15 / 100
第一章
第15話『再会』
しおりを挟む
衣類や防具をその場でマジックボックスに詰め込んだ俺はビアンカの案内の元、ドゥンケルの森へ向かっている途中なのだが·····。
何であのウェイトレスのお姉さんが目の前に居るんだ····。
飯屋の仕事が終わったのか彼女は今、私服姿である。深緑のシンプルなワンピースを身に纏い、キョロキョロと辺りを見回しているようだった。
あれ、何か····もしくは誰かのこと探してる感じだよな···?物探しなのか人探しなのか分からないが、俺の勘が正しければ····。
『音羽のことを探しているようですね』
だよなぁ···。なんとなく、そうなんじゃないかって思ってたんだよ。
サッと物陰に身を潜めた俺は『はぁ····』と深い溜め息をつく。なんであのお姉さんは俺みたいな根暗陰キャを探してんだよ···。
『どうやら、手羽先をあんな高額で吹っ掛けてしまった事に罪悪感を抱いているようです。恐らく謝罪がしたいのでしょう。良い子ですね』
どこがだよ····。高額請求に加担した時点で悪い子決定だろ。
大体、謝罪なんかされてもこっちは良い迷惑なんだよ。許す・許さないの前に俺の金じゃないし···。謝るなら、この国の王様に謝ってくれ。
『そんなこと出来る訳ないでしょう?高額請求したことを馬鹿正直に国王陛下に告げれば、即打ち首ですよ。それより、どうするんですか?このまま最短ルートで行きます?それとも路地裏の裏ルートで行きますか?それも嫌なら、遠回りするって手もありますが···』
あのお姉さんに捕まるの覚悟で最短ルートで行くか、リスクを冒して裏ルートに行くか、色んな意味で安全である遠回りルートで行くか····。
はぁ····あのお姉さんは俺の邪魔をするのが好きだな、本当····。
わざとじゃないのは分かっているが、正直邪魔だ。酒の件もそうだが余計なことしかしないな、あのお姉さんは。好意や善意が空回りするタイプのお姉さんは俺の天敵とも言える。
はぁ····とりあえず、最短ルートはないな。あのお姉さんと関わるのはもう御免だ。出来れば、もう二度と関わり合いたくない。
で、そうなると裏ルートか遠回りルートになる訳だが···。
先日の人攫いとの戦闘で、俺の実力は十分通じることが判明した。まあ、その分リスクもあるが····。それでも、戦えることに違いはない。
裏ルートは多少危険があるだろうが、今は時間が惜しい····。ここは多少のリスクを背負ってでも裏ルートへ行くべきだろう。
ビアンカ、裏ルートに行こう。案内してくれ。
『畏まりました。では、すぐそこの路地裏に入ってください』
分かった。
俺はキョロキョロと辺りを見回すお姉さんの目を掻い潜り、素早く路地裏に移動する。まあ、素早くと言っても帰宅部の身体能力なのでたかが知れているが···。
レベルが上がることで、基礎能力である『体力』や『攻撃力』は上がるが、身体能力は上がらないからな。無職の特殊能力で忍者にジョブチェンジしたときは忍者の職業能力なのか、身体能力が飛躍的にアップしたが····。
まあ、とりあえず今の俺の身体能力は平均以下である。
『身体能力は職業によって、飛躍的にアップしますが基本的に鍛えないと伸びませんね。あっ、そのまま真っ直ぐ行ってください』
俺はビアンカの指示に従い、路地裏を真っ直ぐ駆け抜ける。埃やゴミで溢れ返った路地裏は狭く、肉が腐ったような腐敗臭が漂っていた。おまけに路地裏に居る奴は柄が悪い。俺に向かってメンチを切ってくる者や唾を吐き捨ててくる者も居る始末。
表通りと治安が全然違うな。それこそ、天と地ほどの違いがある。
『路地裏ははみ出し者が暮らす第二の王都ですからね。犯罪者やその子供が多く住んでいるため、そっちの人間でなければ基本誰も路地裏に入ったりしませんよ。あっ、そこ左です』
いや、そういうのは先に言えよ!王都の路地裏だからって、ちょっと甘く見てたじゃねぇーか!!
ビアンカの物騒過ぎる路地裏の説明に顔を青くしながらも、指示通り左へ方向転換する。
犯罪者とか、聞いてないんだけど····。せいぜいチンピラかそこらかと····。
『青二才のチンピラなんて、即行で潰されますよ。“犯罪者の街”と比喩される路地裏は余所者に厳しいですから』
おい、待て。“犯罪者の街”って、なんだよ!?そんなの聞いてないんだが!?
そういうのはもっと早く言ってくれよ!そしたら、俺は遠回りルートを迷わず選んでた!!
