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第二章
チョコ《ニクス side》
「チッ……!このお人好しめ、恩を仇で返されても知らないからな」
『自己責任だ』と主張しつつも、僕は魔法の発動準備へ入る。
本当に恩を仇で返されたら……リディアに怪我でもされたら、困るため。
『知らない』というのは、ただの嘘……いや、強がり。
本当は心配で堪らないのだ。
「うふふっ。ありがとうございます、お兄様」
ふわりと柔らかい笑みを零し、リディアは僕の隣に並んだ。
そして、アガレスの目の前までやってくると、チョコを包装から出す。
微かに甘い匂いを漂わせるソレを手のひらの上に載せ、アガレスに見せた。
「これは食べ物です。とっても、甘くて美味しいんですよ。良かったら、食べてみませんか?」
「め……し?」
「えっと、どちらかと言えばデザートですが……まあ、大きな括りで言うとそうなりますね」
「……」
一応言葉は通じるのか、アガレスは黙ってチョコを見つめる。
その間にも、氷結範囲は確実に広がっているが……気にならないようだ。
『命より飯なのか』と半ば呆れる中、アガレスは大きく口を開ける。
一瞬、『リディアに噛み付くつもりか!?』と焦ったものの……どうやら、そうではなさそうだ。
ただ口を開けているだけという状態に、僕は
こいつ、まさかリディアに食べさせてもらおうとしているのか?
と、悟る。
「僕ですら、あ~んなんてしてもらったことないのに、こいつ……」
別の意味で怒りが湧いてきた僕は、眉間に皺を寄せる。
と同時に、横を向いた。
「リディア、貸せ。僕が口に放り込む」
「えっ?」
今まさに奴の口へ……というか舌へチョコを置いてしまったリディアは、パチパチと瞬きを繰り返す。
『えっと……』と口篭りながら、とりあえず手を下ろした。
アガレスの口内にあるチョコと僕の顔を見比べ、彼女は『どうしましょう……?』と困り果てる。
「ごめんなさい、チョコはこれしか持ってなくて……」
申し訳なさそうに身を竦め、リディアは『お兄様も食べさせてあげたかったんですね』と零した。
とんでもない勘違いを引き起こす彼女の前で、僕は頭を抱える。
「いや、そういう意味じゃ……はぁ、もういい」
大真面目に取り合うのも馬鹿らしくなり、僕はさっさと話を流した。
「それより、これ放っておいていいのか?」
口を開けたまま微動だにしないアガレスを指さし、僕は『凄い間抜け面だぞ』と述べる。
すると、リディアは慌ててアガレスの方へ向き直った。
「そうでした!えっと……舌の上で転がすように、味わってみてください」
たった一粒しかないということもあり、リディアは『ただ咀嚼して飲み込むだけじゃ勿体ない』と思案する。
そんな彼女の前で、アガレスはゆっくりと口を閉ざした。
かと思えば、少し目を見開く。
「……うまい」
初めて『飯』以外の単語を発し、アガレスは僅かに表情を和らげた。
多少空腹を満たされたおかげか、先程より人間らしく感じる。
少なくとも、獣のような獰猛さはなかった。
ただ腹を満たすだけなら、さっきの氷でも良かったんじゃ……?
もしや、『食べ物』として認識していなかったからか?
などと憶測を立てていると、アガレスが肩の力を抜く。
「ありが、とう」
凍傷の関係でもう喋ることもままならないのか、声は微かに震えていた。
でも、表情は凄く満足そうで……もうこの世に未練なんて、ないみたいだ。
悪意も敵意も殺意もない様子のアガレスに、僕は複雑な感情を抱く。
『本当にこいつを殺さなければならないのか?』と。
未来はどうであれ、今は何もしていない。
食事管理さえ、しっかりやれば暴れることもないだろうし……共存出来るんじゃないか?
