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儀式を受けるアリシア
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聖王国の支配下に置かれた王国の聖女アリシア。
彼女は聖王国に出向いていた。何でも重要な用があるとの事で聖女アリシア一人で来て欲しいらしかった。
「いかがされましたか? 聖王様」
目の前には聖王がいる。それから多くの男達。信者であろう。
「我が聖王国が信じる神を信奉し、その加護を受けるための儀式を執り行う。それを持って、正式に王国ハルギニアが我々と同じ神を信奉したと見なす」
「儀式ですか?」
その時はアリシアは深く考えてはいなかった。
「それでは、これより儀式を行う」
聖王は宣言する。
「聖女アリシアよ。服を脱ぐがよい」
「ふ、服ですか?」
流石のアリシアもかなり動揺した。
「これは神にその身全てを捧げるための儀式だ。他意はないのだ」
「こんなに多くの人がいる前で裸になれと?」
「聖女アリシア。君は自分の立ち位置を理解できぬ程愚かではあるまい。君の立ち振る舞い次第では聖王国からの援助の話が立ち消える事もありうるのだぞ」
「くっ……」
足元を見やがって、と吐き捨てたいアリシアであった。仕方なく聖女は着ていたドレスを脱ぎ始める。
妖艶な黒い下着が姿を表した。まさかこんな事になると考えていなかったアリシアは普段通りの下着を身に着けていたのだ。
「おおっ! 黒かっ」
「へへっ……聖女様なのに黒かよ。白じゃねぇのか」
「聖女っていうより淫乱ビッチって感じだな」
なっ、何がビッチよ。アリシアは思った。黒い下着を身に着けているだけで痴女扱いか。
「静粛に。これは神聖な儀式であるぞ」
聖王に言われ、男たちは黙った。
「それでは続きをどうぞ」
「…………」
アリシアの動きが鈍る。
「……どうしたのですか? アリシア殿。脱げないのなら私が脱がして差し上げますが?」
「ぬ、脱ぎます」
仕方なくアリシアはブラジャーを外した。ポロリと巨乳が零れ落ちる。
「「「「おお~~~~」」」」
「くっ」
「静粛に。儀式の最中だ。下も脱ぎなさい」
「はい」
渋々、全裸になる。こうなったらもう言われるがままだ。アリシアは見事な裸体を惜しげもなく晒していた。
「やべぇ……マスかきてぇ」
「馬鹿。我慢しろよ」
「俺もさっきからズボンがパンパンだぜ。我慢汁出てきそう」
何が神聖な儀式よ。アリシアは思った。男達は皆勃起をしていた。無理もないかもしれないが。こんな性的な身体を見せられれば。
「それでは聖女アリシア。貴公の身を聖水で清める」
「……はい」
アリシアは顔を真っ赤にしていた。
「では」
アリシアの身体に液体がかけられる。ドロドロとした液体。
「……全身にくまなく塗り込むのだ」
「あっ……」
むき出しの胸を聖王は無遠慮に揉み始めた。
「どうかしたのかね? アリシア殿」
「なんでもありません」
「では儀式を続けるぞ」
もみもみもみ。遠慮のない行為は続く。このエロオヤジが。内心、思っていた。
さらには手は下の方にも伸びた。
「あっ……」
股間をまさぐられる。指が膣内に入ってきた。
「そこは……くっ、うう」
クリトリスをまさぐられる。
「どうかしたのかね? アリシア殿」
「なんでもありませんわ」
「……それでは、最後に神と完全に同化するための儀式を執り行う」
聖王はズボンをおろした。勃起したペニスが姿を表す。
「やっ! いくらなんでもそれはっ!」
「どうしたのかね? 聖女アリシア、これは神と同化するための儀式なのだ。私の体は神と繋がっている。私と繋がる事が神と繋がる為のもっとも有効な方法なのだ」
「い、いやっ! だめっ!」
いくらなんでも限界だった。これ以上は。
「押さえろ」
「はっ!」
聖王は男達に命令する。この為に用意していたようなものだった。
「おらっ! 暴れんなよ! 聖女様」
「もう無駄だって! へへへっ!」
