が高くて、それがやっかいだった。俺の攻撃とリズの魔法では削りきれなかったんだ」
「そうですか。それで前衛として俺を」
「ああ。そうなるな」
カーネルは言った。
そうこう言っているうちに最奥部まで到達した。無数のエメラルドが鏤められた壁があると最初に思った。緑色の光沢が目に眩しい程だった。
全身をエメラルドで出来たドラゴン。それがエメラルドドラゴンだった。実際のところは宝石ではないのだろう。エメラルドに似た硬質な鉱物、と言えるかもしれない。本物のエメラルドだとしたらこいつを倒して非合法で売った方が利潤としてはいいくらいだった。
実際のところは皮膚が異様に硬い竜(ドラゴン)と思って差し支えがない。
息吹や魔法などの攻撃手段が乏しい変わりに防御力が高いのだろう。通常のドラゴン、一般的な火を吹くイメージの奴だ。それとどちらが都合が良いかはパーティー構成などの相性による事だろう。
ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
安眠を邪魔されたエメラルドドラゴンは大層不機嫌な様子だった。
地響きがする程の大音声で悲鳴をあげる。
「……シズ!」
シズは神官(プリースト)だ。神官は自身が仕える神に祈りを捧げる事で様々な補助魔法及び回復魔法を行使する。現状はHPが全快の状態なので当然のように発動させる魔法は補助魔法だ。
シズは攻撃力及び防御力向上の補助魔法を発動させる。スクルトとバイキルトみたいなものだ。簡単に言えば。
俺も狂戦士(ベルセルク)の職業スキルを発動させる。効果は前言った通りである。大体。 ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
再度の砲口の後、エメラルドドラゴンは攻撃を仕掛けてくる。その攻撃は強力ではあるが単純であり読みやすいものであった。
カーネルは自慢の巨大盾を持ってその攻撃を受け止めた。
「今だ! リズ!」
「はい! 兄さん!」
魔術師であるリズは魔法を発動させた。発動させたのは火炎球である。ファイアーボールである。ドラクエで言うとメラミみたいな程度の立ち位置である。
燃えさかる火炎魔法がエメラルドドラゴンに襲いかかる。
エメラルドドラゴンは怯んだ。怯んだが、それでも大したダメージではない。
その怯んだ隙が重要なのだ。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
狂戦士(ベルセルク)として狂(及び強)化されている俺の斬馬刀による剣舞が行われる。肉体の限界を超えた動きは「痛覚遮断」スキルが働いているが故に行える所業だった。
「すごい……」
見ていたリズは見入る。
「ああ、こいつは想像以上だな。あいつは銀等級じゃねぇ。俺以上。いや、白銀(プラチナ)まであるレベルの攻撃力だな」
カーネルはそう称えた。
息を尽かせぬ連続攻撃にエメラルドドラゴンのHPがガンガン削られていくのを確認できた。赤ゲージになる。
大抵、この手のボスモンスターは切り札を隠し持っているものだった。
尻尾による回し蹴りのような、言うならば回し尻尾が放たれる。飛べばいいのだが、戦士系ですらない姉妹にとっては困難だろう。
「くっそっ! この野郎!」
結果、盾を持ったカーネルは二人を庇う。
「ぐっ、ぐあああああああああああああああああああ!」
カーネルは吹き飛ばされ、壁にぶつかった。
「「お兄ちゃん!」」
姉妹は心配して声を出す。
「上出来だ!」
必殺技後のノックバックは大きい。そしてエメラルドドラゴンのHPは赤ゲージだ。
俺も必殺技を出す。とはいえシンプルなものだ。ただのハイジャンプから一回転しての切り下ろしである。シンプルにして効果は抜群だった。エメラルドドラゴンとはいえ弱点の頭
部に攻撃を当てられてはひとたまりもないだろう。
グガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
エメラルドドラゴンは断末魔のような声をあげて、地面に伏せる。
ウィンドウ画面にクエストコンプリートの表示が出る。
「やった!」
二人は歓喜の声をあげる。
「……お兄ちゃん! すぐに回復魔法を」
シズは動く。カーネルは瀕死の状態なのだ。ターゲットを倒したとはいえ予断ならない。
しかし、俺は兄(カーネル)を想う妹(シズ)の気持ちをいとも容易く、踏みにじった。
「な、何を!」
俺はシズを押し倒した。
「な、何をしているんですか! お兄ちゃんを早く助けないと!」
「て、てめぇ……シズに何をしやがる」
ボロボロのカーネルは言う。
「シズを離せ!」
魔法攻撃でもなく、物理攻撃である為、リズの攻撃は俺には一切効かなかった。魔法攻撃を撃てばシズにも当たってしまうのだろう。
もはや理性が崩壊している俺は戦士ではなく一匹の獣である。
そのまま、兄と双子の姉に見て貰えばいいさ。純潔を散らされるところを。
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