お人好しのリディアに感化されたのか、夢物語にも近い考えが脳裏を駆け巡った。
そんなの希望的観測に過ぎないのに。
『もし、何かあっても僕達じゃ責任を取れない』と自分に言い聞かせる中、リディアにそっと手を引かれる。
「お兄様、アガレスを助けることは……」
「────ダ、メだ」
そう言って、僕より先に反対したのは────他の誰でもない、アガレス本人だった。
今にも割れそうな手足を動かし、リディアの手に触れる奴は額を擦り付ける。
まるで、感謝の意を示すかのように。
「お、れは魔王様の命令に……逆ら、えない……命、を……助けてもらった、から……」
悲しそうに微笑み、アガレスはじっとリディアを見つめた。
何か言いたげな彼女に小さく頭を振り、そっと目を伏せる。
「そういう契約、なんだ……ごめん……こうなるって……知って、いたら……いや、相手が……魔王様だって……分かって、いたら……あのとき、死を……選んだ、のに……」
拙い言葉で事情を説明し、アガレスはちょっと名残惜しそうに手を離した。
リディアから距離を取るように後退り、胸元を握り締める。
「だ、から……これ以上間違わない、ように……終わらせてくれ」
懇願にも近い声色で、アガレスは死を望んだ。
リディアが……いや、僕が躊躇わないように。
「……分かった。楽に逝かせてやる」
『これ以上悩んでもしょうがない』と割り切り、僕は覚悟を決める。
今にも泣きそうなリディアを一瞥し、アガレスに近づいた。
もう息も絶え絶えといった様子の彼に、僕は手を伸ばす。
「一つ言い忘れていたが、色々暴言を吐いてすまなかった」
『知らなかったとはいえ、言い過ぎた』と謝罪し、アガレスの胸元に触れた。
『大丈夫』と言う代わりに笑う彼を見据え、僕は小さく深呼吸する。
「安らかに眠れ、アガレス」
手向けの言葉を述べ、僕は一瞬で────アガレスの心臓を凍りつかせた。
その途端、彼は心肺停止の状態に陥り息絶える。
元々低体温症だったこともあり、苦痛なくあの世へ逝けただろう。
とても穏やかな死に顔を晒すアガレスに、僕は魔術を施した。
このまま氷漬けにするのは、なんだか忍びなくて。
凍った皮膚や臓器を元に戻しながら、僕は目に滲む涙を瞬きで誤魔化した。
ここで泣くのは、人類のために命を捧げてくれたアガレスに失礼だから。
「手伝います、お兄様」
そう言って、リディアは僕の隣に腰を下ろす。
目にいっぱいの涙を溜めつつも泣かない彼女は、懸命に魔術を行使した。
────間もなくして作業は終わりを迎え、アガレスの遺体は綺麗になる。
でも、僕達は誰一人として動けなかった。
ただただアガレスの顔を眺めて、じっとしているだけ。
「……皇国騎士団に来てもらって、アガレスと学園長を運び出そう。父上に連絡してくるから、少し待っていておくれ」
『念のため見張っておいてほしい』と頼んでくるレーヴェン殿下に、僕達は首を縦に振る。
そして、ゆっくりと立ち上がった。
『自己責任だ』と主張しつつも、僕は魔法の発動準備へ入る。
本当に恩を仇で返されたら……リディアに怪我でもされたら、困るため。
『知らない』というのは、ただの嘘……いや、強がり。
本当は心配で堪らないのだ。
「うふふっ。ありがとうございます、お兄様」
ふわりと柔らかい笑みを零し、リディアは僕の隣に並んだ。
そして、アガレスの目の前までやってくると、チョコを包装から出す。
微かに甘い匂いを漂わせるソレを手のひらの上に載せ、アガレスに見せた。
「これは食べ物です。とっても、甘くて美味しいんですよ。良かったら、食べてみませんか?」
「め……し?」
「えっと、どちらかと言えばデザートですが……まあ、大きな括りで言うとそうなりますね」
「……」
一応言葉は通じるのか、アガレスは黙ってチョコを見つめる。
その間にも、氷結範囲は確実に広がっているが……気にならないようだ。
『命より飯なのか』と半ば呆れる中、アガレスは大きく口を開ける。
一瞬、『リディアに噛み付くつもりか!?』と焦ったものの……どうやら、そうではなさそうだ。
ただ口を開けているだけという状態に、僕は
こいつ、まさかリディアに食べさせてもらおうとしているのか?