男達の顔は完全に愉しんでいた。この状況を楽しめる事に対して、アリシアは恐怖を覚えていた。男達が同じ人間とは思えなかった。いや、人間だからこそ楽しめるのかもしれない。悪魔のような嗜虐性を人間は持っていた。
「では、そろそろ始めるぞ」
「い、いやっ! やだ! いやっ!」
アリシアの断末魔のような悲鳴が響く。
「いやああああああああああああああああああああああああああ!」
しかしアリシアを助ける者は当然のように一人も存在しなかった。
「ぬうっ! 聖水で濡らしたつもりが、思ったよりキツキツではないか」
肉棒を挿入した聖王は喜んで腰を振る。
「ふっふっふ。あんなエロい下着を身に着けていて処女か。これは楽しめそうだわい」
聖王は舌なめずりをした。その顔は醜悪に歪んでいた。本性が出ていた。
「あっ、あっ、あっ、いや! 誰か! やだっ!」
無限に続くかと思ったピストン運動。アリシアはされるがままだ。
「さあ、出るぞ。神と同化した私。神の水が。これは神が流す涙だ」
「な、なにを言っているんですか」
「アリシア、貴公の体内に直接流し込んでやる」
「それって……いやっ! いやだっ!」
何が起こるか理解したアリシアは必死に暴れる。
「うっ! ううっ!」
「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
二度目の断末魔が響く。
どくっ! どくっ! どくっ!
肉棒が脈打った。大量の精液がアリシアの膣内に注がれていく。
「あっ、ああっ、ああっ」
アリシアは呻いた。
「ふうっ……気持ちよかったわい」
聖王は満足げにペニスを引き抜いた。アリシアの秘処からどろりと精液があふれ出してくる。
「それでは、これにて儀式を完了する」
「……聖王様。このアリシアって娘はどうすればいいんですか」
「好きにすればよい」
「へへっ。では遊ばせてもらいますぜ」
「ええ」
「い、いやっ! そんなっ!」
「おらっ! 咥えろ! 雌豚!」
「ぶち込ませてもらうぜっ! ひひっ!」
「いやだっ! もうやめてっ! 許して! お願いだから!」
アリシアの悪夢は終わらない。アリシアは人間に対してより一層深く絶望していったのである。
彼女は聖王国に出向いていた。何でも重要な用があるとの事で聖女アリシア一人で来て欲しいらしかった。
「いかがされましたか? 聖王様」
目の前には聖王がいる。それから多くの男達。信者であろう。
「我が聖王国が信じる神を信奉し、その加護を受けるための儀式を執り行う。それを持って、正式に王国ハルギニアが我々と同じ神を信奉したと見なす」
「儀式ですか?」
その時はアリシアは深く考えてはいなかった。
「それでは、これより儀式を行う」
聖王は宣言する。
「聖女アリシアよ。服を脱ぐがよい」
「ふ、服ですか?」
流石のアリシアもかなり動揺した。
「これは神にその身全てを捧げるための儀式だ。他意はないのだ」
「こんなに多くの人がいる前で裸になれと?」
「聖女アリシア。君は自分の立ち位置を理解できぬ程愚かではあるまい。君の立ち振る舞い次第では聖王国からの援助の話が立ち消える事もありうるのだぞ」
「くっ……」
足元を見やがって、と吐き捨てたいアリシアであった。仕方なく聖女は着ていたドレスを脱ぎ始める。
妖艶な黒い下着が姿を表した。まさかこんな事になると考えていなかったアリシアは普段通りの下着を身に着けていたのだ。
「おおっ! 黒かっ」
「へへっ……聖女様なのに黒かよ。白じゃねぇのか」
「聖女っていうより淫乱ビッチって感じだな」
なっ、何がビッチよ。アリシアは思った。黒い下着を身に着けているだけで痴女扱いか。
「静粛に。これは神聖な儀式であるぞ」
聖王に言われ、男たちは黙った。
「それでは続きをどうぞ」
「…………」
アリシアの動きが鈍る。
「……どうしたのですか? アリシア殿。脱げないのなら私が脱がして差し上げますが?」
「ぬ、脱ぎます」
仕方なくアリシアはブラジャーを外した。ポロリと巨乳が零れ落ちる。
