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第六章
第248話『結果報告』
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特に大きなトラブルもなくサウスダンジョン攻略を終えた私達は集合場所である黒曜の洞窟まで来ていた。
選抜メンバー以外は近くの街に置いてきたため、この場には八人しか居ない。
『紅蓮の夜叉』のギルドメンバーであるレオンさんを先頭に、私達は薄暗い洞窟内を進んだ。
はぁ……さすがに疲れた。このあと、同盟会議が待っているのかと思うと、気が滅入る。
せめて、一日くらい休みをくれてもいいのに……まあ、ダンジョン攻略には時間制限があるから、焦っているんだろうけど。
今すぐ旅館に帰りたい衝動を必死に抑えながら、欠伸を噛み殺す。
仮想世界と言えど、疲労感や眠気は感じるので色々と限界に近かった。
「ラーちゃん、大丈夫~?抱っこしようか~?」
そう言って、私の顔を覗き込んできた徳正さんはヘラリと笑う。
あれだけ動き回ったと言うのに、彼はまだまだ余裕そうだった。
「いえ、大丈夫です。お気持ちだけ貰っておきます」
「え~!遠慮しなくていいのに~!俺っちはラーちゃんの柔肌が触れて、ラーちゃんは楽が出来る!まさにWIN-WINの関係じゃん!ねっ!?」
いや、共感を求められても……ていうか、それ立派なセクハラじゃないですか!
堂々と変態発言をかます徳正さんに白けた目を向け、『はぁ……』と深い溜め息を零す。
いつもなら、殴り飛ばしているところだが……疲れのせいか、そんな気にもなれなかった。
「徳正さん、今すぐ口を閉じないと一生無視しますよ」
「……」
子供じみた脅し文句を使えば、徳正さんの声はピタリと止んだ。思いのほか、効果があったらしい。
両手で口元を押さえる黒衣の忍びは『喋ってないよ!』とでも言うように首を横に振った。
必死のアピールに頷きつつ、歩みを進めればレオンさんが不意に足を止める。
「着いたぞ」
そう声を掛けてから、レオンさんは見覚えのある扉をトントンッと叩いた。
中から入室を促す声が聞こえ、彼はギィーッと木製の扉を開く。
過去に一度だけ来たことがあるその部屋には、既に他のメンバーが揃っていた。
ウエストダンジョン攻略チームの総指揮官であるヘスティアさんまで居るってことは、アスタルテさんやファルコさんも居るのかな?
どこか元気のない赤髪の美女を一瞥し、徳正さん達と共に部屋の中へ足を踏み入れる。
室内には各ギルド・パーティーの代表者が集まっているが……妙に人数が少ない。その上、アスタルテさんやファルコさんの姿もなかった。
アヤさんやカイン達の姿も見当たらない……これは一体どういうこと?各ギルドの代表者はもちろん、選抜メンバーも集まる予定だったと思うけど……まさか、ヘスティアさん以外全員寝込んでいるとか……?私も前回、バハムートとの戦いで気絶して会議を欠席したし……。
人数の少なさに眉を顰めつつ、我々サウスダンジョン攻略チームは一箇所に固まって席に座る。
シーンと静まり返る室内で、ニールさんはコホンッと一回咳払いした。
「サウスダンジョン攻略チームの総指揮官を務めるニールだ。こちらの選抜メンバーは既に揃っている。そちらはどうだ?」
明らかに様子のおかしいヘスティアさんを見兼ねて、彼自ら会議の主導権を握る。
カチャッと眼鏡を押し上げる彼の傍で、ヘスティアさんはおもむろに口を開いた。
「揃ってはいない……が、先に会議を始めてもらって構わない」
「分かった。では、まず最初にサウスダンジョン攻略の結果報告からさせてもらう」
『ああ……』と力なく頷くヘスティアさんに、ニールさんは深い溜め息を零した。