と、悟る。
「僕ですら、あ~んなんてしてもらったことないのに、こいつ……」
別の意味で怒りが湧いてきた僕は、眉間に皺を寄せる。
と同時に、横を向いた。
「リディア、貸せ。僕が口に放り込む」
「えっ?」
今まさに奴の口へ……というか舌へチョコを置いてしまったリディアは、パチパチと瞬きを繰り返す。
『えっと……』と口篭りながら、とりあえず手を下ろした。
アガレスの口内にあるチョコと僕の顔を見比べ、彼女は『どうしましょう……?』と困り果てる。
「ごめんなさい、チョコはこれしか持ってなくて……」
申し訳なさそうに身を竦め、リディアは『お兄様も食べさせてあげたかったんですね』と零した。
とんでもない勘違いを引き起こす彼女の前で、僕は頭を抱える。
「いや、そういう意味じゃ……はぁ、もういい」
大真面目に取り合うのも馬鹿らしくなり、僕はさっさと話を流した。
「それより、これ放っておいていいのか?」
口を開けたまま微動だにしないアガレスを指さし、僕は『凄い間抜け面だぞ』と述べる。
すると、リディアは慌ててアガレスの方へ向き直った。
「そうでした!えっと……舌の上で転がすように、味わってみてください」
たった一粒しかないということもあり、リディアは『ただ咀嚼して飲み込むだけじゃ勿体ない』と思案する。
そんな彼女の前で、アガレスはゆっくりと口を閉ざした。
かと思えば、少し目を見開く。
「……うまい」
初めて『飯』以外の単語を発し、アガレスは僅かに表情を和らげた。
多少空腹を満たされたおかげか、先程より人間らしく感じる。
少なくとも、獣のような獰猛さはなかった。
ただ腹を満たすだけなら、さっきの氷でも良かったんじゃ……?
もしや、『食べ物』として認識していなかったからか?
などと憶測を立てていると、アガレスが肩の力を抜く。
「ありが、とう」
凍傷の関係でもう喋ることもままならないのか、声は微かに震えていた。
でも、表情は凄く満足そうで……もうこの世に未練なんて、ないみたいだ。
悪意も敵意も殺意もない様子のアガレスに、僕は複雑な感情を抱く。
『本当にこいつを殺さなければならないのか?』と。
未来はどうであれ、今は何もしていない。
食事管理さえ、しっかりやれば暴れることもないだろうし……共存出来るんじゃないか?
お人好しのリディアに感化されたのか、夢物語にも近い考えが脳裏を駆け巡った。
そんなの希望的観測に過ぎないのに。
『もし、何かあっても僕達じゃ責任を取れない』と自分に言い聞かせる中、リディアにそっと手を引かれる。
「お兄様、アガレスを助けることは……」
「────ダ、メだ」
そう言って、僕より先に反対したのは────他の誰でもない、アガレス本人だった。
今にも割れそうな手足を動かし、リディアの手に触れる奴は額を擦り付ける。
まるで、感謝の意を示すかのように。
「お、れは魔王様の命令に……逆ら、えない……命、を……助けてもらった、から……」
悲しそうに微笑み、アガレスはじっとリディアを見つめた。
何か言いたげな彼女に小さく頭を振り、そっと目を伏せる。
「そういう契約、なんだ……ごめん……こうなるって……知って、いたら……いや、相手が……魔王様だって……分かって、いたら……あのとき、死を……選んだ、のに……」
拙い言葉で事情を説明し、アガレスはちょっと名残惜しそうに手を離した。
リディアから距離を取るように後退り、胸元を握り締める。
「だ、から……これ以上間違わない、ように……終わらせてくれ」
懇願にも近い声色で、アガレスは死を望んだ。
リディアが……いや、僕が躊躇わないように。
「……分かった。楽に逝かせてやる」
『これ以上悩んでもしょうがない』と割り切り、僕は覚悟を決める。
今にも泣きそうなリディアを一瞥し、アガレスに近づいた。
もう息も絶え絶えといった様子の彼に、僕は手を伸ばす。
「一つ言い忘れていたが、色々暴言を吐いてすまなかった」
『知らなかったとはいえ、言い過ぎた』と謝罪し、アガレスの胸元に触れた。
『大丈夫』と言う代わりに笑う彼を見据え、僕は小さく深呼吸する。
「安らかに眠れ、アガレス」
手向けの言葉を述べ、僕は一瞬で────アガレスの心臓を凍りつかせた。
その途端、彼は心肺停止の状態に陥り息絶える。
元々低体温症だったこともあり、苦痛なくあの世へ逝けただろう。
とても穏やかな死に顔を晒すアガレスに、僕は魔術を施した。
このまま氷漬けにするのは、なんだか忍びなくて。
凍った皮膚や臓器を元に戻しながら、僕は目に滲む涙を瞬きで誤魔化した。
ここで泣くのは、人類のために命を捧げてくれたアガレスに失礼だから。
「手伝います、お兄様」
そう言って、リディアは僕の隣に腰を下ろす。
目にいっぱいの涙を溜めつつも泣かない彼女は、懸命に魔術を行使した。
────間もなくして作業は終わりを迎え、アガレスの遺体は綺麗になる。
でも、僕達は誰一人として動けなかった。
ただただアガレスの顔を眺めて、じっとしているだけ。
「……皇国騎士団に来てもらって、アガレスと学園長を運び出そう。父上に連絡してくるから、少し待っていておくれ」
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そして、ゆっくりと立ち上がった。
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