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第一章
戦争
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『しまった』と口元を押さえ、私はチラリとカミラの顔色を窺った。
『記憶……消すか?』と思い悩む私の前で、カミラは目を丸くする。
「い、イザベラ様……」
……さすがに不審がられたか?
「私を安心させるために、そんな冗談を……!」
あっ、全然問題なかった。
『お優しい!』と感激するカミラを前に、私は少しホッとする。
『馬鹿で助かった』と。
憑依の件は当分の間、隠しておきたいからな。
個人的にはバレてもどうってことないが、イザベラの復讐に茶々を入れられては堪らない。
それこそ、『イザベラ様は悪魔に取り憑かれている!よって、婚約破棄と独立宣言は無効!』とかな。
『そうなったら、色々厄介だ』と考える中、皇室より使者が来たとの知らせを受けた。
────が、『放っておけ』でスルー。
こちらから話すことは、何もないため。
どうせ、私を説得しにきたんだろう?
もうこちらは腹を括っているのだから、いくら積まれても……そして、何を言われても懐柔されるつもりはない。
ここまで決定的な溝が出来た以上、元鞘になんてなれるものか。
────という考えの元、私は皇室の接触を尽く拒んだ。
そうこうしている間に、鎖国に近い状態は二ヶ月続き……ついに皇室が痺れを切らす。
『そんなに言うなら、戦争で決着をつけよう!』と言い、こちらに宣戦布告を叩きつけてきた。
『待ってました』と言わんばかりに頬を緩める私は、直ぐに応戦準備へ取り掛かる。
まず領民と使用人にどこでもいいから建物の中へ入るよう指示し、領内にある全ての建物をそれぞれ結界で囲む。
これはアルバート側の人間を守る役割もあるが、紛れ込んでいるであろう間者に妙な真似をさせない意味もあった。
一応、目星をつけておいた間者には魔法を掛けてあるが……まあ、変な真似はしないだろう。
戦いが始まれば、直ぐに帝国を見限るさ。
仮に蛮行へ及んだとしても、こちらはいつでも駆除可能だし。
暗殺集団に掛けた保険と同じものを仕込んでいるため、私は気楽に構える。
『いざとなれば、首チョンパだ』と思いつつ、私は結界の外へ出た。
相手を挑発し、結界内から意識を逸らすために。
攻撃されても大丈夫なように手は打ってあるが、万が一のことを考えて矛先はこちらに向けておきたい。
領民や使用人に、『必ず勝つ』『怪我はさせない』と啖呵を切ってしまったからな。
ふよふよと宙を漂う私は、半透明の結界で覆われたアルバート領を一瞥する。
そして、ゾロゾロとやってくる騎士達を見下ろした。
数は……十万ぽっちか。ちょっと物足りないな。
だが、先のことを考えると好都合か。
何故なら、私は────今日中に帝国の軍勢を蹴散らし、皇城まで攻め込む所存だから。
『郊外でちんたら戦など、やってられん』と肩を竦め、私は一つ結びにした銀髪を揺らす。
ちなみに今日も黒の騎士服姿だ。ドレスは動きづらいから。
『ぶっちゃけ、ずっとこの格好でいいな』と考える中、開戦の合図である火の矢が放たれた────アルバート家の旗、目掛けて。
まあ、案の定結界に阻まれてしまったが。
本来であれば、敵の旗を焼き払わなければならないのだが……まあ、いいだろう。
開戦の意思は、よく伝わったから。
元々形式にこだわらない性格の私は、すんなりイレギュラーを受け入れる。
そして、一歩分ほど前へ出た。
「さあ、どこからでも掛かってこい」
クイクイと人差し指を動かし、私は『逃げも隠れもしないから、安心しろ』と述べる。
すると、司令官と思しき男が額に青筋を立てた。
『この小娘が……!』と激怒しながら、大軍を率いてこちらへ向かってくる。
さて、最初は派手に行くか。