『まあまあ、落ち着いてください。なるべく、やばい殺し屋やサイコパスに会わないよう、道を選ん····あっ』
おいっ!『あっ』ってなんだよ!?『あっ』って!
ビアンカの不吉過ぎる『あっ』と言う発言に気を取られていた俺は足を止めることなく、真っ直ぐ路地裏を駆け抜けていき───────。
「嬢ちゃん、俺と一緒に来てもらおうかぁ···?」
「ひっ····!!」
突き当たりの開けた空間へと足を踏み入れた。
そこには幼い少女を脅すつるっぱげのおじさんが···。
ナイフ片手にニタニタと悪い笑みを浮かべるおじさんはお世辞にも『格好いい』とは言えない風貌をしている。光に反射して輝くつるっぱげの頭に着古したボロボロの服、痩せこけた頬····。目は若干血走っており、異常者であることを明白に告げていた。
───────こいつ、目が逝ってる····。
元いた世界で言う、麻薬やドラッグに依存してしまった愚者のようだった。
「いひひひっ!ドラゴンの娘なんて、ついてるぜぇ···!こいつを売れば一生遊んでいける金が手に入る!あひゃひゃひゃひゃっ!」
「ひぃ···!!い、嫌っ!」
ドラゴンの娘····?
つるっぱげに脅されている少女をよく見れば昨日助けた魔族の女の子のようだった。俺のマントをローブ代わりに羽織り、上手く翼を隠しているが額に生えている角が····って、角!?
昨日まで角なんて何処にも·····。昨日は魔法か何かで上手く隠してたってことか?もしくはドラゴンから人間に変化した際、角は消えてた···とか?まだ子供だから上手く変化が出来ないとか、そこら辺の理由で翼や角まで上手く隠せていないんだろう。それはラノベでよく使われる設定だ。
まあ、とりあえず少女の容姿に関する話は置いておくとして·····どうするかなぁ···?
『助けますか?それとも、放置しますか?』
んー·····そうだなぁ····。
昨日と違って、敵はこのつるっぱげのおじさん一人だし····助けるのは簡単だろう。だが····。
『助けてやったのにお礼も言わない奴をもう一度助けるのは嫌···ですか?』
いや、それは違う。
今朝も言った通り、あの子を昨日助けたのは俺の自己満だ。お礼を言われたくてやった訳じゃない。もちろん、お礼を言われた方が嬉しいし気分も良いがな····。でも、朝起きたら知らない奴が隣に居る状況なんて····逃げるの一択だろ。俺だって、もし同じ状況に陥ったら全力で逃げるしな。
『では、何で音羽は迷っているんですか?見たところ、あの男のレベルは音羽より下ですよ?助けるのは安易だと思いますが····』
助けるのは安易、ね····。確かに無職の特殊能力を使えば、あの子を助けるのは簡単だろう。それこそ、一瞬で片がつく。
だがな····今、あの子を助けたところでそれはただのその場凌ぎにしかならない。あの子はこの王都に居る以上、何度もこういう目に遭うだろう。人攫い・人身売買・奴隷商・闇オークション····あの子にはこれから先も様々な苦難が待ち受けている。人間社会に魔族が紛れ込んだ結果がこれだ。
───────俺が今、あの子を助けたところでそれはあの子の“救い”にはならないだろう。
『·····じゃあ、音羽はあの子を助ける気は無いという事ですか?』
ビアンカのソプラノボイスが若干強ばっている。恐らく、この世界の天使として悪行を見過ごす訳にはいかないんだろう。だが、ビアンカの役割はあくまで俺のサポート。俺の決断に口を出すことは出来ない。それは完全にサポートの域を超えているからな。
だが、まあ·····安心しろ。俺はあの子を見捨てる気は無い。
俺はただ───────人生最大の寄り道をしようと決意しただけだ。
『!·····じゃあ!!』
ああ、ちゃんと最後まで面倒見るつもりだよ。帰る場所があるならそこまで送って行くし、帰る場所がないなら俺の側に置くつもりだ。もちろん、本人次第だがな。無理強いはしない。
『っ····!!音羽のくせに格好良いじゃないですか!』
『音羽のくせに』は余計だ。ったく、この天使は相変わらずだな。
はぁ····まあ、とりあえず!あのつるっぱげのおじさん、ぶっ倒すぞ!まずはそこからだ!
