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第五章
第231話『第三十一階層』
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ナイチンゲールを討伐し、安全地帯と化したボスフロアで休憩を挟んだ私達は第三十一階層まで来ていた。
薄暗い洞窟の中で、我々攻略メンバーは陣形を整える。
誰もが警戒心を高める中、この場には不釣り合いな陽気な音楽が鼓膜を揺らした。
「さっきのナイチンゲールといい、このキリギリスといい……運営は音楽が大好きだね~」
呆れたようにそう呟く徳正さんはこちらに飛んでくる────音符を妖刀マサムネで叩き切る。
真っ二つになった音符はパンッと音を立てて弾け、姿を消した。
だが、安心する間もなく、具現化した音符が次から次へと飛んでくる。
野球ボール並の大きさと速さを持つ音符を前に、私は真っ直ぐ前を見据えた。
このエメラルドの瞳に映るのは────ヴァイオリンを手に持つキリギリスだった。
成人男性ほどの身長と体格を持つ奴こそ、第三十一階層の魔物である────ギスだ。
ギスは『アリとキリギリス』に出てくるキリギリスをモデルにした魔物で、中距離戦を得意としている。
ヴァイオリンで奏でた音色を具現化し、音符にして飛ばすのだ。正直、威力はそこまで強くないが、野球の硬式ボールで殴られた程度の痛みとダメージはあった。
ギスの戦い方は至ってシンプル。
ヴァイオリンの音符攻撃で相手の体力とHPを削り、最後は接近戦でケリをつける。
単純で分かりやすい戦法だけど、普通に強い。でも、逆に言えば────正面戦闘が苦手ということ。最初から接近戦に持ち込むことが出来れば、こちらにも勝機はあった。
────のだけれど……。
「この音符攻撃、地味に邪魔臭いですね」
ギスが永続的にヴァイオリンを弾いているせいか、音符攻撃が止む気配はない。
おかげでギスに接近することが出来ず、みんな防戦を強いられた。
まあ、そう簡単に接近戦に持ち込むことは出来ないよね……。それが出来るなら、苦労しない訳だし。
「確かにこの攻撃は少し面倒臭いな」
『そうか?僕はリズムゲームみたいで面白いと思うが……』
「ミスったら、ダメージを受けるリズムゲームなんて、ただの地獄じゃないですか……」
ヴァイオリンのメロディに合わせるようにノリノリで鎌を振るうラルカさんに冷ややかな目を向ける。
だが、その程度のことでへこたれるラルカさんではなく……ついにステップを踏み始めた。
これにはさすがのリーダーも『おい……』とツッコミを入れる。
今日も今日とて絶好調なクマの着ぐるみはシュールな光景を生み出していた。
ま、まあ……仕事はちゃんとしている訳だし、良しとしよう。それより、今は他の攻略メンバーが心配だ。
ポップダンスを踊り始めたクマの着ぐるみを一瞥し、列の前方に視線を移せば、苦戦を強いられる攻略メンバーの様子が目に入った。
音符攻撃の対処で手一杯なのか、前衛メンバーが防御に徹している。
後ろに居る仲間を気にしているみたいで、前に出るのを躊躇っているようだった。
「あのままでは、ギスの思い通りになってしまいますね。体力と集中力を削られて、こっちが不利になる一方です」
「だね~。このままだと、ちょっと危ないかも~」
私の考えに同調する黒衣の忍びは顎に手を当てて、『う~ん……』と唸っている。
音符攻撃の対処はノリノリのラルカさんに任せたようで、彼は剣を鞘に戻していた。
「俺っち達が戦闘に加われれば、一瞬で片がつくんだけど、そういう訳にはいかないよね~」
「そうですね。事前の話し合いで私達は極力休むよう、言われていますから。危機的状況に陥れば、そんなの関係なく助けますけど……」
役割分担という名の制約が課せられた私達は下手に動くことが出来ない。
私達選抜メンバーのために決められた制約だから、余計に……。
こんな制約なくても構わないけど、彼らのおかげで体力と魔力を温存出来ているのは事実……。最高のコンディションでボス戦に挑めるこの環境は実に有り難い。
だからといって、『蒼天のソレーユ』のギルドメンバーに無理をさせたい訳ではなかった。
「この音符攻撃さえどうにか出来れば、後は彼らで対処出来ると思うんですけど……私達が守備に乗り出すのは違いますよね」
そう言って、肩を落とす私は難しい顔をして黙り込む。
そんな私の隣で、徳正さんが『音符攻撃をどうにか出来れば、ねぇ……』と意味深に呟いた。
闇を彷彿とさせるセレンディバイトの瞳が怪しげに細められる。
「ねぇねぇ、ラーちゃん。こういうのはどうかな~?」
不敵に笑う黒衣の忍びはそう言うと、懐から手裏剣を取り出した。
『何をするつもりなんだろう?』と首を傾げていれば、彼は一体のギスに狙いを定めて手裏剣を投げ飛ばす。
花のような形をするそれは真っ直ぐに飛んでいき────ギスの持つヴァイオリンに突き刺さった。
ブチンッと音を立てて、ヴァイオリンの弦が弾け飛ぶ。
あれでは、もう一度ヴァイオリンを弾くことは出来ないだろう。
そうか!!ギスではなく、楽器を狙えば良かったんだ!!