相手の戦意を削ぐ手っ取り早い方法は、目に見えて格上だと分かる大技を叩き込むことだからな。
『人は第一印象で決まるとも言うし』と考え、私はおもむろに片手を振り上げた。
と同時に、ニヤリと口端を吊り上げる。
「────皆の者、私の前に跪け!」
そう言うが早いか、私は力いっぱい手を振り下ろした。
その途端、ここら一帯の重力が狂い────敵軍を押し潰す。
と言っても、一応加減しているのでグシャッと内臓をぶちまけることはないが。
でも、あれではまともに立つことすら出来ないだろう。
『愉快愉快』とほくそ笑む中、司令官の男が何とか顔を上げた。
かと思えば、
「死ね!この悪魔め!」
と恨み言を吐きながら、魔法の矢を放とうとする。
だが、しかし……重力に耐えきれず、地面へ落下してしまった。
狙い通りの場所に矢を射ることすら出来なかった司令官の男は、悔しそうに顔を歪める。
己の無力さを恥じるように俯く彼の傍で、部下達はサァーッと青ざめた。
恐らく一番強いであろう男が手も足も出ない状態に、不安と恐怖を覚えているらしい。
もう戦意喪失か?随分と早いな。
「つまらん」
たったの一撃で終わってしまったことを嘆き、私は『はぁ……』と溜め息を零す。
でも、短期決戦はこちらの望んだことなので特に不満はなかった。
ただ、本当にガッカリしているだけ。
『せっかく、色々準備してきたんだがな』と思いつつ、私は弧を描くように人差し指をクルリと回す。
その瞬間、敵軍の居る場所にポンポンポンポンポンッと植物が生え、急成長を遂げた。
かと思えば、自身の蔓や茎を伸ばし、敵軍を一人ずつ縛り上げていく。
こいつらはイザベラの復讐対象に含まれていないから、生け捕りにする。
殺しても、特に意味ないしな。
『死体の後始末が面倒なだけだ』と肩を竦め、私はパンッと手を叩いた。
拘束に使用した蔓や茎のみ切り離し、残りの植物は野に放つ。
吸血花と違い、人に危害を加えるタイプの植物ではないため。
放っておいても、問題はなかった。
『凄く丈夫なことを除けば、そこら辺の雑草と変わらない』と考えつつ、私は重力魔法を解く。
そして、敵軍一人一人を球体型の結界で囲うと、宙に浮かせた。
ふよふよとシャボン玉のように空中を漂うソレを、アルバート領の上空に飛ばす。
これでアルバート側の人間は安心する筈。
自分達の選択は間違いじゃなかった、と。
また、領内に紛れ込んでいる間者も帝国の不利を悟り、寝返るだろう。
少なくとも、帝国の味方はしないと思われる。
『味方の精神安定と敵の牽制も出来て一石二鳥』と考えながら、私は司令官の男へ目を向けた。
「くれぐれも、変な真似はするな。ここから先の行動は全て貴様らの独断と見なし、責任を取ってもらう」
『これまでの行動は皇命だったから、許す』と告げると、司令官の男は動揺を見せる。
あまりにも寛大な措置に、困惑しているのかもしれない。
「わ、我々は帝国のために死ぬ覚悟でここへ来た。小娘の情けなど、いらん」
「その心構えは立派だが、死ぬなら一人で死ね。部下を巻き込むな。貴様は巷で噂のメンヘラか」
平民の間で流行している俗語を言い放ち、私はフンッと鼻で笑った。
『前世にも、こういう傍迷惑なやつが居たな』と思い返しながら。
「死を誉れと思うな。そんな価値観、もう古いぞ」
『何事も生きてこそ、だ』と主張し、私は両腕を組む。
面食らったように固まる司令官の男に再度『大人しくしていろ』と告げ、私は背を向けた。
皇城のある方向を見つめ、『さて、行くか』と意気込む。
皇帝の首をさっさと刈り取ろう。
『そろそろ、復讐劇にも飽きてきた』と嘆息し、私は宙に浮いたまま一回転した。
すると、景色が屋外から室内に切り替わり、唖然とするイーサンを視界に捉える。
「久しぶりだな?元気そうで何よりだ」
『記憶……消すか?』と思い悩む私の前で、カミラは目を丸くする。
「い、イザベラ様……」
……さすがに不審がられたか?
