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第七章
第297話『一斉攻撃』
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『よし。では、ラミエルの言う通り手数で攻めよう』
と書かれたホワイトボードを掲げ、ラルカさんはクマのぬいぐるみを一斉に動かす。
それを合図に、私達も攻撃を再開した。
「《サンダーブレス》」
「《ライトスピード・ショット》」
「影、もう一度魔王を喰らいに行け」
『承知した』
ヴィエラさんの手のひらから放たれた雷と光の速さで空中を駆け抜けるシムナさんの弾丸、そして魔王を飲み込みに掛かる影さん。
また、私やリーダー、アラクネさんはそれぞれ物を投げつけた。
飛んでいく毒針・聖剣・蜘蛛糸を見つめ、『これでどうだ!』と意気込む。
魔王と言えど、この数を捌くのは難しい筈!
負傷……とまでは行かずとも、玉座から引き摺り下ろすくらいは出来るだろう!
『いつまでも余裕綽々とは行かないよ!』と息巻き、ニ撃目を準備する。
────と、ここで魔王は懐から黒い短剣を取り出した。
「数など、私の前では無意味」
そう言うが早いか、魔王は剣先をこちらに向けた。
その瞬間、私達の放った攻撃は全てこちらへ向く。
まるで、あの短剣が示す方向を真似るかのように。
「えっ!?嘘……!」
そっくりそのまま返ってきた攻撃を前に、私は立ち竦む。
幸い、影さんやクマのぬいぐるみなどプレイヤーの支配下にあるものは直ぐに止まってくれたが……一度手を離れた毒針や蜘蛛糸は、どうしようも出来ない。
『よ、避ける!?叩き落とす!?』と困惑する私を他所に、リーダーは鎖を引っ張った。
かと思えば、毒針や蜘蛛糸へ聖剣をぶつけ、僅かに方向を変える。
おかげで怪我を負うことはなかった。
あ、危なかった……。
「ありがとうございます、リーダー」
「か、かかかかかかか、感謝します!」
「ああ……と言っても、アラクネは負傷しなかっただろうけどな」
蜘蛛糸の特性上、持ち主を害することはないためリーダーは『余計なお世話だったか』と零す。
が、アラクネさんに『せ、精神的に救われました!』と言われ、考えを改めた。
『なら、いいか』と納得する彼を他所に、私は仲間達の安否を確認する。
良かった……シムナさんとヴィエラさんも無事みたい。
って、そんなの当たり前か。
だって、ヴィエラさんは結界魔法を使えるし、シムナさんだって徳正さんに負けずとも劣らないスピードを持っているから。
回避くらい、余裕だっただろう。
『とりあえず、無事で何より』と思いつつ、私は真っ直ぐ前を見据える。
「恐らく、あの短剣……いえ、アイテムには回数制限があるものと思われます。さすがに無制限だったら、チートすぎるので。ただ、先程のような事態を回避するため、しばらく攻撃は徳正さんの影魔法とラルカさんの人形、それからリーダーの聖剣エクスカリバーに絞ります」
「『「了解」』」
直ぐさま首を縦に振る彼らは、それぞれの役目を全うするため動き出した。
先程と同じ要領で影さんとクマのぬいぐるみを突撃させ、少し遅れて聖剣エクスカリバーを投げる。
すると、今度はちゃんと魔王に届いた。
と言っても、全部回避されてしまったが。
でも、『あの短剣の効果は連発不可能』と分かっただけでも有り難い。
「ちぇー!僕も戦いたかったなー!なんか、やられっぱなしみたいで気に食わなーい!」
「私達の攻撃が通ったのは、最初の一回だけだものね」
「それなー!これじゃあ、ラミエルに褒めてもらえないよー!」
『徳正に見せ場を全部取られちゃう!』と言い、シムナさんは銃を足元に置く。
そして、アイテムボックスから金と銀の斧を取り出すと、
「てことで、さ────僕の斧にも、ボスみたいに鎖をつけてよー!」
と言って、アラクネさんに手渡した。
『それなら、僕も戦えるでしょ!』と目を輝かせるシムナさんに、アラクネさんは一瞬固まる。
が、直ぐに状況を呑み込み、預かった斧を見下ろした。
「え、えっと……鎖を付けるのは構いませんが、ジャラジャラしているのはあまり好きじゃないと以前仰っていませんでしたか?」
「気が変わったのー!で、何分くらいで出来る?」
「そう、ですね……十五分ほど、お時間を頂けると……」
「りょーかーい。んじゃ、それまで守ってあげるよー」
『周辺の警戒は任せて!』と申し出るシムナさんに、アラクネさんはおずおずと頷く。