「「「「おお~~~~」」」」
「くっ」
「静粛に。儀式の最中だ。下も脱ぎなさい」
「はい」
渋々、全裸になる。こうなったらもう言われるがままだ。アリシアは見事な裸体を惜しげもなく晒していた。
「やべぇ……マスかきてぇ」
「馬鹿。我慢しろよ」
「俺もさっきからズボンがパンパンだぜ。我慢汁出てきそう」
何が神聖な儀式よ。アリシアは思った。男達は皆勃起をしていた。無理もないかもしれないが。こんな性的な身体を見せられれば。
「それでは聖女アリシア。貴公の身を聖水で清める」
「……はい」
アリシアは顔を真っ赤にしていた。
「では」
アリシアの身体に液体がかけられる。ドロドロとした液体。
「……全身にくまなく塗り込むのだ」
「あっ……」
むき出しの胸を聖王は無遠慮に揉み始めた。
「どうかしたのかね? アリシア殿」
「なんでもありません」
「では儀式を続けるぞ」
もみもみもみ。遠慮のない行為は続く。このエロオヤジが。内心、思っていた。
さらには手は下の方にも伸びた。
「あっ……」
股間をまさぐられる。指が膣内に入ってきた。
「そこは……くっ、うう」
クリトリスをまさぐられる。
「どうかしたのかね? アリシア殿」
「なんでもありませんわ」
「……それでは、最後に神と完全に同化するための儀式を執り行う」
聖王はズボンをおろした。勃起したペニスが姿を表す。
「やっ! いくらなんでもそれはっ!」
「どうしたのかね? 聖女アリシア、これは神と同化するための儀式なのだ。私の体は神と繋がっている。私と繋がる事が神と繋がる為のもっとも有効な方法なのだ」
「い、いやっ! だめっ!」
いくらなんでも限界だった。これ以上は。
「押さえろ」
「はっ!」
聖王は男達に命令する。この為に用意していたようなものだった。
「おらっ! 暴れんなよ! 聖女様」
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男達の顔は完全に愉しんでいた。この状況を楽しめる事に対して、アリシアは恐怖を覚えていた。男達が同じ人間とは思えなかった。いや、人間だからこそ楽しめるのかもしれない。悪魔のような嗜虐性を人間は持っていた。
「では、そろそろ始めるぞ」
「い、いやっ! やだ! いやっ!」
アリシアの断末魔のような悲鳴が響く。
「いやああああああああああああああああああああああああああ!」
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聖王は舌なめずりをした。その顔は醜悪に歪んでいた。本性が出ていた。
「あっ、あっ、あっ、いや! 誰か! やだっ!」
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「それって……いやっ! いやだっ!」
何が起こるか理解したアリシアは必死に暴れる。
「うっ! ううっ!」
「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
二度目の断末魔が響く。
どくっ! どくっ! どくっ!
肉棒が脈打った。大量の精液がアリシアの膣内に注がれていく。
「あっ、ああっ、ああっ」
アリシアは呻いた。
「ふうっ……気持ちよかったわい」
聖王は満足げにペニスを引き抜いた。アリシアの秘処からどろりと精液があふれ出してくる。
「それでは、これにて儀式を完了する」
「……聖王様。このアリシアって娘はどうすればいいんですか」
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「ええ」
「い、いやっ! そんなっ!」
「おらっ! 咥えろ! 雌豚!」
「ぶち込ませてもらうぜっ! ひひっ!」
「いやだっ! もうやめてっ! 許して! お願いだから!」
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