「私を安心させるために、そんな冗談を……!」
あっ、全然問題なかった。
『お優しい!』と感激するカミラを前に、私は少しホッとする。
『馬鹿で助かった』と。
憑依の件は当分の間、隠しておきたいからな。
個人的にはバレてもどうってことないが、イザベラの復讐に茶々を入れられては堪らない。
それこそ、『イザベラ様は悪魔に取り憑かれている!よって、婚約破棄と独立宣言は無効!』とかな。
『そうなったら、色々厄介だ』と考える中、皇室より使者が来たとの知らせを受けた。
────が、『放っておけ』でスルー。
こちらから話すことは、何もないため。
どうせ、私を説得しにきたんだろう?
もうこちらは腹を括っているのだから、いくら積まれても……そして、何を言われても懐柔されるつもりはない。
ここまで決定的な溝が出来た以上、元鞘になんてなれるものか。
────という考えの元、私は皇室の接触を尽く拒んだ。
そうこうしている間に、鎖国に近い状態は二ヶ月続き……ついに皇室が痺れを切らす。
『そんなに言うなら、戦争で決着をつけよう!』と言い、こちらに宣戦布告を叩きつけてきた。
『待ってました』と言わんばかりに頬を緩める私は、直ぐに応戦準備へ取り掛かる。
まず領民と使用人にどこでもいいから建物の中へ入るよう指示し、領内にある全ての建物をそれぞれ結界で囲む。
これはアルバート側の人間を守る役割もあるが、紛れ込んでいるであろう間者に妙な真似をさせない意味もあった。
一応、目星をつけておいた間者には魔法を掛けてあるが……まあ、変な真似はしないだろう。
戦いが始まれば、直ぐに帝国を見限るさ。
仮に蛮行へ及んだとしても、こちらはいつでも駆除可能だし。
暗殺集団に掛けた保険と同じものを仕込んでいるため、私は気楽に構える。
『いざとなれば、首チョンパだ』と思いつつ、私は結界の外へ出た。
相手を挑発し、結界内から意識を逸らすために。
攻撃されても大丈夫なように手は打ってあるが、万が一のことを考えて矛先はこちらに向けておきたい。
領民や使用人に、『必ず勝つ』『怪我はさせない』と啖呵を切ってしまったからな。
ふよふよと宙を漂う私は、半透明の結界で覆われたアルバート領を一瞥する。
そして、ゾロゾロとやってくる騎士達を見下ろした。
数は……十万ぽっちか。ちょっと物足りないな。
だが、先のことを考えると好都合か。
何故なら、私は────今日中に帝国の軍勢を蹴散らし、皇城まで攻め込む所存だから。
『郊外でちんたら戦など、やってられん』と肩を竦め、私は一つ結びにした銀髪を揺らす。
ちなみに今日も黒の騎士服姿だ。ドレスは動きづらいから。
『ぶっちゃけ、ずっとこの格好でいいな』と考える中、開戦の合図である火の矢が放たれた────アルバート家の旗、目掛けて。
まあ、案の定結界に阻まれてしまったが。
本来であれば、敵の旗を焼き払わなければならないのだが……まあ、いいだろう。
開戦の意思は、よく伝わったから。
元々形式にこだわらない性格の私は、すんなりイレギュラーを受け入れる。
そして、一歩分ほど前へ出た。
「さあ、どこからでも掛かってこい」
クイクイと人差し指を動かし、私は『逃げも隠れもしないから、安心しろ』と述べる。
すると、司令官と思しき男が額に青筋を立てた。
『この小娘が……!』と激怒しながら、大軍を率いてこちらへ向かってくる。
さて、最初は派手に行くか。
相手の戦意を削ぐ手っ取り早い方法は、目に見えて格上だと分かる大技を叩き込むことだからな。
『人は第一印象で決まるとも言うし』と考え、私はおもむろに片手を振り上げた。
と同時に、ニヤリと口端を吊り上げる。