音符攻撃をする上で、ヴァイオリンは必須アイテム!それがなくなれば、ギスは接近戦をせざるを得えない!
何でこんな簡単なことにも気づけなかったんだろう!?
「徳正さん、ナイスアイディアです!感激しました!」
完全に盲点だったと熱く語れば、黒衣の忍びは照れたように頬をポリポリと掻いた。
『いやぁ、それほどでも~』と返事をするあたり、満更でもないらしい。
嬉しそうに頬を緩める徳正さんを尻目に、私は攻略メンバーに向かってこう叫んだ。
「皆さん!魔法や弓で、ギスのヴァイオリンを狙ってください!楽器さえ壊れれば、音符攻撃は出来ません!そこを皆で一斉に叩くんです!」
手短にギスの討伐方法を教えれば、『蒼天のソレーユ』のギルドメンバーはさっきの私と同じように目を見開いた。
そして、『その手があったか!』と口々に叫び、情け容赦なくギスのヴァイオリンを壊していく。
美しい音色を奏でるヴァイオリンがただの棒切れと化す中、列の前方から『うぁぁぁぁあああ!!』という悲鳴が上がった。
えっ!?何事!?誰か怪我でもしたの!?
何かトラブルでもあったのか?と、慌てて視線をさまよわせれば────地面に膝を着くニールさんの姿が見えた。
絶望したように頭を抱え込む青髪の美丈夫だったが……見たところ、怪我はない。
「ニールさんは一体どうしたんでしょう?」
「さあ~?お腹でも壊したんじゃない~?」
いや、お腹を壊すって……このタイミングで?毒も何も食らっていないのに?
明らかに無理がある徳正さんの仮説に首を傾げていれば、リーダーがこちらに歩み寄ってきた。
珍しくポーカーフェイスを崩し、苦笑を浮かべる銀髪の美丈夫はチラッとニールさんの方を盗み見る。
「実はあいつ、物凄い音楽好きで楽器の収集が趣味なんだ。昼食会の時、楽器の話を楽しそうにしてたから、よく覚えている。だから、多分……美しい音色を奏でるヴァイオリンを壊されて、ショックだったんじゃないか?」
予想の斜め上を行く話に、私と徳正さんは思わず頬を引き攣らせた。
『美しいヴァイオリンがぁぁぁあああ!!』と叫ぶニールさんを見て、何とも言えない気持ちになる。
ぶっちゃけ、理由がくだらない……。何故、魔物の楽器にそこまで執着するのか分からないもん……。
本人からすれば一大事なんだろうけど、私達からすると『くだらない』の一言に尽きる。
まあ、本人の前では口が裂けても言えないけど……。
この世の終わりみたいな顔をするニールさんに冷ややかな眼差しを向け、私は溢れ出そうになる溜め息を何とか我慢した。
この場に微妙な空気が流れる中────ニールさんを除く『蒼天のソレーユ』のメンバーがギスを片っ端からやっつけていく。
絶望を露わにするギルドマスターの前で平然とヴァイオリンを壊し、ギスを攻撃する姿はちょっとだけ頼もしかった。
薄暗い洞窟の中で、我々攻略メンバーは陣形を整える。
誰もが警戒心を高める中、この場には不釣り合いな陽気な音楽が鼓膜を揺らした。
「さっきのナイチンゲールといい、このキリギリスといい……運営は音楽が大好きだね~」
呆れたようにそう呟く徳正さんはこちらに飛んでくる────音符を妖刀マサムネで叩き切る。
真っ二つになった音符はパンッと音を立てて弾け、姿を消した。
だが、安心する間もなく、具現化した音符が次から次へと飛んでくる。
野球ボール並の大きさと速さを持つ音符を前に、私は真っ直ぐ前を見据えた。
このエメラルドの瞳に映るのは────ヴァイオリンを手に持つキリギリスだった。
成人男性ほどの身長と体格を持つ奴こそ、第三十一階層の魔物である────ギスだ。
ギスは『アリとキリギリス』に出てくるキリギリスをモデルにした魔物で、中距離戦を得意としている。