ニコニコと機嫌よく笑う彼を一瞥し、こちらに目を向けると、『いいですか?』と視線だけで尋ねてきた。
戦闘中に武器の改良なんて、呑気にも程があるけど……まあ、いいか。
どうせ、私達は当分何も出来ないし。
今も一生懸命戦っているリーダー達を視界の端に捉え、私は小さく首を縦に振った。
『どうぞ』と促す私に対し、アラクネさんはペコリと頭を下げる。
時間が勿体ないと感じているのか早速作業を開始し、その場に座り込んだ。
「一応、結界を張っておくわね」
完全に自分の世界へ入ってしまったアラクネさんを心配し、ヴィエラさんは半透明の球体で彼女を包み込む。
ついでに私達も。
「ありがとうございます」
「どういたしまして」
ふわりと柔らかい笑みを浮かべるヴィエラさんは、ふとリーダー達の方へ視線を向ける。
つられて私も顔を上げると、苦戦中の三人が目に入った。
三人とも元々接近戦タイプだし、こういう戦い方には慣れてないんだろうな。
『そろそろ、距離の制約を解除するべきか』と思い悩んでいると、魔王の手の甲に聖剣が突き刺さる。
「徳正!」
鎖を引っ張って魔王を引き寄せるリーダーに、徳正さんはニヤリと笑う。
「オーケー!任せて!────影、壁となれ!」
『承知した』
こちらへ向かってくる魔王を待ち構えるかのように、影さんは大きく広がり天井まで体を伸ばした。
無論、聖剣エクスカリバーの鎖は取り込まないよう、そこだけ穴を空けて。
ここからだと、影さんに視界を遮られて見えない……けど!きっと、かなり魔王を追い詰めている筈!
ズズズズズッと少しずつ前へ出る影さんと全力で鎖を引っ張るリーダーに目を向け、私は期待に胸を膨らませた。
『このまま、行けば勝てる!』と。
「っ……!小癪な……!」
玉座から引き摺り下ろされてさすがに焦ってきたのか、魔王は────『暴食』を発動する。
が、一回目や二回目のような威力はなく……影さんを若干怯ませた程度。
でも、その隙に自分の手首を斬り落とし、玉座へ戻った。
『すまない……』
「いえ、あれは仕方ありません。お気になさらず」
『暴食』を発動されたら誰だって身構えるため、私は影さんを慰める。
他のメンバーも同感なのか、誰一人として影さんを責めなかった。
────と、ここでアラクネさんが声を上げる。
「で、でででででででで、出来ました!!!」
と書かれたホワイトボードを掲げ、ラルカさんはクマのぬいぐるみを一斉に動かす。
それを合図に、私達も攻撃を再開した。
「《サンダーブレス》」
「《ライトスピード・ショット》」
「影、もう一度魔王を喰らいに行け」
『承知した』
ヴィエラさんの手のひらから放たれた雷と光の速さで空中を駆け抜けるシムナさんの弾丸、そして魔王を飲み込みに掛かる影さん。
また、私やリーダー、アラクネさんはそれぞれ物を投げつけた。
飛んでいく毒針・聖剣・蜘蛛糸を見つめ、『これでどうだ!』と意気込む。
魔王と言えど、この数を捌くのは難しい筈!
負傷……とまでは行かずとも、玉座から引き摺り下ろすくらいは出来るだろう!
『いつまでも余裕綽々とは行かないよ!』と息巻き、ニ撃目を準備する。
────と、ここで魔王は懐から黒い短剣を取り出した。
「数など、私の前では無意味」
そう言うが早いか、魔王は剣先をこちらに向けた。
その瞬間、私達の放った攻撃は全てこちらへ向く。
まるで、あの短剣が示す方向を真似るかのように。
「えっ!?嘘……!」
そっくりそのまま返ってきた攻撃を前に、私は立ち竦む。
幸い、影さんやクマのぬいぐるみなどプレイヤーの支配下にあるものは直ぐに止まってくれたが……一度手を離れた毒針や蜘蛛糸は、どうしようも出来ない。
『よ、避ける!?叩き落とす!?』と困惑する私を他所に、リーダーは鎖を引っ張った。
かと思えば、毒針や蜘蛛糸へ聖剣をぶつけ、僅かに方向を変える。
おかげで怪我を負うことはなかった。
あ、危なかった……。
「ありがとうございます、リーダー」
「か、かかかかかかか、感謝します!」
「ああ……と言っても、アラクネは負傷しなかっただろうけどな」
蜘蛛糸の特性上、持ち主を害することはないためリーダーは『余計なお世話だったか』と零す。
が、アラクネさんに『せ、精神的に救われました!』と言われ、考えを改めた。
『なら、いいか』と納得する彼を他所に、私は仲間達の安否を確認する。
良かった……シムナさんとヴィエラさんも無事みたい。
って、そんなの当たり前か。