「────皆の者、私の前に跪け!」
そう言うが早いか、私は力いっぱい手を振り下ろした。
その途端、ここら一帯の重力が狂い────敵軍を押し潰す。
と言っても、一応加減しているのでグシャッと内臓をぶちまけることはないが。
でも、あれではまともに立つことすら出来ないだろう。
『愉快愉快』とほくそ笑む中、司令官の男が何とか顔を上げた。
かと思えば、
「死ね!この悪魔め!」
と恨み言を吐きながら、魔法の矢を放とうとする。
だが、しかし……重力に耐えきれず、地面へ落下してしまった。
狙い通りの場所に矢を射ることすら出来なかった司令官の男は、悔しそうに顔を歪める。
己の無力さを恥じるように俯く彼の傍で、部下達はサァーッと青ざめた。
恐らく一番強いであろう男が手も足も出ない状態に、不安と恐怖を覚えているらしい。
もう戦意喪失か?随分と早いな。
「つまらん」
たったの一撃で終わってしまったことを嘆き、私は『はぁ……』と溜め息を零す。
でも、短期決戦はこちらの望んだことなので特に不満はなかった。
ただ、本当にガッカリしているだけ。
『せっかく、色々準備してきたんだがな』と思いつつ、私は弧を描くように人差し指をクルリと回す。
その瞬間、敵軍の居る場所にポンポンポンポンポンッと植物が生え、急成長を遂げた。
かと思えば、自身の蔓や茎を伸ばし、敵軍を一人ずつ縛り上げていく。
こいつらはイザベラの復讐対象に含まれていないから、生け捕りにする。
殺しても、特に意味ないしな。
『死体の後始末が面倒なだけだ』と肩を竦め、私はパンッと手を叩いた。
拘束に使用した蔓や茎のみ切り離し、残りの植物は野に放つ。
吸血花と違い、人に危害を加えるタイプの植物ではないため。
放っておいても、問題はなかった。
『凄く丈夫なことを除けば、そこら辺の雑草と変わらない』と考えつつ、私は重力魔法を解く。
そして、敵軍一人一人を球体型の結界で囲うと、宙に浮かせた。
ふよふよとシャボン玉のように空中を漂うソレを、アルバート領の上空に飛ばす。
これでアルバート側の人間は安心する筈。
自分達の選択は間違いじゃなかった、と。
また、領内に紛れ込んでいる間者も帝国の不利を悟り、寝返るだろう。
少なくとも、帝国の味方はしないと思われる。
『味方の精神安定と敵の牽制も出来て一石二鳥』と考えながら、私は司令官の男へ目を向けた。
「くれぐれも、変な真似はするな。ここから先の行動は全て貴様らの独断と見なし、責任を取ってもらう」
『これまでの行動は皇命だったから、許す』と告げると、司令官の男は動揺を見せる。
あまりにも寛大な措置に、困惑しているのかもしれない。
「わ、我々は帝国のために死ぬ覚悟でここへ来た。小娘の情けなど、いらん」
「その心構えは立派だが、死ぬなら一人で死ね。部下を巻き込むな。貴様は巷で噂のメンヘラか」
平民の間で流行している俗語を言い放ち、私はフンッと鼻で笑った。
『前世にも、こういう傍迷惑なやつが居たな』と思い返しながら。
「死を誉れと思うな。そんな価値観、もう古いぞ」
『何事も生きてこそ、だ』と主張し、私は両腕を組む。
面食らったように固まる司令官の男に再度『大人しくしていろ』と告げ、私は背を向けた。
皇城のある方向を見つめ、『さて、行くか』と意気込む。
皇帝の首をさっさと刈り取ろう。
『そろそろ、復讐劇にも飽きてきた』と嘆息し、私は宙に浮いたまま一回転した。
すると、景色が屋外から室内に切り替わり、唖然とするイーサンを視界に捉える。
「久しぶりだな?元気そうで何よりだ」
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