ヴァイオリンで奏でた音色を具現化し、音符にして飛ばすのだ。正直、威力はそこまで強くないが、野球の硬式ボールで殴られた程度の痛みとダメージはあった。
ギスの戦い方は至ってシンプル。
ヴァイオリンの音符攻撃で相手の体力とHPを削り、最後は接近戦でケリをつける。
単純で分かりやすい戦法だけど、普通に強い。でも、逆に言えば────正面戦闘が苦手ということ。最初から接近戦に持ち込むことが出来れば、こちらにも勝機はあった。
────のだけれど……。
「この音符攻撃、地味に邪魔臭いですね」
ギスが永続的にヴァイオリンを弾いているせいか、音符攻撃が止む気配はない。
おかげでギスに接近することが出来ず、みんな防戦を強いられた。
まあ、そう簡単に接近戦に持ち込むことは出来ないよね……。それが出来るなら、苦労しない訳だし。
「確かにこの攻撃は少し面倒臭いな」
『そうか?僕はリズムゲームみたいで面白いと思うが……』
「ミスったら、ダメージを受けるリズムゲームなんて、ただの地獄じゃないですか……」
ヴァイオリンのメロディに合わせるようにノリノリで鎌を振るうラルカさんに冷ややかな目を向ける。
だが、その程度のことでへこたれるラルカさんではなく……ついにステップを踏み始めた。
これにはさすがのリーダーも『おい……』とツッコミを入れる。
今日も今日とて絶好調なクマの着ぐるみはシュールな光景を生み出していた。
ま、まあ……仕事はちゃんとしている訳だし、良しとしよう。それより、今は他の攻略メンバーが心配だ。
ポップダンスを踊り始めたクマの着ぐるみを一瞥し、列の前方に視線を移せば、苦戦を強いられる攻略メンバーの様子が目に入った。
音符攻撃の対処で手一杯なのか、前衛メンバーが防御に徹している。
後ろに居る仲間を気にしているみたいで、前に出るのを躊躇っているようだった。
「あのままでは、ギスの思い通りになってしまいますね。体力と集中力を削られて、こっちが不利になる一方です」
「だね~。このままだと、ちょっと危ないかも~」
私の考えに同調する黒衣の忍びは顎に手を当てて、『う~ん……』と唸っている。
音符攻撃の対処はノリノリのラルカさんに任せたようで、彼は剣を鞘に戻していた。
「俺っち達が戦闘に加われれば、一瞬で片がつくんだけど、そういう訳にはいかないよね~」
「そうですね。事前の話し合いで私達は極力休むよう、言われていますから。危機的状況に陥れば、そんなの関係なく助けますけど……」
役割分担という名の制約が課せられた私達は下手に動くことが出来ない。
私達選抜メンバーのために決められた制約だから、余計に……。
こんな制約なくても構わないけど、彼らのおかげで体力と魔力を温存出来ているのは事実……。最高のコンディションでボス戦に挑めるこの環境は実に有り難い。
だからといって、『蒼天のソレーユ』のギルドメンバーに無理をさせたい訳ではなかった。
「この音符攻撃さえどうにか出来れば、後は彼らで対処出来ると思うんですけど……私達が守備に乗り出すのは違いますよね」
そう言って、肩を落とす私は難しい顔をして黙り込む。
そんな私の隣で、徳正さんが『音符攻撃をどうにか出来れば、ねぇ……』と意味深に呟いた。
闇を彷彿とさせるセレンディバイトの瞳が怪しげに細められる。
「ねぇねぇ、ラーちゃん。こういうのはどうかな~?」
不敵に笑う黒衣の忍びはそう言うと、懐から手裏剣を取り出した。
『何をするつもりなんだろう?』と首を傾げていれば、彼は一体のギスに狙いを定めて手裏剣を投げ飛ばす。
花のような形をするそれは真っ直ぐに飛んでいき────ギスの持つヴァイオリンに突き刺さった。
ブチンッと音を立てて、ヴァイオリンの弦が弾け飛ぶ。
あれでは、もう一度ヴァイオリンを弾くことは出来ないだろう。
そうか!!ギスではなく、楽器を狙えば良かったんだ!!