ゲーム攻略同盟の代表者がこれでは困るとでも言うように頭を振り、席を立つ。
不満そうな表情を浮かべるニールさんだったが、さすがにこの場で説教する訳にはいかないのでさっさと報告を始めた。
「まず、サウスダンジョン攻略での損害についてだが……消耗したアイテムや壊れた武器を除けば、ほぼ0だ。死者は一人も出なかった」
人的被害はなかったと言い切れば、周囲から『おお!』と歓声が上がった。
パァッと表情を明るくさせる彼らは手を取り合って喜ぶ。
アイテムや武器の損害についてはある程度仕方ないと割り切っているのか、文句が出ることはなかった。
「続いて、サウスダンジョン攻略の報酬についてだが……」
そこでわざとらしく言葉を切ると、ニールさんはアイテムボックスの中から一本の剣を取り出した。
「────聖剣エクスカリバーだった」
僅かに光が滲む長剣をテーブルの上に置き、ニールさんは持ち手部分を撫でる。
白銀色の美しい剣身に、この場に居る誰もが見入った
ここへ来る途中に『クリア報酬は聖剣だった』と教えて貰っていたけど、実物を見るのは初めてだ。聖剣と言うだけあって、神々しい。
「説明書きによると、これは全てを切り裂く剣らしい。おまけに相手の属性関係なくダメージを与えられる。魔法も効かないようだな」
空中をタップするニールさんは『こりゃあ、凄い』と感心する。
他のメンバーも『これはゲーム攻略に役立ちそうだな』と興奮したように手を叩いた。
聖剣の能力は簡単に言うと、全てが貫通ダメージになる……ってところかな?説明からも分かる通り、性能ぶっ壊れね。もちろん、良い意味で。
全てが貫通ダメージになるなら、魔王討伐クエストでも活躍しそう。『箱庭』の連中が『ダンジョン攻略クエストからやるのをオススメする』と言った意味がよく分かった。
優秀な剣士に持たせればゲーム攻略も大分楽になるだろう────と呑気に考えていれば、ニールさんが衝撃の一言を放つ。
「でも、この聖剣を扱えるのは────勇者だけみたいだ」
ここに来てぶつかった大きな壁に、私は思わず言葉を失った。
『勇者=カイン』という図式が脳裏を過り、思わず額を押さえる。
他のメンバーもこれは不味いと思っているようで、頭を抱えて黙り込んだ。
カインのことだから、絶対調子に乗るに決まっている……。『俺しか魔王を倒せる奴は居ない!だから、俺の言うことを聞け!』みたいな感じで、同盟内部を引っ掻き回すに違いない……。
だからといって、この聖剣を使わないのは勿体ない。これほど性能のいい武器なんて、そうそう見つからないのだから。
今から別の勇者を探すにしても時間が足りないし……そもそも、カイン以外の勇者を見たことがない。代役を立てるのはほぼ不可能だろう。
「カインくんに聖剣は勿体ないね~。まあ、勇者以外扱える人が居ないならしょうがないけど~」
『前回のオーバーラインポーションといい、勇者に取られてばかりだな』
「と言うより、ダンジョンのクリア報酬自体が勇者を育てるためにあるみたいだ。魔王と勇者は対という考えは間違っていないかもな」
徳正さん、ラルカさん、リーダーの三人はそれぞれ愚痴を零しつつ、聖剣を眺める。
自ら光を放つ聖剣エクスカリバーは無駄な装飾が一切なく、美しかった。
正直、カインに渡すのは惜しい……。
「とりあえず、サウスダンジョン攻略の結果報告は以上だ。聖剣のことについてはまた後で決めよう。ということで────次はウエストダンジョン攻略の結果報告を頼む」
心ここに在らずといった様子で俯くヘスティアさんは、ニールさんの呼び掛けにピクリと反応を示した。
暗い面持ちで顔を上げる彼女はまるで魂の抜けた人形のようだ。
ヘスティアさん、大丈夫かな……?
と密かに心配する中、赤髪の美女はのそりと立ち上がる。
今の彼女に“炎帝”としての面影はなく、ペリドットの瞳は酷く淀んでいた。
「……ウエストダンジョン攻略の結果報告を始める。まず、ダンジョンのクリア報酬は────即死回避のマジックアイテムだった」
選抜メンバー以外は近くの街に置いてきたため、この場には八人しか居ない。
『紅蓮の夜叉』のギルドメンバーであるレオンさんを先頭に、私達は薄暗い洞窟内を進んだ。
はぁ……さすがに疲れた。このあと、同盟会議が待っているのかと思うと、気が滅入る。
せめて、一日くらい休みをくれてもいいのに……まあ、ダンジョン攻略には時間制限があるから、焦っているんだろうけど。
今すぐ旅館に帰りたい衝動を必死に抑えながら、欠伸を噛み殺す。
仮想世界と言えど、疲労感や眠気は感じるので色々と限界に近かった。
「ラーちゃん、大丈夫~?抱っこしようか~?」
そう言って、私の顔を覗き込んできた徳正さんはヘラリと笑う。
あれだけ動き回ったと言うのに、彼はまだまだ余裕そうだった。
「いえ、大丈夫です。お気持ちだけ貰っておきます」
「え~!遠慮しなくていいのに~!俺っちはラーちゃんの柔肌が触れて、ラーちゃんは楽が出来る!まさにWIN-WINの関係じゃん!ねっ!?」
いや、共感を求められても……ていうか、それ立派なセクハラじゃないですか!
堂々と変態発言をかます徳正さんに白けた目を向け、『はぁ……』と深い溜め息を零す。
いつもなら、殴り飛ばしているところだが……疲れのせいか、そんな気にもなれなかった。
「徳正さん、今すぐ口を閉じないと一生無視しますよ」
「……」
子供じみた脅し文句を使えば、徳正さんの声はピタリと止んだ。思いのほか、効果があったらしい。
両手で口元を押さえる黒衣の忍びは『喋ってないよ!』とでも言うように首を横に振った。
必死のアピールに頷きつつ、歩みを進めればレオンさんが不意に足を止める。
「着いたぞ」
そう声を掛けてから、レオンさんは見覚えのある扉をトントンッと叩いた。
中から入室を促す声が聞こえ、彼はギィーッと木製の扉を開く。
過去に一度だけ来たことがあるその部屋には、既に他のメンバーが揃っていた。
ウエストダンジョン攻略チームの総指揮官であるヘスティアさんまで居るってことは、アスタルテさんやファルコさんも居るのかな?
どこか元気のない赤髪の美女を一瞥し、徳正さん達と共に部屋の中へ足を踏み入れる。
室内には各ギルド・パーティーの代表者が集まっているが……妙に人数が少ない。その上、アスタルテさんやファルコさんの姿もなかった。
アヤさんやカイン達の姿も見当たらない……これは一体どういうこと?各ギルドの代表者はもちろん、選抜メンバーも集まる予定だったと思うけど……まさか、ヘスティアさん以外全員寝込んでいるとか……?私も前回、バハムートとの戦いで気絶して会議を欠席したし……。
人数の少なさに眉を顰めつつ、我々サウスダンジョン攻略チームは一箇所に固まって席に座る。
シーンと静まり返る室内で、ニールさんはコホンッと一回咳払いした。
「サウスダンジョン攻略チームの総指揮官を務めるニールだ。こちらの選抜メンバーは既に揃っている。そちらはどうだ?」
明らかに様子のおかしいヘスティアさんを見兼ねて、彼自ら会議の主導権を握る。
カチャッと眼鏡を押し上げる彼の傍で、ヘスティアさんはおもむろに口を開いた。
「揃ってはいない……が、先に会議を始めてもらって構わない」
「分かった。では、まず最初にサウスダンジョン攻略の結果報告からさせてもらう」
『ああ……』と力なく頷くヘスティアさんに、ニールさんは深い溜め息を零した。
ゲーム攻略同盟の代表者がこれでは困るとでも言うように頭を振り、席を立つ。
不満そうな表情を浮かべるニールさんだったが、さすがにこの場で説教する訳にはいかないのでさっさと報告を始めた。
「まず、サウスダンジョン攻略での損害についてだが……消耗したアイテムや壊れた武器を除けば、ほぼ0だ。死者は一人も出なかった」
人的被害はなかったと言い切れば、周囲から『おお!』と歓声が上がった。
パァッと表情を明るくさせる彼らは手を取り合って喜ぶ。
アイテムや武器の損害についてはある程度仕方ないと割り切っているのか、文句が出ることはなかった。
「続いて、サウスダンジョン攻略の報酬についてだが……」
そこでわざとらしく言葉を切ると、ニールさんはアイテムボックスの中から一本の剣を取り出した。
「────聖剣エクスカリバーだった」
僅かに光が滲む長剣をテーブルの上に置き、ニールさんは持ち手部分を撫でる。
白銀色の美しい剣身に、この場に居る誰もが見入った
ここへ来る途中に『クリア報酬は聖剣だった』と教えて貰っていたけど、実物を見るのは初めてだ。聖剣と言うだけあって、神々しい。
「説明書きによると、これは全てを切り裂く剣らしい。おまけに相手の属性関係なくダメージを与えられる。魔法も効かないようだな」
空中をタップするニールさんは『こりゃあ、凄い』と感心する。
他のメンバーも『これはゲーム攻略に役立ちそうだな』と興奮したように手を叩いた。
聖剣の能力は簡単に言うと、全てが貫通ダメージになる……ってところかな?説明からも分かる通り、性能ぶっ壊れね。もちろん、良い意味で。
全てが貫通ダメージになるなら、魔王討伐クエストでも活躍しそう。『箱庭』の連中が『ダンジョン攻略クエストからやるのをオススメする』と言った意味がよく分かった。
優秀な剣士に持たせればゲーム攻略も大分楽になるだろう────と呑気に考えていれば、ニールさんが衝撃の一言を放つ。
「でも、この聖剣を扱えるのは────勇者だけみたいだ」
ここに来てぶつかった大きな壁に、私は思わず言葉を失った。
『勇者=カイン』という図式が脳裏を過り、思わず額を押さえる。
他のメンバーもこれは不味いと思っているようで、頭を抱えて黙り込んだ。
カインのことだから、絶対調子に乗るに決まっている……。『俺しか魔王を倒せる奴は居ない!だから、俺の言うことを聞け!』みたいな感じで、同盟内部を引っ掻き回すに違いない……。
だからといって、この聖剣を使わないのは勿体ない。これほど性能のいい武器なんて、そうそう見つからないのだから。
今から別の勇者を探すにしても時間が足りないし……そもそも、カイン以外の勇者を見たことがない。代役を立てるのはほぼ不可能だろう。
「カインくんに聖剣は勿体ないね~。まあ、勇者以外扱える人が居ないならしょうがないけど~」
『前回のオーバーラインポーションといい、勇者に取られてばかりだな』
「と言うより、ダンジョンのクリア報酬自体が勇者を育てるためにあるみたいだ。魔王と勇者は対という考えは間違っていないかもな」
徳正さん、ラルカさん、リーダーの三人はそれぞれ愚痴を零しつつ、聖剣を眺める。
自ら光を放つ聖剣エクスカリバーは無駄な装飾が一切なく、美しかった。
正直、カインに渡すのは惜しい……。
「とりあえず、サウスダンジョン攻略の結果報告は以上だ。聖剣のことについてはまた後で決めよう。ということで────次はウエストダンジョン攻略の結果報告を頼む」
心ここに在らずといった様子で俯くヘスティアさんは、ニールさんの呼び掛けにピクリと反応を示した。
暗い面持ちで顔を上げる彼女はまるで魂の抜けた人形のようだ。
ヘスティアさん、大丈夫かな……?
と密かに心配する中、赤髪の美女はのそりと立ち上がる。
今の彼女に“炎帝”としての面影はなく、ペリドットの瞳は酷く淀んでいた。
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