何であのウェイトレスのお姉さんが目の前に居るんだ····。
飯屋の仕事が終わったのか彼女は今、私服姿である。深緑のシンプルなワンピースを身に纏い、キョロキョロと辺りを見回しているようだった。
あれ、何か····もしくは誰かのこと探してる感じだよな···?物探しなのか人探しなのか分からないが、俺の勘が正しければ····。
『音羽のことを探しているようですね』
だよなぁ···。なんとなく、そうなんじゃないかって思ってたんだよ。
サッと物陰に身を潜めた俺は『はぁ····』と深い溜め息をつく。なんであのお姉さんは俺みたいな根暗陰キャを探してんだよ···。
『どうやら、手羽先をあんな高額で吹っ掛けてしまった事に罪悪感を抱いているようです。恐らく謝罪がしたいのでしょう。良い子ですね』
どこがだよ····。高額請求に加担した時点で悪い子決定だろ。
大体、謝罪なんかされてもこっちは良い迷惑なんだよ。許す・許さないの前に俺の金じゃないし···。謝るなら、この国の王様に謝ってくれ。
『そんなこと出来る訳ないでしょう?高額請求したことを馬鹿正直に国王陛下に告げれば、即打ち首ですよ。それより、どうするんですか?このまま最短ルートで行きます?それとも路地裏の裏ルートで行きますか?それも嫌なら、遠回りするって手もありますが···』
あのお姉さんに捕まるの覚悟で最短ルートで行くか、リスクを冒して裏ルートに行くか、色んな意味で安全である遠回りルートで行くか····。
はぁ····あのお姉さんは俺の邪魔をするのが好きだな、本当····。
わざとじゃないのは分かっているが、正直邪魔だ。酒の件もそうだが余計なことしかしないな、あのお姉さんは。好意や善意が空回りするタイプのお姉さんは俺の天敵とも言える。
はぁ····とりあえず、最短ルートはないな。あのお姉さんと関わるのはもう御免だ。出来れば、もう二度と関わり合いたくない。
で、そうなると裏ルートか遠回りルートになる訳だが···。
先日の人攫いとの戦闘で、俺の実力は十分通じることが判明した。まあ、その分リスクもあるが····。それでも、戦えることに違いはない。
裏ルートは多少危険があるだろうが、今は時間が惜しい····。ここは多少のリスクを背負ってでも裏ルートへ行くべきだろう。
ビアンカ、裏ルートに行こう。案内してくれ。
『畏まりました。では、すぐそこの路地裏に入ってください』
分かった。
俺はキョロキョロと辺りを見回すお姉さんの目を掻い潜り、素早く路地裏に移動する。まあ、素早くと言っても帰宅部の身体能力なのでたかが知れているが···。
レベルが上がることで、基礎能力である『体力』や『攻撃力』は上がるが、身体能力は上がらないからな。無職の特殊能力で忍者にジョブチェンジしたときは忍者の職業能力なのか、身体能力が飛躍的にアップしたが····。
まあ、とりあえず今の俺の身体能力は平均以下である。
『身体能力は職業によって、飛躍的にアップしますが基本的に鍛えないと伸びませんね。あっ、そのまま真っ直ぐ行ってください』
俺はビアンカの指示に従い、路地裏を真っ直ぐ駆け抜ける。埃やゴミで溢れ返った路地裏は狭く、肉が腐ったような腐敗臭が漂っていた。おまけに路地裏に居る奴は柄が悪い。俺に向かってメンチを切ってくる者や唾を吐き捨ててくる者も居る始末。
表通りと治安が全然違うな。それこそ、天と地ほどの違いがある。
『路地裏ははみ出し者が暮らす第二の王都ですからね。犯罪者やその子供が多く住んでいるため、そっちの人間でなければ基本誰も路地裏に入ったりしませんよ。あっ、そこ左です』
いや、そういうのは先に言えよ!王都の路地裏だからって、ちょっと甘く見てたじゃねぇーか!!
ビアンカの物騒過ぎる路地裏の説明に顔を青くしながらも、指示通り左へ方向転換する。
犯罪者とか、聞いてないんだけど····。せいぜいチンピラかそこらかと····。
『青二才のチンピラなんて、即行で潰されますよ。“犯罪者の街”と比喩される路地裏は余所者に厳しいですから』
おい、待て。“犯罪者の街”って、なんだよ!?そんなの聞いてないんだが!?
そういうのはもっと早く言ってくれよ!そしたら、俺は遠回りルートを迷わず選んでた!!
『まあまあ、落ち着いてください。なるべく、やばい殺し屋やサイコパスに会わないよう、道を選ん····あっ』
おいっ!『あっ』ってなんだよ!?『あっ』って!
ビアンカの不吉過ぎる『あっ』と言う発言に気を取られていた俺は足を止めることなく、真っ直ぐ路地裏を駆け抜けていき───────。
「嬢ちゃん、俺と一緒に来てもらおうかぁ···?」
「ひっ····!!」
突き当たりの開けた空間へと足を踏み入れた。
そこには幼い少女を脅すつるっぱげのおじさんが···。
ナイフ片手にニタニタと悪い笑みを浮かべるおじさんはお世辞にも『格好いい』とは言えない風貌をしている。光に反射して輝くつるっぱげの頭に着古したボロボロの服、痩せこけた頬····。目は若干血走っており、異常者であることを明白に告げていた。
───────こいつ、目が逝ってる····。
元いた世界で言う、麻薬やドラッグに依存してしまった愚者のようだった。
「いひひひっ!ドラゴンの娘なんて、ついてるぜぇ···!こいつを売れば一生遊んでいける金が手に入る!あひゃひゃひゃひゃっ!」
「ひぃ···!!い、嫌っ!」
ドラゴンの娘····?