音符攻撃をする上で、ヴァイオリンは必須アイテム!それがなくなれば、ギスは接近戦をせざるを得えない!
何でこんな簡単なことにも気づけなかったんだろう!?
「徳正さん、ナイスアイディアです!感激しました!」
完全に盲点だったと熱く語れば、黒衣の忍びは照れたように頬をポリポリと掻いた。
『いやぁ、それほどでも~』と返事をするあたり、満更でもないらしい。
嬉しそうに頬を緩める徳正さんを尻目に、私は攻略メンバーに向かってこう叫んだ。
「皆さん!魔法や弓で、ギスのヴァイオリンを狙ってください!楽器さえ壊れれば、音符攻撃は出来ません!そこを皆で一斉に叩くんです!」
手短にギスの討伐方法を教えれば、『蒼天のソレーユ』のギルドメンバーはさっきの私と同じように目を見開いた。
そして、『その手があったか!』と口々に叫び、情け容赦なくギスのヴァイオリンを壊していく。
美しい音色を奏でるヴァイオリンがただの棒切れと化す中、列の前方から『うぁぁぁぁあああ!!』という悲鳴が上がった。
えっ!?何事!?誰か怪我でもしたの!?
何かトラブルでもあったのか?と、慌てて視線をさまよわせれば────地面に膝を着くニールさんの姿が見えた。
絶望したように頭を抱え込む青髪の美丈夫だったが……見たところ、怪我はない。
「ニールさんは一体どうしたんでしょう?」
「さあ~?お腹でも壊したんじゃない~?」
いや、お腹を壊すって……このタイミングで?毒も何も食らっていないのに?
明らかに無理がある徳正さんの仮説に首を傾げていれば、リーダーがこちらに歩み寄ってきた。
珍しくポーカーフェイスを崩し、苦笑を浮かべる銀髪の美丈夫はチラッとニールさんの方を盗み見る。
「実はあいつ、物凄い音楽好きで楽器の収集が趣味なんだ。昼食会の時、楽器の話を楽しそうにしてたから、よく覚えている。だから、多分……美しい音色を奏でるヴァイオリンを壊されて、ショックだったんじゃないか?」
予想の斜め上を行く話に、私と徳正さんは思わず頬を引き攣らせた。
『美しいヴァイオリンがぁぁぁあああ!!』と叫ぶニールさんを見て、何とも言えない気持ちになる。
ぶっちゃけ、理由がくだらない……。何故、魔物の楽器にそこまで執着するのか分からないもん……。
本人からすれば一大事なんだろうけど、私達からすると『くだらない』の一言に尽きる。
まあ、本人の前では口が裂けても言えないけど……。
この世の終わりみたいな顔をするニールさんに冷ややかな眼差しを向け、私は溢れ出そうになる溜め息を何とか我慢した。
この場に微妙な空気が流れる中────ニールさんを除く『蒼天のソレーユ』のメンバーがギスを片っ端からやっつけていく。
絶望を露わにするギルドマスターの前で平然とヴァイオリンを壊し、ギスを攻撃する姿はちょっとだけ頼もしかった。
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