だって、ヴィエラさんは結界魔法を使えるし、シムナさんだって徳正さんに負けずとも劣らないスピードを持っているから。
回避くらい、余裕だっただろう。
『とりあえず、無事で何より』と思いつつ、私は真っ直ぐ前を見据える。
「恐らく、あの短剣……いえ、アイテムには回数制限があるものと思われます。さすがに無制限だったら、チートすぎるので。ただ、先程のような事態を回避するため、しばらく攻撃は徳正さんの影魔法とラルカさんの人形、それからリーダーの聖剣エクスカリバーに絞ります」
「『「了解」』」
直ぐさま首を縦に振る彼らは、それぞれの役目を全うするため動き出した。
先程と同じ要領で影さんとクマのぬいぐるみを突撃させ、少し遅れて聖剣エクスカリバーを投げる。
すると、今度はちゃんと魔王に届いた。
と言っても、全部回避されてしまったが。
でも、『あの短剣の効果は連発不可能』と分かっただけでも有り難い。
「ちぇー!僕も戦いたかったなー!なんか、やられっぱなしみたいで気に食わなーい!」
「私達の攻撃が通ったのは、最初の一回だけだものね」
「それなー!これじゃあ、ラミエルに褒めてもらえないよー!」
『徳正に見せ場を全部取られちゃう!』と言い、シムナさんは銃を足元に置く。
そして、アイテムボックスから金と銀の斧を取り出すと、
「てことで、さ────僕の斧にも、ボスみたいに鎖をつけてよー!」
と言って、アラクネさんに手渡した。
『それなら、僕も戦えるでしょ!』と目を輝かせるシムナさんに、アラクネさんは一瞬固まる。
が、直ぐに状況を呑み込み、預かった斧を見下ろした。
「え、えっと……鎖を付けるのは構いませんが、ジャラジャラしているのはあまり好きじゃないと以前仰っていませんでしたか?」
「気が変わったのー!で、何分くらいで出来る?」
「そう、ですね……十五分ほど、お時間を頂けると……」
「りょーかーい。んじゃ、それまで守ってあげるよー」
『周辺の警戒は任せて!』と申し出るシムナさんに、アラクネさんはおずおずと頷く。
ニコニコと機嫌よく笑う彼を一瞥し、こちらに目を向けると、『いいですか?』と視線だけで尋ねてきた。
戦闘中に武器の改良なんて、呑気にも程があるけど……まあ、いいか。
どうせ、私達は当分何も出来ないし。
今も一生懸命戦っているリーダー達を視界の端に捉え、私は小さく首を縦に振った。
『どうぞ』と促す私に対し、アラクネさんはペコリと頭を下げる。
時間が勿体ないと感じているのか早速作業を開始し、その場に座り込んだ。
「一応、結界を張っておくわね」
完全に自分の世界へ入ってしまったアラクネさんを心配し、ヴィエラさんは半透明の球体で彼女を包み込む。
ついでに私達も。
「ありがとうございます」
「どういたしまして」
ふわりと柔らかい笑みを浮かべるヴィエラさんは、ふとリーダー達の方へ視線を向ける。
つられて私も顔を上げると、苦戦中の三人が目に入った。
三人とも元々接近戦タイプだし、こういう戦い方には慣れてないんだろうな。
『そろそろ、距離の制約を解除するべきか』と思い悩んでいると、魔王の手の甲に聖剣が突き刺さる。
「徳正!」
鎖を引っ張って魔王を引き寄せるリーダーに、徳正さんはニヤリと笑う。
「オーケー!任せて!────影、壁となれ!」
『承知した』
こちらへ向かってくる魔王を待ち構えるかのように、影さんは大きく広がり天井まで体を伸ばした。
無論、聖剣エクスカリバーの鎖は取り込まないよう、そこだけ穴を空けて。
ここからだと、影さんに視界を遮られて見えない……けど!きっと、かなり魔王を追い詰めている筈!
ズズズズズッと少しずつ前へ出る影さんと全力で鎖を引っ張るリーダーに目を向け、私は期待に胸を膨らませた。
『このまま、行けば勝てる!』と。
「っ……!小癪な……!」
玉座から引き摺り下ろされてさすがに焦ってきたのか、魔王は────『暴食』を発動する。
が、一回目や二回目のような威力はなく……影さんを若干怯ませた程度。
でも、その隙に自分の手首を斬り落とし、玉座へ戻った。
『すまない……』
「いえ、あれは仕方ありません。お気になさらず」
『暴食』を発動されたら誰だって身構えるため、私は影さんを慰める。
他のメンバーも同感なのか、誰一人として影さんを責めなかった。
────と、ここでアラクネさんが声を上げる。
「で、でででででででで、出来ました!!!」
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