つるっぱげに脅されている少女をよく見れば昨日助けた魔族の女の子のようだった。俺のマントをローブ代わりに羽織り、上手く翼を隠しているが額に生えている角が····って、角!?
昨日まで角なんて何処にも·····。昨日は魔法か何かで上手く隠してたってことか?もしくはドラゴンから人間に変化した際、角は消えてた···とか?まだ子供だから上手く変化が出来ないとか、そこら辺の理由で翼や角まで上手く隠せていないんだろう。それはラノベでよく使われる設定だ。
まあ、とりあえず少女の容姿に関する話は置いておくとして·····どうするかなぁ···?
『助けますか?それとも、放置しますか?』
んー·····そうだなぁ····。
昨日と違って、敵はこのつるっぱげのおじさん一人だし····助けるのは簡単だろう。だが····。
『助けてやったのにお礼も言わない奴をもう一度助けるのは嫌···ですか?』
いや、それは違う。
今朝も言った通り、あの子を昨日助けたのは俺の自己満だ。お礼を言われたくてやった訳じゃない。もちろん、お礼を言われた方が嬉しいし気分も良いがな····。でも、朝起きたら知らない奴が隣に居る状況なんて····逃げるの一択だろ。俺だって、もし同じ状況に陥ったら全力で逃げるしな。
『では、何で音羽は迷っているんですか?見たところ、あの男のレベルは音羽より下ですよ?助けるのは安易だと思いますが····』
助けるのは安易、ね····。確かに無職の特殊能力を使えば、あの子を助けるのは簡単だろう。それこそ、一瞬で片がつく。
だがな····今、あの子を助けたところでそれはただのその場凌ぎにしかならない。あの子はこの王都に居る以上、何度もこういう目に遭うだろう。人攫い・人身売買・奴隷商・闇オークション····あの子にはこれから先も様々な苦難が待ち受けている。人間社会に魔族が紛れ込んだ結果がこれだ。
───────俺が今、あの子を助けたところでそれはあの子の“救い”にはならないだろう。
『·····じゃあ、音羽はあの子を助ける気は無いという事ですか?』
ビアンカのソプラノボイスが若干強ばっている。恐らく、この世界の天使として悪行を見過ごす訳にはいかないんだろう。だが、ビアンカの役割はあくまで俺のサポート。俺の決断に口を出すことは出来ない。それは完全にサポートの域を超えているからな。
だが、まあ·····安心しろ。俺はあの子を見捨てる気は無い。
俺はただ───────人生最大の寄り道をしようと決意しただけだ。
『!·····じゃあ!!』
ああ、ちゃんと最後まで面倒見るつもりだよ。帰る場所があるならそこまで送って行くし、帰る場所がないなら俺の側に置くつもりだ。もちろん、本人次第だがな。無理強いはしない。
『っ····!!音羽のくせに格好良いじゃないですか!』
『音羽のくせに』は余計だ。ったく、この天使は相変わらずだな。
はぁ····まあ、とりあえず!あのつるっぱげのおじさん、ぶっ倒すぞ!まずはそこからだ!
71
あなたにおすすめの小説
追放された最弱ハンター、最強を目指して本気出す〜実は【伝説の魔獣王】と魔法で【融合】してるので無双はじめたら、元仲間が落ちぶれていきました〜
里海慧
ファンタジー
「カイト、お前さぁ、もういらないわ」
魔力がほぼない最低ランクの最弱ハンターと罵られ、パーティーから追放されてしまったカイト。
実は、唯一使えた魔法で伝説の魔獣王リュカオンと融合していた。カイトの実力はSSSランクだったが、魔獣王と融合してると言っても信じてもらえなくて、サポートに徹していたのだ。
追放の際のあまりにもひどい仕打ちに吹っ切れたカイトは、これからは誰にも何も奪われないように、最強のハンターになると決意する。
魔獣を討伐しまくり、様々な人たちから認められていくカイト。
途中で追放されたり、裏切られたり、そんな同じ境遇の者が仲間になって、ハンターライフをより満喫していた。
一方、カイトを追放したミリオンたちは、Sランクパーティーの座からあっという間に転げ落ちていき、最後には盛大に自滅してゆくのだった。
※ヒロインの登場は遅めです。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる